【人】 「邪毒」 スカリオーネ――居住区・夜―― [かつてと現在。 男が知ったのは心の美醜という産物。 『美』にどうしてか付属してしまうもの。 男自身も目に見えないが確かに存在し男の内には火傷の瘢痕よりも酷く醜いものが芽吹いている。 大富豪は見目を醜いと言ったのだろうが男は心の在り方を問われたようにも感じられていた。 心の問題の難しいところは見えないだけではない] はは、今宵冗談が冴えますね。 矜持がなくば『美』はなりえない。 あなたの腕前も矜持あってのものだったでしょうに。 [矜持、自尊心、数多の言葉で表されるが信念とも呼ばれるものがあるからこそ立っている。 過去の話として持ち上げながら去り際の言葉にそれはどうもと華麗な一礼をして見送り戸を閉め塩を捲いた] (306) 2022/11/23(Wed) 20:15:12 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ矜持のない『美』ほど浅く、薄く、平たいものですよ。 あなたが一番理解できることのはずなのですがね。 [これも金の魔力なのだろうかと手を動かし葉巻を取ろうとして懐にないことに気づくと男は手持無沙汰に頭をかいた。 吹けば飛ぶ程度の店である。 何をどうにかされれば店は消えてしまうだろうが――] それでもこの胸に宿した炎は永遠に消えはしないのに。 [男は肩を竦めると寝室へと戻りベッドに入ると長く吐息を漏らしてから目を瞑った**] (307) 2022/11/23(Wed) 20:15:22 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a69) 2022/11/23(Wed) 20:21:22 |
【人】 人造生物 ユスターシュ――回想/数日前―― […なんとなくではあるが、 本名ではないことはバレているような気がする。 それでも、何も言われなればそのまま主様の名前で通したことだろう。 そして男前と言われれば悪い気はしない。 はにかむように微笑ってから、続く彼女の言葉に頷いた。>>227 悪いことはしたくない。 それをすれば悲しんだり、怒る誰かがいるのだから。 そんな思いを誰かにさせたくない。 だから、ちゃんと約束は守る。 何より、誰にも怖がられない姿でいられるということは どれほど言葉を尽くしても言い表せない大恩なのだから。] (308) 2022/11/23(Wed) 20:24:02 |
【秘】 人造生物 ユスターシュ → 影街の魔女 ブランシュ[かけられた言葉に一瞬首を傾げたが、すぐに察して耳まで赤くなる。 森に潜んでいた頃。 魔物として追い立てられる日々の中、人目につきにくい物置小屋や野原でそういう行為に及ぶ若い男女を見たことがあるから] えっと……よろしく、おねがいします……? [尤も、その行為の意味まで察している訳ではないが。 悪いことではないのだろうと思いながら、彼女の言葉に頷く。] (-159) 2022/11/23(Wed) 20:26:15 |
【人】 人造生物 ユスターシュ――はい! いっぱい、楽しんできますね! [頬を上気させて大きく頷く。 そうして、着せてくれた服も金に新鮮な気持ちになりながら コスタの街へと送りださせたのであった]* (309) 2022/11/23(Wed) 20:27:06 |
【人】 人造生物 ユスターシュ――中央広場/ファントムと―― [慣れないことにだいぶ一杯一杯ではあったけれど。 それでも目の前の彼の、寄り添うように響く歌声やリズムから、自分をサポートしてくれていることは十分伝わってきた。>>220 ―――語彙力がないのがもどかしい、けれど。 彼は、とても『慣れている人』なのだろう。 歌うことも踊ることも、…誰かに、寄り添うことも。 優しい人、なんだろうとも思う。 出会ったばかりの僕が、そう思うのは烏滸がましいかもしれないけど] ……はい! [彼の言葉に頷いたとき>>220 僕はどんな顔をしていただろう。 彼の言葉に、あたたかい気持ちが胸を満たす。 そうだ、僕は独りじゃない。 歌うことを教えてくれた目の前の彼も、 足を止めて僕らの歌に耳を傾けてくれて歌ってくれる人たちも>>224 皆、僕らの歌を温かく受け止めてくれる。] (310) 2022/11/23(Wed) 20:29:42 |
【人】 人造生物 ユスターシュ[そうして>>225] …。 [歌が終わると同時に、皆がそれぞれ元ある場所へ戻っていく。 別の演奏を楽しむ人、再び祭りを楽しむ人。 何事もなかったようで、それでも確かにあのときの歌声は、 光景は、心に焼きついている。 喧騒の残り香を惜しむように深く息を吸って 彼にお礼の言葉を伝えれば>>225] …あ。 [子供が此方に手を振っている。 最初に歌に声を載せてくれた、小さな女の子。 あの子と、同じくらいか 楽しそうな笑顔に、此方も微笑って小さく手を振り返す。] (311) 2022/11/23(Wed) 20:31:57 |
【人】 人造生物 ユスターシュ……楽しいって、思ってくれたんでしょうか。 [そうだったら、嬉しい。 誰かに喜んでもらえる何かができたのなら、この街にやってきたことに意味を見出せる。 自分の存在が全く無意味じゃないと、思うことができる ]ファントム…。 [それは、幻影を意味する言葉だったはず。 でも彼は確かに此処に存在している…と、思ったときには 既にその姿は消えてしまっていたか。 でも、最後にかけられた言葉からは>>225 彼とはまたどこかで会えるようなそんな気がする。] (312) 2022/11/23(Wed) 20:35:04 |
