【赤】 灯守り 冬至――回想:小満との付き合い [ 思えば小満とは 随分と古い仲になる。 フェイと初めて会ったのは 確か会合での場。 なんだかんだと大人達が集う場。 立ち位置は違ったとて それなりに年も近かった彼とは 先代の小満を通じて話す機会にも恵まれた。 ぐっと距離が縮まったのは 小雪の天才的発想による中央域お風呂建立大作戦 あの頃からだったような記憶が あった、――ような気持ちが なんとなくある ] (*117) 2022/01/22(Sat) 22:39:17 |
【赤】 灯守り 冬至[ パーティーが発足した日 見学兼決起会の如く 二人を冬至域へ招いた。 ほかほかの 理想の露天風呂 折角なので夜空に月など浮かべて見せ 雪見酒を振る舞うなどしたのだったか 特段に拒んでいる訳ではなくとも その頃には 精々が露天風呂しか無い常夜 あまり人の寄り付きたがるような場所でもない 自発的に幾度と来たがる物好きはそう多くなく おつるが嬉しそうに跳ねていたのを覚えている ] (*118) 2022/01/22(Sat) 22:39:37 |
【赤】 灯守り 冬至[ 閑話休題。 先代の小満には 世話になった。 何分 "文字通り子供"であった時代 優秀で勇猛たる軍師の蛍が居たとはいえ 当時、――本来まだ十やそこらの子供の時分 ある日ふっと その場所に幼女が座す事の異質 異常を察せぬ程めでたい頭ではなかった。 時には、優秀な蛍であっても察しきる事は難しい 灯守りが故の色々を 彼から教わる一幕もあったか。 先代の小満は 幼いながらにわかるほど 本当に正しく仕事の出来る灯守りだった。 ] (*119) 2022/01/22(Sat) 22:40:38 |
【赤】 灯守り 冬至[ ――先代小満と 今代小満。 似ているようで違う けれどどこか少し 似ている二人。 先代小満のことを知る者は 今、どれだけ居るのだろう 先代の冬至を知る者は 今、どれだけ居るのだろう ] (*120) 2022/01/22(Sat) 22:40:49 |
【赤】 灯守り 冬至[ 嘗て、雪見風呂を囲んだ三人 全員が集う事はもう 二度とない ――若かりし頃。 たとえそれが 如何な道であったとて 知っている人が居るということ 昔、あんな事があったねと そうやって話せる間柄の者が居る今は きっと、幸せなのだろう ] * (*121) 2022/01/22(Sat) 22:41:00 |
【赤】 灯守り 大雪それから それから? あれこれ屋敷にあったものをかき集めたのだろう。 どっさりと、山のような人形を幼い私に見せて あのお方は私にこう言ったのだ。 「 この人形たちをうまく操れるようになるまで 」 「 あんたはここから出ちゃいけないよ 」 ──── これが、 ながいながい 始まり。 私の目隠しになってくれていたのだと、 そう気がつくまでは、まだ。 (*122) 2022/01/22(Sat) 22:41:50 |
【人】 灯守り 立春─ 少し前・会合にて ─ [まるくて、ちいさくて、しろいものは皆かわいい。 それは世界の真理と言っても過言ではないと思う。 やわらかそうで、もちっとした見た目ならなお良い。 そして可愛いオブ可愛いの条件を重ね掛けした、 一瞬で見る者を狂わせるような いつか 追い回した ………………、ふふっ…… [じいい。 じいいいい。 じいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。 会合の真っ最中であることも立場も完全に忘れて まるで時が止まったかのようなたっぷり94秒間。 ゆきうさぎを灼熱の太陽より熱く見つめ続けたその間 誰に止められることも先を促されることもなかった不自然に 立春の灯守りは疑問を抱かない。更には、 そんな様子をお隣の雨水さんに しっかり見られている>>109のにも気付かない。] (146) 2022/01/22(Sat) 22:43:42 |
【人】 灯守り 立春[その謎のゆきうさぎは、 フォルムに留まらず擬音までもが愛くるしい。 ぴょんぴょんと健気に跳ねる姿を見る度に高鳴る胸。 ぽてぽて懸命に進む足取りを眺めては 形容しがたい感情に襲われる。 ──あのゆきうさぎを、 てのひらにそっと乗せてみたい。 すべすべぷにぷにボディを撫で回してみたい。 抱きしめたい、連れて帰りたい、 ベッドに連れ込んで眠りたい…… そのときめきは、初めて出逢ったころから変わらない。 気配を消すでもなく堂々と凝視する熱視線と 徐々にエスカレートする邪な念に、 可哀想にきっと本能的に身の危険を察知したんだろう。 死に物狂いで逃げ出さねばならなかった気の毒なゆきうさぎ、 もとい冬至さんを 怯えさせた張本人もまた簡単に諦めはしなかった。 標的をどこまでも追い掛けて逃がさない。 当時はまだ先代立春の蛍、『東風』だった犯人の姿は 文字通り『初春に吹く暴風』のようだったという。 後に、追い回したゆきうさぎがただのゆきうさぎではなくて 冬至さんの操る端末であると知って、 菓子折りを手に土下座するに至ったのだけれど。 条件反射的に愛でたくなってしまうこの想いは 初めて出逢ったころから今まで変わらない。] (147) 2022/01/22(Sat) 22:43:51 |
