15:58:31

人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/22(Fri) 19:04:34

【赤】 探偵 キエ

「では相手とやり方は僕の方で決めよう。只候補はあるが成功可否は判らないから其のつもりで。

 何となくだけど彼は館の理から少し外れてる気がするんだ。
 …まァ失敗したら館の主人のせいさ。もっと便利で強大な理を僕らに与えなかったのが悪い」

先程見せたキエの怒気はすっかり霧散し一滴も見当たらない。代わりに役目に関わらず自らの意思で殺人を計画するリーパーへの感心が隠れている。
キエは殺人を好ましく捉えないが、自ら考え決意し行動に移す者は好ましいと捉えるからだ。

「また何か在れば伝えるよ。互いに運が在ると良いねェ?

 ……いってらっしゃい、リーパー君」

キエは名前を呼ぶ。名前こそが存在を示す証拠であると考える。



……
………
(*13) 2021/10/22(Fri) 19:09:10

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

「死者に……?
 それで、閉じ込められてしまうなんて。
 今もお兄さんは、閉じ込められたままなのかしら」

ベーグルを食べてしまったら、ご馳走様とわたしは手を合わせる。

「それはね、貰ったの。
 翠色は私の分。朱色の方は、とても綺麗だったから」

紙飛行機を飛ばして競争をした、そのときに使った物。
マーカー代わりに地面に置いたものを、幾つか貰ったの、とわたしは説明をした。

「とても楽しかったから、思い出の品ね」
(-147) 2021/10/22(Fri) 19:18:18

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
ヒッヒッヒッヒッ!
たすけて
(-146) 2021/10/22(Fri) 19:19:52

【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ

「いいや?
 兄は国を出たよ。国を、親を、俺を恨んで、呪って。
 
”愛しい俺の半身、憎んで、愛してるからお前を殺す”
って言ってね」

笑う顔に狂気が滲む。
双子の心はとっくの昔に壊れていた。

「初めて愛をもらったんだ。
 俺は嬉しくて、兄を愛してるから、永遠に兄から逃げ続ける。そういう道を選んだんだよ。
 
兄の殺気は、俺に対する愛
だった」

だけど消えてしまった兄の狂気。
ほんの少しだけこの館に残り香を感じたけれど、兄はここには居やしない。
もう、きっと永遠に、兄は俺を殺しには来ない。

「だから俺は……俺を殺してくれる人を探してるんだ」


へぇ、楽しく遊べたんだ。
よかったねと笑う顔もどこかがきっと壊れている。

もう元には戻らない⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤
(-148) 2021/10/22(Fri) 19:36:14

【人】 探偵 キエ

>>
???
>>9
 
勿論キエにも何かが見えている訳ではない。しかし
美味しそう
だと思うから其処に居るのだと判る。

「………聞いてはいけない事だったか、もしくは機嫌を損ねさせてしまったかな。僕ァただでさえ気持ちに疎いからきちんと言葉にしてくれなきゃ判らないよ。

 Mr.ホワイト、此れはチャンドラ君から依頼された訳ではない。だから僕ァ自分の趣味で聞いているし答えるも黙るも自由さ。只ね、」
(15) 2021/10/22(Fri) 19:36:48

【人】 探偵 キエ

>>
???
>>9

「言葉にできない其の感情を誰かに知って欲しいのならば」

「言葉にできない其の感情を誰かに紐解いて欲しいのならば」

「言葉にできない其の感情を自分で知りたいと思うのならば」

 
「………僕は適任だよ。どうする?」

 
(16) 2021/10/22(Fri) 19:39:18
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/22(Fri) 19:40:02

