情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
名前 | ID | 生死 | 勝敗 | 役職 |
---|---|---|---|---|
闇葬 アウグスト | master | 襲撃死 (2d) | 敗北 | 村人陣営:村人 村人を希望 |
暁光 クリスティーナ | 村立て | 舞台に居た | ||
Sogni d'oro ロッシ | 66111 | 処刑死 (3d) | 敗北 | 村人陣営:村人、宝玉 村人を希望 |
天使の子供 ソニー | redhaguki | 生存者 | 勝利 | 妖精:樹木子、宝玉 樹木子を希望 |
銀の弾丸 リカルド | eve_1224 | 生存者 | 敗北 | 村人陣営:反魂師、宝玉 反魂師を希望 |
グッドラック マキアート | backador | 処刑死 (4d) | 敗北 | 人狼陣営:黙狼、宝玉 黙狼を希望 |
暗殺屋 レヴィア | arenda | 処刑死 (6d) | 敗北 | 村人陣営:暗殺者、宝玉 暗殺者を希望 |
プレイスユアベット ヴィオレッタ | 968. | 生存者 | 勝利 | 妖精:幼狐、宝玉 幼狐を希望 |
”再び灯された昼行灯” テンゴ | ぴんじぃ | 生存者 | 敗北 | 村人陣営:村人、宝玉 骨噛みを希望 元々は骨噛みだった |
Ninna nanna ビアンカ | gt | 処刑死 (5d) | 敗北 | 村人陣営:無思慮、宝玉 無思慮を希望 忠誠★ルチア |
愚者 フィオレロ | poru | 襲撃死 (3d) | 敗北 | 村人陣営:斜陽騎士、宝玉 斜陽騎士を希望 |
高らかに、あなたの元へ届け ストレガ | shell_memoria | 生存者 | 敗北 | 村人陣営:魔女、宝玉 魔女を希望 |
デッド・ベッド ヴェネリオ | toumi_ | 後追死 (5d) | 敗北 | 殉教者:死之商人、宝玉 死之商人を希望 |
紅烏 コルヴォ | unforg00 | 襲撃死 (6d) | 敗北 | 叢魔陣営:夜魔、宝玉 夜魔を希望 |
血塗れの聖・ ルチア | yatuhatig | 生存者 | 敗北 | 村人陣営:鋼鉄人形、宝玉 鋼鉄人形を希望 |
郵便切手 フラン | dome | 舞台に居た | ||
三匹の中の"兎" ツィオ | reji2323 | 生存者 | 敗北 | 蒼月教会:諜報員、宝玉 諜報員を希望 |
胸に抱くは ラウラ | sinorit | 襲撃死 (5d) | 敗北 | 邪気陣営:決闘者、宝玉、邪気 骨噛みを希望 邪気だった 運命の絆★サルヴァトーレ |
陽炎 アベラルド | susuya | 襲撃死 (4d) | 敗北 | 人狼陣営:黙狼、宝玉 黙狼を希望 |
翠眼の少年 ヴェルデ | beni | 襲撃死 (4d) | 敗北 | 村人陣営:共鳴者、宝玉 共鳴者を希望 |
風は吹く マウロ | otomizu | 呪詛死 (7d) | 敗北 | 人狼陣営:皇狼、宝玉 皇狼を希望 |
家族愛 サルヴァトーレ | rik_kr | 襲撃死 (4d) | 敗北 | 邪気陣営:共鳴者、宝玉、邪気 共鳴者を希望 邪気だった 運命の絆★ラウラ |
(n1) 2022/08/24(Wed) 21:03:54 |
【人】 ガット・リベロ ルチア「ℑ𝔬 𝔠𝔯𝔢𝔡𝔬 𝔦𝔫 𝔇𝔦𝔬, 𝔓𝔞𝔡𝔯𝔢 𝔬𝔫𝔫𝔦𝔭𝔬𝔱𝔢̀𝔫𝔱𝔢,𝔠𝔯𝔢𝔞𝔱𝔬𝔯𝔢 𝔡𝔢𝔩 𝔠𝔦𝔢𝔩𝔬 𝔢 𝔡𝔢𝔩𝔩𝔞 𝔱𝔢𝔯𝔯𝔞」 声が潮風に乗る。 積み上げられた煉瓦の壁に座って、 ぱたぱたと少女は足を揺らして。 祈っている。 太陽の光を受けて、煌めく海面は目も眩むようで。 祈り以外には、カモメの声が空から降りてくるばかり。 (0) 2022/08/24(Wed) 21:43:41 |
