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【人】 ヤドリギの勇者 フォルクスヤドリギ [ 寄生木の勇者とは、 月を引きずり落とさんと高く伸びてゆく塔であり、 夥しき屍で構成された無銘の墓標であり、 結果に至る為に存在する無意味な途中経過であり、 魔樹を育む生贄たる宿主である────** ] (152) 2020/10/23(Fri) 9:49:02 |
【独】 ヤドリギの勇者 フォルクス/* 俺だけは気づいたのであるみたいな語り口だけど 仲間死にまくってるのに旅は順調と言ってる時点で本人もやっぱり教会の信徒だったんですよ (-60) 2020/10/23(Fri) 12:06:25 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[音声アナウンスが聞こえる。 どこをどうとかじょうずだとか。 これ何だっけって思いながら、 先っぽだけしゃぶってたものを口から引き抜く。 うん、いい感じに勃起したじゃん。 いいぞ、つよそうだ。 封だけ切って投げっぱなしだったノルマ分を取っり出して 少々もたつきながら被せて根元まで下ろして行く。 ラテックスだったかポリウレタンだったかの 透明なやつに包み込まれたグロテスクな肉は 窮屈そうで気の毒にみえて。 わかる、めっちゃわかるわ。 イきたいよなぁ、って心の中で語り掛けて 今楽にしてやるからなって良く解らない使命感で 自慰の続きをするつもりで扱き始める。 液だまりに先走りが溜まり始めてぷくりと膨らむのなんて 普段あんまり見てないからなんか面白くて 弄ってみたり、舌を這わせたり好き放題だ。 競り上がってくる睾丸を皺をのばして転がして遊んでたら びくびく震え始めたから、あ、これイくなって 理解して、駄目押しに薄い膜越しにじゅ、っと 先っぽをきつく吸い上げてやった。] (!28) 2020/10/23(Fri) 13:26:57 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[いつの間にか重なってた手が強引に 狙いを定めるみたいに角度を変えたから。 顔に掛かる覚悟をしてぎゅっと目を瞑ったけど 薄い膜に阻まれたそれが飛び出してくるはずもなく 無事に済んだ目元を、あれ?と不思議そうに瞬かせた。 きょとんとしながらも手癖で外して片付けて。 中身が零れないよう結んだそれをティッシュに包んで ゴミ箱に捨てるまでの一連の動作の間 漸く理解したみたいな顔になる] なるほど… [神妙な顔で頷く。 さてはおまえ、俺のチンポじゃないな? それなら気持ちよさそうにイってたくせに 全然気持ちよくなかったのも納得だ。 ひとりしみじみと頷いてる間に 転がされて尻が涼しくなったがよくわかっていない。 芯を持ち始めてるけどまだぐにゃっとしてるのが ぽろんと下着の引っ掛かりから零れて。 シーツに触れるのがちょっと気持ちよくて腰が揺れたら 相手からは誘うみたいに 尻を振ってるようにも見えたかもしれない。] (!29) 2020/10/23(Fri) 13:28:17 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[なんかきかれた。こんなのってどんなのだ。 聞き返す前に微妙に閉じ切ってない腿の間に何かの感触。 擽っては逃げて行くそれを捕まえようと 腿の内側に触れた瞬間足を閉じて挟んでみる。 けどまた逃げられた、なんだこれ。 よくわからないけどちょっと気持ちよくて ん、って鼻から甘えた音が抜ける。 気持ちいいけど、全然足りない。 入る穴を求めて無意識に、マットレスに押し込もうとして シーツに擦り付けるかたちに腰が揺れる。 顔を覗き込もうとして被さる影に何度か目で気付いて のろのろ見上げてみたら、何か知ってる顔が在った。 こんな近すぎるバグった距離感なのはこいつしかいない。 そんな観点であんまり見えてないけど間違いなく認識する。] 御門……? なにしてんだ、これ。 [なんか、気持ちいいけど物足りなくて。 けどお前が居るとこでそんなことはしない筈だ。 何となくそんな気にならなくて自分でも処理してなかったから シーツに擦り付けただけでももうがちがちなのに。 このまま気持ちよくなりたいのに、お前が居るならだめだね。 