187 『Ambivalence』
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| そもそも、他人の手垢にまみれたとして 捨てたのも仕向けたのもあなたなんだから。
あなたに何か言われる筋合いなんてない。
あなたが本当に私の身を案じていたなら 私を止める手段だって、あったんだから。 全く学校に来ていないわけじゃなかったから それが出来なかった、とは言えないはず。 (-0) 2022/12/21(Wed) 2:46:19 |
| 私に犯されたって印を誰かに見られてしまえばいい。 私なんかにこんな痕を残される屈辱を味わえばいい。 (-2) 2022/12/21(Wed) 2:48:20 |
| そんなに私が他の男に抱かれたのが気にくわない? あなた好みの色に他の色が混ざったのが? 意味が分からない。 (-4) 2022/12/21(Wed) 2:49:53 |
| (-5) 2022/12/21(Wed) 2:57:17 |
|
「そんなの、言うまでもないだろ?」
教えるだけの熱量も技術もあることくらい 誰よりも仕込まれてる浅見なら分かるはずだ。 他の男の手垢が着いたことなんてささいな話。 >>-0 本当に心を揺さぶるのは 浅見がただの良い女に成り下がったことだけ。 誰も彼もを見境なく悦ばせるような 便利なだけの女に成り下がれば 俺にも多少、感じることだってある。 >>*1 (*14) 2022/12/21(Wed) 5:06:25 |
| こっちがイイ反応をすることぐらい 浅見だって織り込み済みだろう。 >>*3 でもそれだけじゃ飽き足らず 覆い被さってくる浅見からは、 シャンプーの優しい香りと一緒に
「…っ、いつも鳴かされといて…よく……」
次第に言い返す力が弱くなっていく。 俺の趣味もすっかり把握してるとでも言いたげな こちらを手篭めにするような物言いに 俺は苛立ちを通り越して寒気すら覚えた。 >>*2 (*15) 2022/12/21(Wed) 5:07:20 |
| 今の浅見と前の浅見。 比べればどっちが男に好かれるか。 そんなことは分かりきっている。 だが誰でも知ってるような量産的な女に 男は強い価値を見出さないことを 浅見は知っているのだろうか。 >>-4 ………いや、知るはずないんだ。 >>-3 (-6) 2022/12/21(Wed) 5:07:48 |
| 浅見の言葉に何も言えないまま >>*4 ただ負け惜しみのような言葉を並べ立てると それが不愉快だったとでもいうのか 先端が浅見の口の中に包まれて、舌がうねる。
「くっ……!」 明らかに絶頂を目指していない緩やかさが 腹が立つくらいにもどかしい。 目が合えばその意図は察せられた。 >>*5 その顔は俺の無様な姿を見たくて遊んでる顔だ。 (*16) 2022/12/21(Wed) 5:08:23 |
| いくら悪態をつこうが 浅見に責め立てられると敏感に腰が浮く。 2人きりの静かな空間で 俺の吐息混じりのうめき声と 浅見の唾液に濡れたものが鳴らす 水音だけが長い間響き渡って。
何度か訪れた絶頂の予感からお預けされて 意識が飛びかけた頃、 ようやく甘く爛れた責め苦が終わると いつか俺が浅見に言った呪詛と >>*6>>*8 濡れそぼった媚肉の感触が襲ってきた。 >>*7 (*17) 2022/12/21(Wed) 5:10:10 |
|
今になったらわかる。 あの時の浅見が何を考えていたのか。
俺が見向きもしなかった浅見の心が 少しずつ見えてくる。
なるほどと思う。 これは、意地でも言いたくはない。 (-7) 2022/12/21(Wed) 5:10:34 |
| 経験者は語るのか。 俺が何も言わないことを見透かしたように 気にもとめずにW続きWが始まる。 そう思っていると また焦らすように腰が浮いて ポケットを漁る浅見に見せつけられたのは… >>*9 (*18) 2022/12/21(Wed) 5:11:06 |
| いつからか縁が無くなった避妊具。 これがないことが女にとって嬉しい時なんて そうそうあるもんじゃない。 男にとっては嬉しいのが日常茶飯事で 隙あらば外したがる。 それは浅見が一番よくわかってるはずだ。
(*19) 2022/12/21(Wed) 5:11:39 |
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「おまえ………っ」
避妊具が俺達の手の届かない床へ落ちる。 その意味がわからない俺じゃない。 こんなの避妊具をつけない獣みたいな性愛を よく知ってるからこそ出来ることだ。 本来あったはずの倫理観が 火遊びで負った火傷によって壊れて かけた首輪も焼け落ちたことも。 いやでも俺には分かってしまう。 (*20) 2022/12/21(Wed) 5:12:21 |
