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【人】 世界の中心 アーサー[ 青薔薇のドレスが独り歩きをはじめたのは、 どれくらい未来の話だったか。 食事のマナーに、振る舞い方。 話し方は──少々難しかったとは言え、 すこぅし文章は読めるようになっていたかもしれない。 少なくとも文字については、 何処ぞの貴族が教師であった。 ダンスに関してはすっかり抜かれ、 この舞踏会だって本来、予定はなかったのである。] (238) 2020/05/29(Fri) 23:47:11 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 変わらず、まだ ゆめを見ているし、 手を汚さずに首を落とすよな生き方をしていた。 まあるい月夜のゆめでなくて良かったと思う。 ──きっと不機嫌なんかでは済まないから。] (240) 2020/05/29(Fri) 23:48:24 |
【教】 世界の中心 アーサー[ ゆめのなかの一幕は、けして血濡れたものでは無かった。 珍しい、ゆめでもあった。 多少なりとも無ければ、白昼夢にも見ない。 唯──赤薔薇と青薔薇が、 手を取り合って踊る絵を、 起きるまでずうっと見せられていた。 短調で逆にキツいなどと、最早文句の言い分だ。 唯、これが毎夜ともなると…] (/10) 2020/05/29(Fri) 23:49:06 |
【人】 世界の中心 アーサー[ ──それだから男は、赤薔薇の意匠を身に纏っていた。 振り撒く香りも、薔薇の其れ。 百合をすっかり塗り替えた“リドル”の姿。 馬車はリドルの紋章を背負い、向かっている。] (241) 2020/05/29(Fri) 23:50:33 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 踏み込んだ赤薔薇は、一目小宮内を見廻した後、 何の躊躇いもなくど真ん中を横断した。 探している“色”など、たったひとつ。 黄でも白でもなく、青だ。 ──唯の青じゃあない。 男が唯一を選んだ、奇跡の“ロイヤルブルー”である。] (243) 2020/05/29(Fri) 23:51:36 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 物珍しげな若い貴族の視線も、 色付いたおんなの視線もすり抜け、 薔薇色の瞳は何にも興味を示していない。 唯一、気にしたものといえば、 大きなガラス窓の向こうの、薔薇園の彩のみだ。 嗚呼…何故夜に騒ぎ出すのだろう。 全てが黒薔薇に見えるのでは、勿体無いじゃないか。 若い奴らの頭の中は知れない。 もう先代の年を越えた男は、苦く表情を歪めていた。] (244) 2020/05/29(Fri) 23:52:07 |
【人】 世界の中心 アーサー──嗚呼、そんなところにいたのか。 [ 赤薔薇が気が付いたのは、下のヒールのためである。 木の上に揺れる、細い脚。 もう1人の姿は、今のところ気がついていないらしい。] (245) 2020/05/29(Fri) 23:52:50 |
【人】 世界の中心 アーサー[ …気がついていなかったから、 赤薔薇はきっと暴くよに香るし、 人前では見せないような、笑みではないかんばせがある。 ──改めて言ったところで、 意味のわからない一文だ。 全く説明が足りない!] (247) 2020/05/29(Fri) 23:53:59 |
【人】 軍医 ルーク―― 司令室 ――[ ――それから、いくらかあとのこと。 最後の機獣を遂に破壊したとの一報を受け、 司令室は沸き立った。 蛇型が外壁を破壊し中庭に至ったときには、 窓から見える建物の向こうに首を擡げる巨大な影に、 これまでかと悲壮感を漂わせていた兵士たちも、 互いに肩をたたき合いながら、歓声を上げている。 彼らが存分に喜び合うのを暫くの間眺め、 やがて、総司令はゆるりと口を開く。] 諸君、我々の勝利だ。 [ その声に、再び大きな歓声が上がる。 それを片手で制し、部屋に居る者たちを見渡す。] (248) 2020/05/29(Fri) 23:59:27 |
