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【人】 暗殺屋 レヴィア>>57 ストレガ 「いないことを祈るわ。」 「嫌いなのよ、人。」 煤けた指を見る。 女は普段白いシルクグローブをしているから、汚れとは無縁で。 指を出すのは、グラスハープを奏でるときくらい。 だけれど、血に濡れた手は、不自由だ。 「馬鹿ね。」 「そんな人を殺しますよ、なんてアピールする 暗殺者、いないわ。」 部屋に這わせられた配線達。 最早銃の整備士、の枠には収まらない技術のようにも思える。 機械全般に強いのだろうか。 「こんな世界に入らなくても、生きていけそうなのに。」 「馬鹿ね。」 瞳を落として、紅茶をまた一口飲んだ。 紅の液体は、まだボトルのラベルの上辺程しか減っていない。 (59) 2022/08/13(Sat) 22:36:10 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 鳥葬 コルヴォ「あっそ。割り増し料金にしても特別何かはないよ」 去る背中にそう告げて、欠伸をひとつ。 「ウチのファミリーには丁度いい人間味の奴がいないのかね」 呟きを落として、なあ?と今はまだ物言わぬ時計に声を掛けた。 生きていたらな、とは当然、どちらとも言うまい。 (-163) 2022/08/13(Sat) 22:44:48 |
【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド「もう〜!アベルさんがやったんでしょ〜!」 おかしそうにするあなたに、腕を振ってぷりぷりと抗議する。 ラテもマキアートも飲み放題ですよ!なんてくだらない話に花を咲かせて。 けれどそう、チョコラータも、エスプレッソも、そう長くは保たない。 「…無くなっちゃいましたね」 小さな用事を済ませれば。 お互いにまた、表へと。戻る時間。 (-164) 2022/08/13(Sat) 22:48:43 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>59 レヴィア 「だから大変そうだって言ってんの」 悪びれもせずそう返す。あなたの整った顔と並べば、 人によっては醜いと指を差す者もいるかもしれない。 それでも、これは随分好き放題に生きている。 「いないからそうした方がバレないんじゃないか。 あたいが暗殺者に転向する事があったらそうするか」 そんな事にはならないだろうけど。 ストレガをアジトで見た事があるなら、 その大半は報告をしている姿か、 或いは業務用の大型機械やPCなどを弄っている姿だろう。 アジトの工房もまた、多数の機械に囲まれており、 重要な物以外の多くを上の求めに応じて扱っているようだ。 「世界なんかどうだっていいんだよ、あたいは」 「あたいがしたい事をしてる、それが一番さ。 で、あんたは"こんな世界"以外の道はなかったわけ?」 それこそこれを本業にするとか、と アンティークのデスクランプを示して。 (60) 2022/08/13(Sat) 22:56:42 |
【独】 鳥葬 コルヴォ「こんな生き方をしてる人間どもには、随分な高望みだ。 他人の一挙一動にいちいち感情を出していたら」 「今頃まともな精神を保っていられないだろうよ」 なんて人知れず零すのは、もしもそれが聞こえていたらの話。 (-165) 2022/08/13(Sat) 22:57:29 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → piacere ラウラ「あー。それなら使いやすさはさておき、 ボスが撃たれたって噂のライフルと全く同じ型はどう?」 勿論、元々使ってたなら聞き流してねぇ。と一拍置いて、 「勿論ライフルで撃ちあう状況がないのはわかるけど…… 今回狙撃を許してしまった以上、死角や防衛の視点で見れる ライフル使いが増えると助かる人も多そうじゃないかなぁ」 頼んでおいた前菜のジャージー牛のモッツァレラとトマトや サラサヴェルデつきの豚肩ロースのボッリートに フォークを刺しつつ、彼女が余り食事をしないようであれば あと一酒程度だろうか。なんて考えていた。 「あはは、言ってみるといい。俺じゃなくて仲良くなりたい人に。 ラウラくんならきっと、君の想像以上に喜ばれるよ。 思っている事を人に伝えるのは難しいからこそさ」 実際、言われて不快に思う男は余りいないだろう。 今の発言の時点で漠然と思わずそう思ってしまったので、 ぜひ試していい結果になればと願うばかりだ。 「……そっか。……ちょっとわかるな。 