うん、しゃかいじんとしてしぬ。] (!30) 2020/10/23(Fri) 13:29:28 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[あれ?でもここは俺の家で俺のベッドだ。 おまえがいるはずがない。 自分で連れて来たくせにすっかり忘れているようで そう自分に断言できる妙な自信があった。 というか、このまま気持ちよくなりたいから 居ないで欲しいという願望に大分負けている] ……ああ、なんだ。 ゆめか、これ。 [よかった、御門はここにいない。 よって続けてもしゃかいてきにしなない。 だいじょうぶだ、もんだいない。 そうか人肌恋しさに可笑しな夢を見ているんだ。 思い返せば確かに最近一番感じる他人の体温は こいつのちょっとやりすぎなスキンシップくらいだ。 距離感バグってんだよなぁ、こいつ。 ならしかたないね、おれはわるくない] (!31) 2020/10/23(Fri) 13:30:22 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[夢なら好きに触れていいですね、って 誰かに言い訳しながら体を捻って 唇を重ねてみたがちょっとずれた。 あれ?おかしいな。 やりにくいので殆どラリアットみたいな勢いで ベッドの上に引き摺り倒す。] うん、御門だ。ゆめだな。 [近くで確認して、再度納得。 半端にずり下ろされて引っ掛かった 邪魔なスラックスと下着を足でけって脱げば 片足だけしつこく残ってた靴もついでに脱げて自由になる。 脱げ掛けの靴下が引っ掛かった足で もっとこっちに寄れと口で言う代わりに力技で引き寄せた。 改めて唇を重ねるけれど まだどこかへ行ってくれない眠気に捕らわれたままなので 唇を擦り合わせながら時々一時停止する。 夢なんだから都合よく女みたいな穴がないものか 適当に腰を揺らしてみたら棒にあたった。 なんだよ、リアルだな。まぁいいか。] (!32) 2020/10/23(Fri) 13:30:42 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[どっちがどっちかよくわからなくなって 二本まとめてひっつかんでみたら 熱くてつるつるしたのが擦れて気持ちよかったから 擦り合わせるように捏ね合わせながら興が乗って腰を揺する。 重量オーバーのベッドが揺れて マットレスのバネが支えきれずちょっと軋んだ。 もっと、密着させたくて足を絡めなおしたら 押し込む様に揺らすたびに乾いた肌と肌が当たって ぱつぱつ鳴るようになって聴覚から犯されて 頭の中まで完全にその気になっていく] は ……っ、…ふ 、ン…… ふふ、なんか、…せっくす、してるみてぇだ。 ね? へんなの。 っ、……あーー…きもち… [こっちは何もつけてないから、だらだら漏らしてるみたいに 溢れるカウパーがかぶせてあるつるつるの表面に擦れて ぬるぬるするのが堪らなくて。 段々腰を振る速度が早くなってゆく。] (!33) 2020/10/23(Fri) 13:32:35 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[まずい、まずい、このままじゃシーツ汚す。 まだ我慢してるつもりでもいまいちその辺の感覚が 普段より若干緩い自覚はあって 手探りに定位置のティッシュを探すが、 さっき床に落としたようで指に触れない。 焦れば余計に、変に焦れて。 良く解らない拍子に一気に堪らなくなったから さっき足で脱ぎ捨てたスラックスを手繰り寄せた。 シーツを汚すよりそっちを汚す方が厄介な事くらいは 理解しているので目当てはそれ自体じゃない。] はあ……っ、あ、あ……っ、も、出す、出る…… [譫言みたいに吐息で喘ぎながら 間一髪で手繰り寄せた下着で先端を包み込んで、吐き出した。] (!34) 2020/10/23(Fri) 13:33:19 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[濃いのが数回に分けて、どぷどぷとあふれ出す感触を 息を詰めてやり過ごし、はぁ、と充足の滲む溜息を零す 汚した下着はゴミ箱辺りに放り投げた。 多分音的にちゃんと入った気がするので確認はしない。 