【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド/* 了解しました! あとすみません質問事項が増えてしまうのですが……高校からの知り合いならワンチャンアベラルドさんの本名知ってるんじゃないかと思いました。よろしければ本名で……呼びたいな……! 当時から偽ってたとかだったらこのままアビーで行きます! (-118) 2022/08/18(Thu) 12:30:01 |
【墓】 家族愛 サルヴァトーレ>>3:45 アベラルド 「君の方こそ。流石だね、ぴったりだよ」 「きっとあの子も気に入ってくれる。ありがとう」 笑みと共に尋ねられた問いには、苦笑にも似た微笑みをもって返した。 「……参ったな」 「色男にそう勧められちゃね。頂こうかな、お願い」 降参! と示すように大袈裟に肩を竦める。おどけて、砕けたた仕草だった。 なめらかに品物をラッピングしていく手元を見つめながら財布を取り出す。一瞬だけ往来に目をやって、また戻した。 「勿論、お手本のようなお祭り騒ぎさ。君は?」 (+7) 2022/08/18(Thu) 17:08:10 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → piacere ラウラ/* 穏やかでしたね! ラウラちゃん、礼儀正しく可愛かったです! 了解しました〜! あまりにも探られ続けたら今度はこちらから口を出す可能性もあるなと思っていたんですが、死人に口はないので……言う前に死んだんだろうな! と思います。なのでこちらからも特に、ですね。勿体ない気もしますが…… では、ひとまず締めということで宜しいでしょうか。お付き合い頂きありがとうございました! (-136) 2022/08/18(Thu) 17:11:14 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → ノーモアベット マキアート/* こんにちは。 再び日を跨いでしまってすみません。どうしようどっちも死んじゃったなという気持ちです。 よければバーでお話するくらい出来ないかなあと思うのですが、どうでしょうか。相変わらず返信速度はあまりはやくないと思うのですが、それくらいなら出来ないかなあ、という気持ちです。 (-137) 2022/08/18(Thu) 17:14:53 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 小夜啼鳥 ビアンカ花咲くように君は笑う。 朝露に濡れる薔薇のような、完璧なまでの笑みで君がこちらを見る。整ってあでやかな、隙のない表情に、男はいつもまず目を見張る────それが血の通ったつくりものだとわかっているのに。 「そう見えなくなったなら、僕は自分の目がおかしくなったのだと信じて疑わないだろうね」 男に夢を見せる女の仕草。 これに溺れた哀れな誰かのことを、よく知っている。 「はは。わかりきったことを言うじゃないか、ビアンカ」 「少しでも、なんて寂しいこと言わないで。愛してるよ、心から」 気まぐれな猫のようにころころと変わる君の言葉、態度、表情。計算、打算、心算、そこにも一抹程度、本当の気まぐれは混じっているのだろうか。 男は乗じて享じる。つれない女を一途に想う男として君を追う。二人の距離が少し離れて、けれど靴音ばかりは確と耳に届いた。 「お眼鏡に適ったなら光栄だ」 視線につられて自分の靴先に目を落とす。 ぴかぴかに磨かれた黒い革靴。立場柄趣味柄そう安物を履くわけにはいかないし、草臥れた服装も宜しくない。手入れはしっかりしているけれど、拘りがあるとは言えなくて。 君の足元に視線を滑らせた。 ▼ (-148) 2022/08/18(Thu) 18:38:52 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 小夜啼鳥 ビアンカ「確かにね────」 ヒールが地を蹴る。華奢な足元に不似合いに硬質の、つっけんどんな音が響く。 君が硬い音を立ててアジトの廊下を歩いてくるのが、男は好きだった。背筋をぴんと伸ばして、口許をきっと結んで、畳んだ日傘を細身の身体に添えて。真っ直ぐに要件を告げる凛とした姿が、好きだった。 無骨な石畳には、尚更よく映える。 そんなことを考えていたものだから。 その小さな声を、あと少しで取り落とすところだった。 ▼ (-150) 2022/08/18(Thu) 18:39:51 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 小夜啼鳥 ビアンカ小さく息を呑む。 動揺未満の驚きがあって。 一足。 上背の差があるから、一足伸ばせば君に追いつく。 身を屈めて、声を潜めた。 「不安かい? ビアンカ」 「だけど、大丈夫。ボスが君たちを見捨てるなんて、あるわけないだろ?」 「僕たちは家族だもの」 その言葉は酷く陳腐だ。 けれど子供だましでも誤魔化しでもなければ強がりでもなく。 確かで当然な根拠あっての発言であると、そう響く。 (-153) 2022/08/18(Thu) 18:51:05 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → どこにも行けない ヴェルデ>>3:=4 スープも飲む、と君が口にすれば、男はまた君の頭を撫ぜた。先程より少し強く、よしよし、それでいい、と言った感じに。 「そうかい」 「よく食べられるようになったね。偉いぞ」 食が細い、とは言え。 口にしよう、と思えるほどには変わってきている。それが、男にとっては嬉しかった。 「おや、辛いのも食べられるの? 大人だねえ。……っと」 「こら。全く」 少し茶化したりしてから、財布に手を伸ばす君を軽く制止。店主に微笑んで目配せをして、悠々と自分の財布を取り出す。 「こういう時は、大人に甘えてればいいの」 先程君を形容した言葉を簡単に剥奪してしまう。 長い指で長財布の中を探って、紙幣を一枚。受け取った店主は後ろを向いて、ソーセージを二つ手に取った。鉄板に乗せればじゅうと音がして、当たりを肉の焼ける香りが包む。 (-211) 2022/08/19(Fri) 0:50:52 |