昔は似たようなことを考えていたけど、……」 知ったせいで強欲になってしまったからなぁ。 (-166) 2022/08/13(Sat) 22:59:44 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「そりゃそうだ」 一本取られたとばかりに素直な笑顔。 無気力さが滲んでいるのは普段からで、それでも "記憶喪失"の後からは随分感情を出すようになってきた。 「感覚的には『別の人生を体験した』あるいは、 『俺の体を借りていた別人の記憶と感情だけ受け継いだ』 ……が近いかねぇ」 「楽ってさ、相対的なものでしょ? だから当時は何も感じてなかった。それが"普通"なのさ。 なんで、……そう思ったことは、実はないかもな」 これまでも、その時も、これからも。 語る口調には憎しみも憎悪もない。あるのは憧憬と羨望。 かといって帰還後、不思議なことにノッテへの忠誠が 減っているようには貴方にも感じられなかっただろう。 「忘れたいとは思わないが…… "知ってしまった"から、それについては苦しんださ。 知らなけりゃ、実験体だって苦しまない。そうだろ?」 「よりによって俺は、孤児の頃から"知りたい"で済んでいた そのパンドラの箱を開けちまったってことだ」 (-167) 2022/08/13(Sat) 23:08:06 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「俺を天使扱いしないでくれないか……」 板につきすぎている眉間のシワを深くしながら、大きなため息を吐いた。 マフィアの男をそのように形容する者なぞ他に居ないぞと思いながらも、それを口にすることはない。 「安全など……普段からあってないようなものだろう。 この国に……悪い人間が居る限りは、な」 それが自分たち自身の事であるなんて、言わずともわかるだろう。 しかしマキアートといい、この男といい。 どうしてこんな街中で、俺に話しかけてくる度胸があるのか、自分には全く理解ができない。 アルバの人間は全員頭に花が咲いているのか、それともなにか思惑があるのか。 この男に関しては後者であることを願いながら、あなたの提案にしぶしぶながらも頷く。 「確かにそれは今知りたい切実なことではあるがな。 …………。わかった……じゃあ、お前に見立ててもらうとしよう」 入ったことがないような一般的な紳士服の店に入り、あたりを見回した。 これはつい癖のようなもので、逃走経路の確認だったり、隠れている者がいないかだったり、そういう物をさっと確認しているだけのものだ。 見立ての服も、言われていることは確かにごもっともなことで。 急に街で遊んでいる若者のような格好をしろと言われても抵抗感しかなくて、「あぁ」と相づちをうって選ばれる服を代わる代わる見ていく。 「なるほど。ポロシャツであれば確かに少しはカジュアルに見えるか」 クールビズなんて言って着ている人も多いから、それくらいなら直ぐにでも着れそうだと頷いた。 (-168) 2022/08/13(Sat) 23:13:54 |
【秘】 プレイスユアベット ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン>> フラン 名を呼ばれれば目を細め、礼を告げる。 やや はにかんだ様子は、社交辞令ではあっても、 少々古臭いこの名前は気に入っているからのようだ。 掲げたグラスを口元へ、白い喉が僅かに鳴る。 「お仕事、お好きなのですね。 忙しくともそう言い切れるのは、 とても素晴らしいことだと思いますよ。 えぇ、正解です。 接客を、お客様をお迎えする仕事をしております」 敢えてぼかした言い方を選んだのは純朴、に見える青年には ギャンブルは刺激的過ぎるのではないかとの危惧から。 「ふふっ、失礼いたしました。 ちょっと揶揄いすぎましたね」 ある意味予想通りの、生真面目で初心な反応に くすくすと笑ってしまい、それを謝罪する。 覚えておきます、とまで言われるとは 思っていなかったけれども。 (-169) 2022/08/13(Sat) 23:19:07 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「死体ってのは後始末より作る方がずっと簡単だ」 「俺としても、あんたが良い取引先で居てくれると助かりますよ」 処理の楽なゴミを寄越し、それを丁寧に処分する。 互いに利はあるのだから、それは良い関係と言えるだろう。 殆ど原型を保ったままの死体は容易く解体する事ができた。 ぐずぐずの肉塊は、刃が滑って仕方ないが。 