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【独】 楯山 一利/* お疲れ様でした! 立て込んじゃって顔出せず申し訳ないです。 体調悪い方はお大事にしてくださいね エピ2回延長把握しました。助かります! のんびり過ごさせてもらいます。 皆さんロル拾ってくれたり生やしてくれて とても嬉しかったです。ありがとうございました! (-10) 2022/10/20(Thu) 9:10:59 |
【人】 楯山 一利─カフェ─ "いつも"だったなら、こんなに遅れる事はない。 アイツへ送ったチャットは、未読のままだ。>>2:*10 送信してから1分しか経っていなくても 5分以上経過したようにさえ錯覚するぐらい 待ち時間はとても長く感じた。 いつまで経っても姿を現さない 返信も寄こさない……。 やはり俺と合うのを直前になって拒絶したのか ───それとも…。 胸騒ぎがする。 まさか、アイツの身に何か……。 いやそんなはずない。 過る悪い想像を払拭するように、首を振った。 その後、智恵さんと目があったかもしれない。>>2:109 いつものアイツの様子を知っているだけに 智恵さんも、少し不審がっているのか こちらを心配するような顔をしてるように見えた。>>2:110 マグカップをテーブルに置いて 俺は、智恵さんの傍まで近寄った。 (18) 2022/10/21(Fri) 19:09:28 |
【人】 楯山 一利「あの……。 アイツ……えっと、俺といつも一緒にいる子。 今日は、来店しましたか?」 ワンコインランチを食べに来るのは アイツの気分次第。 特に曜日とかは定まっていないと思う。 だからもしかしたら、今日来ていたかもしれない。 その時のアイツはどんな様子だったのか 気になって、智恵さんに問いかけるが それに意味があるのかどうかは分からない。 もしも智恵さんから、何か聞けたとしても 何も情報を得られなかったとしても 俺はすぐに、金を置いて店から出るだろう。 ……アイツを、探しに。* (19) 2022/10/21(Fri) 19:09:59 |
【人】 楯山 一利─カフェを出てから─ 家に見に行く前に、 アイツの行きそうな場所を先に潰そう。 最初はカフェの近辺を探し回った。 だが、何処にも見当たらない。 次は繁華街へ足を運ぶ。 本屋、雑貨屋、馴染みのアパレルショップ ゲーセン、ファーストフード店 ……ありとあらゆる所を探し回ったが アイツの姿を見つける事は叶わなかった。 ガキの頃から近くに居たのに こんな時に、アイツの居場所さえ分からない。 そんな自分がとても情けないと思った。 何度もライン電話を入れる。 …だがアイツは出ない。 変な心配を掛けさせたくないから アイツの家に電話をするのを躊躇っていたが 他の行き先が思い浮かばず、気持ち的にも限界だった。 (20) 2022/10/21(Fri) 19:31:44 |
【人】 楯山 一利観念して、アイツの家に電話を掛ける。 すぐにお袋さんが出た。 『あらカズくん。 ウチに電話なんて珍しいわねぇ。 ……え?あの子と一緒じゃないの? 出かけてから随分経つわよ。』 つまり、今家にはいない。 もう5時間は経っているとの事だった。 ちょっと心配し始めたのか、どうしたのかと聞かれて なんて答えれば良いかも分からず 適当に言い訳をして、なんでもないって電話を切った。 暗くなったら、余計に探しにくくなる。 それに夜道を女の子が一人で ブラブラと出歩くのも危ない。 早く見つけなきゃ……。 無事なことを祈って、俺は街中を駆けまわった。 (21) 2022/10/21(Fri) 19:34:48 |
【人】 楯山 一利時間的に気温も下がって来ていて 少し肌寒くなって来ているというのに 走っているせいでメチャクチャ暑い。 ダンスバトルで、5ムーブはしたぐらいの過酷さ。 疲労感も半端ないが、そこには楽しさがある。 だが今は、ダンスとは違う。 何も楽しくないし、ただただ苦痛で アイツの姿が見えないことに焦りしかなく 連絡がないことも、不安が募っていく一方だ。 「クソッ…! 何処に居るんだよ……!!」 走り過ぎて、呼吸が乱れながらも 見つけられない事への焦りと不安を 冷たい空気にぶつけるみたいに、叫んだ。* (22) 2022/10/21(Fri) 19:38:43 |
