大学生 寿 達也は、メモを貼った。 (a16) 2023/03/01(Wed) 18:37:17 |
【人】 天原 珠月[このコテージにはちゃんとキッチンまであり、外でのバーベキュー以外にも食事には困らなさそうで一安心。 材料面というより幼馴染が使える設備という意味で。 キッチンを探りたくなる気持ちを抑え、その奥の窓へ。 カーテンとガラス窓を開けるとほんのり涼しさを増した風が頬をかすめて部屋の中へと入っていった。 森の方は木々の影が長く伸び、複雑に交差している。 深い森の恐ろしさというよりは森のざわめきに癒やされる心持ちの方が強いが、迷子になりやすいかもな、とは思った。 ふと思い出す記憶がある。>>54 幼い頃にまだ見知らぬ土地をひとり彷徨っていたとき。 全部が嫌で、全部が怖く見えて、近づいてきた大人たちからも逃げ、びーびー泣くしかできなかったとき。 『だいじょうぶだよ』と言ってくれた声。 見上げた顔。表情。一緒に進んでは止まる足音。 あの頃から自分より大きかった手。] ……。 [あの時って幼馴染は、雅空は幾つだったんだっけな。] (139) 2023/03/01(Wed) 19:09:07 |
【人】 天原 珠月……いやいや、この年で迷子はしないから。 [なに思い出してんだか、と自分に突っ込む。 ええーそんなの記憶にないし。私幾つだったと思ってんの、といつだったか幼馴染に抗議した覚えがある。 実はめちゃくちゃ思い出せるとか、あの後数年は懐きに懐いていつも後ろをひっついて回る勢いだったとか、保育園じゃなくて小学校に着いてく!と母親を困らせたとか、お兄ちゃんと呼んでた時期があるとか……覚えてないったら覚えてない。 最後は中学に上がるまでの話だから無理がある嘘だが。] 昔のこと思い出すって、年かなぁ。 雅空兄ぃのじじくささが移ったかな……。 [なんて呟いた。*] (140) 2023/03/01(Wed) 19:09:20 |
【人】 片連理 “椿”——お腹が空きましたわね? [寝室の入口で、椿が声をあげた。 白いマントはリビングで脱いできた。 今の彼女は、袖も裾も長いクラシカルな黒のワンピース姿である。 楓が振り返ったなら、彼女は両手を後ろ手に組んだ姿勢で、ゆるりと首を傾けた。背中まである長い髪が、垂直を保とうと僅かに揺れる。化粧気のない地味な相貌の彼女であったが、唇だけがまるで紅を差したかのように赤くつやめいていた。] 何か、作りましょうか。 冷蔵庫にもちゃんと食材がありましたのよ。 使って良いのよね、きっと。 何かリクエストはあるかしら? [微笑みのかたちに保たれたままの唇で、彼女はそう続けた。“空腹“の語は、彼女にとって文字通りの意味でしかない。]** (141) 2023/03/01(Wed) 19:10:31 |
【独】 片連理 “椿”物件探しに全力をかけすぎた感があります フック入れておかないと進みづらいかなと思ったけど もしかして土曜開始48hならそんなに慌てなくて良い? でもゆっくり探り期間入れたいからフックは早めが良いかな…… (-74) 2023/03/01(Wed) 19:28:55 |
【秘】 大学生 要 薫 → 大学生 寿 達也 やーどんな事されるん? [甘いやり取りは何処までも甘く。 煽るように愉しみ。唇で挟まれる舌とともに、鼻息を零して彼の舌が絡まるのを感じて体温は高まった。髪を引いていた指は頬に寄り添い。艶めいた瞳で 『んっ』と感じた声を零し。] …はぁ…ん 楽しみたいけど 我慢やなぁ。 [前日は我慢しなあかんよな。と掌に頬を擦り付かせて。 やから、今こうしておこうか。なんてちゅっと音をたて、唇で指を鳴らし、彼がスマートフォンに手を伸ばすのなら、こっちの手を頂戴。とばかり。その指で遊ぶだろう。 レンタルサイトで果たして何を予約したのか。>>42 何にしろ、楽しみにしてくれるのは嬉しいことで>>41 唇は嬉しげに楽し気に彼の指を咥えて奉仕に励もうか*] (-75) 2023/03/01(Wed) 19:36:39 |
【人】 大学生 要 薫[楽し気な彼が用意したカメラは何を撮るのか。 泊まる為のコテージがあるのだが、彼の荷物は>>43想像よりも多く。何に使うんやろうと含みを込めた流し目は、其れを黙認した。彼が楽しい事は自分も楽しい事やろ。やってなあ。とここでの休日を楽しみにして。 大きな荷物を軽々と運ぶ姿に。 ほーと声を漏らして>>44] やー力持ちやん。 後で、僕も運んでよ。 [なあ、お願い。と笑いかけ。 そのまま自分もコテージの中に入っただろう。簡易的なキッチンとゆっくりできそうなお風呂場に、リビングもある。寝室も用意されている中をぐるっと見回して。 立派やね。と小さく言葉を漏らし。 そのまま荷物を寝室へ置きにいこうか] ** (142) 2023/03/01(Wed) 19:37:22 |
【秘】 大学生 要 薫 → 大学生 寿 達也[――寝室にて。 置いた荷物から蚊取り線香を取り出して、火を付ければ壁にとかけ。彼の方を振り向いて、笑みを浮かべたまま。指先でだぼっとした服の襟口を引っ張った。] なあ、脱いでええ? [元々服を着るのは好きじゃない。 けど彼と付き合いだしてから、彼以外に肌を見せる気にもなれなくて、彼と二人っきりになれる場所以外であえて露出することはなかった。あの時、彼との一夜を過ごさなければ知らなかった感情が其処にはある。けど、ここなら二人っきり。コテージは一つ一つが遠く、周りに人の姿はなかった。 ちらりと覗く白い肌。 その肌にはまだ赤い花の痕が残り。 ――もう少し引っ張れば、小さな胸飾りが見えそうな。 そんな位置で彼に問いかけるように首をこてんと傾げていた*] (-76) 2023/03/01(Wed) 19:38:29 |