劇場の支配人(村建て人)は、メモを貼った。 2022/08/07(Sun) 23:07:58 |
【人】 水子たちの霊 ヒルコー死体安置室ー 積もった埃が舞い、僅かに水気を含んだ空気が、すえた臭いを発している。 肌に触れれば、汗ばんだ時に似た不快感を感じるだろう。 そんな中で、ふと。 水面で泡が弾けるような音が響く。 見れば、室内の隅。 最も暗闇が濃い場所から、小さなあぶくがたっている。 ひとつ、ふたつーー…。 何かが近づいている事を示すように、あぶくの数は多く、そして間隔は短くなっていく。 やがて、あぶくの根本から、何かが立ち上がる。 最初に頭が見えて、それから手が、上半身が…。 そうして、影の中からは現れた姿は、存外に小さく、子供ほどの背丈しかない。 (2) 2022/08/08(Mon) 12:58:12 |
【人】 水子たちの霊 ヒルコ「探さないと。 見つけてあげないと。 『僕』の、 『私』の、 『俺』の、お母さんを。」 囁くような声。 けれど、郁恵にも重なって聞こえる。 『子供』はやがて歩きだし、部屋の外へと消えていった。 (3) 2022/08/08(Mon) 12:58:32 |
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。 (a1) 2022/08/08(Mon) 13:04:19 |
【人】 千早 結ここが噂の廃病院か 確かに原付でも来れないなぁ… [公道を逸れた脇道はいつの間にか鬱蒼とした森に飲まれていた。スマホの電波も場所によっては次第に途切れ始める。 オカルト板で拾った肝試しの書き込みや過去の事件の情報を元に、雑草の生い茂る獣道を進めば件の廃病院らしき建物が見えて来る。 逢魔ヶ刻を追う薄らとした月明かりが、寂れた建造物の闇に吸い込まれるかのように感じた] (4) 2022/08/08(Mon) 19:19:07 |
【人】 千早 結[死後の世界など信じた事がなかった。 死ねばそれで終わりだと考えている。 ホラーチャンネルやオカルト板を見るのは好きだが、 それは「よく出来た創作物」としての話。 超常現象と称される物は全て科学的裏付けが可能だと思っている。そうでなければ脳が作り出す幻惑幻覚の類だとも。 これまではそうだった。 自らの「死」の宣告を告げられる前までは]** (5) 2022/08/08(Mon) 19:28:13 |
千早 結は、メモを貼った。 (a2) 2022/08/08(Mon) 19:30:43 |
【人】 四谷 隆史 ……ちぇ。ばーか。 やっぱビビってんじゃん。 [やっぱり帰る、やめるのスタンプは既読無視。 とある出来事があって、気も漫ろだったせいだろう。A判定だった大学に落ちてしまった去年。 滑り止めに行く気にもならず、予備校通いながらの半年。 今年こそは受からないと親の脛齧りと言われてしまう。 受験勉強の合間の息抜き。 廃病院で肝試しって計画したのは同じ予備校通いの1人。 結局びびって中止の連絡をフリックして追いやった。 しかし、自転車で来たのはいいが行く道は雑草ばっかり 歩いた方がいいなとスマホの明かりを頼りにがざり、がざりと音を奏でて獣道。 ふと画面をスライドさせればトーク一覧の一番後に、見たくない名前を見て ――LINEのアプリをそっと仕舞った ] (7) 2022/08/08(Mon) 19:39:35 |
【独】 千早 結/* よろしくお願いしまーす わー久しぶりのRP村 ガチ垢と分けるために新たに作りました ウィキがとても面白そうだったので思わずアンケートぽちってしちゃいました。枠があってよかった〜 (-0) 2022/08/08(Mon) 19:40:21 |
【人】 四谷 隆史[遠目からもわかる病院は、塗装も剥げておどろおどろしい。 どうせ雰囲気だけで、野生の獣とかが住み着いたり、 水場で蛙が合唱したのがうめき声に聞こえたとか。 どうせそんなのが真相だろうに、 地元ではここは一種のオカルトスポット。 *年前、デート代わりに行った後輩カップルが 誘い込まれて死んでしまった、とか。 そういった眉唾ものの噂もまことしやかに囁かれている。 夏合宿の帰りにやろう。との誘いだったから。 背負った通学カバンの中には赤本と受験用の重いテキスト、 あと夜道を帰ることがあるから手持ちライトとカロリーバー、 飲み物あたりが無造作に放り込まれている。 ただ、冷やかしてかえるだけ。 来なかった奴らにマウントとるため。 そのためだけに、 錆びたドアノブをハンカチで包んで開けたのだ。] (8) 2022/08/08(Mon) 19:41:47 |
