情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【独】 高等部 ラピス「───」 思考が止まった。 ペンを動かす手が止まった。 呼吸が数瞬、止まった。 まず己の耳を疑って、壁掛け時計の秒針が進む音を聞いて、聴覚は正常であることを再認識して。 次いで耳に届いた言葉が、聞き違えたものではないと再認識して。 ふつ、と胸焼けのような感覚がした。 ──役に立たなかったとは、なんだ? 目の前にいるのは、一教師であることは理解している。 無思慮なその発言が、大人全ての総意でないことも。 どれだけ私たちが苦しんだのだろう。 望まぬ治療を受けた子も、望まぬ治療を受けさせた子も。 見守ってくれると約束してくれた大人も。 ──くるしいね。 ──はやくおわって。 ──……応援させてくれますか? ──そんなことが、ゆるされるの? ──僕は"病気のこども"じゃなくなるのかな。 ──良いことなんて……悪いことの前には……無力で。 色んな言葉が頭を巡った。 その全てを、踏みにじる言葉が許せなかった。 (-211) 2022/05/08(Sun) 20:54:00 |
【秘】 どこにもいない シャルロッテ → 少年の勇気 バラニこんなからだは必要ないと思った。 要らないところを切り落として、喉を潰して、そうすればもう少しぐらいは、みんなの望む姿でいられるかもしれないと思った。 だから。 大きな声に驚いて、刹那、身が竦む。 震える手に握られた鋏は、簡単に落ちてゆく。 ――かしゃん。 金属が床を叩く音。 真っ赤な夢の終わりは、やってこない。 ▼ (-213) 2022/05/08(Sun) 20:54:44 |
【秘】 どこにもいない シャルロッテ → 少年の勇気 バラニ「だって、」 赤い瞳から、ほろほろと涙が落ちてゆく。 「いらないんだもん」 「『女の子』の『シャルロッテ』じゃないと」 なんだかひどくちいさくなってしまったあなたのからだを。 なんだかひどくやわらかさを感じるあなたのからだを。 縋るように抱きしめて、潰れた声を絞り出して泣いた。 (-215) 2022/05/08(Sun) 20:55:10 |
ラピスは、その言葉がどうしても許せないと思って、 (a53) 2022/05/08(Sun) 20:55:27 |
【独】 高等部 ラピスがたり、と乱暴に席を立って、 何事かと瞠目する教師の横まで歩を進める。 暴力が短絡的な手段であることは承知していた。 こんなことをしてもどうにもならないことも。 でも、今は"未熟な子ども"である自分の立場を利用してやろうと思った。 子どもの訴えを、その身で味わってもらうべきだと思った。 これが問題行動と捉えられれば、自分の治療を最後に回収作業を止められるかもしれないと、希望的な観測があった。 だから、 (-214) 2022/05/08(Sun) 20:55:47 |
ラピスは、そのまま腕を振りかぶって、 (a54) 2022/05/08(Sun) 20:56:05 |
ラピスは、初めて、怒りのままに人を殴りつけた。 (a55) 2022/05/08(Sun) 20:56:11 |
ラピスは、初めて、ギムナジウムの大人に反抗した。 (a56) 2022/05/08(Sun) 20:56:32 |
エルナトは、もう動かなくなった"餌"を、自室に持ち帰った。甲斐甲斐しく手当てをしよう。 (a57) 2022/05/08(Sun) 20:58:15 |
エルナトは、人が家畜のお世話をするように。 (a58) 2022/05/08(Sun) 20:58:32 |
【置】 王として リアン外に振り撒かれた風評と、この病のせいで。 まともに社会には出られないことが分かっている。 だから、大人に貰った特権を使って。 "自ら"治療を受ける事で。大人達に取り入る心算でいる。 ここで生きていくために。 その時王に目を向けたもの、手を取ったものを巻き込んで。 崩れかけの星は未来に向かって歩いていく。 (L19) 2022/05/08(Sun) 20:59:29 公開: 2022/05/08(Sun) 21:00:00 |
【秘】 ライアー イシュカ → 悲憤慷慨 フィウクス「無理だろ。 ……まあ、選択肢が提示されてりゃ、 夢なり希望なり抱く奴らはいるだろうし。 僕みたいなタイプだと知らないけど」 ぼんやりと、なんだか同僚みたいなことを言っているなと。 あちらほど改革を述べている訳でもないが、 どうにも、自分は“気付けない”側の人間な上に、 現状維持か、何かに沿った行動しかとれないから。 「……提示される側の人間だった癖に、変な事言ってる」 不思議と拗ねたような言葉が零れた。 貴方が去り際に呟いた言葉を聞いて苦々し気に訴えの目線。 「よくわかってんじゃん。そうだよ。 その偉っそうな態度は気に入らないけど。 僕は嘘なんてつきたかないんでね。 考えて置くって言ったからにはそうする」 「精々その前には死ぬなよ」 (-216) 2022/05/08(Sun) 20:59:35 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新