「祭りのせいか、この頃は夜も人の動きが多い。 どうも灯りが必要なのは、俺だけじゃないようで…」 音も無く動いた視線の先を眇目が追って、 けれど視線は無関心に小さな穴から逸らされる。 言われた通りに代金を支払って、箱詰めを待つだけ。 「急ぎの仕事が多いんですよ。 鷗どもが臭いを嗅ぎ付ける前に始末しなきゃならない、が」 「俺が始末したものには、ありませんね。 あんたとは違って、そうおいそれと狙撃ってやり方を選ぶような 腕と度胸のある奴はそう居ないって事です」 梱包作業を見もせずに、カウンター脇で小憩を。 遠回しに、他の烏が始末したゴミは管轄外だ、と。 質問への答えは、それだけを返した。 (-170) 2022/08/13(Sat) 23:19:09 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「……堅気をしていたのが浮かばない…そうだな… 警察官だったのかと邪推したくなりますね。 いえ、その前に故郷のお国にいらしたのかもしれませんが」 無意識に懐の銃に触れる。 愛なんて存在しない故に愛銃とは言えないが、 元々は警察から奪った正規銃でどことなく落ち着かなくなった。 「今だ髪の色も脳裏に焼き付いてそうなほど愛したのに、 その経験の上で独りを選べるんですねぇ。 純粋に、考えないようにしてきた訳ではなく、 立場と申し訳なさでいらないと思い込んでいた訳ではないんですか?」 「それこそ、今貴方の家族になりたいと。 そう言いだす人だっていてもおかしくないのに、 たったそれだけの言い訳で無碍にするんですか」 あえて"言い訳"と憎たらしい断定の言葉にした。 推測の上の過程の話の為、実際に貴方がそうだなんてわからない。 わからないからこそ、 その真意があるならただ知りたくて、 (-171) 2022/08/13(Sat) 23:23:01 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ「そうか。お前らしいといえばお前らしい」 貴方も、自分も。 やれることをやっているという事実は変わらない。 話をしていても真剣に銃と向き合う貴方を眺め、何を考えているのやら、と目を細めた。 「世の中好き勝手も出来ない人間も居るからな。 いろんな家族というものがあるんだろう。 ……ん、俺か。 俺は……もともと孤児だったからな、お前に語るような家族は最初から居なかった」 再度パソコンに目を向け、カタカタとキーボードを打ち込む。 最初は慣れなかった作業だが、今ではもうお手の物であるらしく、打ち損じをする様子は見受けられないだろう。 「まぁ、一度は医者の家に引き取られたんだがな。 上流階級の暮らしは、……あの頃の俺には合わなかったということだろう。 思想も当然合わなかったし……結局両親に子供が出来れば俺はお払い箱だったからな」 「逃げ出した先で抗争に巻き込まれて、ヴェネリオさんに拾ってもらった……そういう経緯だ」 (-173) 2022/08/13(Sat) 23:35:53 |
【秘】 piacere ラウラ → イル・マット フィオレロ「全く、同じ型……。考えて、みます。 ライフルと言えば、リカルド様がいらっしゃいますから」 普段使いの拳銃は女にも扱いやすいものだ。 小型で持ち運びやすく、隠し持つには丁度いい。 視線を貴方の持つフォークに向けて、もう一度グラスを傾ける。 程よい甘さが喉を潤す感覚に、僅かに目を細めた。 そうしてそのまま、ゆっくりと菫色の瞳を貴方へと移して。 「フィオレロ様と……と望めば、それは 叶えてくださるのですか?」 普段はあまり変わらない表情に、微かな笑みが浮かぶ。 それは少しの戯れか。あるいはただの問いかけか。 少しの間じっと見つめ続け。 答えが来る前にグラスをカウンターへと置いて視線を外す。 「………昔は ということであれば、今は 違うのですか? それとも今も同じ考えを持ちつつも、異なるものもある ということでしょうか」 (-174) 2022/08/13(Sat) 23:39:21 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>60 ストレガ 可憐な容姿は随分と色んな所で役に立つ。 仕事だって、標的に近づくにはこの顔は便利だ。 しかし、それを振り回して自由に振舞う事はない。 任務に忠実な暗殺者は、自分の意志を重視しない。 「手からする香りが油なのか、血なのか。」 「どちらが良いのかしらね。」 招集でも掛けられなければアジトにも顔を出さない女だ。 貴女の仕事ぶりを見たことはなく。 そして、自分の仕事もまた、誰にも見せることはない。 