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【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ顔色も口調も声も変えていない。話す内容はそうでもないかもしれないが。 酒量だって普段のペースを知っている人はこの船にはいないはず、喫煙ペースも然り。それでも。 分かっている。皆、鈍くもない。 鈍かったら、ここまで皆苦しんでいないはずだ。 問いに答えるまでに、酒をひと舐め、ふた舐め。 それから漸く貴方の顔を見た。 「………恥ずかしいこと聞くのね。なんて……茶化させてはくれないんでしょう? ……一人、アタシが崩れたところを知ってるわ」 ムルイジが今普段とどう違うのか、どういつも通りではないのか、といえば。 いつもより、ずっと素直なのだ。だから、聞き出すのに苦労はしないだろう。 取り繕う余裕がないせいで。 (-349) 2021/09/08(Wed) 2:05:14 |
【秘】 運び屋 バーナード → 情報屋 ムルイジあなたの涙が床に落ちても衣服に吸われてもこちらは言葉を発しない。自分のものとは性質の異なる髪をただ慈しむように撫で続けるだけだ。 ふと腕が回されたことについては驚きはしたものの、本当にただ驚いただけで何も抵抗はしない。あなたが腕に力を込められないのならばこちらがその分強く抱き締めるだけだと言わんばかりにぐっと力が込める。 お前も俺も、ここにいる。 それからあなたの雰囲気から若干戸惑いに近いものを察知したのか、髪を撫でていた手で背を一度ぽんと叩いてから口を開く。 「……顔が塩分でカサカサになる前に動こうか。洗面所で顔を洗う、シャワールームでついでに身体も洗う、普通に自室で済ます……どれがいい?」 (-350) 2021/09/08(Wed) 2:09:03 |
【秘】 正弦波 カストル → 防衛部所属 テンガン『どの役やりたいかって希望も、ちゃんと出すべきだったね。オレ』 『あまりものってハズレなんだ』 久しぶりにゲームの発言をして、それで、続く言葉は何も出なかった。本当に優しいならキファをかばうべきなのに。 『それに、優しいってとこは否定しないけどさ! 分かってないよ。死ぬってどういうことだかわかってない。ただ怖いばっかで、きっと痛いんだろうなって、それだけ。 だからもっと』 『これからちゃんと分かりたいと思う』 「……テンガンもさ、優しいね。オレが心配してたはずなのにいつのまにか逆になっちゃった〜……」 最後だけ口に出して、へら、と笑うと、席を立って議論の場から離れていく。 (-351) 2021/09/08(Wed) 2:17:19 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ使用人は貴方の酒を口にするペースを知らない。 けれど、お酒は好きだと語る者がこんなにも口をつける頻度が遅いだろうか。そもそも、目の前の相手は食事をしたかと言う質問したさえ返してくれていない。 「そっか。……よかった。君も弱みを見せられる人がいて……って言うのはおかしな話だし、普段取り繕うのが上手いからこそ弱みを見せることの深刻さがより増してしまう気がするのだけど」 自分はと言うと、ミネラルウォーターの入ったボトルからグラスへ注ぎ軽く水を飲んでいる。 「君だけに恥ずかしい思いをさせるつもりはないさ。 無茶をしていそうな君から話を聞こうと、情報交換をしようと思って、価値があるか分からないが俺もいつも通りじゃない部分を君に明かそうと思っていたしね」 (-353) 2021/09/08(Wed) 2:19:33 |
【独】 運び屋 バーナード/*自分以外に13人いるとやっぱり全員と交流するのは難しいですわね……!その中でも更に深く親しい関係になるのは一握り、って思うと本当に……一期一会の世界なんだなあ……。 プロローグで話し始めたら二人揃って狩人位置になり「あ、これ長生きできないだろうから駆け抜けよう」に(多分お互いに)なり爆速で想いを通わせてくださったラサルハグPLさん、 プロローグでの「同じ陣営だったら」がフラグになって見事別陣営になりつつ初処刑時の違和も含めて変化を近しい位置で見ていてくださったかっこかわいい弟分のカストルPLさん、 バーナードの思考や感情の変化、苦しみといった弱い面を見守り支え続けると同時に、ある種対称的な居住まいだったところからの変化も見せてくださった……関係性の名前が分からん……ムルイジPLさん、 ……と打っていて関わった人のこと全員分打てそうだったけど全員分だと文字数足りなさそうなのでこのあたりにしておきます。チッ……。 ご縁で関わってくださった方、各方面に素敵で楽しい時間を本当にありがとうございます。 上手く関われなかった方、私の技量の低さを悔やみつつ次の同村があればぜひチャンスを伺わせてください。 ……もうすぐエピローグなのでちょっと真面目なことも言ってみました。以上、歩坂うにでした。 (-352) 2021/09/08(Wed) 2:19:44 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナードサラサラ、というよりはしっとりと滑らかさの強い髪も、処刑の後だ、所々に血は飛んでいただろう。 そこにまではもはや気も回らないのだが、撫でられればその分、沈んでいた胸の内が緩やかに浮上してくるような。 ここにいる、と示し、示され、返される。 血の匂いも涙の味も関係なく、深く息を吸って、吐いた。 ポン、と叩かれる背がスイッチ代わり。パ、と顔を上げた。 いつも通り、に、涙の通った跡だけが残る顔。 「シャワールームで身体も洗う」 ほぼ迷いなく、一番気力を使う面倒臭い案を選んだ。 少し心を軽くしてもらった、今のうちにと。 (-355) 2021/09/08(Wed) 2:23:15 |
【独】 運び屋 バーナード/* Q.真面目なこと言うのなら誤字とか脱字とか引き起こしやすい深夜じゃないほうがいいんじゃないですか? A.それはそう。 (-354) 2021/09/08(Wed) 2:23:17 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキはぐらかせるところははぐらかす。出されたチョコレートやナッツの、食欲がなければ手をつけなくていい、にすら言葉を返しはしなかった。 それが、答えといえば答えなのだが。 「見せたくないわよ、本当は、なにも。見せずに済めば何よりだったんだけどね」 そうはいかなかった、のは事実。そうはいかないくらい崩れてしまったのも、事実だ。 ちら、と顔を上げて貴方の表情を見る。 情報交換、との言葉に無意識に釣られたかのような。 「アナタも?……それは、どんな部分? 心が揺れる何か、があったのかしら?」 (-356) 2021/09/08(Wed) 2:31:18 |
【秘】 運び屋 バーナード → 情報屋 ムルイジ上げられた顔を見て、それから告げられた回答に一つ頷く。 散々泣き喚いた自分よりも綺麗な顔をしている相手に少し羨ましさも感じたのだが、完全に自業自得なので口にはしない。 「おっけ。それじゃあ……行きますか」 もしあなたがバーナードの動きに気付くのならば容易に制したり逃れたりが叶うが、気付かなかったり抵抗の意思がないようであればあなたはバーナードに抱き上げられることになる。 もちろん、あなたが腕を逃れることができたのなら少し笑ってから連れ立って歩いていくことになるはずだ。 目的地はどちらの場合であっても変わらず、シャワールームへ。 (-357) 2021/09/08(Wed) 2:34:50 |
【独】 運び屋 バーナード/*今気付いたんだけど私当初短ロールで軽ーくやるって言ってたじゃん!!!おいこら私秘話見ろ!!!!!長文!!!!!!!めっちゃ普段通り回してるやないか!!!!!!!!!! (-358) 2021/09/08(Wed) 2:37:18 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナードああやって泣き喚けるのを強みだと思っている、ので恐らく口に出されても納得はしなかっただろう。 それより。 「う………っわ!?」 完全に動きに気付かなかった。ので抱えられる羽目になったことに驚いてそれどころじゃなくなった。いつもの、キャーとか、そういう声すら出ないガチびっくり。 「ちょっ……重いでしょう!?待っ…… 待って本当、やだこれどうしたらいいのちょっと 」シャワールームへ辿り着くまで、貴方に余計な重みを与えないようにと落ちないようにだけを考えつつ、ぶつくさ言いながら運ばれていく。 (-359) 2021/09/08(Wed) 2:43:52 |
【秘】 運び屋 バーナード → 泡沫夢幻 ラサルハグ互いに溺れて溶けていく。快楽にも愛にも熱が滲んでより強い快楽へと押し上げられていく。 「気持ち、いいよ……寂しくも、っ、ないし……」 囁く中であなたの指先と戯れつつ、締め付けられればそれに感じてこちらも低く甘い吐息が漏れて。そういうことならば、とあなたを揺さぶる腰の動きを段々と早めていく。 (-360) 2021/09/08(Wed) 2:48:03 |