【人】 軍医 ルークさあて、もう一仕事頼むよ。 これから前線の兵士たちが戻って来る。 命令は一つだ、 いま生きている者たちを一人も死なせるな。 念のため、大穴の観測も継続して行い、 破壊した機獣に爆発や再起動の兆候がないかは 念入りに確認するように。 [ 沸き立っていた空気が、その言葉に再び引き締まる。 三々五々に散ってゆく部下たちの後姿を眺めながら、 彼は、机の中から一冊の書類を取り出す。 ぼろぼろの紙束を、指の先でぺらりと捲った。 その場にいた技術班長に、振り返らずに話しかける。] (249) 2020/05/30(Sat) 0:00:12 |
【人】 軍医 ルーク これでようやく 次の段階への“前提条件”が整った、 ――と言っていいかな? これだけの攻撃を行った後だ、 同規模の戦力の投入は暫くは可能性が薄い、 合っているかい? [ 口を開いて勢いよく喋り出すジルベールの表情に、 その予測があっていることを確認し、 紙束に視線を落とす。 (つまり、長話は聞き流した)] (250) 2020/05/30(Sat) 0:00:49 |
【人】 軍医 ルーク 『 我々はこの地下世界を開拓するために作られた。 そして今、彼らは我々を滅ぼそうとしている。 目的は、まあ、想像がつくところだ。 しかし機獣の逐次投入とは随分と効率が悪い。 より効率を求めるなら―― “作った段階で殺す手段を組み込んでおくのが正しい” 実際、そういった計画はあったようだと、 この文書は類推している。 ナノマシン、というのだっけ? 組み込んだ因子に反応するそれを散布すれば、 労せずして彼らは、我々を皆殺しに出来た。 散布自体はあったらしいと、 第二研究所に収容された“訪問者”は語ったそうだ。 けれど、それは効力を発揮しなかった。 地下の住民が設計段階で時限爆弾が組み込まれることは なかった、ということだね。 』 (251) 2020/05/30(Sat) 0:02:37 |
【人】 軍医 ルーク[ 爆風に罅割れた窓越しに、天の大穴を見上げる。 そこには闇があり、その向こうは計り知れない。] 『さて、岩盤の上の世界も一枚岩ではならしい。 そうとなれば―― 総攻撃を凌いだ今、動きようによっては、 “交渉”の余地がある者を探すことも、 出来るのではないかな? そうなれば問題は、 誰を送り込むか、ということだが』 [ 心当たりはあるかな? と揶揄えば、 ジルベールは目を輝かせて両手をぶんぶんと上げる。 余程天の向こうに興味があるようだ。 君には此処で働いてもらわなければ困るよと苦笑して、 書類に再び視線を戻し、背もたれに背を預ける。 最初の襲撃の後、この拠点から発見された文書だ。 まだ論文の体すら成していない装甲、走り書き。 けれど、此処にいた調査員であり、 研究者である男が残したものだった。 候補や手段、あるいはこれからの道筋も、 考えている方策は一つ二つではない。 その中のどれを取るかは状況次第だ。 先程蛇型が攻撃態勢に入った際、 窓の外を染め上げた白い光。 それを思い出すように、黒眼鏡の奥の目を細めた。>>-314]* (252) 2020/05/30(Sat) 0:04:34 |
【人】 ミア……それだけ言いに来たの? [ てっきり急ぎの用事でもあるのかと思っていたのに! "ひどいひと"だわ。懐のお姫様が言う。 ひどいひと、の、声色は。 どう聞いたって不機嫌そのものだった。 そのまま無視したら面倒そうだと勘が告げ、 片腕で持ち上げた後、───根元へ、降り立った。 ] (254) 2020/05/30(Sat) 0:56:22 |
【人】 ミア私のお姫様。 折角デートしてたのに。 [ 綺麗に収まったお姫様の、まあるい瞳が、 ─── 王子様みたいに連れて行ってもらったのよ! ─── 夢ってなあに? ─── リドルってとっても怒りっぽいのね! ─── Mia って 青薔薇さんの名前? 等、と。 ふたりを見遣っているのだから、好奇心の塊のよう。 答えは 返ってきたか、どうか。 青薔薇と言われてしまったおんなは、 どうでしょう なんて はぐらかすだけ。 ] (256) 2020/05/30(Sat) 0:56:57 |
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