【人】 「怪人」 ファントム―影街「ヴンダーカマー」― 「ーー薬の埋め合わせは、近いうちに。 まだ、この店に連れてこないといけない奴らがいるのでね。 貴方にも、損な話ではないでしょう?」 そう、まだ復讐を果たしていない。 彼女に捧げる供物なら、すぐに調達できる。 「カラス、ね。 そうですね、これがいい。 この程度が、今の僕には丁度いい。」 これが、彼らの結末。 実にくだらなくて、無用な薬。 小瓶を懐に仕舞い込んで店の出口へと足を向ける。 さっさと薬のツケを、彼らの命で精算させてもらうとしよう。 ーー程なくして、彼女の店に中身入りの袋が複数届くだろう。 彼が復讐を果たし終えて、報復する相手がいなくなるまで。 (161) 2022/11/22(Tue) 15:16:48 |
【人】 「怪人」 ファントムーーそうして、随分と時が経ち。 すっかり忘れていた薬を飲んだ事で、カラス頭の謎の怪物がラ・コスタ中で歌い騒いだ事は、また別の話になる。 (162) 2022/11/22(Tue) 15:19:11 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a34) 2022/11/22(Tue) 15:31:50 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a35) 2022/11/22(Tue) 15:32:47 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a36) 2022/11/22(Tue) 15:33:52 |
【人】 大富豪 シメオン─ かつてのこと ─ [男の『美』に対する執着は並外れていた。 価値を認めたもの、可能性を秘めたるもの。 その何もかもを欲した。 人を裏切ることも辞さず、たとえ友が愛した人でさえも手に入れた。 それほど『美』に執着した男であったが、それが手に入らないと知るや冷酷なまでの仕打ちを与えた。手に入らぬ『美』など消えてしまえと言わんばかりに。 機会を奪われた者、ここから追われた者、そして──── ある日、男はとある歌姫に執心していた。 彼女の歌は可能性に満ちていて、男にとってその声は天の御使いもかくやと思われた。 だが、彼女は男のものになることを拒んだ。 男の在り方を否定し、男の『美』への執着を否定した。 それから彼女の姿を見たものはいない。 そしてもう一人、表舞台から消えた者がいたが、男がそれを知ることはなかった。**] (163) 2022/11/22(Tue) 17:38:15 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a37) 2022/11/22(Tue) 17:39:08 |
【人】 影街の魔女 ブランシュー影街 「ヴンダーカマー」ー 「あら。あなたでしたか。久しいですね。」 気さくに店内に入ってきたリュディガー>>150に、いつもの様子で何気なく返す。 そういう人間は、そんなに多くはないものだ。 魔女は、侮られることは殊の外嫌うが、親しげな振る舞い自体はそう嫌いなわけでもなかった。 「スカリー…ああ、スカリオーネさんですね。 その人が何か……? ふむ。ふむ………んっ?」 何かと思い話を聞きながら、徐々に不可解そうな顔になる。 少し考えつつ口を開いた。 「 (164) 2022/11/22(Tue) 17:46:40 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ「ありますよ、施術の予定。というか、少し前に予約を取りました。 まあ、見られて困ることは(少なくとも私は)ありませんが… ええと。それ、私に何かメリットあります? いえ、あなたの後学のためなのはわかりますけどね。 私にも得がないと。それが道理でしょう。 それともなんです、私にもあなたが施術されるところを見せていただけるとでも?」 それについてはあまり期待しているわけでもないが、とにかく何かしら交換条件を求めるように、そう告げた* (165) 2022/11/22(Tue) 17:47:00 |
【人】 奏者 イルムヒルト─ Bar passion ─ [己の才は、幾ら己が己自身を信じていても 中々殻を破ることはできなかった。 しかし今日、卵の殻をつつく指によって 自ら出ようとする執念によって一旦の結実を迎えた美は 其れでは足りぬと、未だ産毛を生えそろわぬままに 或いは殻を破ったことで更なる飛躍を為さんとして 音は、今この場のすべてを支配する 到りても、それは道半ば。自分の音には未だ 無限の可能性を孕むことを、奏でる指が最前列の観客に 確かに、伝えている 観客の欲を掻き立てるような音の中に 鮮烈に魅了していく何かを残せば、既に気づけば 己の音の虜にとばかりに、女は奏でる もし己の才覚が剣であったなら この男の境地に至らんと、刃を交えることもあったかもしれない だが、今交えるのは物理的な刃ではなく 眼差しで、音で、切り結ぶ] (166) 2022/11/22(Tue) 18:14:13 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[貴方の底知らぬ『美』はうつくしい。 飽くなき、求め続けるものだからこそ それは『美』たりえるものなのだと私は音に込める] (-94) 2022/11/22(Tue) 18:14:37 |