【人】 ガット・リベロ ルチア「𝔢 𝔦𝔫 𝔊𝔢𝔰𝔲̀ ℭ𝔯𝔦𝔰𝔱𝔬, 𝔰𝔲𝔬 𝔲𝔫𝔦𝔠𝔬 𝔉𝔦𝔤𝔩𝔦𝔬, 𝔫𝔬𝔰𝔱𝔯𝔬 𝔖𝔦𝔤𝔫𝔬𝔯𝔢,𝔦𝔩 𝔮𝔲𝔞𝔩𝔢 𝔣𝔲 𝔠𝔬𝔫𝔠𝔢𝔭𝔦𝔱𝔬 𝔡𝔦 𝔖𝔭𝔦𝔯𝔦𝔱𝔬 𝔖𝔞𝔫𝔱𝔬,」 ほんの少しだけ時間を潰して。 それから、珈琲豆と、チョコラータを買うのが今日のお役目。 少女は今から、エスプレッソに合わせるフレーバーを考えている。 (1) 2022/08/24(Wed) 21:45:01 |
【人】 ガット・リベロ ルチア「ℭ𝔯𝔢𝔡𝔬 𝔫𝔢𝔩𝔩𝔬 𝔖𝔭𝔦𝔯𝔦𝔱𝔬 𝔖𝔞𝔫𝔱𝔬, 𝔩𝔞 𝔰𝔞𝔫𝔱𝔞 ℭ𝔥𝔦𝔢𝔰𝔞 𝔠𝔞𝔱𝔱𝔬𝔩𝔦𝔠𝔞, 𝔩𝔞 𝔠𝔬𝔪𝔲𝔫𝔦𝔬𝔫𝔢 𝔡𝔢𝔦 𝔰𝔞𝔫𝔱𝔦, 𝔩𝔞 𝔯𝔢𝔪𝔦𝔰𝔰𝔦𝔬𝔫𝔢 𝔡𝔢𝔦 𝔭𝔢𝔠𝔠𝔞𝔱𝔦, 𝔩𝔞 𝔯𝔦𝔰𝔲𝔯𝔯𝔢𝔷𝔦𝔬𝔫𝔢 𝔡𝔢𝔩𝔩𝔞 𝔠𝔞𝔯𝔫𝔢, 𝔩𝔞 ...」 カモメの声が、ひときわ大きく響き渡る。 何かが弾けるような乾いた音が、それに重ねて、ひとつ。 (2) 2022/08/24(Wed) 21:45:37 |
【人】 血塗れの聖・ ルチア(────ああ) 懐かしい味。 チョコラータを食べ過ぎると、 決まって鉄の味を感じるの。 欲張るからだぞって、あなたはいつも笑っていて。 わたしがそれを否定するんだ。 (3) 2022/08/24(Wed) 21:46:38 |
【人】 血塗れの聖・ ルチア「𝔄 ... 𝔟𝔢𝔩... ...」 世界がぐるりとまわって。 まるで夢でもみているよう。 ここは 静かで。 今は何も聴こえない。 (4) 2022/08/24(Wed) 21:47:38 |
【置】 Niente ラウラ青空が、広がっている。 果てのない青空だ。 下は水面のようで。 その上に、女は立っていた。 「………また、ひとり ですね」 誰に言うでもなく零した言葉は。 空に溶け、消えていく。 "誰か"の体に回した腕は、もう。 ──熱を感じない。 「…………さみしい、」 先程の言葉をもう一度口にして。 応えの返らない呟きに、胸が痛んだ。 ──視線が、落ちていく。 足元に広がる波紋は、ひとり分だけ。 だとすればあの人は。 …………。 …………………………。 ▽ (L0) 2022/08/24(Wed) 22:27:17 公開: 2022/08/24(Wed) 23:00:00 |
【置】 Niente ラウラ「ふっ………………」 漏れた声は、確かに女のものだろう。 けれどきっと、生前には零さなかったもの。 「…………ふふっ」 その表情は、どんなものだったか。 分からない。それを見たものはいない。 己でさえも……………………。 ぱしゃり、と音を立ててその場に座り込む。 沈むことはない。 ただ、波紋が広がっていくだけ。 「…………ラウラのお願い、ようやく 叶いました」 約束や願いが叶わないと知って尚。 それでも手放せなかったのは、きっと。 ──いつか叶うと、信じていたから。 笑ってください。 ラウラは、皆様の笑顔が大好きですから。 ▽ (L1) 2022/08/24(Wed) 22:27:53 公開: 2022/08/24(Wed) 23:05:00 |