「そう。幸せな人生なのね。それはよかったわ。」 「私にお店は無理よ。接客、嫌いだもの。それに」 「この世界以外の道もないわ。」 「だって私、ノッテに拾われなければ、 道端で凍え死ぬ赤子になっていたもの。」 ノッテに拾われ、教育され。 女は"こんな世界"以外の世界を知らない。 「私、人を殺すためだけに生きてるのよ。」 だから、人を殺す以外の仕事はできないのよ、と。 (61) 2022/08/13(Sat) 23:40:23 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → デッドヘッド ヴェネリオ「えぇ〜……本当ですかぁ? 普通はドンパチお遊び予定を告げられた上に、 これまでなかった引継ぎをよりによって俺に頼むから 『もしかして』って心配しちゃうものなんでぇ」 口頭こそお茶らけているものの、顔にはどこかまだ溶けない緊張が混じっている。……珍しいことに、これでも焦っているのだ。 必死に止めてほしいと叫ばないだけで、色々な感情をこうして苦笑で 誤魔化すしか男はまだ感情出力ができないし、それだけ伝えたがっている。 「カタギの人間に手を出すよりは、ファミリー内のほうが 余程俺としては自然な気がするんですけど……」 「是非はさておき、そもそも俺は家族を作れるとしたら ただ家族が欲しいんじゃありません。 『信頼しているノッテの人間』の人がいいので」 何様かと笑い飛ばされても、澄まし顔は 本当は余裕があるわけでは全くなくて、声色に合わせて変えているだけだけのそれが─ 一蹴されかけたそれに対して反論を紡ぐ。 「そこをなんとか。心なんて一朝一夜で変わりますよ」 「俺は"心が変わる"のも"家族になる"のも。 どちらも経験した事があるので、それを 『家族ではない』とは決して俺は思いません。 今も俺は家族で あった と信じているので」手を合わせて謝罪、まではいかないものの。 掌を合わせだけはして一気に言い切る。 そも、貴方が知るこの男の記憶喪失時の範囲によってはこれだけではあまりに不可解な案件になるかもしれない。 (-175) 2022/08/13(Sat) 23:45:01 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド「酔ってねえよ残念ながら」 つまり、普通の頭痛。そちらの方が問題なのだが。 座り直して入れられた珈琲を飲む、合格だったのか文句はなさそうだったが何かがくすぶってるのか暫くしてから砂糖を追加するか迷うほどに事態は深刻だった 「リック。 …… 家族 になりてえって男に言われたらそういうことだよな。お前付き合ってるやつとかいるのか」準備万端になったパソコン、神妙な顔をしている上司。 またも嫌な優先順位の話題を並べられた。 (-176) 2022/08/13(Sat) 23:48:11 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア「そっか。いっしょか」 くす、と微笑みが深まって。 「そのいつかが、ずっと先ならいいけれどね。 私も、あなたも」 ……運ばれてきたエスプレッソと混ざり合う、冷たく甘美なヴァニラの香りに目を少し丸くした。 「あら。 ………。 サービス?」 あなたの顔を見て、かわいらしく――少し演技っぽいけれど──小首をかしげた。 何が楽しいのか、そのあとくす、と噴き出して、しばらく肩を揺らしていた。 (-177) 2022/08/13(Sat) 23:51:04 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド「らしい、ねえ……」 それ以上何か言うでもなく。 視線もまた、やはり銃から逸らす事もなく。 相槌すらも実際の槌の音に任せていた。 「はん。親父はノッテの事についてなんも言わなかったから、 人の話はなんでも新鮮でいいね。 ま、人間的なロクデナシよりは社会的なロクデナシの方が 幾分いいのかもね。運が良かったね、おめでとさん」 聞いておいて投げやりな、そんな返答が転がってくる。 しっかしヴェネリオさんねえ……と、 直近では酔った姿しか思い当たらない幹部の顔を思う。 「あの人が人を拾うってのも中々想像し辛いな。 まあ、そもそもあたいが人を大して見てないのはあるけど」 (-178) 2022/08/13(Sat) 23:57:49 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「えぇ、良いビジネスパートナーで居ましょう。」 「貴方を殺す任務が来ない限りは。」 