| 言いたいことは山ほどできた。 なのに俺が制止しようとするよりも先に 俺のものが浅見の身体の中へ入っていく。 普段なら解す間にその熱さも分かるのに 何も分からないまま締め付けを味わえば
「ぐっ、、うぁ……!」 眉を顰める浅見とは対照的に さっきまで散々焦らされていたせいで 俺はというと身体を激しく仰け反らせた。 (*21) 2022/12/21(Wed) 5:12:47 |
|
もう限界だったせいだ。
まだ動かれてもいないのに 浅見に包まれた瞬間
浅見の中で、全て暴発してしまう。
(-8) 2022/12/21(Wed) 5:13:40 |
| 熱混じりの吐息を漏らす浅見の下腹部で 白濁の液が壁を濡らす淫らな音色が鳴る。 鳥肌さえ立つ身体を震わせて 肩で息をしていた俺に浅見が顔を近づけると その悪魔の所業に俺は眉を顰めてしまった。 いつかの報復としか思えない。 俺が好きなことも知った上で それを認めて強請らなきゃいけないと。
その嗤いが全てを物語っていて。 (*22) 2022/12/21(Wed) 5:14:27 |
| (-9) 2022/12/21(Wed) 5:15:05 |
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「お前なんて嫌いだよ。 都合がいいだけの雌犬が。」
(-10) 2022/12/21(Wed) 5:16:38 |
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白濁に満ちた浅見の中、 一度だけ力を込めて腰を浮かせると 嘲笑いながら白濁液を子宮へと押し込み。
出し切れず残っていた液を奥へ注いだ。* (*23) 2022/12/21(Wed) 5:17:10 |
| でも、私の中が白く染められて 欲で満たされていくのを感じ取ると 何も言えずにその感覚に浸るしかない。 この瞬間が、好きだと思ってしまう私は 本当に何処までも堕ちきってる。 (-11) 2022/12/21(Wed) 7:30:29 |
| 「噓つき。本当は好きなくせに。 何の説得力もないですよ。」 (-12) 2022/12/21(Wed) 7:31:53 |
| (-13) 2022/12/21(Wed) 7:34:57 |
| 私なんかに関わらなければ こんなことにはならなかったのに。 関わっていたとして、 あなたが最低限の倫理観を捨てていなければ こんなふうに付け込まれることもなかったのに。
手を伸ばして、髪を梳くように撫でて。 優しく頬に触れて、指先で唇をなぞる。 その手つきだけは慈しみさえ錯覚させるような。 (-14) 2022/12/21(Wed) 7:36:15 |
| 「でも、大丈夫ですよ。 私が、あなたの居場所になってあげますから。」 (-15) 2022/12/21(Wed) 7:36:35 |
| 自分の意思に反して身体が反応する。 男にとっちゃ当たり前のことだし慣れたもんだが 今以上にそのことを恨んだことはない。 ヤられたくなければ勃たせなきゃいい。 それが出来ないから男は女を欲しがるのだ。 浅見だってそれを分かっていたはず。 >>*25 (*35) 2022/12/21(Wed) 22:51:57 |
| 挿入ると同時に果てる。 >>*27 男からすれば情けないことこの上ないし 女からすれば本来迷惑極まりない話なのに。 俺の欲を受け止めた浅見は むしろ恍惚な顔で悦んですらいた。 >>-11>>*28 壊れている。なにもかも、壊れている。
(*36) 2022/12/21(Wed) 22:52:12 |
|
「お前に…っ、俺の何が……」
分かるってんだ。
プライドを傷つけられた怒りが ふつふつと湧き上がってきて。 言い返そうとする俺に被せるように 浅見から浴びせられた嘲笑と >>*29>>*30 目を覆いたくなるような現実が 俺の身体から血の気を奪っていく。 (*37) 2022/12/21(Wed) 22:53:10 |
| (*38) 2022/12/21(Wed) 22:53:25 |
| まるで頭をバールで殴られたような 重い鈍痛が頭の中を駆け巡る。 >>*31 今すぐ抜こうと精一杯の力を込めても 上を取られてしまっている以上、 そう思い通りに事は運ばない。 地獄の釜の底に落とされた感覚は 絶望を通り越した虚無を連れてやってくる。 それを見透かしていのかどうか。 向けられた哀れみは傲慢で底意地が悪い。 いつか俺がこの女に向けたものと 全く同じものだとすぐに分かる。 >>*32>>-13 (-16) 2022/12/21(Wed) 22:54:10 |
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