【人】 巫女 ユピテル

 
「だ、誰も起きて来ないわ!?もしかしてこれ、お姉ちゃんが神隠しにあってみんなを視えなくなってるー!?」


勿論そんな訳はありません。
とは言え他の面子もほとんどいないので、神隠しにあった人も、
あってない人もわからない所か、今日行われたかまだ不明です。

「朝ご飯、何か……あ、そこのお兄さん。
今日のおすすめあるかしら〜?」

呼び止めて聞いてみました。フレンチトーストfood玉子焼きfoodねりきりsweetストロベリーミルクsakeジョニーウォーカーsakeが今日のおすすめだそうです。
(17) 2021/10/22(Fri) 19:46:42

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

「殺す……?」

わたしにその言葉はとても唐突に聞こえた。
驚きを隠せない。

「それは、愛されたいと、そういうこと?
 その人が、あなたを殺してくれる人じゃなかったら、あなたはどうするの? ポルクス」

愛ならわたしも知っている。
わたしは家族を愛している。月を愛している。夜を愛している。

でもそのどれも、殺してやりたい、壊してやりたいなんて思わない。
(-149) 2021/10/22(Fri) 19:47:27

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
そう……Mr.ホワイトはマッチョ。
イーーーテラと話したいな。秘話送っていい?
ポルクス終わるまで待ちな
(-150) 2021/10/22(Fri) 19:50:32

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
わたしまつわ…………
(-151) 2021/10/22(Fri) 19:50:59

【人】 巫女 ユピテル

 
「あ、じゃあジョニーウォーカーのストレートで。
今日は卵多いのね〜。卵焼き、辛い方で貰えるかしら?」

すかさず速攻ロックですらないウォッカを即頼む時点で、
もう一部の人にはバレバレですが
お酒大好き巫女
です。

ちなみに度数は大体40度程。とてもウォッカです。
ついでに塩卵焼きだともう完全な酒の肴です。

「あ、でもみんな起きてくるなら甘いの好きな人いるかしら。
じゃあ他のも全部持って来て貰っていい?」

そんな訳でフレンチトーストと練り切りとストロベリーミルク、
そんな甘い甘いものが並びました。
やや人選ミスなのにまだ気づいていません。
(18) 2021/10/22(Fri) 19:53:00

【秘】 舞台人 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ


貴方の証は、ひやりと唇に齎された。

キス一つに動じる訳はないが、
その口付けは初めての経験となり、
少しだけくすぐったそうに瞳を伏せる。
それは随分と長い『お預け』であった。

紙とペンを強請られれば、
「………あるけれど」
まさか本当に伝達だけさせるつもりかとひと睨み。

次に自分の名が挙げられれば
「良い性格をしているね」
自分が干渉したと触れ回られれば、
この館での立場が危ういのは明白。
ふざけてくれるなとふた睨み。


……結局、男が書き記したのはメモ一枚きり。


君の戯曲は酷い出来だね。


そうしてぴしゃりと言い放つ。
そんな問答をしている場合ではないというのに。
(-152) 2021/10/22(Fri) 20:00:19

【秘】 舞台人 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ


「私は舞台に生きる舞台人。
 君が人形に油をさして、螺子を巻いたからね。
 そうしてそれと同時に座長であり、演出家でもある訳だ。」



スポットライト人々の視線の位置。
0番テープ特に目を引く場所。
舞台上この館の間取り。



「酷い脚本にだって、視線を集めてみせる。
 まあ──もう少しだけ観客席に居てくれたまえよ。
 君がこの即興劇の、一人目のお客様だ。」

長くここで暮らしてきた
自分にしか想像出来ない演出。

自信満々に微笑んでみせて
ばん、とドアを開け放てば、男は広間へと歩き始めた。
(-153) 2021/10/22(Fri) 20:01:52

【独】 探偵 キエ

表で襲撃予告をした初のPLじゃない?おれ
(-154) 2021/10/22(Fri) 20:05:39

【秘】 浮遊想 テラ → 探偵 キエ

/*
ハローハロー、あなたのベル記(思い込み)、Mr.ホワイト、当方です。
取り急ぎPL連絡をば。

そう、おれがマッチョだ。遊び星です☆彡

このままキエちゃんのことをビンタできそうって思ったわ。キエちゃんの役職欄に記録を残せるかは別として、ビンタRPはしようと思います。お前も寒くなるんだよ。
人間を減らしたい等の理由で襲撃対象を変えるのは、こちらは問題ありません。
このまま来るならかかってこい、とりあえずビンタはするぞ。