じんわり額に滲む汗に前髪が張り付いているが もう払い除けるのも面倒くさい。 けど幾分か、瞬間的に目は醒めた。 多分この後倍になって雪崩みたいな眠気に襲われるけど] なぁ、これ…つぎ、どうするか、しってる? [セックスみたいなこれの終わりが良く解らないので 目の前の男に聞いてみる。 返事を待つ傍ら唇に唇でじゃれつく。 なんかほんとにセックスしてるみたいだ。 とくとくと少し早くなった心臓の音が 摺り寄せて重なった相手の胸にも伝わっただろう。*] (!35) 2020/10/23(Fri) 13:33:43 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[ふつう、言われて考える。 襲われたら返り討ちにしたらいいのではないか。 別に目の前にいるのはゴリゴリのマッチョでもないし。 うん、眼鏡の優男だ。 犯す気でいる相手と殴って沈める気でいる俺なら 間違いなくこっちが勝つ。 向こうはケツという一点を狙うし こっちは何処に当ててもいい分的が大きいから。 改めて真面目に考えてみてから ツッコミに、良く解らないという顔で首を傾げる。 俺に勃起してるチンポは訳が分からなくて怖いが しょげてる眼鏡の犬は別に怖くない。] (-61) 2020/10/23(Fri) 14:04:15 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[俺はしたかったんだけど。 って言葉を飲み込む。 なんだこいつも見返りを求めるのか。 まぁそうだよな。普通そうなんだろう。 愛されたいよね、わかる。俺もだ。 ついでに言えばなんとなく入れることに拘る気持ちもわかる。 今日はオーラルでいいじゃんって言われても そうじゃねぇんだよと納得できない気持ちは大いにわかる。 ので。特に何も言えないまま帰り支度をするのを眺めてた。 なんとなく、漸く、こいつは俺のじゃなかったなって 思い出したので引き留める権利もない。 背後では銃撃戦と派手な爆破シーン。 BGMがまるで似合わないななんてどうでもいいことを考える。] ………僕は、無かったことにできるけど。 君は出来るの? [靴を履いてる後ろ姿がこの上なくしょぼくれて見えたから 週明けに引き摺りそうだと思って。しまって。 つい、余計な声を掛けた。 別段、往生際悪く引き留めたかった訳でもなく 純粋な疑問と、あとは…] (-62) 2020/10/23(Fri) 14:04:56 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[自分がそこまで凹ませたんだなっていう ほんの少しの後ろめたさ。 それに、うぬぼれでなければ… そんなに拒絶されてる気がしなかったから。 それでも振り返らずに帰るなら それ以上追いかけたりはしないけれど。 少しでも振り返るなら、腰を上げて玄関まで向かうだろう。 おう、ぱんつ姿の家主が玄関前にいる状態で 玄関あけやしねぇだろうな? 運悪く外に誰かいてみろ、もれなくしぬぞ?おれが。 そんな脅しにもならない脅しを込めて。*] (-63) 2020/10/23(Fri) 14:05:49 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* 中の人的には「無理ー!なかった事にしたくないー!葛西さん好きー!」っていう展開もありっちゃありなんですけど。 着地点が見当たらないけど、こう、わざと葛西さんを突き放す感じにしてみたかった。けど葛西さんはきっと「そう」って追いかけてくれなさそう。 (-64) 2020/10/23(Fri) 15:56:45 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* ってか何で御門は「入れらるのは嫌だけどお前が無理とは言ってない」って部分に気付かないの? バカだから?そう… (-65) 2020/10/23(Fri) 16:00:00 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡出来なかったとして…何か変わります? [後ろ髪引かれるような問いかけに足が止まる。 さっさと出て行くつもりだったのに たったそれだけの言葉で簡単に引き留められるくらい まだ俺の方は未練たらたらなのは明らかだ。 