【人】 四谷 隆史[堕胎の費用は俺のお年玉貯金から出した。 親には言ってない。年齢も詐称したのに医者は何も言わなかったから多分大丈夫、の、はずだ。 9週だから、性別はわからなかったと言っていた。 そんなこと聞きたくない。 それよりどっか飯でも食いに行こうと、 いつも通りを装う位しかできなかった。 涙の跡が残るあいつの顔を、平然とは見れなかった。] 「***、って。名前、呼んであげてよ。」 [なんにもいなくなった腹をさすったあいつが、 そんなことを言う。 俺に組み敷かれて女の顔で喘いでたくせに。 自分らの将来のために殺した躯は、 病院でとっくにゴミとして出されているんだろうに。 もういない命の母親の面して気持ち悪い。] (9) 2022/08/08(Mon) 19:50:16 |
【人】 四谷 隆史「なんで、そんな燃えるゴミに出されたモノの 名前、呼ばなきゃなんねーんだよ。」 [お前が、お前じゃなくなったようで。 それがたまらなく、怖かっただけだよ。 その翌日に、学校の屋上から飛び降りるなんて思わなかった。] (10) 2022/08/08(Mon) 19:51:51 |
【人】 四谷 隆史[世間では受験のストレス、ってことになってる。 当時付き合ってるのも内緒だった。 友人グループも違ったし、接点だって少ないもんで。 ただ、夏の日に図書館で本を一生懸命取ろうとしたお前を見て なんの気まぐれか、1冊とって渡した。 ただそれだけが切っ掛けで始まった関係だったんだ。 墓参りにすらいけないまま。1年。 明日はお前が、今日は―――***が死んだ日。*] (11) 2022/08/08(Mon) 19:54:49 |
四谷 隆史は、メモを貼った。 (a3) 2022/08/08(Mon) 20:03:26 |
【独】 四谷 隆史/* 時折こういうドクズキャラしたくなるよね。 俺はしたい。のでこういうキャラで。 よろしく、よろしく。 多分ホラー体験したらビビりマンになるね。間違いない (-2) 2022/08/08(Mon) 20:04:48 |
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2022/08/08(Mon) 20:14:36 |
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2022/08/08(Mon) 20:19:34 |
【人】 不審死の元凶 ???―廃病院内 四谷と― ――ようこそいらっしゃいました。 ご家族の方ですね。 [夏のなんとも言えぬ生暖かい空気と、辛うじて明かりが灯っているばかりの、薄暗闇の中で澄んだよく通る声が響く。 声は「三人」の来訪者>>8に向けられたもの。 声を投げかけたのは、一人の少女に「見える」。 人形のように、細く華奢な身体つきに、暗闇の中でなお光を反射する、長い金髪。 何より、整った顔立ちに、唇はうっすらと湿りを帯びて、薄く朱が差しており、ガラス玉のように澄んだ翠と蒼の瞳がまっすぐに、男の後ろを見据えている。] (12) 2022/08/08(Mon) 21:47:37 |
【人】 不審死の元凶 ???あぁ、お母さまも、お子様も。 いつも一緒にいるのに、お父さまに気付いて貰えない事が悲しいのですね。 名前を呼んでもらえなかった事が、苦しいのですね。 お父様を一人、この世に残してしまった事を、悔やんでいらっしゃるのですね。 [終始、少女の眼は男に注がれることは無い。 男が何を言おうと、少女が口をつむぐことは無い。 その後ろにいる、母親と子供が少女へ語り掛けてくる限り、少女は応じる。] ご安心なさいませ。 お父さまがこちらにいらっしゃるのも、もうほんの少しばかり後の事ですから。 [少女の顔が、初めて男を向いた。] (13) 2022/08/08(Mon) 21:48:05 |
【人】 不審死の元凶 ???[『それ』が、言葉を発する事は無かった。 ただ、男の方を向いていた、それだけ。 そして、男が瞬きする間に『それ』の姿は消えて、後には元の生暖かい空気と、薄暗闇だけが残っていた。]** (15) 2022/08/08(Mon) 21:48:43 |
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