【墓】 家族愛 サルヴァトーレ>>+9 アベラルド 「もちろん、是非ね。聞いてくるさ」 「一番最初に喜ぶのを聞くのは僕だけど、それを聞けるのは君のおかげでもあるのだし」 バレていないよな、と伺う先にはいつもの飄々とした笑顔。 どうせどちらでもこの男は笑うのだ。気づいていてもいなくても、瞳の中に君がいるというだけで楽しそうに。 いたずらを仕掛けられれば嬉しそうに引っかかる。 冗談で強請ったものを本当に買い与えようとする。 そういう男だと、きっと君は知っている。 「ああ、そうなの? 意外だな。もうとっくに見に行ったのかと」 「よければ僕が、エスコートさせていただくけれど」 またそんな風に、懐っこく笑うのだ。 (+10) 2022/08/19(Fri) 1:09:57 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 小夜啼鳥 ビアンカ娼館の女たちは籠の鳥。 みんな各々に事情を抱え、或いは夢を持ち、或いは破れて、春をひさぐ。 彼女らが持つのは己の身体ばかり。華奢な脚と柔らかな羽根ばかりだ。くちばしを武器にすることは許されず、ただ甘いまやかしを囁くためだけにそれは使われる。 一夜の夢の延長線を白昼の下で紡いでいる。 誰も見ない戯曲の終わりが悲劇でも喜劇でも気にする者はない。 売って買われる身体。切り売られる性。都合のいいことだけを謳う唇。 それでも本質的なものを明け渡す気はないと言うように、いつも冷えた目の底。 だから男は君が好きだった。全くの本心、心の底から。 「なら、もっと強請ってくれればいいのに」 「これじゃ召使いにもなれやしないな」 微笑う男は、嘘などつかない。 男は、白馬の王子様ではない。 君の手を引いて連れ出すことは、ない。 ▼ (-224) 2022/08/19(Fri) 1:56:43 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 小夜啼鳥 ビアンカ「もちろん」 いつもの調子で男は言う。 「僕はそのためにいるんだよ、ビアンカ」 微笑う男は、嘘などつかない。 つくことは出来るのだろう。 誤魔化しも出来るのだろう。 隠すことも出来るのだろう。 そのどれも、いつでも、男はしなかった。 いつもただ、真実だけを口にして笑った。 それは浅慮だったのかもしれない。 (-225) 2022/08/19(Fri) 2:01:59 |
家族愛 サルヴァトーレ(匿名)は、メモを貼った。 2022/08/19(Fri) 2:13:28 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → ノーモアベット マキアート祭りの喧騒から二人、逃れるように遠ざかる。 人混みにあてられた身体は、一口も飲んでいないのに火照った。 「少し飲みたいな」 男がはにかんで、真っ直ぐに君の目を見た。 細めた瞳の真ん中に、誰でもない君だけが映って。 「どう? 今から」 (-227) 2022/08/19(Fri) 2:17:33 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 花で語るは ソニーアジトの隅で全体を見晴はるかす。すれ違うもの、出ていくもの、入ってくるものに声をかける。この子は変わらない、変わった、あとで話を聞かなきゃあ。さて、どうしようか────組んだ手に顎を乗せた、ちょうどその頃だ。 「ン。……」 「やあ、ソニー。ご苦労さま」 近づく君を見て、片眉を上げてご挨拶。見上げるように首を傾げた。 「君はいつも熱心だね。立派だったよ」 言いながら撫でようと頭に手を伸ばす。汲みとって屈んでくれるだろうか。くれなくても問題はないだろう。君の言葉を最後まで聞いた男は緩慢に立ち上がって、今度は上からその頭をぽんぽんと軽く叩く。衣服をぱっぱと正して、向き直った。 「そうだね。吸うなら出ようか」 「僕も少し、考えていたところなんだ」 (-253) 2022/08/19(Fri) 11:16:52 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → ノーモアベット マキアート「あは、本当? 嬉しいな」 君の返事で、声音に素直な歓喜が混じる。 つい、と半歩の距離を詰めれば、その腰を引き寄せた。そのままの距離で歩き出す。 「おすすめのバーがあるんだ」 「まだ誰も連れてっていなくてね」 街明かりを離れて裏の方へ。 街灯はあるけれど、皆祭りの方へ行ってしまっているから、人通りは少ない。いつもより寂しい街を歩く。 通りを曲がって入った路地を、また三度くらい曲がったところ。 灯りすらつけない簡素な看板が出ている店が、どうやらそれらしかった。 (-275) 2022/08/19(Fri) 17:39:00 |
