情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ/* もったいないおばけであります。 本日能力行使先をマウロとしたいと思いますが、大丈夫でしょうか? (-2) 2022/08/17(Wed) 21:06:09 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ/* ここまでやておいてなんなのですが、能力行使のお知らせです。 反魂をマウロに使用しようと思いますが、よろしいでしょうか。 (-32) 2022/08/17(Wed) 22:16:34 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ/* すみません、蘇生ロールを先にいくらかできたらと思うのですが。吊られると蘇生ができないため、吊られるかどうかだけ確認できませんか? 襲撃の場合は、先に蘇生がされるようなので大丈夫と確認しております。 (-54) 2022/08/17(Wed) 22:49:34 |
【神】 銀の弾丸 リカルド【ノッテアジト】 「…………」 報告を聞き、難しい顔をして深くため息をつく。 ふかしていた煙草ももう短くなっていて、ようやく気づいたかのように灰皿に押さえつけた。 「全く、本当に笑えない。 テンゴさんの言うとおりだな、浮足立つ者たちへの徹底した指示を頼む。 被害を出したくなければ、先走った行動は絶対にするな」 上層部からの指示、とは言っても。 腐った奴らは日和見るだけだ、頼みの上司はヴェネリオだけだが……。 「ヴェネリオさんは、所用で会議に遅刻するとのことです。 報告だけは俺から入れておきましたが……」 何度か携帯を確認し、迎えの指示があれば一旦会議室を抜け迎えに行くだろう。 それまではこの会議室で、難しい顔をしたまま上層部とかけあうパイプ役をかって出て忙しくしているようだ。 (G8) 2022/08/18(Thu) 0:34:13 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → どこにも行けない ヴェルデ「……お前の世界には、自分とその親しかいなかったってことか」 親ですら無いのかもしれないが。 何にせよ、もっと広い世界を知るべきなのだと思った。 大丈夫なわけない。 それは、最早感覚が麻痺しているだけにすぎない。 こんな、迷子になっているような子供を放置できるはずもないではないか。 そんな世の中を変えたいと思ったからこそ、俺はこの世界にいるのだから。 「少なくとも。 お前が苦しんでいるのは、俺は嫌な気分になる。 お前の世界は、もっと広いぞ」 広い世界を3人で見たかったという夢。 同じ高さに立ちたいと思った夢。 ――そのどちらももう、叶わない。 「そうだな……見たいと、今でも思ってるんだが」 首を横に振った。 夢を叶えるというのは、本当に難しい。 後日貴方まで命を落とすなど、この時は考えてもいなかった。 (-89) 2022/08/18(Thu) 1:02:36 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー生真面目に生きてきた男には、余暇がなかった。 休みも働いてるようなものだったから、これまでそんな風に考えたこともなかったのだ。 大罪を犯しているのは俺たちか、それとも市井の誰か。 そんな事、結局のところどっちもどっちなのだろう。 普通に暮らしてる者たちとて、自分たちと同じように罪を犯して生きている。 「…………、本気だったのか」 確かにピアスでもとか言ってたのは覚えている。 差し出された小箱を受け取って、困惑の表情を浮かべた。 何を思ってこれをくれてやろうと思ったのか、それが俺にはわからない。 「開け方くらいはわかるが……あぁ、もう」 更衣室での意味深なセリフと言い、 このプレゼントと言い、 敵対組織の人間に対してやることではないはず。 それでもこういう事を行うその心理を、知りたいと思うのはおかしなことだろうか。 「どういうつもりなんだ。本当に」 「戻るも戻れないも俺が決める事だ、思惑があるならわかるように言え」 一人で勝手に満足されてたまるものか。 ピアスが入っているのだろう箱は手の中にぎゅ、と収めて離れようとする貴方の背にそう言い放つ。 これを身につけるも身につけないも、その返事がなくては、答えが出せそうもない。 (-92) 2022/08/18(Thu) 1:34:10 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ「左様で。これで普段から手の掛からない上司であれば完璧だったかもしれませんね。 