【置】 Niente ラウラ「………………マウロ様、…ラウラは」 言うべきことは沢山あった。 言いたいことも沢山あった。 けれどそれら全てを語るのは。 きっと野暮で──だから。 「……ラウラは、血の掟を行いました。 ですから、マウロ様よりも 少し前を行きます」 傷のついた親指を見て、静かに呟く。 アソシエーテではなく、メイドマンとして。 だから早く、貴方は更に上を目指してください。 貴方の優しさをきっと、他にも気づける人がいますから。 ラウラにはもう、お傍で支えることは叶いませんが。 「……お慕いしております、から。 ──心から、願いましょう」 ──月桂樹の名において。 この先の貴方の未来に。 " 栄光 "と"勝利 "が訪れますように。▽ (L2) 2022/08/24(Wed) 22:28:38 公開: 2022/08/24(Wed) 23:10:00 |
【置】 Niente ラウラ「…………リカルド様。 ラウラに、"好き"を教えて下さり。 ……ありがとう、ございました」 違いを正しく理解するには。 ──やはり、他者の存在が必要だった。 「それから」 「…それから、……約束。 守れなくて、ごめんなさい」 傍にいた時には告げることのなかった、謝罪の言葉。 貴方は、光だったのだろう。 暗い迷路の中でさ迷っていた、女にとっての。 そんな貴方との約束。 守れなかったことが、酷く悔しい。 「………………行ってらっしゃいませ」 どうか、長く生きてください。 そうして互いに、知ることが出来ればいい。 その手はもう、誰にでも届くのだから。 握りしめる必要はない──きっと、大丈夫。 ▽ (L3) 2022/08/24(Wed) 22:29:05 公開: 2022/08/24(Wed) 23:15:00 |
【置】 Niente ラウラぽつ、ぽつり。波紋がひとつ、ふたつ。 弾けて、広がる。 震える喉が、吐息を零す。 答えを知ったことは、今の状況では酷く残酷にも思える。 声にならない声で、彼の名を呼ぶ。 本当は、その手を取りたくて。 幸せに、なりたくて。 それでも、望めなかった。 望みたかった。ただ一人の、人間として。 もっと素直になれたなら、貴方に。 「……………全てが終わった、その時に」 なんて、夢物語は 紡がれない。 あの日言えなかったこの言葉は、飲み込むべきだから。 落ちていく雫はやはり拭われることもなく。 静かに、静かに波紋に変わる。 もう、慰める手はここにはない。それはきっと。 ──その手はきっと、代わりに 別の誰かを救うだろう。 ▽ (L4) 2022/08/24(Wed) 22:29:46 公開: 2022/08/24(Wed) 23:20:00 |
【置】 Niente ラウラ「………………貴方は、」 貴方の傍には、 マウロ様とリカルド様がおります から。 どうか。 ──どうか、言葉を飲み込まないで。 「…………貴方は、孤独ではありません から。 ラウラは、……ラウラ は、」 貴方の幸せを──願い続けましょう。 身勝手に、無責任に。 だからどうか貴方も。 「──貴方自身の幸せを望んでください」 いつかにあの人が唇をつけた指先へと口付けを落とす。 そこに、"赤"が染みることはない。 ここにあるのは、どうにもならない虚しい感情だけだ。 未練がましく、あの人を想って。 ただひとり──嗚咽を堪えて 泣き続けていた。 叶わないかもしれない約束や願いでも。 最後に何か叶えば、いつかの傷は癒やされていくはずだ。 「──そうでしょう、ツィオ様」 (L5) 2022/08/24(Wed) 22:30:59 公開: 2022/08/24(Wed) 23:25:00 |
