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人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

月の煌めきを身に纏い、わたしたちは夜空を駆ける。

「お友達になりたいの」

飛んだ軌跡が星屑のような尾を描く。
わたしたち、夜の一族には見慣れた光景。

「言ったでしょう?
 あなたの事、これから知っていきたいの。
 お友達になるのが1番手っ取り早いと、そう思わない?」

それなのに、死んでしまったらそんなこともできない。
わたしはわたしのために、あなたを助けたわ。

「​──​─勝手なこと、言うでしょう?
 わたしって、そういう人なの」

あなたのお友達にだってそう。
突然友達になりましょう、だなんて言ったわ。
これじゃあ教育係も頭を抱えてしまう。
でもわたしは、そんなわたしをやめられない。
(-98) 2021/10/25(Mon) 22:40:49

【鳴】 死神 ゲイザー

「それじゃあ。
 あ、……改めて、自己紹介をしますね」

「気弱で、すぐにいじめられちゃってたあたし、ゲイザーと。

 何も言い返せないあたしに代わって、
 怒ってくれた──話を聞いてくれていた『リーパー様!』」

「それが、あたし達です」 ⇒
(=4) 2021/10/25(Mon) 22:45:54

【鳴】 死神 ゲイザー

「今までは、あたし、
 リーパーの存在が認識できなかった」

『ひひひ、こいつ全然気づかねえんだぜ!
 夜な夜な人間を殺して回ってたのにさあ……。
 もごごご。もうしない、もうしないって!』

「──でも。こんなふうに、
 お互い意思疎通できるようになったんです」 ⇒
(=5) 2021/10/25(Mon) 22:48:05

【鳴】 死神 ゲイザー

「こうなったのは、べつに大した理由じゃない。
 過去に特別なトラウマがあった訳でも無くて。

 ……ただ、いじめられっ子のあたしは、
 お友達が欲しかったから」

『でもさァこいつ、オレが世話焼いてやったのに
 年取ったらオレの存在忘れやがった!』

『だから、ムカついて仕方なくって、
 オレは殺人鬼になったんだ。
 人間の腹を裂いて、ウサ晴らしてた!』
 
『オレ、まだ許して無ェかんな!』

『……ま、ちょっとはマシになったけどな、アイツも。
 何か、ずっと”怒る”役目だったけど。
 役目なんかなくても、居て良いって、あのノロマが』 ⇒
(=6) 2021/10/25(Mon) 22:53:04

【鳴】 死神 ゲイザー

長い長い話を滔々と語り、少女はこう締めくくる。

「……あたし達については、これで良いでしょうか。
 えへへ、あたし達。少しだけ、大人になったんですよっ」
 
(=7) 2021/10/25(Mon) 22:55:45

【鳴】 死神 ゲイザー

「──ね、あたし知ってます。
 あなたが、ゲイザーを助けてようとしてくれたこと。
 リーパーに、為さなければならない報いを与えようとしたこと」

「ずっと、……あなたと話したかった」

「ありがとう」

『え、これオレも言った方がいいやつ?』
『ぜってー言わねー!』 ⇒
(=8) 2021/10/25(Mon) 22:58:02

【鳴】 死神 ゲイザー

「……何か、あなたにお礼がしたいんです。
 あなた、ずっとあたしのこと心配してくれたから」

「…………」

「ば、『晩酌』……。
 お付き合いしたほうが良いですか……っ?」


結局純潔のままだった少女は、
声を上ずらせて尋ねて来る。

けれどきっと、もうそれはあなたには必要ないことだ。
(=9) 2021/10/25(Mon) 22:58:45

【独】 浮遊想 テラ

>>-93
シトゥラに、お前名前呼んでほしそうだなって言われて、「あ〜〜〜〜そうだねぇ〜〜〜〜〜」ってPLがなったんよな。

でもテラはテラを怪物の意味だと思っているから、テラ以外の名前っぽいのつけてもらえたらなぁって思っていたところにトラヴィスがエリックと呼んできたから殺されかけた。役名だったので致命傷で済んだ。Mr.ホワイトは概念なので助かった、Love. 名無しのナナシはPLがとても好き。

ミズガネの「お前は透明だから色んな贈り物が貰えるのかもしれないな」っていうのにめちゃくちゃ殴られて反射でビンタに至った思考は不思議ではないと思いますわ?