一瞬で正気に戻るくらい拒否反応出るくせに 手でなら出来るって譲歩してみせたり、 今みたいに俺をほっとかないとこだったり やっぱり優しくて心底良い人なんだと思うんだけど、 その優しさが今はちょっと残酷に感じる。 だから少し八つ当たりみたいな言い方になってしまった。] …元はと言えば欲出した俺が悪いんだし。 もっと近付きたいとか思わずに 先輩後輩の距離感で満足しとけば良かった話で。 [口にするたび後悔だけが積み重なって どんどん息が詰まるみたいで、抱えた衣服を抱き潰す。] (-66) 2020/10/23(Fri) 17:12:08 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[毎日に満足していたのは事実だ。 彼のやらしい姿を夢想していたのも事実だけど それを現実にしたいとは思った事はない。 現実と空想の区別くらいはつく。 だからちょっと、魔が差したのだ。 初めて訪れた彼の部屋で、意味深な状況下で 手作りご飯ごちそうになったり、 普段より近付いても拒否されなかったり…。 夢の中みたいな非現実な状況に浮かれて魔が差した。 相手の優しさに付け込んで踏み込み過ぎた。 だからきっと、なかった事にしたら元に戻るはずなんだ。 本来の現実に。 俺が満足してた現実に。] (-67) 2020/10/23(Fri) 17:12:28 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡今日の事、変に意識して距離出来るより 俺がゲイだとか、葛西さんの事が好きだとか そんな事忘れてもらった方が、助かるんで…… [言葉にすると妙に腑に落ちた。 今まで希薄だった認識が実感に変わる。 俺、この人のこと好きだったんだ。 だから些細な事がすごく楽しくて嬉しくて 冷静になれなくて欲かいたりしちゃったんだ。 好きになるって自分のコントロールが下手になるんだ。 自覚したら何でこんな事したんだって 腹立ってくるバカみたいな行動も納得出来る。 理由が分かるなら対策だって出来る。 大丈夫だ。ちゃんと前よりも上手く ただの後輩の位置からはみ出さないように出来るはず。] [小さく息を吸い込んで、勢いよく上げた顔は もう落ち込んでしょんぼりしていた時とはまるで違って 職場で見せる人当たりのいい笑顔と変わらず。] (-68) 2020/10/23(Fri) 17:12:45 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡じゃ、そう言う事で! ほんとにお邪魔しました。また来週。 ……ドア開けてちゃってもいいですか? [一旦ドアノブに手をかけるけど、 家主が生足を晒したまま立っているのを思い出して。 もう数センチ開けてしまっているドアをそのままに いたずらっぽく声をかけてみたら 彼の方もいつもと変わらない態度で返してくれただろうか。]* (-69) 2020/10/23(Fri) 17:13:02 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司えー… いたずら…? [なにしてんだって聞かれて、ぼやけ頭で考える。 セックスかなって思ったけどまだ入れてないし そうだ、なんかヤったっぽい雰囲気にしとこうって そう思ったのを思い出して適当な単語を選ぶ。 俺が何もしなくても腰が揺れ始める光景が なんか面白くて少し好きなようにさせてみるけど やっぱり見てるだけじゃ物足りなくなった。] シーツに擦りつけてるだけなのにね。 よっぽど溜まってたんですか? そこんとこ、どうなん――うわっ [時折見上げてくる視線がまともじゃないのは明らかで それでも相手の口から言わせたくて 答えが返って来るかも分からない質問を投げかける。 ちょっとウザいインタビュアーみたいな口調で マイク替わりの拳を相手に近付けようと顔を寄せたら 突然衝撃に襲われてマットレスに沈んだ。] (!36) 2020/10/23(Fri) 17:13:18 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[間近でなんか納得したみたいに俺の名を呼ぶ彼。 ゆめか。そうですね。こんなバカげた状況、夢だ。 でもいつもの夢とだいぶ違う。 