【独】 楯山 一利/* 智恵さんへのロル返信めちゃくちゃ遅くなりました。 来店したかを聞いてますが、 反応はあっても無くても大丈夫なように〆てます。 色々拾ってくれてありがとうございました。 こんな時じゃなかったら もっとカフェの雰囲気を堪能したかったなぁ…。 (-27) 2022/10/21(Fri) 19:42:59 |
【独】 楯山 一利/* 高峰さんも友紀さんもお疲れ様です。 >>-26 応援ありがとうございます! どうなるのかは…まだ考え中ですが 時間かかってもしっかり〆を投下したい。 >[]の扱いについて そうなんですね。 ちょっと珍しい感覚だなぁって思いました。 俺は以下のウィキに則って今まで遊んでたので。 []使わない村も始めてだったので新鮮でした。 https://w.atwiki.jp... (-29) 2022/10/21(Fri) 19:53:26 |
【独】 楯山 一利/* うぉぉ…室生さん…せつねぇ……。 相手の気持ちも分かるし、でもズルいとも思う……。 まだまだ今後の二人の行く末が気になる。 (-41) 2022/10/22(Sat) 22:37:34 |
【独】 楯山 一利/* 友紀さん本当に体調お大事にです…。 具合が悪くても娘さんのために 動物園に連れて行ったのはスゴイです。 メントスコーラw謎 (-43) 2022/10/22(Sat) 22:54:28 |
【置】 楯山 一利─回想:半年前─ 半年前、ブレイクダンスの大会があった。>>2:15 それなりに大きい大会だったから 個人戦は無理だったけど、 チーム戦には出られる事になったんだ。 だから、アイツに俺の勇姿を見て欲しかったし ブレイクダンスの良さも知って貰いたかったから 「観に来て欲しい」って、大会のチケットを渡した。 アイツは怪訝そうにしながらも、 拒絶することなく受け取ってくれた。 …当日は、緊張感が半端なかった。 それは大会に出場することに対してもだが アイツが観に来てくれるかもしれない、と そっちの方に意識が傾いてしまっていたと思う。 チームメイトからは、 『カズが緊張なんて珍しいな』って言われたし よく会う好敵手>>2:70の奴からも 『カズさんだいじょーぶ?』 って心配されるほど露骨だったんだろう。 差し入れされた焼き菓子を とあるダンサーからお裾分けされた。>>2:17 この日ばかりは、緊張を和らげたくて 藁にも縋る思いで頂いたのを憶えている。 (L1) 2022/10/23(Sun) 1:17:49 公開: 2022/10/23(Sun) 1:20:00 |
【置】 楯山 一利後で知った話だが あのダンサーは、最近噂になっている ダンスがメチャクチャ上手いと評判の人だった。 惜しくも、この大会で優勝までは出来なかったが>>2:18 噂の通り良い所まで勝ち上がっていた と、記憶している。(俺の記憶が確かなら、だけど) いよいよ本番。 俺たちのチームが次に呼ばれるという頃 まだ、アイツは観に来ていなかった。 『ごめん。用事が終わらなくて、遅れる。』 と連絡は入ってたんだけど…ガッカリしたね。 俺よりも優先される用事って、なんなんだよ……。 でも俺は、目の前のダンスバトルに集中した。 踊っている間は、アイツの事を忘れて 一生懸命やれるだけの事を精一杯出し切った。 結果は、一回戦落ち。惨敗だった。 気落ちもしたけど、また頑張ろう!って チームメンバ同士励まし合えたし 俺たちのダンスを見て評価してくれる人たちも 少なからず居てくれたから、嬉しかったなぁ。 それからは、他のダンサーたちのバトルを 最後まで観覧していたかったから アイツを待ちながら、俺はずっと会場に居た。 (L2) 2022/10/23(Sun) 1:18:58 公開: 2022/10/23(Sun) 1:20:00 |