【秘】 運び屋 バーナード → 情報屋 ムルイジ「あは、面白い声聞いたかも。しっかり掴まっててくれりゃいいよ、石から人までなんでも運ぶ『高速度星』は伊達じゃないってね」 とはいえ普段はまだ身体補強系の端末を使いもするのだけど。 今は両手とも素手なのでそのあたりは一切使っていない。 ぶつくさ言われながらも気にした様子もなく、ただ一応は他者に見つからないように足音は潜めてシャワールームへと向かう。 ……泣いた跡の残る顔はあまり見られたくないので。 シャワールームに到着次第、あなたを下ろしたバーナードは比較的いつもの表情を取り戻して呑気に笑って見せた。 突然抱き上げたことに対する反省なんてこれっぽっちもない様子だ。 「到着。……へへ、どうよ?」 (-361) 2021/09/08(Wed) 2:57:12 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ「……そりゃあそうだろうね。あれだけ隠し通してきたのだもの」 苦笑しながら肩をすくめた。水の入ったグラスがからんと間抜けな軽い音を立てた。 「あ!興味ある?ふふ〜、俺もまあ心揺れるものがあったんだよね。 俺のいつも通りじゃない話、よかったら聞いてってよ」 そこまで話してからグラスを持つ手とは反対の手を貴方に差し出した。 よく見ると秘密裏に渡したメッセージカードと同じ、紙製のメモが握られている。 ▽ (-362) 2021/09/08(Wed) 3:05:51 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ『シャト殿にバレるとまずいからね。紙に書かせてもらったよ』 貴方がメモ用紙を受け取るなら、機械的な筆跡が並んでいるのが見えるだろう。 『俺は蘇生してからすぐ、シャト殿を壊したくて壊したくて壊したくて壊したくて壊したくて ぶち壊したくて仕方がなかった。 死の恐怖を得た俺が、初めて獲得した心を満たすほどの強い感情は"怒り"だった。 人はどうして死から逃れられる力を手に入れたのに、進化の一つともいえる姿になったのに、再び死の恐怖を獲得するなんて退化するような真似をしているのだろう。 死の恐怖は俺にとって言葉をどれだけ並べても語り尽くせない絶対的な存在だと感じた。 どれほど楽しい時間を過ごしても、唐突に死は訪れる。人は呆気なく死んでしまう。 俺はこれから先あの底なし沼のような恐怖がいつ訪れるか分からずに怯えなければいけないんだ。それこそ死ぬまで、一生。 人はあまりに傲慢だと思った。愚かな生き物だと思った。人と言う種族が嫌だと叫んでしまいたかった。 今生きている君たちはどうか、こんな永劫の呪いを手にしないで欲しいと叫びたかった』 ▽ (-363) 2021/09/08(Wed) 3:07:57 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ 『手に入れたものが"死にたくない"だけならまだよかった。 俺は、"生きたくない"よ。 生きることが、怖くて仕方ないよ』 (-364) 2021/09/08(Wed) 3:09:06 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ貴方の目の前にいる使用人は静かに貴方を見据えている。 人形のように、表情の一切を削ぎ落として。 「……それが、死んで蘇った直後の俺の本音。いつも通りじゃない部分。 あ!今は落ち着いているよ。安心してね! 押さえつけて、飲み込んで、暫く考えて落ち着いたからさ。 …………君たちのおかげで平静でいられている、という部分もあるけどね。君たちに俺は賭けているから」 声はひどく落ち着いている。温度のない声色だった。 (-365) 2021/09/08(Wed) 3:10:31 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード「……あぁ、そうね、そうだったわねアナタ運び屋だったわね……」 人に運ばれたことなんてないものだから、割と普通に慌てていた。掴まっててと言われれば素直に掴まってるくらいには。 他者の気配はない。処刑後だからか、貴方が静かに運んでくれているからか。 泣いた気配の残る顔を見られたくないのは同じなので、大いに助かった。 「どうって何よどうって……びっくりしたわよ……」 下ろされれば、何度か床を確かめるように踏みしめて。 呑気に笑う顔に向けて、抗議にも満たない抗議をひとつ。 その後は、溜息を吐きながらも、汚れた服を洗濯用機械に任せたりしつつシャワールームの中へ向かうだろう。 共に来るなら、わざわざ離れることもせず、壁一枚隔てた隣に入るはず。会話は届くように。 (-366) 2021/09/08(Wed) 3:15:31 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ聞いていって、と言われたのに差し出されたのはメモ。 僅かに首を傾けたが、受け取ったそれに目を通せば、それが会話ではいけないことがよく分かった。 ちび、と酒を口に含みながら、文字を追う視線は酷く真剣で。 一度文末までを読んだかと思えば、次は特に気になる箇所にバラバラに視線が走る、なんてことを繰り返し。 非常に、じっくりと時間をかけて、貴方の思いを胸に収めた。 「……落ち着けているの?」 口を開いて、まず出た言葉はそれだった。 「アタシね、これをおかしいことだとは思わないわ。……アタシも噛んで押さえて飲み込んで無理矢理納得して、ってタイプだから敢えて聞くけど」 「……あとね。アタシは、アナタのこの願いを受け取れる人間じゃないわ」 カラ、とグラスの氷が揺れる。場違いに呑気な音を立てて。 「アタシ、このゲームは2回目よ」 (-367) 2021/09/08(Wed) 3:26:13 |