いつもの彼は自分からキスしてくれないし 恥ずかしいから見ないでくれとか言うし、 もちろん自分で腰を押し付けたり絶対しないし、力もこんな強くない。] …積極的ですね。どうしたんですかー? [俺のこと、好きになってくれたのかなとか ちょっと想像して浮かれてしまう。 まとめて掴まれた場所が少し窮屈だったけど それでも夢中になって腰を振る様子がおかしくて なんか自分の方が犯されてるみたいな気になってくる。 ギシギシと普段の夢じゃ聞こえない音が鳴る。 いつもよりずっと、色んなとこが気持ちよかった。 腕は2本しかないんだから気持ちい場所なんて限られるのに。 なんかあちこち触れてるみたいに 自分のじゃない熱が伝わってきて気持ちいい。] (!37) 2020/10/23(Fri) 17:13:29 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[けどなんか物足りない。 気持ちいのにあとちょっとだけ足りない。 ああ、そうだ。尻いじってないや。 後ろの気持ち良さを知ってる身体は もっとって強請るのに手が届く状態じゃない。 寂しがってるみたいにきゅうきゅうと尻の穴が収縮する。 ちょっと我慢してろよ。今日はお前の出番じゃない。] せっくす、しましょうよ。 ふふ、ぜったい今よりきもちいーから… [みたい、じゃ足りなくなって 訳も分からず腰を揺らす相手に囁いてみる。 耳元まで口を寄せなくたって、 聞こえてるのはやらしくて生生しい音だけだ。 きっと届いてはいるだろう。] (!38) 2020/10/23(Fri) 17:13:39 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[動く身体のスピードが徐々に速くなって 相手の限界を近い事が伝わってくる。 一度出した俺の方も敏感にはなってはいるから 似た速度で追いかけてはいるけど、 相手が主体の刺激じゃ時々イイ所を外されて] もうちょっと、…っ、 葛西さん、もうちょっと頑張って…ん、っふ… [どうせなら今度は一緒にイってみたい。 頑張れって励ましたり、自分も腰を動かして 一番いいとこを擦ろうとしてはみたんだけど間に合わなかった。 一緒くたに布を被せられて押さえられて 突然寸止めされた快感が名残惜しくて腰を寄せる。 でも伝わってきたのは相手が吐精する僅かな震えだけで 放置を食らった俺の方は痛いくらいに張り詰めていた。 恨み節の一つでも言ってやろうと思ったけど しおらしく胸を寄せてくる彼が可愛かったので 甘える唇に答えながら汗でへばりついた髪を払ってやる。] (!39) 2020/10/23(Fri) 17:14:02 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司次、は… [だいぶぼんやりしてきた頭で考える。 せっくす。そうだ、せっくすするんだ。] 穴に入れるんですよ。 [どうやってやるんだったかって記憶を辿る。 俺自身は入れた事ないから、自分がやられた記憶を。] こうやって、ひっくり返して… [むくりと起き上がると寝ている相手を転がして 俯せの状態から腰だけ引き上げる。 気遣いとか全然ない乱暴な動作だから 彼の顔がシーツと擦れようがお構いなしだ。] ここの穴にね、入れるんですよ。 [そう言って未だ中途半端で放置の先端を どこだったかな、と感触と微妙な記憶を頼りに 尻たぶや割れ目に擦りつけながら探っていく。 そうして太腿の隙間に挟んでみたところ 上手く入りそうだなと一人で納得して、 自信満々に汗で濡れた内腿に陰茎を擦りつけた。] (!40) 2020/10/23(Fri) 17:14:08 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[置いてけぼりにされた快感を追いかけるように 性急に腰を打ち付けては一緒に違和感が湧いてくる。 確かにぎゅうと締め付ける感覚はあるのだが すぐにその窮屈さから放り出されてしまうのだ。 けど俺が入れる側でセックスするのなんて 初めてだったからこんなもんかって 考えるのをやめてひたすら陰茎を押し込んだ。 けどやっぱり決め手に欠けて しかも段々疲れてきたのか頭が重くなって 無理かも、って思ったらイきたい気持ちが負けてしまった。 