【人】 「怪人」 ファントム――未明の早朝/「passione」―― hm――――… まだ朝日は昇らず、空に星がまたたいている頃。 人のいないバーのステージに、彼はいた。 いつかのように魅せる為に歌い上げるわけでもなく、静かに鼻唄を響かせて、反響を耳で感じる。 バーテンがやってくるまで、まだかなり時間がある。 このステージを独り占めできるわずかな時間が、彼にはお気に入りなのだ。** (1) 2022/11/24(Thu) 6:38:27 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a1) 2022/11/24(Thu) 6:41:46 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a2) 2022/11/24(Thu) 7:13:27 |
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a3) 2022/11/24(Thu) 7:16:32 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a4) 2022/11/24(Thu) 7:21:22 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ──店舗/ベランダ── [予約がある日。 男は早朝よりシャワーを浴びて身を清め、爪を研ぎ客の肌が傷つかぬよう念入りに調整する。 自分自身の肌を整えることも忘れずに行い身だしなみを整えた。 纏うのは上下ともに黒い衣装で軽装。 皺のない清潔感ある状態になると店舗の準備に取り掛かる。 円柱上の部屋やロビーをはじめ客が足を運ぶ場所は温めておき粉末状にした薬草を溶かした溶液で蒸気を出して肌に優しい湿度を保つ。 客に纏ってもらう着衣とガウンに準備とベッドメイキングも終わればそこで漸く一服するためにベランダに向かった。 自分用の黒く苦々しい珈琲のようなものを啜り表情を歪めなふぁら本日視界を向けるのは中央広場の方だ。 フェス当日の朝、喧騒はこの店にも届く勢いでさぞや華やかなのだろうことは容易に伺い知れる。 男は感慨深けに眺めながら一時を過ごしていた**] (2) 2022/11/24(Thu) 8:03:55 |
【人】 画術師 リュディガーー昨夜の回想ー >>0:349 ん〜?多分「いつもの」って奴なんじゃないの?スキンケアって、普段からのコンディションを保つ為に色々するって聞いてるし…… コースとか色々あるの?へぇ。まあブランとおんなじやつを、おれも受けるんだろうけど…… ドキドキするなあ〜…… [なんでそんな顔してるんだろ、は常に思いつつも。明日やっと描ける、スカリオーネの施術模様に期待をしていた。 多分一番近かったものを、やっともう一度観られるのだから。 ] (3) 2022/11/24(Thu) 8:14:19 |
【人】 画術師 リュディガー[>>0:350 つれて行かれたのは、落ち着いて洒落た雰囲気の店であった。「自動演奏楽器」もあるのか、と失礼にならない程度に周囲を見る。] 先に指切りしようって言ったのスカリーじゃん?>>0:106 お、『綺麗』な店。意外だな〜こういう場所知ってるの。 [好きなものを頼んでいい、と言われたので定番品ぽい甘味とカフェラテを注文する。暫くして運ばれてきたメニューの味は悪くなかった。 目の前でいつものブラックコーヒーを飲む男を眺めながら、時折雑談を挟んだりして、] ゆーびきーりげーんまん。 じゃ、明日楽しみにしてるね。 [店を出て、指切りをしてから別れた。]** (4) 2022/11/24(Thu) 8:15:20 |
【人】 画術師 リュディガーーフェス当日ー [今日と明日は、この街が最も賑やかになる日である。 女神サマ云々については、正直半信半疑ではあるのだが。単純に彩られた街を闊歩するのは楽しいし、ありとあらゆる『美』が集まるこの日ならば、きっと出会えるかもしれないと思って。 そうして何年も期待は破れている。 祖父母の作品や、両親の商売場所。姉や兄達や身内の芸術家達がパフォーマンスを行う場所……一通りに顔を出して労ったり手伝ったりをしてから。 画材道具一式と共に魔女の店へと向かった。 魔女と合流したのちに、スカリオーネの店へと行くだろう。]** (5) 2022/11/24(Thu) 8:16:57 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a5) 2022/11/24(Thu) 8:20:58 |