【人】 奏者 イルムヒルト[奥の奥まで掻き乱し、気づけば響いたその音に 耳を、心を。奪わんとする旋律を。 このひと時、それが終わっても余韻は本能を揺さぶる程に 私の世界に浸れとばかりに 興奮する観客を、上気した頬で眺め、奏でてゆく 其処に咲くのは添え花ではなく 黄昏に開く艶やかなる華*] (167) 2022/11/22(Tue) 18:15:00 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[貴方が見出した『美』は貪欲に 与えられるものを享受し、飲み干していく 其処に在るのはただ、美を追求する執念。強欲ともいえる執着 それがあるからこそ、何もかもをも輝きと変えられるのだ それは、きっと眼前の男もそうなのだろう 故に、女は欲しがる 己の音により艶やかさをと より甘く、激しく、色を滲ませるような 悦びを教える指を迎え入れる躰は、その本能に従順に。 胎の奥に刻み付ける快楽は、確かに女を虜にする 虜になりながらも、それを音に昇華させんとして 女はその舌や指先が齎す蹂躙に身を捧げ 狂おしいほど昂らせるものを得ていくのだ 嗚呼、また1つ音の艶が増す] (-95) 2022/11/22(Tue) 18:15:20 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[貴方が、変える。また1つ、私のヴェールが剥がれ 私の中の音が、女の悦びを知り輝きを増す 増したそれが奏でるのは婀娜めく誘い ――思うがままに蹂躙し、刻みつけよとばかりに 情欲を掻き立てるように私の音と視線が男に触れる 美の執着を孕む心を捕らえ、その執着を向けんとするように 己の可能性を育てる水を、男に注げとばかり。 貴方が、育て。更に花開かせてと女の中の雌が誘う。 誘われたのだろうか、或いは煽れたのであろうか 更に己の胎の内を蹂躙するもの。イマジナリーの筈なのに 私の下穿きはしとどに濡れ、溢れる愛液と肉の擦れる音すら 貴方に届けんと1小節ごとに音は甘く淫らに変化してゆく] ぁ、ふ、 ぁん …っ [奏でていなければ、身も心も貴方の楽器となってしまっていた 無垢を情欲を孕んで犯すものに、女は悦んで身を任せ それを昇華させる音は益々周囲を昂らせる、循環を 実際に触られぬ秘芽を赤く硬くさせ 頬や肌を薄っすら彩らせ、愛液を滴らせるという 淫らでありながら何処までも、音に対して実直で 清廉な姿という矛盾で人々を魅せながら 初めて知る快楽を。より鮮やかに刻んでと 女の唇は、濡れながら。色帯びる呼気を漏らすのだ*] (-96) 2022/11/22(Tue) 18:16:35 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a38) 2022/11/22(Tue) 18:23:07 |
【独】 「怪人」 ファントムんー、ファントムもクリスティーヌもあんまり怒らなさそうかな そういう事もあるよね、でも歌えるしいいか ぐらいに考えそう (-98) 2022/11/22(Tue) 18:30:30 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 回想:影街の魔女と ― [己が影街の魔女と知り合ったのは 己がまだ10にも満たぬ頃である 影街と居住区の境目に住む奏者の母子 父親は冒険者として働いていたものの ある日、依頼をこなしに行き、 パーティごと帰ってこなかった 母1人の稼ぎでは、2人の食を賄うので精一杯 娘が母のようにリュートを奏で始めたのはこの頃。 娘の才は、母よりもあったのだろう。 少しだけ、暮らし向きは楽になった。 しかし。 娘は兎も角、母は容姿に優れていたのが仇となり 娘がその日の演奏を終え、家へ戻って母の帰りを待っていても いつまでたっても帰ってくる足音は聞こえない 母を探しに行った娘が見たものは 影街へと連れ去られ、襤褸雑巾のようになって 事切れる母親の姿であった 幼い娘は母の躯を背負い、影街の魔女の店の扉を叩く 混沌としたその場所>>44の女主人 初めて出会うその人は母よりもずっとずっと美しい] (168) 2022/11/22(Tue) 18:42:04 |