どうせまた同じようなこと妄想するし いつか続き見れるかも知れないしなー…。 ふらっと上体が崩れたらそのままベッドへ落ちて 重い瞼を押し上げられなくなって] …ねむ [一言呟いて、意識を手放した。]* (!41) 2020/10/23(Fri) 17:17:55 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[腕を組んで、玄関傍の壁に肩で軽く凭れて。 小首を傾げる所作で先を促す。 何かが変わるかと問われても、しらん、としか言えない。 何を変えたいかがさっぱり伝わってこないし 変えるより投げ出すことを選んだおまえが 何を如何変える事を望んでるかなんてさっぱりわからない。 まぁ一番望むのは俺と両想いでハッピーエンドなんだろう。 まずない、くらいは理解してると思う。 じゃなきゃ尻尾巻いて逃げ出したりしない。 じゃあなにがどうなるのが望みなのか どの辺までで納得するのか、その線引きは 俺に判る筈もない。] …………、何か勘違いしてるみたいだけど。 別におまえの性的指向がどうだろうと なんならSM通り越してスカトロ齧ってて 俺の小便飲みたいとか血迷ったこと言い出しても 別に、俺は今まで通りで居られるけどな。 そんなもん、仕事するうえで、関係ないし。 (-70) 2020/10/23(Fri) 17:51:36 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[いっそ幻滅させてやった方が良いのかなぁなんて あえて取り繕うのをやめて。 がしがし頭を掻きながら面倒くさそうにぼやく。 多分こいつが好きだなんて思ったのは 猫かぶりの余所行き用の俺だろうし。 自己完結しておわりにして、ちゃんとこいつのことを 好きになってくれる誰かに乗り換えられるならそれでいい。 けどなんっか引き摺りそうなんだよなぁって 特別親しい訳でも詳しい訳でもない相手に なんとなく思ってしまうから、どうしてやるのが最善か 面倒くさいながらも考えてみる。わからん。 ものの15秒程で終わった] その程度の事で態度変えられると思ってるお前の方が 余程、意識して可笑しなことになりそーな気が ……するんだよな、俺としてはさぁ。 というか。 何か変えたいと思うなら多分 その辺だと思うぞ。 わかる?今、俺に意識されてねぇの。 今というか、今迄?んでこのまま帰るなら、今後も。 まぁ、きれいさっぱり忘れて次の恋探すんなら それもいいかもな。 (-71) 2020/10/23(Fri) 17:52:24 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[言葉にしてみたらしっくりきて、 成程そういう路線かと納得したので。 奇跡的に端に揃ったままのサンダルをつっかけて 彼の向こうの隙間を顔を出せるだけ開けて、覗く。 開きかけのドアとの間に男一人閉じ込める様な 奇妙な体勢で外を確認してみて… よし、無人だ。 帰すなら今だ。 そう思った瞬間に問答無用で蹴りだした。 思い切り、靴底で。] 今度は記憶失くすほど飲んじゃダメだよ? じゃあね、御門くん。 また週明けに、会社で。 [蹴りだした靴底をそっちに向けたまま 寝ぐせの髪の癖にいっそ爽やかさすら醸しそうな 普段の穏やかな笑顔で挨拶を。 蹴りだされたことに驚いていそうな顔を 見送ることなく目の前で扉を閉めた。] (153) 2020/10/23(Fri) 17:53:15 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡はぁ…ぁ。シコってねよ。 [思い切り深い溜息の後に、ぼそり、低く呟いた声は ドア越しの相手にも聞こえたかもしれない。 あいつの知る「葛西さん」のイメージがぶち壊れそうなことを、 わざわざ聞こえるように言ったのは子供じみた腹癒せだ。 なんだよ俺のみたいな顔してたくせに、がっかりだ。 やっぱり面倒でも女なのかなぁと 映画の終わりにヒロインを抱き寄せる主人公を見て 今夜口説けば抱けそうな女の事を考えるけれど 億劫になって、投げ出した。*] (154) 2020/10/23(Fri) 17:53:42 |
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