それもいいなぁって思ったけど、好きな子が自分をテラと言ってくれるのだから、自分はテラですに落ち着きましたね。チャンドラちゃんが名前つけてくれるならそれで名乗ろうかなと思っていましたが、テラって呼んでくれたからね。ちゃんとテラになるねぇ。
(-99) 2021/10/25(Mon) 23:09:57

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ



──​─テラ。


あなたはそれを、色んな意味のある名前と言った。
あなたはそこから敢えて、怪物テラを見出した。
それをわたしは、あなたらしさだと言ったわ。

嫌いなのかしら。自分のこと。
人と違うから? 寂しかったから?

例えそうだったとしても。
​──​─それでもわたしは“テラ”が好き。


不意に、手を引かれた。
手を包んでいたあなたの手がなくなって。
代わりに私は身体の自由がなくなって。

​既視感というのはこのことかしら。
だからわたしは直ぐに分かった。

わたしは今、テラの腕の中にいる。
(-100) 2021/10/25(Mon) 23:29:29

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ

「ええ、テラ」

冷たくはない。寒くもない。
どこかあたたかくすら感じる気がする。
気がするだけね。

わたしはそんな、あなたの胸に頭を預ける。

「あなたはあなたテラ。わたしのあなたテラ
 わたしだけのなんて言わないけど、それでもわたしのあなたテラよ」

あなたの声が震えるのを聞いたからか、わたしにも分からない。
でも気付いたら、私もあなたの背に手を回していた。
……うそ。本当はわたしもしたかっただけ。



「だからこれからも​──​─よろしくね、テラ」


わたしはあなたを抱き返す手に、きゅっと力を込めた。
(-101) 2021/10/25(Mon) 23:31:26

【秘】 トレジャーハンター プルー → 浮遊想 テラ



「アタシはいつだって正しいからね!」

辛うじて聞こえる声にこのドヤり方。
何様アタシ様プルーちゃん様です。

「ふぅん。……なんだか回りくどいわね。寂しがり屋さんだけどシャイって感じかしら?
っと、ここね!やーーーっと見つけた!」

獲ったどーーー!
と貴方の手を握る。
冷たいような、暖かいような、どちらでもないような。
奇妙な感覚にちょっとだけ、首を傾げました。


「アタシ、探すのは好きだけど見つけるのが得意って訳じゃないのよ。期待してたらごめんね?
……ってかアンタじゃない。ほら、あの広間で浮いてた。紐とか鈴とか付けたら良さそうな」