まぁ……それでは退屈すぎて死んでしまうかもしれませんが」 それはどこの兎なのか。 犬はいつまででも待つことが出来る動物だ。きっと、貴方が居なくなれば文字通り、帰ってくるまで待ち続けることができるのだろう。 問うことのない男の件も、向こうの方に聞くことはあっても一生聞くことのない案件だ。 なにか問題があれば、その時に上司の手足になればいいだけの話だと、本気でそう思っている。 個人の思いにまで口を挟む気には、到底なれなかった。 「小麦粉と卵……あぁ、また作られるので? 了解しました、出来上がった物は俺にも分けてください。 美味しい珈琲を準備しておきましょう」 貴方がお菓子作りが得意なことは知っている。 二つ返事でOKすると、翌日には品質の良いお高い小麦粉と卵をしっかり準備しているのだった。 (-97) 2022/08/18(Thu) 2:09:02 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【マウロの部屋】>>0 ラウラ 「そうだろう。 ツィオもこう見えて変わらない部分はあるんだが、分かりづらいだろうな」 今もあぁ見えて気が弱い所がある男だ。 男とは虚勢を張りたいものだから、あの軽薄な態度にも裏返しの感情が見え隠れしている。 それがわかるのはきっと、幼馴染ゆえのことなのだろうが……もしかしたら、どこかでそれを理解する誰かがみつかっているのかもしれない。 ―――マウロに、ラウラという部下が居たように。 「この写真をか? あぁ、……勿論だ。君が、アイツに返してやってくれたらそれでいい」 何に使うのかは知らないが、悪用などするような女性ではないことくらいは認識していたから、写真立てごと貴方に差し出して、そういえば、と呟く。 写真を取りに行った際に見えた、マウロらしくない便箋には、何か書かれているようだった。 もしかするとあれは、貴方に宛てた手紙だったのかもしれない。 「テーブルに手紙が置いてあるようだった。 まだ書きかけのように見えたが……ラウラに宛てたものだったかもしれないな。 手の痛みが引いたら読んでみると良いだろう」 (10) 2022/08/18(Thu) 3:15:03 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ「情報屋にひとつ仕事を頼みたい」 ジッポサイズの小箱を出しながら、男は言う。 箱の中身は、ブルーグレーのアイオライトが嵌ったスタッズピアスだ。 「これを……アルバの殺し屋ソニーからもらった。 変に胸騒ぎがするんでな、アイツが俺に変なことをしていないか調べて欲しい」 /* もしかすると、能力行使のロール的宣言か?と思っての質問です。これを受けてこちらの能力行使を変更する類のものではありません。 あくまでロールのフックにできればと思っています。 教えれないということであれば、わからないとしてくださって構いません (-131) 2022/08/18(Thu) 15:56:53 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ/* PLにて失礼いたします。 蘇生ロールを始めておいて問題なさそうなので相談にあがりました。 どのようにして復活したいかご希望はありますでしょうか。 こっちで考えていたのは、瀕死のところを救出、替え玉を置いて匿っていた。 リカルドは医者の家に貰われていた経緯から薬と医療知識があるのでそれを駆使して助けた。 なんですが……それだと急にぴんぴんして動いてるマウロは何かおかしいなと思っており。 そちらの希望をいくらか聞ければと思っているのです。 なんかすごい薬を手に入れたとかくらいは可能かとはおもうのですが……。 (-132) 2022/08/18(Thu) 16:07:20 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【マウロの部屋】>>13 ラウラ 思い出の写真は、貴方の胸に。 普段見られないような、柔らかな笑みを垣間見て「あぁ」と頷く。 貴方なら、きっと約束を違わず写真を本人へと渡してくれるだろうことを信じている。 だからそれは、俺やツィオの仕事ではないのだと思う。 「あぁ、もう大丈夫そうだな。ゆっくり読んでくると良い」 手紙の話を切り出せばそう言って、ラウラが手を冷やすのをやめ手紙を読んでいる間、俺は部屋を見物していた。 あまり物が置いてない生活感がない部屋は、それでも煙草のほのかな香りが確かにマウロがここで生活していたことを証明している。 自分の部屋も大差はないが、本当にマウロらしい冷たささえ感じられる部屋だ。 最後にマウロと顔を合わせた時のことを思い出しながら、小さく息を吐いて、スプリングを軽く軋ませベッドに腰掛けた。 「アイツは本当に……人の話を聞かぬやつだ」 いや、本当は聞いていたからこそ、無理せずラウラを動かしたりしていたのだろうが。 それでももっと、俺やツィオを頼ってくれても良かったのにと、そういう思いがどうしても頭を離れない。 (16) 2022/08/18(Thu) 16:36:26 |