と、いうわけで。この後のRPは表でやってしまいますか?
・このお茶会の場で敢行(白茶進行 
・このお茶会の場で敢行(秘話移行)
・返事を一旦保留にしてまた後で(秘話移行)
当方としては、やるならこうかなぁと思います 
18等分のPL様に不都合がなければ、返事を保留にするよりかはこの場での敢行(白茶秘話問わず)かしら。いかがでしょう?

PLがきゃあきゃあしてるのだわ。
対戦よろしくおねがいするわね探偵さん、kiss......
(-155) 2021/10/22(Fri) 20:16:24

【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ

「愛と殺意が同じになれる人はきっと奇特な存在だ。
 恨みを、憎しみをもってもらえるように振る舞ってみたけれど、なかなか同じようにはならなかったよ」

自嘲気味に吐き捨て、あなたが横になっているベッドに腰を掛けた。
自分たちの愛が異常であることくらいはちゃんとわかっている。

「俺は君を気に入ってるよ。
 一目惚れという言葉がこれほど合う感情はないと思う。
 最初は君に殺しに来てもらいたいと思っていたし、……今も心のどこかでそれを願ってる」

そっと手を伸ばし、先程より温かみが増した頬に触れ。

「けれど……。
 ……憎しみを抱いてもらえるほど酷いことを、俺は君にできそうもないんだ」
(-156) 2021/10/22(Fri) 20:21:48
トラヴィスは、本当はまだ怖い。けれど、
(t2) 2021/10/22(Fri) 20:29:52

トラヴィスは、舞台へと、もう一歩。
(t3) 2021/10/22(Fri) 20:30:03

【見】 舞台人 トラヴィス


かつ、かつ。
硬い靴底が、床を鳴らす音。
それは広間へ辿り着くと、一際大きく鳴らされた。


「さあさあ皆様、御立合い!」



知る人ぞ知る、とある劇団の街頭即興劇ストリートアクトが始まる合図。


「『僕はしがない吟遊詩人。
 国々へ詩を朗唱して歩くとはよく言ったもので
 夢に縋り、霞を喰い、毎晩酒に浸る……そんな日々さ。』」

よく通る声。
それは広間に留まらず、館内へ響いていく。
強く耳を塞ぐでもしなければ、小耳には挟む事となるだろう。
(@2) 2021/10/22(Fri) 20:32:40

【秘】 探偵 キエ → 浮遊想 テラ

/*
当方はこのまま表で続けても構いません。Mr.ホワイトにお任せします。
襲撃はこのままホワイトに固定致します。キエはあまり可愛い反応ができませんが、是非ビンタしてください。
当方としては折角ですし表で見せつけていきたいと考えております。最終日ですしね!
(-157) 2021/10/22(Fri) 20:33:07

【見】 吟遊詩人役 トラヴィス



「『昨晩のことはよく覚えていない、
 それで良いのさ、
 詩人は気ままに生きるものだ』───詩人は己に言い訳を繰り返し、
 自堕落な毎日を繰り返していた。」


瓶を掴むかのように、荒く何かを飲んでは投げ捨てる動作。
ありもしない帽子を深く被り、目線を隠す。

持ち合わせていない竪琴に手を伸ばしては、ため息を吐く。
正反対の鴉のような黒髪を掻いて、
道行く物を睨み付け、世に希望を見出していないような眼差し。

男の身なりは
それらとは正反対の煌びやかなものだが
立ち振る舞いは、
まさしく廃れた吟遊詩人を幻視させる程であった。
(@3) 2021/10/22(Fri) 20:37:42
トラヴィスは、広間から、廊下へ。廊下から、館の何処へでも。
(t4) 2021/10/22(Fri) 20:38:37