ロクなこと考えてない事がバレバレであった。

「イタズラじゃないならいいわ!
 で、確かめてどうしたいのかしら?」

掴んだ右手を、触れられる間はにぎにぎしながら尋ねる。
(-102) 2021/10/25(Mon) 23:54:50

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>シトゥラ

夜が来て、わたしはあの時の使用人を探す。
あなたに会いに行くために声をかけた使用人。

見つけた時、怒られた。
どこに行っていたんですか、って。
わたしが笑ってただごめんなさいと謝ると、使用人は何とか許してくれた。

そうしてわたしは使用人と一緒にやっとあなたの部屋を訪れる。

部屋の扉を叩く、ノックの音。

「​──​─シトゥラ。チャンドラよ」

……あなたにも、怒られるかしら。
(55) 2021/10/26(Tue) 0:27:15

【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ

きっとあなたの言葉を聞いたのならば、
リーパーはひとつだって頷かない。

殺そうとされたら、見殺しにするし。
どうして自分のことを知ろうとするのかも、わからない。
あなたの論理ひとつだって理解しようとしない。

魔法使いと夜空を跳ぶ。
あなたの輪郭はきらめいて、
どこか浮世離れしたうつくしさがある。

少年のリーパーは、それひとつで──
一目ぼれしてしまいそうだった。

今、ふたりは対等だ。同じ高さで夜を駆ける。

「…………、」
「……ハッ。マジで勝手だな」
「オマエが妙になってから……。
 オレの話、ぜんぜん聞きやしないし!」

それはこの殺人鬼も同じだ。 ⇒
(-103) 2021/10/26(Tue) 0:39:56

【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ

……怖さは不思議と、無くなっていた。
死の恐怖を通り過ぎて、奇妙な光景に囲まれて。
リーパーはなんだか笑えてきたのだ。

月の魔力に諭されて。理解不能を、許容する。
月の魔力に酩酊して、饒舌になる。

ああ、わかった。

心の奥底の欠落に気付いてくれたから。
手を差し伸べてくれるあなただから。
あなたのような性格だから。

──聖なる月の色と、影に生きる血の色。
そのふたつは交わらない。

……その振る舞い、言葉遣い、指先の仕草ひとつまで。
彼女が信じがたいまでの善人であるのは明白で。
だからこそ、殺人鬼のリーパーとは釣り合わない。

 ⇒
(-104) 2021/10/26(Tue) 0:40:46

【見】 役者 トラヴィス

>>@28 >>@29 >>@30

「………シトゥラ?」

確かに貴方はこの腕の中に居る。
けれども、髪の奥の表情は、ぽつりと吐かれる言葉は、拒絶と取れた。

「─────」

怖い。これは自分が、彼を傷つけたせいだ。
自業自得と理解している筈なのに、『暇を貰う』の一言がこんなにも恐ろしい。


──もしも、二度と信じてくれなかったら?

誰でもない貴方たちの言葉だから素直に受け入れられた。
誰でもない貴方たちの言葉だからこそ、臆病になる。

整った顔を、ぐしゃりと歪めて。
二人から手を離さなければ、とは思うけれど
意思とは逆に、抱き締める力は強くなっていく───次第に貴方達へ、痛みを与え始めるだろう。
喉から出る言葉は、くだらないわがまま。



貴方たちが私へ与えたものは、一欠片も返さない。
貴方たちを1秒でも、手放さない。


       、私に振り回されてくれ
(@33) 2021/10/26(Tue) 0:41:43

【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ

だからリーパーは、べっと舌を出す。
差し伸べられた手を払い除ける。

「バーカ! オマエの言うことなんて聞いてやらねー!」
「オマエと友達になんて、なってやんねェよ!」

「知らなくたっていい。オマエがオレを知る必要はない。
 バカはバカ同士仲良くしてな!
 ゲイザーとチャンドラで!」

……それは、話の発端──
チャンドラとゲイザーが、友達になることの許容だった。

(-105) 2021/10/26(Tue) 0:42:40

【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ

あなたの柔和な笑みが少年を見つめる間際、
リーパーはふいと顔を逸らした。
僅かに、たじろぐ。頬が赤いのは、興奮のせいだ。

「オマエはなんだか気持ち悪いから……。
 殺すのはまた今度にしてやる!! 降ろせ!!」

あばれている。
(-106) 2021/10/26(Tue) 0:43:29

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>55 チャンドラ

「―――どこに行っていた」


本当はわかっている、ここで人が消えることなんて日常茶飯事で。
それに彼女は巻き込まれていたのだろう。
彼にもどっか行くように視線を向けようとしたがため息をついて、行きかう使用人達が時々見える広間に彼女を招いた。

「ああ聞いたが説明はいい、どうやら館で騒ぎがあったんだよな。
 そういうことがあった後は、都合よく扉は開くもんだ。
 ここから出ていく人も、住もうとする奇特な人間もいる。

 それで、……食べたいものは」

あなたが帰るだとか、なんだのとかはあえて聞かずに訪ねてきただろう目的を訪ねた。
(@34) 2021/10/26(Tue) 0:57:19

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@33

「……」

「プルーがいるでしょう。俺と同じぐらい特別なプルーが」

嫌味ではない。

「今まで遊んできたのに、すぐにはい喜んでとでも言うと思いましたか。
 どれぐらいの人間を抱いて甘やかしてきたんですか。
 夢におぼれようとしていたんですか。
 すぐに俺たちを見ると思いますか?

 
思いません


額にキスをしてあげて、そのまま頬に滑らせて体を離そうとする。
唇にしてやらない。

「……頭冷やしてくるだけですから。
 ちょっとしたことで今殺意が湧くぐらいストレスが酷いんです。
 獲物数回逃がしてるんですよ。
 プルーたちは知りませんでしたっけ? 俺結構館で人殺してます。
 生き返ったり消えたりします……館の主も寛容ですね」
(@35) 2021/10/26(Tue) 1:06:10

【人】 逃亡者 ポルクス

気がついたらそこにはもう桜の木がなく。
館の中庭の隅だった。
高い塀の前には、何もない。

「…………これは、帰ってきたってことかな」

さっきまで一緒に居て、見える人を探しに行ったチャンドラはどこに行っただろうか。
ここか、俺の部屋でとのことだったから、待っていればここに彼女が来るかもしれないが。