リカルドは、何かを見て、なるほど……と呟く。 (a13) 2022/08/18(Thu) 19:43:55 |
リカルドは、真新しいスタッドピアスを手に取ると―――― (a14) 2022/08/18(Thu) 19:45:47 |
リカルドは、穴のない自分の耳に、―――― ぶすり (a15) 2022/08/18(Thu) 19:46:01 |
リカルドは、血が滴るのも気に留めず、その耳に飾った。 (a16) 2022/08/18(Thu) 19:46:30 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ「ハハ……そうか、……そうか」 悪い予感とは的中するものだ。 俺は、自分の死は恐れないが、それでも残すものへの悔いくらいは持ち合わせている。 「俺はどうやら、やるべきことは全て終わらせておかねばならんらしい……」 そうして、男はその耳にピアスを飾ったのだ。 /* 了解しました。 そんな気はしてました、俺の命もここまでか。 ありがとうございます!何が起こっても良いように色々仕込んでおこうと思います。 (-166) 2022/08/18(Thu) 20:05:22 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【マウロの部屋】>>17 ラウラ 「やはり、君宛ての手紙だったか、ラウラ」 両手で顔を覆い涙を流すあなたに気がついて、呟く。 内容はほとんど読んではいないが、何かのアドバイスのようだったように思う。 死を覚悟していたのか。 単に彼女の実力を向上させようと導くつもりだったのか。 それはこの場で語られるわけもなく、思い量るくらいしか俺には出来ない。 「後者ならアイツは自分の口で言うがな……」 「使え」 ラウラのハンカチは、先程手を拭いて濡れているだろう。 ポケットからハンカチを出し、ずいっと貴方に差し出した。 この場面で泣いている女がどのような気持ちかなんて、流石に言われずとも察することくらいはできる。 ただの上司と部下の関係だったとしても。 やはり。 それ以上に慕っていたのだろうから―――― (23) 2022/08/18(Thu) 21:02:56 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「わからないから素直に聞いてるんだろう……」 ぐぅ、と唸り、目をそらす。 ―――これが他人のことならば。 愛でも囁かれたのではないかと、言うくらいの度量はあった。 初心というわけでもなければ、全く気が回らないわけでもない。 ただ、自身にとってのことには兎に角興味がなかったのだ。 恋だの愛だの、そんな不確かなものは要らないと、 自分には、拾ってくれた上司と、同じ高みを目指す幼馴染がいれば良いと、たったそれだけでよかったのだから。 それ故リカルドという人間は、貴方のような近づき方をしてくる人間のことが、根本的に理解できていないのだろう。 未知への探究心とは、本当に恐ろしいものだ。 はー……と大きく息をつき。 薄く笑みを浮かべる貴方を、ぎろりと睨む。 リカルドはそれがわかっていても、 理解したいと思ってしまった。 後のことはそれから考えると、そう思ってしまったから。 「……良いだろう。 明日、貴様に会いに行ってやる……、場所は―――」 男は初めて、血の掟を破る決意をした。 (-183) 2022/08/18(Thu) 21:21:24 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー/* PLにて失礼いたします。 情報屋にて、能力行使の件をお聞きしました、お答えくださってありがとうございます。 正直に申し上げますと、こちらも別の人物を対象とした能力の行使を行う所存です。 よければ、それを前提とした事前ロールができればなと思っていますがいかがでしょうか。 ご一考の程よろしくお願いいたします。 (-184) 2022/08/18(Thu) 21:26:33 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → どこにも行けない ヴェルデ「それは……虐待というんだぞ」 知ってるか? と問うた顔は眉をハの字に曲げていた。 