【独】 画術師 リュディガー/* よろしくお願いします…… お手柔らかに…… 着席不定になりそうなので、ぼちぼちと追いかけよう。 エンカウントは2d以降になりそうな気もし……(場所の都合上) (-1) 2022/11/24(Thu) 8:22:38 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a6) 2022/11/24(Thu) 8:24:39 |
【人】 奏者 イルムヒルト― フェス当日 ― [フェスの当日は、午前中に仕事が1つ入っていた。 酒場ではなく、中央広場に拵えられたステージで 踊りや歌に合わせて望まれる曲を演奏する。 ――昨日までなら、添え物の音を。 舞台の主人公達をより輝かせるだけのものを。 されど今は。彼らも輝かせながらも 奏でる私の音をも、目を、耳を惹くような深いものを。 其処には確かに、咲き始めた華があった。] (6) 2022/11/24(Thu) 9:18:52 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[でも、足りないの。 極上の熱を、知ってしまったから。 ――それが音を奏でている間だけの幻でも。 静まったそれが疼いて止まなくなる。 音を奏でていれば、それに引きずられるように 昂らされた記憶が女の雌性を蘇らせる。 ああ、喰らいたい。貪られながら 私は、もっと己の美を花開かせたいのだ 強欲に、貪欲に。目覚めてしまった飢餓のまま 本能が求めている] (-3) 2022/11/24(Thu) 9:19:08 |
【人】 奏者 イルムヒルト[演奏が終われば、女は一枚の名刺を持ちながら ゆっくりした足取りで街を歩く。 知り合いにでもあえば、二言三言交わしたかもしれないし 少しの間共に過ごすこともあったやもしれない。 ――女の足は、とある屋敷の前で止まる。 来客を告げれば、主の富豪まで知らせは届くだろうか。 女はリュートを抱きながら、其処で佇み**] (7) 2022/11/24(Thu) 9:21:25 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a7) 2022/11/24(Thu) 9:24:08 |
【人】 大富豪 シメオン─ とある女の話 ─ [それはずいぶん昔の話。 ある女がいた。 ラ・コスタという街の、 そのなかでも一、二を争う大きな劇場の美しい花形女優。 美貌だけではなく、くるくるとよく変わる愛らしい表情、 特に少女のような微笑みや仕草は、見るもの全てを魅了した。 女に恋をした男は数多いたが、その中に二人の男がいた。 二人は、友であった。 確かに、友であった。 その二人は共にかつて『勇者』と呼ばれ、それぞれが『賢者』『剣王』と呼ばれた盟友であった。それはここラ・コスタに移り住んでからも変わらなかった。そのはずだった。] (8) 2022/11/24(Thu) 10:05:51 |
【人】 大富豪 シメオン[『賢者』は女に恋をしていた。 些細な切欠がやがて賢者と女を結びつけ、その恋が成就すると賢者は舞い上がり、のめり込み、二人は恋に溺れた。 『剣王』は女の『美』に恋をしていた。 友が女の心を射止めても男は気にも留めなかった。 むしろ、恋によって女がその『美』を更に輝かせたことを喜んでさえいた。 だが、それも長くは続かなかった。 恋に溺れた女は自分の『美』を磨くことを手放し始めた。 女としての幸せを求めるようになったのだ。 男はそれが許せなかった。 失われていく『美』を諦めることができなかった。 だから……壊した。] (9) 2022/11/24(Thu) 10:07:14 |
【人】 大富豪 シメオン[男は賢者のことを友と思っていた。 共に視線を潜り抜けた仲であり、共にこの街にやってきた。 賢者は男にないものを持っていた。 それは魔法であり叡智だった。 けれど、男は賢者の中に『美』を見出したことは一度もなかった。 だから男の選択は実に当然のことだった。 この街では、いやこの男にとって『美』よりも優先するものなどないのだと。 男はありとあらゆる手段を用いて二人の仲を破滅させた。 賢者は街を追われ、女は悲嘆に暮れながらもその悲しみが再び女の『美』を取り戻し、いやそれ以上の『美』となった。 男はその結果に満足していた。 その年の『フェス』で、女の『美』は抜きん出て並ぶものがなかった。] (10) 2022/11/24(Thu) 10:08:12 |