「………。帰ってきたなら、俺の役目は終わりかな」

約束を果たす必要すら、ないかもしれない。
結局自分が得たものは、ただの記憶だけだ。
(56) 2021/10/26(Tue) 1:33:59

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

こどものように、舌を出して罵るあなた。
わたしは振られてしまったらしかった。

「あら。ゲイザーとわたしのことは、認めてくれるのね」

あんなに拗ねていたくせに。
くすりと笑って、わたしはありがとうと告げる。
でもあなたに許可を取る必要、本当はないのよね。

「でも嫌われてしまったみたい。
 困ったわね。こういうときはどうすればいいのかしら」

あなたが暴れたところでわたしはあまり困らない。
どちらかというと困っているのは、嫌われているところからお友達になる方法がすぐに浮かばないから。
(-107) 2021/10/26(Tue) 1:34:39

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

わたしは別に嫌われたからと諦めるつもりはない。
でも嫌われているのだから、姿を見せると不快かしら。
不快な思いはしてほしくないのよね。

「まあ、いいわ。ええ、降ろしてあげる」

降ろさないという選択肢だって勿論ある。
友達になってもいいと、苦し紛れの言葉だろうと言質をとってしまうまでは降ろさない。
それくらい、わたしはしてもいいのだけど。

今日のところはね


お世辞にも行儀がいいとは言えない言葉をささめいた。
そしてわたしはくすくすと忍び笑い。
降ろさなくてもいいのだけど、また次がある方がずっといい。
(-108) 2021/10/26(Tue) 1:36:36

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

中庭に向けて、ゆっくり少しずつと降りていく。
軌跡を描く星屑が、まるで夜空へ昇るよう。

地面までもうすぐというところで、わたしはあなたに尋ねることにする。
そんなに難しい問いじゃない。


「空の旅、楽しかったかしら?」


最後にこの答えさえ聞けば、その答えがどうであれ、わたしはあなたを地面に下ろす。
でもそれまでは、顔を逸らしたあなたの頬を見つめながら、いたずらっ子のように笑っていた。
(-109) 2021/10/26(Tue) 1:36:59

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@34 シトゥラ

ほら怒ってる。
当然だったわ。わたし、約束を破ったもの。

「……ごめんなさい」

さすがに笑いながらとはいかなかった。
あなたには心配をさせてばかりだもの。

そうして、借りたレシピノートを両手に抱え、わたしは広間に誘われる。
使用人にありがとうと別れを告げて、往来多い広間でレシピを広げた。

「……いろいろ考えたんだけど。
 これがいいわ、わたし」

広げたページに乗っているのは
ガレット・デ・ロワ

寒さと空腹で今にも倒れそうな中、あなたたちが食べていたお菓子。
邪魔をしてはいけないと、あのときは声をかけなかったけど、余りにも楽しそうな姿だったから、記憶に残っていた。
(57) 2021/10/26(Tue) 2:31:04

【人】 巫女 ユピテル

>>49 ミズガネ

「私、は……」

改めて考えます。実は質問をした時、自分の答えを既に決めていましたが、余りに貴方が真摯に考えてくれるものだから。

「コトハの言葉を聞く前、私、何と言おうとしていたと思う?

 “コトハについていく”
 “それで貴方が元の世界に帰ろうとして、私がついていけないなら”
 “私、元の世界に戻って貴方の世界に行く方法を探すわ。
  例え、何年かかっても”」


「だから、一緒に館に残ろうか。コトハのやりたい事もここにあるなら尚更。……でも、もしいつでもここから出られるのなら……いつか、コトハの家族に会いに行ってみたいかな。

あとは館で詩人を再開しても、いつか聞かせる人が足りなくなる。そうしたら旅を再開したくなる日が来るんじゃないかって」

才能がなくて折れて努力が続かなくてどうしようもない
っていきなり畳みかけて、でもきちんと自分を見つめているミズガネ。
それでも頑張ってくれると言ってくれた、大好きなコトハ。

私、もしも貴方が己の世界に戻ろうって思う日が来たなら。
──コトハの世界でコトハの詩を聞きたい。
……その時は、私を最初のお客さんに混ぜてね?」
 
さて、なんのことやら。ユピテルは根には持ってませんが、すこし。すこーーしだけさみしいと思ったので、それを付け加えておきました。 ▼
(58) 2021/10/26(Tue) 2:45:20