これからノッテ内部は荒れに荒れるだろう。 敵対組織の事を洗いざらい調べ上げ、疑わしきを罰し。 また、内部にも疑念と私怨が入り交じる。 そうして、幹部達が疑わしきを罰しようと、 女に任務を渡してきたなら……… ……女はそれを、忠実に実行する。 薄氷の上の平穏だ。今だけは。 「下働きは大変ね。」 「そう、残念だわ。狙撃、楽なのに。」 「早めにアウグスト殺害の犯人が見つかるといいわね。」 じゃないと。 何人殺すことになるか分からないわ、と 何一つ感情の籠ってない声で呟いて。 梱包した箱を差し出した。 (-179) 2022/08/13(Sat) 23:58:05 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「お前と老後を共にする最悪の光景しか考えたことねえよ」 半分以上冗談だ、今はリカルドがお気に入りである男も 誰かと共にそういう家族を作るつもりは一切ない。 孤児院の彼らも子供たちのようで、心の内側には全く入れないのだから。 「……聞いてみただけだ。 俺は今の生活で十分だからよ、それで足りない人間の気持ちがわからんかっただけさ。でもいい女がいたら少しは揺れろよお前、いい顔してんだからまだやれるぞ」 (-180) 2022/08/13(Sat) 23:58:19 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「まあ、何かあったら」 「そんときは。 俺もお前のなにかぐらいは持っても構わん。 お互いすぐにやられないといいな」 (-181) 2022/08/14(Sun) 0:02:41 |
【人】 翠眼 ヴェルデ>>40 マキアート そういう場所があるらしいとは知っている。 けれど行ったことはないから、素直に『ない』と肯定を返そうとして。 謝罪がついてきたから、少年は翠の目を瞬いた。 「べつに、お兄さんが謝ることないでしょ」 「お兄さんとおれとじゃ、見るからに全然違うんだしさ。 だから、なにか違ったってそれは、当然のことだよ」 その差を僻むのは見当違いだし、そんな熱量もない。 スニーカーはややくたびれているけれど、少なくとも今は、汚くはない。 少年は、それでよかった。 つやつやの毛並みの猫のぬいぐるみ。きれいな色の鳥のぬいぐるみ。ころんと丸くデフォルメされたねずみのぬいぐるみ。 ここに並ぶようなきれいなものでなくても。 「お兄さんはイヌが一番好きで、飼ってるイヌを大事にしてて、そういうのはすごく、いいことだろ、たぶん」 「おれは何がかわいいとかあんまりわかんないけど、それだって、全部ヒトシイって言い方してもらったら、そう悪くないように聞こえる」 「好みって言ったら、こういうふわふわのやつじゃなくて、ヘビとか好きな人もいるんだろうな」 ぴ、と指差すのは、にょろりと細長いぬいぐるみ。 他のぬいぐるみたちに負けず劣らずのつぶらな瞳に、赤い舌をちろりと出している。 デフォルメの強いかわいらしいつくりだ。 あなたの言う通り、なにかひとつを好きでいることも、そうでないことも、ただそれだけなら自由なのだ。 (62) 2022/08/14(Sun) 0:05:34 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオあなたに淹れた珈琲を、自分のカップにも余りを注ぐ。 こうして一緒の珈琲を飲むのもいつものことで、自分の舌はもう、この珈琲が一番だと思うように染められている。 さて、パソコンを覗いてみようかと思いながらカップを口に運んだその時か。 貴方からの質問に、ぶふ、と珈琲を吹きかけてしまった。 「ごほ……突然何を言い出すんですか貴方は。 俺にそのような者が居ると思いますか。というかそのような者にうつつを抜かす時間があると思いますか」 密輸業と狙撃の仕事と貴方の世話で毎日目が回るほど忙しいんですけどね。 などと悪態をついて、ついつい貴方を細目で見てしまった。 (-182) 2022/08/14(Sun) 0:11:42 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「生まれながら、ではないからな、俺は。」 「…さて、どうだろうな。」 貴方の言葉に、口が止まり。 「今更、家族になりたいと思う者などいるものか。それとも何か?お前さんが俺の家族になりたいとでも言うのかね?」 真意を絶妙に隠しながら。 しかし、否定は、しない。 (-183) 2022/08/14(Sun) 0:17:40 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド「俺にもあると思ってんのかそんな時間が」 彼の遊びの時間は常に張り詰めていて、なんならアジトにいるときの方がのんびりなのは言わずもがな。 ここでの恋沙汰は上司の娘のお見合いやファミリー間での数奇な運命でないと起こり得ない。 「愛人ですら作る暇なかったってのに……。 一朝一夕で心とやらが変わるのか聞いてみたかったんだよ……ツィオとか傍にいるからちょっとはわからんか?」 パソコンは無事だな、と慣れた手つきで操作をし始めた。 見知った店や、交差点、数多の情報の海の中にひとつ見知った顔を見つける。 ――サルヴァトーレを追うラウラの姿だった。 ほう、と興味深くみているその瞳は裏切り等は疑っていない。 彼らの間に何ぞしがらみがあったのかが気になる、改めてこの情報網のすごさを実感しただけだった。 (-184) 2022/08/14(Sun) 0:27:16 |
【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ「サービスです。ビアンカさんは、ビターな夜をお望みだったかもしれないけれど。 わたしは、甘いジェラートなんです。だからアフォガードが関の山」 揺れる肩と、細く山なりを描く目が、 この選択を認めてくれる。 一緒になって、くすくすと笑って。 「きっと、ずっと先になりますよ。 しわくちゃのおばあちゃんになる頃かも。 それまでは、たまにはこうして…… 珈琲を飲みに来てください」 そうなってくれるといい。それは祈りにも似た願い。 そっとしゃがんで、あなたの瞳を覗き込む。 (-185) 2022/08/14(Sun) 0:27:21 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ「運が良いと言えばそうなんだろう。 同じ孤児院に居た二人ともここで再会できたことだしな。 ……いや、3人が3人共マフィアなのはどうなんだとも思うが」 同じ年で同じような体格の3人は、子供の頃も今も3人で1つみたいな扱いを受ける事があるのは今も昔もあることだから、貴方もリカルド、ツィオ、マウロが同じ孤児院出身であることを聞いたことがあるかもしれない。 馴染みの良い槌の音を聞きながら、取引報告書を仕上げてしまうとデータをしっかりと保存した。 「昔は今ほど飲んでもいなかった……いや、そうでもないな。 あの人も孤児院の面倒を見てるくらいだから、たまたま俺が目に入ったに過ぎんのだろうが。 それでも俺はあの人に育てられたからな……俺の命そのものがあの人の物と言う訳だ」 それは決して色恋なんて生易しい色は帯びておらず。 ただただ敬愛と、何かに対する執着とが折り混ざったかのような、そういう類の物だ。 (-186) 2022/08/14(Sun) 0:28:54 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>61 レヴィア 自身の指先を鼻に近づけ、スンと鳴らす。 そうしてわざとらしく肩を竦めた。 「コーヒーの匂いしかしないね」 暗にどちらの香りも変わらない、とも。 「まあ好き放題してるんだから、あたいは幸せな方だろうね」 「にしても、……難儀な奴。 別に今から楽しみくらい見つけたって バチ当たらないと思うけど? 現代には便利な箱があるわけだし」 こつ、とノートPCの角を軽く叩いてみせた。 「人殺しだけがしたいなら別にいいけどさ、 少なくとも表の仕事は変えられるでしょ。 グラスハープの演奏家でも、なんだっけ、 あの……東洋方面のさ。あー……猫カフェ? ああいうのとか。やりたい事、ないわけ?」 (63) 2022/08/14(Sun) 0:29:44 |
【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラこの世で最も甘い果実は毒を持つと聞く。 たまに、 ラウラは――この表情を見せる。 この顔で囁かれるたびに、俺は理性を焼かれる。 その白首を掴んで引き倒し、穢してやりたくなる。 だから。 これは最上の遊びにもなっていた。 どこまでを理解し、どこまでが織り込まれているか。 それこそ、男女の機微みたいなもんだ。 だから俺はその言葉に囁きを返す。 「――ああ、俺も、キミのことは大好きだよ」 その好きの意味がどういったものかはともかく……。 少なくとも、彼女の食の好みが、何であるかは知ることが出来るだろう。 今はそれでいい。 (-187) 2022/08/14(Sun) 0:31:15 |
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