いつから入れられていたのか知らないが、こんなに感覚が麻痺するほどだということは、きっと物事の善悪がよくわからない内からずっと、ということなんだろう。 こういう話を聞けば、自分はなんて恵まれていたんだろうと思うほどだ。 孤児になったとはいえ、親のことなど知らずに孤児院で幼馴染に出会えていたのだから。 「あぁ、覚えておけ。 夢はな、叶えるためにあるものだ。 世の中難しいことだらけだが……お前にも、きっとわかる日はくるさ」 「……さて、と。少年、次に会う時は、新しい本を読んでいてくれ」 そう言うと、煙草の火を消して立ち上がる。 何も言われなければ、軽く手を上げ去っていく。 この時の俺は、貴方が自分よりも早くに亡くなってしまうなどとは毛の先ほども考えてなかったし、 知ることが苦しみを自覚することになっているなどと、思いもしなかったのだが。 きっとそれは、後の祭りだ。 (-218) 2022/08/19(Fri) 1:14:14 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー/* お疲れ様です、お返事ありがとうございます。 そうですね、吊りだけは能力行使の前にくるので、ここで吊られると能力を使わないまま死ぬことになりますので、結果だけは日付が空けてからと言うので問題ありません。 こちらの能力が、自分が死んでいては使えるたぐいのものではないため、先にそちら行った(成功してるかはさておいて)前提でやらせてもらえばと思っています。 所用を済ませて血の掟を破って単独で会いに行こうと思いますが、そちらはいかがでしょうか。 単独であれば2人で話せそうな場所に向かうと良さそうでしょうか。 こちらこそ、どうぞよろしくお願いします! (-221) 2022/08/19(Fri) 1:28:53 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー/* 他に人がいるような場所がいいでしょうか? 能力行使を考えると二人だけになれる場所のほうが良いかと考えていましたが。 人(店員)がいてもよければバーで構いません。まぁVIPルームみたいなのもあるでしょうから、個室に入るとかでもいいかなと思っています。 時間帯はそうですね、自分も夜が良いと思います。 (-241) 2022/08/19(Fri) 8:35:42 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【マウロの部屋】>>29 ラウラ 「……謝らないで良い」 こんな泣き方をされたことは今までになかった。 女の涙を見たことがないなんてそんな事は言わないし、冷たくして泣かせたことなら何度もあるくらいだが。 それでも、幼馴染を思って泣いている女をどうすればいいかなんて、俺にはわからない。 これがツィオなら、歯の浮くようなセリフを吐いて慰めるのだろうけど。 そんな言葉を操る自分は最早自分ではない。 だから、自分ができることと言えばそんなに多くはなくて、腰掛けていたベッドから立ち上がると貴方に一歩近づいて、手を伸ばした。 子供にやるようにできるだけ優しくその頭をぽんぽんと撫でて、少しだけ思案を重ねて、ゆっくりとその耳元に顔を近づけて―― ―――紡ぐ言葉をその耳に溶かしていく。 (32) 2022/08/19(Fri) 8:53:46 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → piacere ラウラ「アイツは絶対、 俺がお前のもとに帰してやる。 だからその写真は、お前の手で渡してやってくれ」 俺にはそれが出来ないかもしれない。 貴方も、出来ないかもしれない。 それでも託さずにはいられない。 「 お前のことは気がけて見ていた。 ―――俺の、困った上司と一緒に。……お互い上司には振り回されることだな」 (-242) 2022/08/19(Fri) 8:54:54 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ/* では、そのようにしましょうか。 リカルドは医術の心得がありそれを隠していました。 マフィアになってからも隠れて勉強などしており、その世界で生きていれば最前線で戦えるくらいの腕前です。 密輸用の倉庫地下に、もしものための医療施設を用意していて、そこで治療をする。 その後はリカルドの部屋に匿っていた、という流れでいければと思います。 吊りの心配は事前確認を運営にしたのでほぼ大丈夫なんですが、下手したら能力行使後にリカルドも死ぬので……、その場合はツィオに回収をお願いしようと思っています。 (-255) 2022/08/19(Fri) 11:37:14 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ上司の戻りを待ってたとは言え、その日は色々と忙しくしていた。 ストレガに調整を頼む武器類を部下に運ばせたし、保管する倉庫の状態も整えた。 部下たちに様々な指示をし、ほっと一息をついたころ、貴方からの一本の連絡が入った。 「はい、リカ――」 名前を言い終わる前に、言いたいことだけ言われ切られた通話。 しかしそれでも、それだけで何を言っているのか理解した部下は、すぐさま行動に移した。 まるで、上司好みの珈琲を淹れるのは自分だけの仕事とでも思っているかのようだ。 「お待たせしました。早速珈琲をご所望ですか?」 部屋に入れば、きっと。 芳しい匂いが鼻をくすぐるのだろう、貴方と話をするには丁度いい甘さだった。 (-260) 2022/08/19(Fri) 12:52:05 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ――それは貴方が銃弾に倒れたとされる日のことだった。 「おい、お前。 マウロを少し様子を見ていてくれないか、何かあれば直ぐに連絡しろ」 アイツはどうにも危なっかしい。 口で約束はしているものの、どうにも不安が拭えず尾行をさせていた。 それが功を奏したというべきか、悪い予感は当たるというべきか……銃声が鳴り響いたとともに俺へ一本の通信が入ると事態は急展開を迎えた。 「……! すぐに向かう、絶対に死なせるな!」 言うやいなやすべての予定を変更して、俺は現地へ向かう。 犯人は既にそこには居なかったが、おびただしい血の跡が、ここで銃撃があったことをまざまざと物語っていた。 ――心臓部付近への銃撃。 ――臓器損傷あり、多量出血。 「――………。 ひとつ死体を調達しろ。マウロと背格好が似た男をだ。 心臓部を銃撃したものだ……あとは、わかるな」 相手はきっと、心臓をたしかに貫いたと思っているんだろう。 だったらそれを逆手に取れば良い。 俺には出来ることが、残っているだろう? ――マウロは殺されたとみせかけて、俺は。 「俺は、マウロの心肺蘇生手術を行う」 この日のために準備しておいた力を使うのだ。 (-267) 2022/08/19(Fri) 16:48:14 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ「おや、そうですか。 では焼き菓子に合うお茶のほうにしましょうか」 紅茶の茶葉を手に取り、カップを湯で温め……イギリス式のゴールデンルールに則った茶を淹れる。 案外手先は器用な方なのか、貴方のために覚えたのか、必要なことはもう一通り完璧にこなせるようになっていた。 芳しい茶の香りを漂わせながら、貴方の前に紅茶をだすと まぁ二人では食べ切れる量ではない焼き菓子とご対面だ。 「今回も沢山作りましたね。 いえ、仕事は完璧にこなしていますし、武器はストレガの工場に調整に回しました。 ……俺ですか? ……、そうですね、いつ誰が狙われても仕方ない状況だと思っています。 無論、それは貴方も同じだと思いますが、ボス?」 髪の隙間から見える耳に、見慣れないピアスが光っている。 それは、ブルーグレーのアイオライトが嵌ったスタッズピアスだ。 (-270) 2022/08/19(Fri) 17:19:12 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ「おや、テンゴさん」 今日は籠もって何かをしている上司の代わり、幹部との話しや武器類の整備の指示などを出して、その帰り。 何かを探しているらしい茶飲み仲間をみつけ声を掛ける。 「何か探しものでも?」 からん、ころんとした下駄の音は男の耳に届いていた。 (-285) 2022/08/19(Fri) 19:44:00 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー日が落ちて、街頭の明かりが街を照らす時間帯。 男は一人、クラブに訪れた。 余り来ることがない場所だが、ここはスーツでも問題ないだろう。 何せ、今日は忙しくて着替える暇もなかったのだ。 「呼び出しておいてすまない、待たせたな」 貴方が待っている所まで案内を受けて中に入れば、夜の世界の匂いが立ち込めていて、歩く度に髪の隙間から、光で蒼くきらめくピアスが耳に見え隠れしている事だろう。 (-296) 2022/08/19(Fri) 20:50:52 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新