【見】 吟遊詩人役 トラヴィス



「吐き捨てるような日常の最中、詩人は一人の少女と出会う。
 パイを焼く事だけが取り柄の少女だった。
 『嗚呼、嗚呼、この子の笑顔こそが僕の人生に射す光だ!』
 けれどもそんな幸福も、長くは続かなかった。」


大袈裟で、加筆の多い即興の朗読劇。
脚本は紙切れ一枚きり。
演出は全て、男の頭の中。

舞台上から、観客席の誰もへ声が届くように。

時にすれ違う貴方の手を取って、
時に出くわした貴方の頬を撫でて、
時に貴方の背を追いかけて、その手の甲へキスをして。
(@4) 2021/10/22(Fri) 20:41:23
トラヴィスは、館中を自らの舞台へ。
(t5) 2021/10/22(Fri) 20:42:23

【独】 浮遊想 テラ

初日は記憶にない(多分パス?)けど、干渉の初期指定は
二日目 チャンドラ
三日目:チャンドラ
四日目:キエ
でした 独り言しそびれたけど、三日目は前日指定したから引き続きなのかなって思ったんですよ。四日目ゾズマいるのにキエになってるじゃん??? 遅れてシステムにキレ散らかしてましたねぇ(しみじみ
(-158) 2021/10/22(Fri) 20:42:25

【見】 吟遊詩人役 トラヴィス


「『少女は断末魔だけを僕の耳へと届かせ消えた。
 僕は知っている、死神が少女を奪ってしまったと!』」


この即興劇の登場人物は当て書きだ。
詩人ミズガネ少女ゲイザー。それから、


「『どうか君達にお願いだ、
 死神が死者の国へと帰るよう、願ってはくれないだろうか?』……嗚呼、自分でどうにかしろって?」


少女の内に秘められていた死神リーパー


「仕方ないじゃないか、
 『だって僕は───
既に死神に殺されてしまっているのだから。

 僕に出来る事は、こうして透明な詩を叫ぶのみ。』」
(@5) 2021/10/22(Fri) 20:44:02

【独】 浮遊想 テラ

トラヴィス〜〜〜〜〜〜〜〜〜あ〜〜〜〜肩書き〜〜〜〜〜〜〜舞台の人をしているし役者さんをしている〜〜〜〜〜〜
(-159) 2021/10/22(Fri) 20:44:25
トラヴィスは、見えない誰かの想いを繋ぐ、伝達人。
(t6) 2021/10/22(Fri) 20:44:48

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

「ポルクス……?」

一目惚れ、と言われた。
あなたの手があたたかいことを今は感じることができる。
わたしは驚いて、あなたの瞳を見つめた。

「……ごめんなさい。わたしは、あなたを殺せない。
 一族の掟でもあるの」

わたしたちと昼の民は睨み合っている。
わたしたちの手で昼の民を殺したとなれば、その睨み合いは終わってしまうかもしれない。

「でも、それだけじゃないわ。
 ……どんなに酷い目にあったとしても、そう思う日が来るように思えないのよ」

お父様には甘いと言われる考え方。
わたしはその考え方を、変えられるような気がしない。

あなたの望みは叶わない。
だからわたしは、ゆるく目を伏せた。
(-160) 2021/10/22(Fri) 20:45:50

【秘】 浮遊想 テラ → 探偵 キエ

/*
オーケー、このまま表で殴り合いと洒落こみましょう。
後でね!!!!!!!! @ありがとう
(-161) 2021/10/22(Fri) 20:46:35

【見】 吟遊詩人役 トラヴィス


……舞台人が語り歩いたのは、そんな純粋な物語真実だった。


「『少女は苦しんでいた筈だ、今となっては僕には分からない、
 けれども、嗚呼───
この詩が聞こえる者達よ!
』」


託された想いを、願いを、
舞台人は屋敷中へと届ける。


「『どうか少女を、救ってやってはくれまいか─────………』」


詩人ミズガネは、少女に潜む死神にリーパーに殺された。
詩人は姿を隠された今となっても、少女の声を無視したくないと、救いたいと願い、笑顔を望んでいる。
託された螺子を巻かれたから、演じている。