【人】 人造生物 ユスターシュ……ありがとうございました! [聞こえているかはわからないが、 きっとどこかにいるのだろうと大きな声で礼をいう。 何事かと思って此方を振り返った人たちも 暫くすれば何事もなかったように広場を歩いていく。 さて、次は何処へ行ってみよう。 そういえば、此処に来てから部屋を借りている宿屋の主に 「ここがいいよ」と勧められたバーがある。 そこまで歩いてみることにしようか。]** (313) 2022/11/23(Wed) 20:35:32 |
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a70) 2022/11/23(Wed) 20:42:49 |
人造生物 ユスターシュは、メモを貼った。 (a71) 2022/11/23(Wed) 20:49:20 |
【人】 「怪人」 ファントム弾いてもらいたい歌は、心の中に決めている。 本当は、いつかのバーでのように三人一緒が良かったが、それはそれで今度の楽しみとしよう。 一度、二度と咳払いをして、喉の調子を整えると、ゆったりと歌い上げる。 (314) 2022/11/23(Wed) 21:06:05 |
【人】 「怪人」 ファントムTwinkle, twinkle, little star, きらきら光る お空の星よ How I wonder what you are まばたきしては みんなを見てる 小さな子供に歌う様に、ゆるやかに、のびやかに。 彼女の中で溢れる情熱を沈める為に。 ここに居ない、星を瞳に宿すもう一人の為に。 Up above the world so high, きらきら光る お空の星よ Like a diamond in the sky. みんなの歌が 届きますように どれだけの人が、今ここで歌に耳を傾けているだろうか。 歌に貴賤は無く、聴く者も区別はしない。 皆、心を一つにしているのだから。 Twinkle, twinkle, little star, きらきら光る お空の星よ How I wonder what you are まばたきしては みんなを見てる 歌は、延々と続くだろう。 彼女の中の情動が収まるまでは。* (315) 2022/11/23(Wed) 21:06:21 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a72) 2022/11/23(Wed) 21:10:32 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a73) 2022/11/23(Wed) 21:14:17 |
【人】 低速 リリー[ 覚えている。 水面のように、動くだけでさざめくように揺れた 姉の美しかった#ッの青。 ──失われた後の、周囲の冷笑。 知っている。 鈴が転がるよりも綺麗に、軽やかに鳴っていた 母の美しかった$コの音。 ──潰えた後の、…… ] (317) 2022/11/23(Wed) 21:16:01 |
【人】 低速 リリーそれじゃあ、ええと──── ……このあたりの日時なんかは、どうでしょう? [ 折角ならば、フェスの最中に訪いたいものだと 近しい日付を尋ねて。 彼が頷いてくれるならば、その通りに。 全てが終われば、最後に花咲くように笑んで ] ありがとうございました、スカリオーネさん。 良いフェスを。 また後日、お伺いしますね。 [ そう頭を下げ、彼を見送ることとなる。* ] (318) 2022/11/23(Wed) 21:16:04 |
低速 リリーは、メモを貼った。 (a74) 2022/11/23(Wed) 21:18:07 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 中央広場で、怪人と>>314>>315 ― [飢えて、うえて。そのまま情動に任せて狂おしい程に 掻き鳴らしてしまいたい衝動を孕みながら、 平静のように曲目を受け付ける、というた女の内面も この怪人は見通していたのであろうか。 ――願われた曲は、まるで未だ殻で眠っている雛の頃 星の娘と語らった時のような歌。 或いは。語らいの中でこの怪人のことを話題に出した時の 2人だけのテーブルでの内緒話の、ような。] ――……。 [ぽろん、と リュートが掻き鳴らす弦は。 官能的で、華さえあるようなものではなく。 その時は凪いで、されど深く、広く。 もうすぐ夜になるこの世界を遍く降り注ぐ星の光を 映したように、柔らかな音。 ―――星へと捧げる歌 星を見る人々への、歌。 貴方は何処までも、軽やかに歌っている。] (319) 2022/11/23(Wed) 21:18:56 |
【人】 奏者 イルムヒルト[悪かった顔色は、少しだけ赤みが戻り 狂おしい程の情動は少しだけ鳴りを潜めて 音に混ざっていた僅かな艶も、どこか母が子を慈しむような 静かであれど家路を思い描くようなものへ変わる。 これもまた、私が触れる。貴方の”美”なのでしょうか。 ただ、燃え上がらせるのではない、 眠らせ穏やかにさせるもの。] (320) 2022/11/23(Wed) 21:19:17 |
