従者 ヨシュアは、メモを貼った。 (a43) 2020/09/23(Wed) 13:34:35 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 最後の音が、茜の空を舞って、 大勢の人々の頭上をしゃぼん玉のように ふわり漂っては、その何処かで、ぱち、と 弾けて消えました。 …はあ、と息を吐いて、視線は先程より 僅かに赤の色を増した空へ。 けれどふと静まり返った会場の様子に 気付けば>>233、やっぱり場違いだったのではと、 急に背中が寒くなります。 そのまま逃げるように舞台から下りようと した時に、耳に届く、声。>>234 ] …へ…? [ 思わず足を止めて、その声の方向に 顔を向けました。 …そこには、席から立ち上がって喝采を 送ってくださる、あの審査員の宮廷楽士の 女性がいて。>>234 ] (253) 2020/09/23(Wed) 14:21:31 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ ぽかん、と口を開けて立ち尽くす私に、 続くように周囲からもたくさんの拍手や 歓声が送られていて。 所在なく彷徨う目線は先程の男の子や、 酔っ払いのおじさん、それから あれは、あの時の異国の方>>246の姿をも 捉えたでしょう。 衝撃で瞬くことを忘れて見開いた瞳で恐る恐る 周りを見渡せば、一目でそれと分かる 王族の方までもが席をお立ちで。>>236 それを見て、そこで初めて足が、今更 がくがくと震えはじめてしまって、 まっすぐ立っている為に随分と力を 込めなくてはなりませんでした。 重ねて送られる、感謝。>>236 歌ってくれてありがとう、というその言葉は 胸をじん、と焼きました。 本来なら私が、歌わせて頂いたことに 感謝するべきなのに。 足だけでは足りず全身が震えて、 喉も上手く言葉を紡いではくれず、 私は胸のあたりの服をぎゅうと握って、 深く深く、頭を下げました。 ] (254) 2020/09/23(Wed) 14:27:50 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ と、再びの声>>237が耳に届けば、 今度こそ息を飲み。 それでもこちらを捉えるその視線に込められた 熱の大きさを感じれば、私も逸らすことなく 見つめたことでしょう。 …その方が伴奏を申し出る事自体が、 それを知る方々を驚かせることなのだ>>237、 ということは知らないままに。 ありました。 そろそろ教会に戻らねば、神父様が帰ってきて いるかも知れないと思えば、やはり多少は 身が竦むような気もしましたが、 そんなことよりも、今この方のご要望に 応えたいと何より私の心が叫ぶのです。 しっかりと、その女性に向き直り。 ] (255) 2020/09/23(Wed) 14:30:55 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ そう、伝えました。 その女性の伴奏が、なんの楽器なのかは まだ知りませんでしたので、準備をされる 様子を、目を逸らさずに、じっと見つめて。 それがピアノだと知れば、あまりの感動に 思わずぴょん、と飛び跳ねてしまって、 慌てて恥じて俯いて。 そうして用意ができた女性が見えたなら、 染まる頬でにこりと笑んで頭を下げて。 流れ出す歌は、 大嫌いだった、 聖母マリアを、讃える、歌 (257) 2020/09/23(Wed) 14:36:35 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ慈悲深き乙女よ おお 聞き給え 乙女の祈り 荒んだ者にも汝は耳を傾け 絶望の底からも救い給う 汝の慈悲の下で安らかに眠らん 世間から見捨てられ罵られようとも おお 聞き給え 乙女の祈り おお 母よ聞き給え 懇願する子らを (258) 2020/09/23(Wed) 14:39:16 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ …いつか、アメリアお嬢様に歌った、 あの時と同じように、 わたしは、いま、こころから かみにかんしゃしています。 ] ** (259) 2020/09/23(Wed) 14:41:46 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a44) 2020/09/23(Wed) 14:43:23 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a45) 2020/09/23(Wed) 14:48:16 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 取り落としそうになった花瓶を咄嗟に 抑えてくれる手。>>192 滝のように吹き出す冷や汗を手の甲で 拭おうとして、ほんの僅か、 その人の手が触れました。 ぎくり、と手を引いてしまいましたが、 気を悪くされませんでしたでしょうか。 その方の手は、弦楽器を奏でると仰るその手は、 私のがさがさと荒れた指や、 袖で隠した痣とはあまりに遠いところにある、 美しいものでした。 待っている、と告げる、言の葉。>>192 目を伏せたまま、今度は首を横に、 次に縦に振りました。 その方がどのようなお顔をされていたかは 見えないまま。 それでも久しく聞く優しく響く声色は、 私に束の間の暖かさをくれたのでした。 ]* (260) 2020/09/23(Wed) 15:16:14 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 今の時間が夜だということは 窓の外を見ればわかるのだろう。 けれど、生憎と目隠しをされた女では それさえも知ることが叶わない。 ] ……ん、 [ 意識が覚醒するのと共に、 翡翠の瞳を開いていく。 視界は真っ暗、今は夜? なぜ自分は寝ていたの? 疑問をつらつらと浮かべていれば 小さな声が聞こえてくる。 「あの嬢ちゃん可愛かったな」 「メイドの方はどうする?」 「こんくらいで金貰えるたァいい雇い主だ」 言葉に想起するのは 意識を失う前にあった出来事。 ] (@30) 2020/09/23(Wed) 15:37:36 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 疲れからか熱が出ているのか 頭はいまいち回転せず けれど現状の不味さはわかる。 どうしたらいい、どの手段を取れば? いくら教養を得ようと経験も浅い小娘。 出来ることはたかがしれている。 思い悩ませていると、こつこつと、 革靴で地を叩く音が近づいてくるのがわかった。 ] 「そろそろ目は覚めましたかな?」 [ 聞いたことがある声。 けれど、確証はない。] (@31) 2020/09/23(Wed) 15:38:11 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 数瞬返事をするか迷って。 舌をもごりと動かせば ] ……ええ、目は覚めています。 貴方は、どなたですか? [ これで私が憲兵にでも見つかれば。 しっぽは掴めたとみていいだろう。 首謀者の名前を掴めていれば、尚いい。 この誘拐だろう出来事は、 エヴィの、教会に関わっている事だと考えていた。 そんなふうに思っていると 場に笑い声が響いた。 ] (@32) 2020/09/23(Wed) 15:40:55 |
【見】 病弱貴族 アメリア「そんなことはどうでもいいでしょう」 「今あなたと私がここにいる」 「それだけですよ」 [ 煙に巻くような回答に 冷や汗が出てくる。 相手がどう出るのかがわかりづらい。 緊張感と疲労で意識も淡く混濁しはじめる。 ] ……メイドは、私と共に居たものは無事なの? 護衛の者は……? [ だからつい、弱みとも呼べることを 口に出してしまった。 すると、相手はまたけたけたと笑う。 ゆっくりとした足音が近づいてきて、 肩に手が乗れば体を揺らしてしまう。] (@33) 2020/09/23(Wed) 15:41:28 |
【見】 病弱貴族 アメリア「心配ですか?心配ですよねぇ」 「なに、今は手を出していませんよ」 「ですが、貴女の態度次第では」 「どうなるかわかりませんがね」 [ 心臓がどくどくと音を立てる。 自分の手に、人の命が乗っている。 貴族であるのだから最初からそうだとしても 実際に目の前に危機が迫ったことは 今までに一度もない。 乾いた舌を湿らすように転がして。] ……わかりました、あなたに従います。 [ 私のこの決断は、正しいのだろうか。 コンペが始まった夜、 私は家に帰らなかった。 ]** (@34) 2020/09/23(Wed) 15:41:49 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t10) 2020/09/23(Wed) 15:43:57 |
【独】 病弱貴族 アメリア/* この襲われ事件、ヨシュアの行動を 著しく制限してしまうのではないかということに 今気づいた。 わーん、わたしのへたくそー! (-84) 2020/09/23(Wed) 15:49:26 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ/* いやあれよ 最初考えてた設定はエヴィが神父頃すか 頃されるか どっちかかなって思ってたのよ バッドエンド厨だからさ← だけどアメリアちゃんにまで手を出すとなると もう許すまじってなりますね(にっこり (-85) 2020/09/23(Wed) 15:51:28 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ (-87) 2020/09/23(Wed) 15:56:29 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a46) 2020/09/23(Wed) 16:20:31 |
平台の宮廷楽士 メイレン(匿名)は、メモをはがした。 2020/09/23(Wed) 16:21:32 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 夜、ハイアーム邸へと、一通の手紙が届く。 差出人はアメリアと共にいたメイドの名前。 『今晩はお嬢様が体調を崩されたので 近くの宿に泊まります。 明日には戻る予定です。』 そういった内容が質素にまとめられたそれは さて、邸では誰が読んでどんな対応をしたのか。]** (@35) 2020/09/23(Wed) 17:21:53 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t11) 2020/09/23(Wed) 17:22:55 |
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