【置】 楯山 一利で、結局アイツが来たのは 大会が終わる1時間くらい前だった。 「おいおい。おっせーよ! もう大会終わっちまうぞ。」 まだかまだかと待ち望んでいた苛立ちを そのままアイツにぶつけちまった。 でもアイツはそんな事をお構いなしに 『ごめんごめん。どうしても抜けらんなくて。』 ってケロッとした顔で返してたから なんとも思わなかったんだろう。と思いたいが 多分……。 今にして思えば、実はそうじゃなかったのかも。 来てくれたアイツを、とりあえず チームメイトや他のダンサーたちに紹介。 その時、『もしかしてカズさんの彼女〜?』 って茶化されたんだけど 俺はすぐに「い、いや違う!ただの幼馴…いや、隣人!」 と、気恥ずかしさが募って強めに否定した。 当の本人は否定することも肯定することもせず ただただ俺らのやり取りを 冷ややかな目で見ていて 社交辞令の挨拶を済ますだけに終わっていた。 (L3) 2022/10/23(Sun) 1:20:32 公開: 2022/10/23(Sun) 1:25:00 |
【置】 楯山 一利大会が終わってからは、 ダンサー皆と打ち上げをした。>>2:18 打ち上げはダンサーに限らず、 友人や家族とかも招くことは出来たから アイツにも参加してくれるように頼んだんだけど 最後までは、居てくれなかったな。 それに終始不機嫌そうだった。 遅れた事もあってか、会場の盛り上がり方とか 周囲の雰囲気についていけなかったみたい。 (そもそも生真面目なアイツと ノリが合わない部分があったのかもだが) そういうのも察せなかったせいか アイツの態度も気にくわなくて、面倒臭くなっちゃって もう勝手にしろよ、と投げやり気分で 一人で帰らせたんだった。 それから俺は、アイツのことを気にも留めず 色んなダンサーたちと交流を深めていたし 全員とまではいかないものの、 一部のダンサーたちとラインも交換出来た。>>36 アイツの事がなけりゃ、もっと楽しめたと思う。 (L4) 2022/10/23(Sun) 1:21:53 公開: 2022/10/23(Sun) 1:25:00 |
【置】 楯山 一利打ち上げの帰り道、アイツからラインが来た。 『あの人たちとの付き合い 考え直した方がいいんじゃない? それにいつまでもこんな事やってると お父さんもお母さんも心配するよ。』 俺は酔っているのも相まってムッとした。 アイツらのことやブレイクダンスを 悪く言われたような気がして。 それに、最初から観に来てもくれなかったし、 俺のダンスだって見ていない癖に…。 なんにも知らない癖に……! そんな怒りもあってか、そのラインを境に 俺はアイツと衝突することが増えたように思う。 (L5) 2022/10/23(Sun) 1:23:41 公開: 2022/10/23(Sun) 1:25:00 |
【人】 楯山 一利─現在─ アイツはランチタイムに来ていた。>>33 と、店を出る前に智恵さんから聞いていた。 普段ならランチの後は大学の講義を受けに戻ると思うが 今日は俺との待ち合わせ時間に合わせてくれたし、 さっきお袋さんとの電話では 『出かけてから』と言っていた。>>21 つまり、講義はない日なんだと思う。 (まさかアイツの性格上、講義サボる訳ないしな?) ならば、ランチの後に行くとしたら何処か? と考えながら、思い当たる場所を探し回ったんだが 一向にアイツの姿を見つけられないでいた。>>20 『元気がなかった』>>34 智恵さんから聞いた言葉を思い出す。 それは、昨日の俺との喧嘩のせいかって 最初は軽く考えて終わっていたんだけど そもそも、今日のアイツの様子が "いつも"と違っていたという事なんだと 今更になって気付く。 それはすなわち、俺が今の今まで探し回った "アイツが行きそうな場所">>20になんか そもそも行かないんじゃないか…って事だ。 (48) 2022/10/23(Sun) 1:37:08 |