【人】 奏者 イルムヒルト あの、お願いがあります。 母の、顔を。 殴られて、顎の骨が砕けてしまってて。 こんなの、あまりにも。 せめて顔だけでも、元に近いように。 治すことは、できませんか。 [自分のリュートは渡せないが、母の形見のリュートでも お金でも、望むものを渡しますから。 お金は大量には難しいけれど何年かかっても、と。 何でもさしあげますからと、涙ながらに娘は願う。 それが縁で、娘はブランシュの店に顔を出す 商品を買うということはないのだけれど 時折美味しいアップルパイなどを、持って。*] (169) 2022/11/22(Tue) 18:42:44 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a39) 2022/11/22(Tue) 18:46:30 |
【秘】 踊子 リリー → 奏者 イルムヒルト────ええ、勿論。 約束、ね。 [ そうね、もし私もそうなれたなら。 きっと前だけを見つめて、 貴女 の音だけを聞いて、 踊れるような気がするから。 ] (-100) 2022/11/22(Tue) 19:26:48 |
【秘】 踊子 リリー → 大富豪 シメオン────── …ッ、? [ 瞬きの間に、体を奔った強い震えと 目に見えぬ何か≠ノ締め付けられるような、 ……そんな感覚に瞳を揺らす。 魔法、の類では、ない。 剣には触れても来なかったような人生では 正体を察することなど出来はしないが ] (-101) 2022/11/22(Tue) 19:27:00 |
【人】 踊子 リリー[ 男の姿が完全に視界から消えた後。 女はようやく強張っていた体の力を抜き、 長い溜息を吐いた。 ] ……やっちゃったかもなぁ、これ。 まあ、それはそうか……。 [ 緊張で冷え切った指先を温めるように握り締める。 どうにか忘れてくれないものか、と 叶いそうにもない願いが頭の中を過ったが。 とにもかくにも無理な話。 気持ちとは裏腹にきらきらと煌めく髪を靡かせ、 またひとつ溜息を。* ] (174) 2022/11/22(Tue) 19:27:57 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a40) 2022/11/22(Tue) 19:28:54 |
【人】 大富豪 シメオン─ Bar passion ─ [殻を割ったのは女自身だ。 男は何も助力などしてはいない。ただその殻は破れるのだと、そう知らせたに過ぎない。 今はまだ空を飛ぶことの出来ぬ雛鳥。 だが、鳥は生まれ出でてより既に鳥なのだ。 今は飛べずともいつか飛ぶもの。 男はその姿を愛でるのみ。 ────神に感謝しなければならない。 女の才がもしも剣ならば、きっと男と女のどちらかが血の海の中でその命運を終わらせていたかもしれない。 それは世界にとっての損失。 幸いにもそんなことにならなかった。 故に、斬り結ぶ様に交わる眼差しが、艶やかな音と共に舞い踊る。] (175) 2022/11/22(Tue) 20:03:32 |
【人】 大富豪 シメオン[男は女の世界に浸る。 その旋律に、その音一つに女の情念を感じながら。 美しい。 リュートを奏でるその姿。 上気し酒に染まる頬、弦を弾く白い陶磁のようや指先。 なんと美しい音か。 男はただその演奏の終わりまでそこに佇む。 女の『美』が何処へと至るのか、愉しみにしながら。*] (176) 2022/11/22(Tue) 20:04:19 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[決して堕ちてはいかぬ女。 体は快楽に攫われ、しかし与えられた官能はすぐさま奏でる音へと乗せられる。 なんと美しい旋律か。 耳に届いたその濡れた呼気すらも、甘く淫らな音となる。 爪弾く。 まるで女がリュートの弦を弾くように。 男の指先は快楽の弦を掻き鳴らす。 まるでセッションの様に。 女が一つ音を奏でれば、男は女に悦を刻みつける。] (-103) 2022/11/22(Tue) 20:05:42 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[舐る舌が耳の奥を犯す。 有り得ぬほど奥へと入り込み鼓膜さえも濡らす。 熱い指先が双丘の頂きを摘み上げる。 強く強く、だが痛みはなくあるのは強い性感だけ。 陰核に何かが吸い付く。 強く吸い上げて舐め回す。 実体のないそれはやはり痛みは伴わず、あるのは刺激の強さに応じた快感だけ。 女の内側は無数の指先と舌が掻き乱す。 先程まで悦など知らなかった女をひたすらに犯し尽くす。] (-104) 2022/11/22(Tue) 20:12:22 |
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