【人】 巫女 ユピテル

>>49 ミズガネ

「──私は、巫女を、巫女の役割を放棄するわ」

後悔なんて一欠けらもないと言うように、貴方を心配させないように、巫女の誇りにかけて真っ直ぐ伝えます。

「この館で色んな人も見たわ。みんな大好きよ。強い人も弱い人も、在り方が近い人も相容れない人もバラバラだから」

「神と人の間の縁は切れるでしょう。でも神の支えを必要としなくても生きている人をこの館で沢山見て私気付いたの」

「我が国民は──もう“親離れ”しなければならない。
私も人も、神から。そして神は“子離れ”を。
科学技術は恐らく私の国は進歩している。その上で今の有様は歪んでいるのよ。甘えているのよ、私の国は私を含めて、皆」

「だから離れます。私はお別れするわ。
 “選ばない”を私は選ぶわ。どの選択肢も最悪だもの」▼
(59) 2021/10/26(Tue) 3:06:04

【人】 巫女 ユピテル

>>49 ミズガネ

「身勝手って言われるかしら?
でも私、民だってそれぞれ好き勝手に生きてるんだから。
私だって好き勝手に生きたい。許してくれる人ができたから」

「あ、でもこの選択は貴方のせいじゃないわコトハ。それは気に病まないでね。どうせ私、どれか一つは選んでいたもの」

すかさずフォローを入れておきました。
話が無駄に壮大なので、下手に気負わないか心配です。
色々重すぎて、話すと引かれる不安だってあって今も消えません。怖くても、隣の彼には伝える義務があるでしょうから。

「だから、残りの人生は“ただのユピテル”として、
 全部コトハと生きる時間に捧げたい。
 ……あ。……コトハが、貰ってくれるなら、だけど……」

気付きました。そう。実は私達、一生添い遂げるつもりで会話をしていましたが、プロポーズどころか、告白や付き合うとかそういう話を、一度もしていません。
(60) 2021/10/26(Tue) 3:06:49

【人】 不眠症 アマノ


>>48 ユピテル

経口補水液的なものが投げつけられたが受け取る気がなく足元を転がっていく。
しかし続く彼女の言葉に目を見開いた。

「本当か……?でたらめじゃないだろうな……!」

否、たとえでたらめであったとしても、それに縋るほか自分にはないのだ。
地に落ちたペットボトルを拾い上げて、一気に飲み干した。

過去にも戻れるならまだ何もなかったころに戻って――
……否、タイムパラドクスが起こりかねないか…


ブツブツと独りごちに思案を始めてしまった。
(61) 2021/10/26(Tue) 12:12:01

【人】 巫女 ユピテル

>>61 アマノ

「ここの謎を私達は解明できなかったんだし、
逆に言えばその人達がいうならいけるんじゃない?タイムパラドックスでも未来よりはマシだよ。願うだけ願うといいよ」

と、ここはまあ思案され聞き流されてもいいのですが、
続けた言葉は聞いて貰いたいので思い切り揺さぶります。

「で!レンジ!」

「これあげる。これで証明するといい。
起きた時に君が何故かこれを持ってるなら、ここは夢だけど真実でもあったって。多分そっちにない素材で加工してるし」

特産品〜。と軽いノリで渡される、普段頭につけてる装飾具と似たシンプルなブレスレット。木彫り風に見えていたそれは、実は材質は木ではありません。世界の科学発展度によっては、鑑定しても謎の物体でしょう。

「はい、私の技術の結晶であるお守り。
『感情に直接語りかけて対話できる』効果がある。
植物状態であっても、妹さんは話せないだけで意思はあって聞こえてるはず。声帯と口が動かないだけ。それを助けるわ」
(62) 2021/10/26(Tue) 12:36:42

【見】 役者 トラヴィス

>>@35

男は───
特に返せる言葉が無かった。

全てにおいて、図星であった。

誰かを『代わり』にする事は無くても、
誰かを腕の中に収める時には
下心を持って、その時間だけは恋をする。
貴方達にも、貴方達以外にも、何度だって甘い言葉を囁き、優しく抱いた。例外もあるが。

故、本当に、返せる言葉が……どこにも無い。
だから、そうだねごめんねと答えて、離すべきなのだが



「シトゥラが、」

反論の代わりに、子供のようなわがままが有る。

「言葉にしろと言ったのに。」

やっぱり前を向くにはまだ早くて、
長年吐かなかった言葉を吐いたのに、と寂しげに、縋るような視線を向ける。

「どちらが欠けても嫌だ。
 肯定以外は認めたくない。」

何かの役としてではなく、自分の言葉を使い始めた男は、独裁的な性格の片鱗を覗かせた。
貴方達にはこれへ否定を返す権利がある。
(@36) 2021/10/26(Tue) 12:41:40