【人】 奏者 イルムヒルト……あなたは。 ――――まるで、鏡なのですね。 [今のように正反対を映し唄うときもあれば あの日のバーのように、どこまでも人々を魅了するものも。 呟きとともに、女は弦を爪弾く。 強くではなく、弱く、優しく。*] (321) 2022/11/23(Wed) 21:20:34 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[でも、どれだけ表面が凪いでも 一度植え付けられた情動が費えることはない。 逆に鎮められれば鎮められるほど 躰の奥底はそれを渇望してやまない。 ああ、こんな私を 同じような衝動を飼いならすあなたは。 どの様に見るのでしょう。 其れすらも、知りたくて、取り込み喰らいたくて止まない。*] (-163) 2022/11/23(Wed) 21:22:07 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a75) 2022/11/23(Wed) 21:45:16 |
【人】 「怪人」 ファントム語り掛ける様に、歌い続ける。 か細く、小さく、けれどのびやかに。 ――私の事を、「鏡のようだ」と彼女は言う。 確かに、ある意味では鏡なのだろう。 相手の心を拾い上げて、歌として表現する。 けれど、肝心なのは歌を聴いた者が何を想い描くかだ。 私が拾い上げて歌に込めた想いを、誰かが受け取り、さらに形を変えて、誰かに伝える。 それこそが、『美』の本質であるのだから。 (322) 2022/11/23(Wed) 21:56:07 |
【人】 「怪人」 ファントム― 歌い終えた後で ― ひとしきり歌い終えた後には、すっかり空も暗くなって星がまたたいている。 珍しい魂の彼と、彼女のリュートと、今日は実に楽しい日だった。 「もう少しこの星空を見ている事にするよ。 毎度、ひとりでに消えてばかりでは芸がない。」 再び花壇に腰かけて、何をするでもなく星空を眺める。 歌い踊る事も楽しいが、こうして自然の『美』に思いを馳せるのも悪くない。 話しかけられることでもなければ、しばらくそうしているとしよう。* (323) 2022/11/23(Wed) 21:56:21 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 中央広場にて ― [その曲が弾き終わるのはきっと、 貴方が唄い終わるまで その情動が一旦静まっても。貴方の伸びやかな歌声を もっと彩らせたかったからともいう。 貴方の歌声は、人の心に響く。 その歌に込めたものへの捉え方は多分、 受け取った1人1人で違うのでしょう。 鏡のように、天の星のように 貴方の歌は、まるで導きの光のようだわ。 最後の一節を弾き終わる。 その瞬間は、何時も名残惜しい。] (324) 2022/11/23(Wed) 22:10:06 |
【人】 奏者 イルムヒルト― そして演奏は幕を閉じ ― [夜の帳は、空に散らばる星を美しく輝かせ それを見上げる男の隣で、女はただ、そうですか。と紡ぐ。 その時間を、話しかけることで失わせるのは 何だか勿体なく、感じたのだ。 貴方は、その自然な姿が美しい。 囁きはきっと、彼が自然の美を堪能し、満足した後か。 それから会話になるのか或いは 返答はあっても、なくても。 女はただ――微笑んでいる*] (325) 2022/11/23(Wed) 22:10:25 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 「怪人」 ファントム 貴方の歌はいつも、誰かの心を温めるのですね。 でも、聞いてみたいと思うものが、1つ。 ……あなたは。もし私が あなたが一番好きな歌をうたってくれ、と願ったら 歌ってくださいますか? [鏡のようではなく。誰かに伝えるものではなく 貴方自身のための。歌を。と願ったら。*] (-164) 2022/11/23(Wed) 22:11:23 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ――街路端―― [>>316男はリリーの言葉に頷く。 直前に瞳が瞬き星が散りばめられたが理由を伝えることはなく。 向けられる視線の意味も察することはできない。 自分が肌に術を施せばその星も輝きを増すことを男は疑ってはいない。 一等星の気配を垣間見せるリリーに術を施せる喜びと、同時に施した後に自分が持つである意志を隠し男は頷いて見せるだけに留めていた] その時分であれば問題はないです。 ご来店をお待ちしていますよ。 こちらこそ、ありがとうございます。 この出会いも女神の祝福でありましょう。 [女神の祝福と謳うがその皮肉さに男は微笑を浮かべ他の笑みを殺した。 最後に浮かべてくれた笑みを裏切ってしまうであろうことは間違いないがその笑みが素晴らしいものである程にどうしようもなく胸の内が震えてしまう] 良いフェスを――。 [長らく口にすることのなかった言葉を伝え男はその場を後にした**] (326) 2022/11/23(Wed) 22:14:41 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新