【人】 灯守り 立春和菓子は好きかな? 粒あんとこしあん、どっちがすき? どっちもかな? 三種類ともほしい?? あっ、葉っぱはとった方がいいのかな? そのままでも大丈夫? 食べられる? 桜餅の葉っぱは塩漬けにしてあるから食べていいけど、 椿餅の葉っぱはただの飾りだからぺってするんだよ。 うんうん、たんとお食べ…… 食べ終わったらちょーっと、ちょっとだけで良いから 撫でさせてくれると嬉しいなぁ……? [結果的に賄賂を贈るような心地で 望まれるままに亜空間へと和菓子を送り出す。 そんな一幕もいつからか、日常と化して久しい。]** (149) 2022/01/22(Sat) 22:44:54 |
【赤】 灯守り 大雪……あの人が頽れるまでに、 すべての人形を同時に、── までいけなかったのが、 すこうしばかりの悔い。 未熟なままで大雪を継いでしまった。 だから、昔も今もまだ、自分の能力は 恐ろしくも悍ましくも仕方なく、 ……それでいて、 自信もまた なかったのだ。* (*123) 2022/01/22(Sat) 22:46:44 |
【人】 小満末候 麦秋至[わたしにとって美味しい料理を作れる人は、 凄い魔法を使える人同然だ。 レシピ本はさしずめ魔法の書といったところかなあ。 ……そういうことをひしひしと思うのは、 小満さまのお店『慈雨』をお手伝いする傍らで、 お料理についてもお勉強している……が、なかなかうまくいかないからだ。 今食べている大福のような、 お餅と餡の二要素を持つお菓子など、 作れと言われたらめまいがしてしまうかも。大袈裟じゃなく。 ちなみに得意料理はポトフだ。 野菜や腸詰の肉を切って煮込むだけで出来るからね! とはいえ『慈雨』の味の自力再現には至っていないし、 スクラロースchomiを入れ過ぎたことでポトフと言い難い物体を作ってしまったこともある] (150) 2022/01/22(Sat) 22:47:04 |
灯守り 立春は、メモを貼った。 (a38) 2022/01/22(Sat) 22:59:26 |
【人】 灯守り 冬至――ロクムを囲むひとときの終わりに [ ロクムを食べるひととき。 雑談に興じていれば ふっと雨水の視線が動く。 それは、暫し雨水を二人占めする 終わりの頃合いを示す動きでもあった。 皿に残る二切れの内、一つを端末の口へ 一つをチュウくんのお口へあーんする(確定) ] ありがとうございました おかげでとてもおいしいロクムになりました [ 優しい手つきで下ろされた地 ぴょんと跳ねれば、彼女を見送ろう ] (153) 2022/01/22(Sat) 23:02:35 |
【人】 灯守り 冬至[ この年になって尚 だっこを恵んでもらえる そんな立秋のような灯守りはそう多くは無い ] 良きだっこタイムでしたね チュウくんの場合はお膝タイムでしたか ロクムをご一緒できて嬉しかったです [ 手を差し出してみるが、反応はどうであったか ] ――さて。 飲み物をいただきにいきましょうか チュウくんはどうしますか? [ 違う場所へ興味の向くようなら 一つ跳ねて離れよう。 少し離れた場所 一人の給仕。 マテ茶を持って困り顔をしていれば 此方から出向くのが 頼んだ礼儀というものだ ] * (154) 2022/01/22(Sat) 23:02:54 |
【赤】 先代“小雪” 篠花ーー先代の記録:旅に出たあとーー [眞澄が手紙を読んでいたであろう頃、既に己は小雪域から出ていた。 妹が取る行動なんてわかりきってるし、そもそも小雪内に留まる気なんかなかった。 行方不明にしておけば、否が応でも眞澄を灯守りとして認めざるを得ないはず。 まあ、認めない奴はもういないけど。 ]これから認めない奴は出てくるかもしれないけど、それは眞澄の自己責任で。 そうならないよう、育てたつもりだし。大丈夫でしょう。 さーて、まずは距離が近い冬至域に行こうかなぁ。 その後は小満域で。 霜降域はーーほとぼりが冷めた頃に行こう。 [紫明はめちゃくちゃ怒ってる様な気がするんだよね。 何となく。そんな気がするだけで実際は違うのかもしれないけど。 まあでも、予感を蔑ろにすると痛い目を見ることもあるので後回しで。] (*124) 2022/01/22(Sat) 23:11:19 |
【赤】 灯守り 小満[先代も冬至を気にかけていた。 いいや新人とあらばそれだけで気にかけてしまう人柄ではあったのだが、その中でも年若で灯守りになった少女のことは、娘のようにすら感じていたかもしれない。 仕事がなくとも話をしようと試みたし、悩みがありそうなら解きほぐしたかった。 結果、何でもない『飛心』と冬至のゆきの間もまた、少し近づく。 とはいえ、しばらくは比較的年近の相手というくらいで、時折笛を吹いて聞かせただとか、それくらいの記憶が主。 本格的に仲のいい相手になったのは、小雪から風呂の話が出た、あの時くらいから。 露天で雪見に月見酒なんて洒落込んで、それから百年数えても、言葉遊びで笑い合うような仲でいる。 小雪は代わってしまったが、それでも皆々仲が悪くもなく。 今ある幸福を噛みしめる*] (*128) 2022/01/22(Sat) 23:16:43 |
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