【墓】 家族愛 サルヴァトーレ>>+11 アベラルド 「五日目は最終日だから忙しそうだね。四日目あたりにどう?」 ナンパにも冗談にも、けれど本気にも聞こえるような誘いをかける。勿論断ってもいいし、受けてもいい。ここでの二人はただの店員と馴染みの客であって、それ以上でも以下でもないのだ。どんな答えを返したって誰も気にしない。 手を出して商品を受け取る。小さな袋を大切に提げて、一歩下がった。 「それじゃあね。本当にありがとう。直にまた来るよ」 「楽しみにしていて」 (+12) 2022/08/19(Fri) 17:49:22 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド受け取る際に男は君に顔を寄せた。 特に不自然さはない動き。荷物を受け取るのにおかしくはない距離。それよりは僅かに、ほんの少しパーソナルな距離に踏み入って、囁く。 「今夜、空いてる?」 (-278) 2022/08/19(Fri) 17:51:01 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「bene.」 短く。 「そのまま開けておいて。部屋に行く」 告げて。 自然な緩慢さで離れる。パーソナルスペースより少し広い、従業員と客の距離。 そのまま、場は後にした。 ××× (-323) 2022/08/20(Sat) 0:18:55 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド××× その夜。 ノックだかチャイムだかインターホンだか、とにかく君は来客を告げられる。 一応の警戒をするも、平然と迎えるも君の自由だ。結局最後に男が訪ねてくることには変わりないのだから。 (-324) 2022/08/20(Sat) 0:21:16 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → ノーモアベット マキアート毎度のことだから、にこりと笑って誤魔化す。ずるい大人の仕草だった。 「『アマラント』、ね」 「いいところだ。一人で飲むには」 あれがどういうところか、このあたりに住んでいて知らない人間はいない。 だから居心地が良いのだろう、大抵の場合、あそこに行けば顔見知りと出会う。一人寂しくグラスを傾けるなんてこととは無縁でいられる、けれど。 「今日は君と酔いたいんだ。いいだろ?」 つまり二人で飲むには野暮だと。 君の髪を撫でて、小さな木戸を押し開けた。 やはりそう広くない店の中は薄暗かった。それが深い青のライトで照らされていて、幻想的な雰囲気を醸し出している。飴色に光るカウンターの向こうで、初老のマスターがこちらに会釈をした。手で席を示すに従って、カウンターに座ろうか。 (-339) 2022/08/20(Sat) 3:31:36 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 花で語るは ソニー「おや。謙遜も上手くなったね、驚いたよ」 昔はもっと些細なことでも褒めさせてくれた、と。 もしかしたら口にしたかもしれないけれど、べつに惜しいと思っているわけではないのだ。多少遠慮を覚えようと、年齢に相応しい振る舞いを身につけようと、君が男にとって可愛い子どもなのは変わらない。謙遜したところでこちらは勝手に褒めるのだから関係ない、ということでもある。 喫煙室、というほど上等なものではないが、二人で話すには好都合だ。柵にもたれ掛かるようにして陣取り、君が嫌煙家でないなら男は愛用のシガレットケースを取り出すだろう。ひとつ咥えて、君にも差し出す。君が煙草嫌いなら遠慮しておこうか。家族の健康は何よりも大切だから。 「まだどちらだとも断定できないな」 答えは当たり障りない。しかしそれは慎重さの表れでもある。 「どちらの可能性も捨てきれない。確かなことは、仕組んだのがアルバの人間だとしても、家族の意向ではないってことだけだ」 (-341) 2022/08/20(Sat) 3:56:36 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → ノーモアベット マキアート少し殺したような君の声から緊張が見て取れるだろうか。安心を促すように軽く肩を叩いた。 「だろ?」 高い椅子の座面は柔らかく、座り心地もいい。 「こうしているのも久しぶりだね。君は何が好きだった?」 「僕はチェリーロワイヤルsake。お願いね」 カクテルメニューを受け取る。マスターの方を見もしない慣れた手つきだ。よく来るのだろう。 (-367) 2022/08/20(Sat) 13:12:32 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「うん。お邪魔します」 つい、と遠慮なしにお邪魔する。なんの警戒もない、気安い態度だ。 「冷蔵庫、借りるよ」 入るなり、そんな声をかけて。 止められなければ、そのままキッチンへと直行。 冷蔵庫をぱたん、開いて。ぱたん、閉じて。 どうせ君の好きな酒でも買ってきたのだろう。この男はいつもここに来る時、何かしらの土産を買ってくる。 (-370) 2022/08/20(Sat) 13:28:11 |
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