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【墓】 愛玩用 アトリ#ハノイの塔 「そーだそーだ! みんなで集まって、難しかったら通話でもなんでも… 絶対やるからね!アトリはやるからね!」 ぶーぶーと後ろから文句が飛んでくる。 「立ち止まるのは悪くないよ。 ずうっとここにいる、絶対動かない!って決めちゃうのが、 だめなの。一緒に帰ろうよ…」 「アトリは、アトリはね。 よくばりでわがままで我が強くて手前勝手なんだから!」 いいよって、わかったって言うまでだだこねるもんね。 絶対絶対諦めてあげないもんね! すこしだけ悲しみの色が強い声だった。 胸の奥に疼く傷のようなものに触れたのか、それともこの強い思いすらバグの産物なのか。 誰にも分からなくとも、ただ迷子のグレイに届けばいい。 (+3) 2023/12/11(Mon) 0:40:30 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「はっ、多少目に入れた程度で制覇と言ってたまるものか。 この機械の性能が悪くない事は認めてやるが、 やはり奥行きが足らんな。 天井の事を言っているのではないぞ? 暗い星がまだ足りぬと言っている。 やれ、子ども騙しの域を出ん」 そう文句をつけつつも視線はずっと、 その子ども騙しの星々にある。 「…ああ、どうせ気にしているだろうから 先に言っておいてやる」 「こんなもの見なければ良かった、時間の無駄だ」 「とは思わない。…不十分か?」 己に使われる時なぞ無くていいのに、 とも変わらず思うところであるが。 それでも、それだけでない事も確かな事実で。 そしてその事実は、伝えてやるべき事だった。 (-5) 2023/12/11(Mon) 4:49:03 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ「あはは!じゃあやっぱり行ってみないとだめかなあ。 アトリくらいしかだませないか〜…」 ばっちりしっかり騙された子どもは、星を見上げてからからと笑った。 本当の空を見上げたことはあってもやっぱり観点が全然違う。その違いが、生きてきた堆積が素敵だと思う。 「……………………えへへ、十分だよ」 「うれし〜……」 ただただあなたのその言葉が嬉しくて、幸せで。 時間も思いも何もかもが報われてほしいわけじゃない、ただあげたいものがある、その押し付けの結果。 しみじみとつぶやいた言葉は、暗い部屋に吸い込まれていった。 (-9) 2023/12/11(Mon) 16:59:09 |
アトリは、しばらくすれば無事に帰ってきて、お祝いに合流する予定。 (c1) 2023/12/12(Tue) 7:00:34 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「そうか」 あなたの感想を聞いて呟いたのは、そんな一言だけ。 同じく暗い部屋に溶けていったのだった。 さて、観測用は何もなければ何もなく過ごせる。 既に伝えている通り、彼から何かを出そうとはしない。 あなたに何かを投げ掛けれられれば、何かを返す。 きっとそんな時間がまた、暫しの間続いた事だろう。 あなたが寝入ってしまうようなら容赦なく叩き起こして。 そうして夜も深まりすぎない内に、 部屋へと帰していたのだった。御機嫌よう。 (-33) 2023/12/12(Tue) 22:56:40 |
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