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【人】 機関設計士 スタンレー[スタンレーは、巻末にある奥付のページを開いてみる。発行年月日から、この世界が「いつ」なのかを調べようとした。 しかし、日付と思わしき箇所は「■■■■」と塗り潰されていた。 その他、スタンレーの知る言語では無い。 隣の本の奥付も開く。 やはり、同じだった。 文字が読めないので、絵や写真を探そう。図鑑類は何処にあるだろうか。 そのまま、棚の奥へ足へと進もうとした。と、ユウナギの提案>>13が聞こえて、振り返る。 ] そうだな。 ここを拠点にしよう。 [ユウナギの言う、「すまほ」については何のことか分からなかった。 スタンレーにも、遠くからラッパのような音色が聞こえた。>>1:136] 我々以外にも転生された者が居るのかもしれないな。 [様子を見に行くと、ユウナギ。>>13 「一人では危険だ」と口を開きかけるが、続くお手洗いという言葉に、それを飲み込む。流石に男の自分が付いていくと訳には行かなかった。 考えあぐねていると、ユウナギは図書室を出て行ってしまった。] (58) 2021/02/04(Thu) 18:34:02 |
【人】 機関設計士 スタンレー[棚の隙間を進み、図鑑類を探す。と言っても、背表紙の文字が判読出来ないため、手掛かりが少ない。 大きくて分厚い本が並んでいる棚を探して歩く。 あった。 一冊引き出し、近くの机に広げた。 開いたページは、人体解剖図が描かれていた医学はかじっていないが、内臓の種類や位置は一般的な知識として持っていた。 記憶が正しければ、解剖図は正確だ。次のページは、目の断面図だった。 隣の図鑑も引き出してみる。 そこには禍々しい異形のものが、複数描かれていた。 下半身が蛸のように足で吸盤が付いているが、上半身は人間だった。顔中に赤い目が無数にあることを除いては。 他にも、いわゆる怪物のようなものが描かれていた。 ただし、このような生物がこちらの世界に存在するという証拠にはならない。 不確かな情報を共有すれば、不安を煽るだけだ。いったん、自分の胸にしまうこととした。 と、時計の音が響いた。>>0] (60) 2021/02/04(Thu) 18:52:28 |
【人】 機関設計士 スタンレーー回想 二日目の零時ー [スタンレーは、リクの元へ慌てて戻った。万が一に備え、リクを守るためだ。 時計の音が止み、その声>>1が聞こえてきたのは、丁度リクの元に着いた時だった。 それはまるで少女のような声。 恍惚としていて、どこか戯曲めいているようにスタンレーは感じた。>>2 頭の中で不快に響く。 リクの様子を見るに>>27、この声はリクも聞こえているようだった。] 招いただと…。>>1 お前の仕業なのか! 誰だ!姿を見せろ! [スタンレーの声は届かないのだろう。声の主は続ける。 声の主曰く、「帰るには、タロットカードを見つけること。期限は、二日後の午前零時。」ということだった。>>3] タロットカードを…、見つける…? [続いて、タロットカードについて子細な説明が続いた。>>4 そして、声は途切れた。>>5] (61) 2021/02/04(Thu) 19:10:45 |
【人】 機関設計士 スタンレー[一瞬、呆然としていた。しかし、リクの嗚咽>>30に我に返った。 蹲ったリクに駆け寄る。小さいリクは、より一層、小さく見えた。辛いだろう。少女には、重過ぎる運命だ。] 大丈夫だ。大丈夫。 [スタンレーもしゃがみ、宥めるように、丸まったリクの背中を右手でさする。 一人で外に出て行った、ユウナギも大丈夫だろうか。 リクの手前だからだろうか、気丈に振る舞っているようだった。>>9]* (64) 2021/02/04(Thu) 19:23:20 |
【人】 機関設計士 スタンレー[しばらくしてリクの嗚咽が止まる。なんと、そのままの体勢で眠っているではないか。>>66 心身ともに疲れたのだろう。起こさずにゆっくり休ませよう。 スタンレーはそう思うが、ここは図書室。 ソファやベッド等、安らげるものはない。 ーそうだ、医務室ならベッドがある。宿直室が見つかれば、それでも良い。そこまでリクを連れて行こう。ー ここを拠点にしようと言ったので、離れている間に、ユウナギが戻ってくるかもしれない。 伝わるか分からないが、メモを残そう。無いよりはマシだろう。 スタンレーは工具入れから、紙の切れ端と万年筆とインクを取り出した。 「ユウナギへ 大丈夫か? リクが眠ったので、彼女がゆっくり休める場所を探してくる。 ひとまず、医務室を探す。 スタンレー」 その後、リクに向かって「悪いな」と口パクで謝り、腕を回し、リクを抱えた。(いわゆる、お姫様だっこである。)] (85) 2021/02/04(Thu) 22:40:00 |