【置】 Niente ラウラ貴方の傷を癒したかった。 貴方に傷を癒して欲しかった。 残された"証"に後悔はない。 貴方に触れられて──確かに、幸せだった。 貴方となら何処へでも。 貴方となら何処までも。 その命が果てる、その時まで。 貴方を、愛しています──ツィオ様。 (L6) 2022/08/24(Wed) 22:31:58 公開: 2022/08/24(Wed) 23:30:00 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【ノッテアジトの廊下】 闇医者を抜け出し、とある少女と出会い。 アジトへ向かって、上司やテンゴなど頼りの人がいなくて、 ふらふらと探し歩いて、今。 上司の部屋から出てきたリカルドの手には、あるノートパソコンをカバンに入れて持ち出してきていた。 この時はまだ少女がこの後、身を投げ出してしまうなんて事には気づくはずもなく。 ただ、重体とも言える身体にムチを打って仕事に戻るつもりでいた。 あの2人が動けない今、しっかりしなければならない立場にいる自覚は十分にあったからだ。 寝ている暇は、1分とてなかった。 「これは俺の部屋に保管することになるな……」 などと呟いて。 (5) 2022/08/24(Wed) 22:42:00 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”復讐の刃” テンゴ【隠された医療施設】 「――……約束ですよ。 日に1回は様子を見に来ます、……俺自身の治療もありますしね」 ここのスタッフたちは、施設立ち上げの頃から共に研鑽に励んだ者たちだ。 医療においては何よりここが信用できる。 きっと、貴方も快方に向かうはずだと信じている。 「はい。 では、俺は一足先にアジトに戻ります。 そうとわかれば、最優先で守らなければならない物がありますから」 上司に託された宝物。 それを、誰かに見つかる前に回収しなければならなかった。 (-0) 2022/08/24(Wed) 22:56:46 |
【秘】 天使の子供 ソニー → デッド・ベッド ヴェネリオ2月、花祭りの名残のある日和。窓の外には白い小花があちらこちらに散って見える。 いつかの日。遠く過ぎ去った春の日。 思い返すのは青年か、貴方か、どっちだったろうか。 ニュースにもならないような小さな話だ。 路地裏でたむろしているチンピラの一人が街から居なくなったという。 あるものは出稼ぎでも言ったんだろうといい、あるものは夜逃げでもしたかといった。 島の上から社会の益にもならない人間がひとりきり消えていったところで、誰も問題にはしない。 そんな誰かの名前なんて、誰も覚えていやしないはずだった。 いくつかある貴方の隠れ家の内、たかだかの駒であっても知れるような場所。 一つくらいは他のカモフラージュのために、近しい人間には明らかにしていたところがあったのだろう。 ちょうど貴方がそこに滞在していた頃、貴方が世話していたうちの子供が尋ねてきた。 子供、なんて言ってもとうに成人してから2年は経っていて、孤児院からは離れていて。 そのくせまだ日雇いやアルバイトを転々として身の置き所も定まらないような問題児だ。 ソレが意味のある言葉をやっと長く繋げて日々の報告だとかを向けてくるようになった頃から、 ずうっと貴方の手を煩わせてきた、ちょろちょろと周りをうろつくだけの、ただのガキだ。 「先生、居る? 留守かもな……忙しいって言ってたし、こっちには居ないかもな」 貴方が滞在している時に青年がちょうど訪ねてきたのは、おおむね偶然だったんだろう。 同じ組織の中にいるのでもない子供が貴方のスケジュールを把握しているわけもないし、 どこで今何をしてるか、だなんて聞ける相手を、知っているわけでもない。 気まぐれな生き物は、訪ねてみてから連絡すればいいか、なんて楽観的に考えてもいたのだろう。 インターホンを押して数秒。待つこともうしばし。貴方は顔を出してくれるだろうか、なんて。 そわついた素振りをして、窓に映した自分の顔を見ながら髪型を整えたりなんかしていた。 (-1) 2022/08/24(Wed) 23:25:52 |