【人】 大富豪 シメオン[だが、間も無くして女も消えた。 男に囲われることになった女は見る間に堕落していった。 酒と薬に溺れ、男の屋敷に平然と男娼を連れ込み快楽に身を窶した。 男はそれを黙認したが、女から『美』が失われるにつれて、女は追いやられていき、その行き着く先は影街であったという。 そのとき、男はその『美』を惜しんだが、女自身には何の感情も湧いてはこなかった。 ただ一度だけ友の姿を思い出した。 それは激しい炎の様な深い絶望と裏切りへの怒りをその目に宿した、憎悪に身を包んだ姿。 そのとき、男は初めて友のことを美しいと思ったのだった。*] (11) 2022/11/24(Thu) 10:09:27 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a8) 2022/11/24(Thu) 10:53:34 |
【人】 大富豪 シメオン─ 屋敷 ─ [ジョスイのお屋敷は居住区でも一等地にあった。 広大な敷地に建つそれは様々な施設、たとえば工房やアトリエ、研究室や訓練所まで備えていた。 また、男が秘蔵するコレクションを展示するミュージアムもあり、交友のある愛好家たちに公開もしていた。 女>>7がそこを訪ねたなら、従者の一人が丁寧に応対しただろう。 従者は他の荷物たとえばフードなどを預かろうとはしたが、決して女が手にするリュートを預かろうとはしなかった。 従者の案内で女は男の元へと連れていかれる。 絢爛豪華な屋敷の中は数々の名画や美しい装飾に彩られていた。 女が通されたのはそんな煌びやかな場所とは打って変わって、やけに静かで侘しくもある区画だった。] (12) 2022/11/24(Thu) 10:53:57 |
【人】 大富豪 シメオン[男はそこで剣を振るっていた。 それは剣術における基礎中の基礎である形。 それを愚直なまでに、もう何千何万と繰り返した形をなぞる。 やがてそれは激しさを増す。 そこに存在しないはずの敵。 だが、男の振るう剣は確かに敵を捉えていた。 それは女の目に見えるほどにハッキリとそこに在った。 更に、男の姿は老齢に差し掛かったものではなく、昨夜よりもずっと若く、美しい姿がその目に映し出されただろう。 そして、女だけに理解ることが一つ。 彼の演舞は昨夜の女の演奏に乗せていたのだ。女の奏でた旋律の音の一つ一つを誤らずに、まるでその音と斬り結ぶように。] (13) 2022/11/24(Thu) 10:55:55 |
【人】 大富豪 シメオン[キンと甲高い音が小さく鳴る。 カタナをしまったと同時、見えていたはずの幻影は全て掻き消え、男の姿もまた昨夜と変わらぬものへとなった。] ……そうか…… [静かに、だが凛とした声。 その眼光は獲物を狙う猛禽の類の様に女を射抜く。] (14) 2022/11/24(Thu) 10:56:18 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[鎮まらぬ熱。 刀を振るっても、瞑想に耽っても、消えぬ耳奥の音が情動を猛らせ、情欲を煽り続ける。 目覚めた“雄“は獲物を喰らうまで眠ることはない。 男の目が女に訴えかける。 その肢体を、その雌を、早く味あわせろと。 男の貪欲な性は一晩経ってもその熱を冷ますことなどはなかったのだと。] (-6) 2022/11/24(Thu) 10:56:56 |
【人】 踊子 リリー ──中央広場── [ しゃん、と指先を伸ばす。 あちらこちらで様々に歌い、舞う人々を目に入れながら 女は即席のステージには上がることなく その場でくるりと舞い始めた。 ──そう、いつものように。 星が煌めく様が一等美しく映るようステップを踏んで、 音がなくとも、舞台を彩る花や彩りがなくても、 存在そのものの星が確かに瞬く、ように。 ] …………っは、 [ 誰に見られるためでもなかった。 ──熱気に紛れて、誰にも映らなければ良いとさえ。 すぐさま舞うのを止めた女は、 何事も無かったかのようにスカートを揺らし その場で重い溜息を零した。 ] (16) 2022/11/24(Thu) 11:11:50 |
【人】 踊子 リリー……こういうのじゃ無いって 分かってるのにな。 [ 髪を彩るリボンが風に遊ばれ、ひらひらと揺蕩う。 道行く人々の熱と、演者の煌めきが満ちる世界で 女はひとり、その光景を眺めていた。** ] (17) 2022/11/24(Thu) 11:13:57 |
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