【人】 機関設計士 スタンレー[スタンレーは、リクを抱えて廊下を歩いていた。 窓から空を見上げる。 どんよりとした雲に覆われ覆われており、朝なのか夜なのかさっぱり分からない。>>1:114 一つずつ扉を開けて、医務室または、宿直室を探す。 宿直室にまだ誰か居るならば、新たな出会いがあるだろうか。>>81>>83]* (86) 2021/02/04(Thu) 23:06:11 |
機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。 (a19) 2021/02/04(Thu) 23:11:07 |
【人】 機関設計士 スタンレーー二日目 午前零時以降(声が響いた後)宿直室の前の廊下ー [突然、前方の扉が開いた。リクと同じ年頃の少女と目が合った。>>129] 君も飛ばされて来た子か? [スタンレーは、部屋の中に居る他の気配>>110には気付いて居ない。 前方の部屋から出て来た少女の目には意志を感じたため、こちらの世界の覇気の無い住人ではないことは明らかだった。 スタンレーは続けた。] 俺たちも先程の声の主にこちらの世界に飛ばされて来た者だ。俺は、ブルー・スタンレー。こちらはリク。 眠った彼女をゆっくり休ませたく、宿直室か医務室を探している。 君がもし場所を知っていたら、どうか教えてほしい。 [続いて、 スタンレーとリクの他に、ユウナギという女性と三人で行動していること。 ユウナギとは、声が響く前に別行動になってしまったこと。 三人は、図書室を拠点にしていること。 図書室にはソファやベッドが無いため、リクを休ませる場所を探しに来たこと。 を簡単に説明した。]* (156) 2021/02/05(Fri) 16:08:17 |
【人】 機関設計士 スタンレーー二日目 午前零時以降(声が響いた後)宿直室の中ー [柔らかい別の声がしたかと思えば、別の女性の姿が見えた。>>149 彼女にも、最初の少女に説明した事情のうち、「眠った彼女をゆっくり休ませたく、宿直室か医務室を探している」旨を説明した。>>156 被り物をしている方の女性に招き入れられて>>140、安堵する。宿直室はここだったらしい。 リクを静かに寝かして、毛布を上までかける。] ありがとう。助かりました。 [改めて二人に向き直り、深くお辞儀をした。名を訊かれて>>141、被り物をした女性には名乗っていなかったことに気付く。] 俺は、ブルー・スタンレー。こちらはリク。二人とも別々の国から、ここへ飛ばされて来た。 不躾なお願いだが、今夜はどうか、リクをここに眠らせてほしい。 とても良い子です。 女性が眠る場所に居る訳にはいかないので、俺は、一旦、拠点の図書室に戻ります。 [続けて、彼女達と会話をしただろうか。しばらくして、スタンレーは、宿直室を後にした。] (159) 2021/02/05(Fri) 16:29:53 |
【人】 機関設計士 スタンレーー二日目 リクを預けて以降〜午前三時までー [帰り道、スタンレーは、図書室までに存在する各部屋について、タロットを探そうと考えていた。 もしユウナギが図書室に戻っていたら、誰も居ないことに驚くだろうか。>>130 寄り道せずに帰った方が良いのかもしれないが、メモがあるため大丈夫だろう。と、捜索を続けることにした。] [その部屋には、キャンバスが乗ったイーゼル(画架)が複数あり、窓際の棚には、肩から上の石膏像が、並んでいた。瞳が此方を向いているようで、少し不気味だ。 いわゆる、美術室だった。 キャンバスはどれも真っ白で、何も手はつけられていない。 埃も被っている。 キャンバスを裏返したり、引き戸を開けたり、隅々まで探したが、特にタロットは見つからない。] (161) 2021/02/05(Fri) 16:58:16 |
【人】 機関設計士 スタンレーー二日目 午前三時ー [流石に、疲労が出て来た。 水しか口に含んで居ないため>>1:160、腹も空いた。 堅い木製の丸椅子に座り、フランスパンを半分齧った。 このまま、夜明け(空模様からは判断出来ないが)まで眠ろう。]* (162) 2021/02/05(Fri) 16:58:34 |