【人】 楯山 一利ならば何処なのかって、 そんなのもやっぱり見当がつかなくて それにもう、体力も限界だ……。 俺はふらつきながら、道の端で足を止める。 走り過ぎて疲れて呼吸が荒いせいもあるが 焦燥感と不安に圧し潰されそうだ。 「亜由美………。」 会えない想い人の名を呼んだ。 それは、自分でも分かるくらい 誰の耳にも届かない程に、 か細くて弱々しいものだった。 (49) 2022/10/23(Sun) 1:50:25 |
【人】 楯山 一利最後に名前を呼んだのは、いつだったっけ……。 ガキの頃は「亜由美お姉ちゃん」だった。 アイツを意識し出してからは、そう呼ぶのを止めた。 かと言って、「亜由美ちゃん」はしっくり来ないし 「亜由美」の方が良いとは思いつつも 羞恥心に負けて、滅多に名前を呼ぶ事もなくなって 「お前」呼ばわりする方が、多かったように思う。 だから、思い出せなかったんだ……。 でも…… もしも、また会えたなら ちゃんと、名前を呼びたい。 亜由美───…。 そして「好きだ」と…… しっかり、伝えたい。 (50) 2022/10/23(Sun) 1:52:43 |
【人】 楯山 一利『急にゴメン。 高山さんから伝言頼まれちゃって。』 "高山さん"という名前。 あまりピンと来なくて。 ダンサーの誰かだっけ?なんて考えてたら 『ああ、カズさんが普段から 智恵さんって呼んでる人ね。』 「智恵さんって、カフェの店員の…?」 あれ?なんで知ってるんだ? と、疑問を口にするんだけども 向こうは要件を早々に済ませたいらしく それには応えないまま、話を続けた。 未だこの時点でも、この人が あのカフェでバイトしてるとは気付けなかった。 (52) 2022/10/23(Sun) 3:33:50 |
【人】 楯山 一利『"もしものことがありそうなら 大人でも警察でも頼れ"、ってさ。』 「えっ?智恵さんが……?」 急いで店を後にしちゃったから、 智恵さんが、そこまで気に掛けてくれていた とは知らなくて驚いた反応を示した。 …同時に、俺は一人で何とかしようと 突っ走り過ぎていたことにも気付かされた。 少しだけ、冷静になる。 「…分かった。 ありがとうございます。 って、伝えといてくれる? 俺、智恵さんの連絡先知らないからさ。 悪いんだけど…宜しく。」 好敵手といえど、そこまで親しい訳ではないから こんな風に伝書鳩扱いするのは ちょっと気が引けるんだけど…。 というか、二人はどういう繋がりなんだ? まさか、この人もあのカフェの常連だった? なんて想像するけど、そこまで訊ける余裕はなく。 (53) 2022/10/23(Sun) 3:34:23 |
【人】 楯山 一利俺の頼みに、向こうは快く応じてくれた。 『ああ、良いよ。 それより、本当にだいじょーぶ? あの子って…大会の時に紹介してくれた 隣人の子だろ?』 そう。半年前のブレイクダンス大会で チームメンバやこの人にも紹介したんだった。>>L3 この人にまで変な心配を掛けさせて情けなくも思うが 否定したところで、無意味だから 素直に「うん…。」と頷いた。 『実はさ……。 これ、高山さんにも話してないんだけど 俺、昨日会ったんだよ。あの子に。』 「……は? え?」 なんでこの人と、アイツが? 会ったってどういうことなんだ?と 混乱しているのを他所に、向こうは話を続ける。 (54) 2022/10/23(Sun) 3:35:29 |
【人】 楯山 一利『カズさんに内緒にしてくれって 口止めされちゃって……。 だから、連絡しなかったんだ。 でも、高山さんに伝言頼まれちゃったし なんか様子も尋常じゃなかったしさ。 黙り続けるのも、無理だなぁって。 …ごめん!』 ちょっと、何を言っているのか 理解が追い付かなかった。 そもそも、なんでアイツが この人と会ったんだ? 俺のチームメイトではないし…… って、ああ。そうか。 アイツはこの界隈の事をよく知らないんだ。 だから、あの場に居たこの人の顔を憶えてて……? それで、ストリートダンサー 一人一人を訪ね回って、探し出して……? (55) 2022/10/23(Sun) 3:36:30 |
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