【秘】 デッド・ベッド ヴェネリオ → 天使の子供 ソニーその昔、冷たい風が肌を撫でる季節。 春の訪れがまだ見えないのをいいことに暖炉にくべる薪を増やして、男は部屋に引きこもる準備をしていた。 外回りをするといって定期的に向かういくつかの隠れ家、人の暮らしている形跡を普段から残しながら使わないと脆く朽ちていく家具たちを消費する。掃除は嫌いだからハウスキーパーを雇いつつ、だ。 一息ついたところで鳴り響くインターホン、体を動かさずともスマートフォンから監視カメラの映像を確認する。映ったのは嫌でも心を揺さぶらせる子供の姿だ。子供、なんて言ってもとうに成人してから2年は経っている、立派な――社会の一員になるべき俺の駒の一人。 「あいつ、今の状態の俺に会いにくるなんて。 どれだけツいてないんだ」 居留守を使うにも幹部として確かめなければいけないことがある、今この目の前の子供が敵であるか。排除しなければいけない対象であるのか。 家具の隙間に隠してある拳銃の弾の段数を確認して再び戻し、数秒数えてため息をつけばネクタイを緩めて玄関へと向かう。 あのニュースにもならないような情報がひどく頭で響いていた。 「ごきげんよう、ソニー。 ……仕事終わりで今から休むところなんだ、風呂に入りたいんだが話は長くなるか?」 (-2) 2022/08/24(Wed) 23:58:00 |
【秘】 天使の子供 ソニー → デッド・ベッド ヴェネリオ「!」 足音が聞こえて来たなら慌てて姿勢を正し、すぐに開くのだろう扉の前に直立に向き直る。 別にそれも大きな音じゃない。今までの多くのために培われた教育と資質の賜物だ。 それでも今、いつかの未来よりも一層立ち振舞いはあからさまなくらいにわかりやすい。 唯人、ごく普通に市井を生きる一般人とは一挙手一投足の洗練のされ方まで違えてしまってるくせにだ。 「ごきげんよう、先生」 扉の隙間から見えた姿にほとんど飛びつくみたいに、一歩踏み出して両頬にキスを交わした。 別に特別なものじゃない、ふつうに人々が交わすバーチョだ。右に一回、左に一回。 けれどもなんとなく緊張だったり落ち着かなさだったりの滲む動きはほんのり不自然だし、 それをごまかすために一度唇を歯のうちにぎゅうと巻き込んでから笑顔を作って見せもするし。 貴方に対してはどうにもばかばかしいほど隠し事の出来ない男が、誰某れからの刺客である筈もなく。 けれどそこまでわかっていたって、背に回したままの片手には目を留めるだろう。 ちら、と自分の背中に一度目をやってからそれを取り出すんだから、凶器であるはずもないのだが。 「コレ、花祭りの季節だからさ。その辺の枝折ってきちゃった。 忙しいトコごめん! どうしても先生に話したいことあったんだけど、ダメ?」 目の前に差し出されたのは白い小花をつけた木の枝だ。言う通り、勝手に折ってきたのだろう。 もちろん街路樹を傷つけるなんてのは良いことであるはずもないのだが、 チンピラ上がりの青年には、目先のこと以外はどうにも後回しにしがちなんだろう。 未だに、一生相手の背丈を越せそうにもない小柄な上背の上にくっついて見上げる顔は、 簡単に用事だけ済ませて帰るつもりはなさそうな、既に名残惜しそうなさみしげな表情をしている。 (-3) 2022/08/25(Thu) 0:20:45 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新