汗が流れ落ち、呼吸が荒む。
演じる事は──やっぱり、どうしたって、心から楽しいと思えた。
(@6) 2021/10/22(Fri) 20:47:07
トラヴィスは、館内を一周して、広間へ。「有難う御座いました!」
(t7) 2021/10/22(Fri) 20:48:02

【秘】 技術指揮 シトゥラ → 浮遊想 テラ

「あなたに名前が付けば教えてくれないか。
 それまではナナシとでも呼ぶし。
 欲しければ考える、渾名としてね」

「お返しは、――あなたが見えなくなるときは何か残してくれ。
 それと反応が返せなくても寂しくならないで欲しい。
 目が良くなるか、記憶があるか切り探してみるから」

本当は、何かがあった気がする。
それでも、求めることに疲れてしまった。
変わらなくていいよ、何も。
だけどその気配に手を伸ばしてみた。

「突然いなくならないでいてくれたらいいさ」
(-162) 2021/10/22(Fri) 21:00:14

【秘】 技術指揮 シトゥラ → くるみ割り人形 トラヴィス


「―――約束なんて」

口づけが落とされて、言葉がすんなりと落ちてきて。
あなたが"理想的なかたち"を告げる度に、
それにほころびがあることに気づいてしまう。

もう一度零れたものは戻らないというのに。


「いいですよ、聞いてあげましょう。
 あなたの役者でいてあげましょう。
 都合良く、いてあげますよ―――明日から」


唇を再び激しく奪えば、首を傾けて前髪をずらす。
見えた瞳は、何かで揺れて。

そのままの勢いで押し倒した後、
貴方の首元に冷たいもの[刃]を触れさせた。

(-163) 2021/10/22(Fri) 21:02:40
ユピテルは、突然広間に鳴り響くトラヴィスの声に目を瞠ります。
(a16) 2021/10/22(Fri) 21:04:16

【秘】 技術指揮 シトゥラ → くるみ割り人形 トラヴィス

「……好きですよ、トラヴィス」

「貴方のことが、殺せるぐらい好きです」

「貴方の頭に誰がいたって、きっと問題無いんです」

「だけど――」



ぴっと、トラヴィスの首を切れば流れ出した血に口づけをした。
それは寝具を、服を、シトゥラの顔を汚した。


「居なくなることに臆病なのが、貴方だけだと思わないでください」

「夢に溺れるのなら、先に言ってくれないと寂しいじゃないですか」



普段ならば身体を重ねる合図になるほど、あなたと唇を重ねる
唾液と血液を甘く交わらせ、熱い吐息を吐く。
常に持っていたのだろうか、どこからか取り出したナイフをベッドに捨てて、残った血が貴方の部屋を僅かに赫で染めた。

そのまま、身体を離せば、ゆらりと揺れて
踵を返し部屋を出て行こうとするだろう。

「約束ですよ、トラヴィス」

居なくならないでくださいね、そう告げて。
(-164) 2021/10/22(Fri) 21:06:51

【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ

「……うん。
 君はそういう子だ、昨日、今日と話していてよくわかった」

自分の望みが叶わないことも。

「俺と兄は二人で生まれてくるべきじゃなかったんだ。
 最初から一人であれば、きっとこんなことにはならなかった。
 どんなに憧れても、どんなに愛しても、俺は兄に手が届かなかった……
 俺が昼だったなら、兄はきっと夜だったんだ」

だから、きっと。
あなたもまた夜だから。

「……俺がどれほど手を伸ばしても、君に届くことはないのだと思う」
(-165) 2021/10/22(Fri) 21:07:33