【人】 機関設計士 スタンレーー二日目 夜明け前ー [スタンレーが眠り、二時間ほど経った頃。 傍らに置いた工具入れのガーネットが、ぽおっと赤い光を放った。 スタンレーは、気付かずに、静かな寝息を立てている。 そして、光は消えた。]* (164) 2021/02/05(Fri) 17:04:32 |
機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。 (a27) 2021/02/05(Fri) 17:06:21 |
【人】 機関設計士 スタンレーー二日目 朝 美術室から図書室へー [目が覚めた。時計は持っていないので、何時か分からないが、体感、少し寝過ぎた。相変わらず周りは埃っぽいキャンバスで、これは夢じゃないことを物語る。] 一旦、図書室に戻るか。 [ガラガラと引き戸を開ける。そこには、すでにリクが居て、朝食を口にしていた。>>124] おはよう。戻ってたんだな。眠ってる間に運んだ。すまない、驚かせたな。 [リクに声を掛ける。 視線を横に映せば、ユウナギも居て。ユウナギは目が覚めたばかりのようで、髪を撫でていた。>>136 ペコリと頭を下げる彼女。>>136] ユウナギも突然不在にして悪かった。 [スタンレーもユウナギに頭を下げた。 もし、ユウナギと共に誰か居るならば>>102、スタンレーも自己紹介をしただろう。] (168) 2021/02/05(Fri) 20:41:24 |
【人】 機関設計士 スタンレー[「なんで、私なんでしょうね」と、リクがほろりと零した。>>124 ユウナギがそっとリクの髪を撫でる。元気付けようとしているように見えた。>>137] 嫉妬…。羨望…。 [スタンレーはぽつりと呟く。] ああ、これは思い付きで、全く根拠は無いんだが。 [ははは。と笑って取り繕う。] 俺達が元の世界で築いた絆を羨んで、離れ離れにした。もしくは、引き裂くために試練を与えた。 とか。 …俺、大切な友人が居るんだ。だから、余計にそう思うのかもしれないけど。 そいつに会うために、帰らなきゃいけない。 [最後は、自分に言い聞かせるように、独り言のように言った。] (169) 2021/02/05(Fri) 20:43:28 |
【人】 機関設計士 スタンレーまあ、声の主の思惑は分からんな。あくまでも想像だよ。 [「パンッ」と、体の前で両手を叩く。] さて! 俺は、タロットを見つけようと思う。 昨日、空き教室をいくつか見たが、襲って来そうな怪物は潜んでないようだし、危険も少ないと思う。 なので、別行動で分担して探した方が効率が良いと思っている。 [そう提案し、スタンレーは一人で捜索することにし、図書室を出て行った。 リクとユウナギは一緒に探したのだろうか?>>138]* (171) 2021/02/05(Fri) 20:53:43 |
【人】 機関設計士 スタンレーー二日目 正午 屋上ー [スタンレーは、屋上へ行くことにした。廊下の突き当たりに、上の階に登る階段はあった。最上階に到着すれば、廊下を歩き、屋上への階段を探す。 窓の外は相変わらず暗かった。 フロアを繋ぐ階段とは別の場所に、屋上へ続く階段は存在していた。 そっとノブに手を掛けて開ける。 幸い鍵は掛かってない。 錆びた鉄扉がキィと泣いた。] (201) 2021/02/05(Fri) 23:23:02 |
【人】 機関設計士 スタンレー[生温い風が、スタンレーの赤茶色の髪を揺らした。 屋上に来た理由の一つに、街を探索した時に遠くに見えた高架を走る鉄道を眺めることがあった。 そもそも乗る人が居るとも思えず、運行しているのかは分からないが。 手すりに手を掛け、薄暗い曇り空の下、じっと目を凝らす。 窓が沢山ある長方形の箱のような車両が、線路を滑っていた。 煙突は無い。] あれは、何だ? [スタンレーの知る、蒸気機関車とは程遠い形。 良く見ると、線路に等間隔に支柱があり、電線が繋がれている。 それは電車だが、スタンレーの知る由も無い。] もしかしてあの鉄道は、電気で動いているのか? [タロット探しも忘れ、夢中に遠くの高架を観察していた。]* (202) 2021/02/05(Fri) 23:23:41 |
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