【秘】 運び屋 バーナード → 情報屋 ムルイジ「はは、ごめんって。こう動いたほうが早いし他の面々と遭遇しにくいかなって思ってさ」 崩れ落ちる前のあなたの様子とあなたがヒールである点から判断していたらしく、どことなく得意げに笑いながらしれっと言ってのけた。 その後はこちらも重装備ゆえに若干手間取りながらも衣服は洗濯へと出しつつ、シャワールームへと歩を進める。 こちらからもあなたと距離を置くつもりはなかったので、必然壁一枚隔てて入ることになった。 温泉の時ほどの安息ではないにしても、また心地よさそうなため息は聞こえてくることだろう。 「なあムルイジ。ひとつ……ふたつか、頼みごとがあるんだけどさあ」 (-368) 2021/09/08(Wed) 3:30:45 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード「……そう言われると……そうね……」 事実、足に力はあまり入らなかっただろう。ヒールは慣れているものの、運動能力が高いわけでもなし。何よりヒールは音が目立つ。 髪を湯船に浸けてしまう心配がないので、気楽といえばこっちの方が気楽。 念入りに念入りに、隅々までよく洗う。匂いも汚れも落とすように。 「……ものによるわよ。聞いてから判断するわ」 だから言いなさい、と隣に促し。 (-369) 2021/09/08(Wed) 3:35:58 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 運び屋 バーナード待たない。 ぴしゃりと放たれた言葉にひゅっと喉が鳴る。普段人のいい一面を見せる貴方の容赦のなさに思わずきゅううと蜜壺が締まり、貴方の指をより強くしゃぶった。 顔は変わらず横にそらしたままだったが、その口元は一瞬楽しげにつり上がっていたことだろう。 使用人の肉体は楽器よろしく素直な反応を示していく。 「はっ、ぁあッ、イく、バーニィっ、イっちゃ……、〜〜〜ッ!」 低い声が耳を伝って脳を舐め上げる。その瞬間、喉奥から一際高い声が上がったかと思うと悪友と貴方が呼ぶ者の体が弓なりにしなった。手はシーツを握る力が増し、足は快感から逃れようとピンと伸びたまま空を切る。 そう間もないうちに貴方が握っていた肉棒は白濁を吐き出し、膣内はしきりに痙攣して内側に埋め込まれた指をこれでもかと締め上げた。 一人分の体では過ぎた快楽であろう刺激を未だ残しながら呼吸を必死に整える。けれど、再び熱が集まった貴方の昂りが押し付けられたのを感じると微かに呼吸を乱して笑った。 「ぁ……は、フフ。よかった、歪な体でもちゃんと興奮してくれて」 ようやく背けていた顔の向きを真正面に戻す。蕩けさせながらも、どこか安堵したような力無い笑みが浮かべられていた。 (-370) 2021/09/08(Wed) 3:37:52 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ「君たちのおかげでね」 落ち着けているの、という問いには間髪入れずにそう答えた。 「そこに書かれていることは事実だ。でも、初めに書かれていることも"生きたくない"ということも、実行に移したいと思うほど荒れてはいない。 心を掻きむしるほどの激情を押さえつけてでも、生きたくないという本音を固く押さえつけてでも、それでもまっとうに生きようと思う理由が出来つつあるからさ」 だから俺は平気さとグラスを揺らした。いつも通りじゃない使用人の代わりに、グラスの氷がいつも通りの声を思わせるほどの軽い音で歌った。 「俺よりも君だよ君。気になるのは。 …………二回も参加するって、何かよほどの事情があるのかい?」 (-371) 2021/09/08(Wed) 3:48:25 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ「……そう。理由があるのは大きいわね」 生きて、と無責任に発するほど、馬鹿ではいられない。 いつも通りではないところを見せられても、硬質な声を聞いていても、特に動揺も忌避もすることなく。 「えぇ?そんなに気になる?」 なんで一度は茶化すものの。ずっと舐めるばかりだった水割りを、ぐ、と一口飲み込み。 「……大した理由じゃないわ。鈍いのよアタシ。…死の恐怖も殺す感触も、あるけど、わかるけど、やれちゃうのよ。 怖いわ、って言いながら平然と死体の冷えた頬に口付けができるの。殺すために、致死量ではないながらも毒が口に含めるの。肉に刃が食い込むのを感じながら、その身体を抱けるの」 「…………そう、だったのよ。一回経験した上で、そうだった」 自嘲するように、話す声に笑いが混じる。 つらつらと言葉が吐き出されていく。 「あとは、単純にババアだからねアタシ。120越えてんのよ。だからそろそろもっかいやんなさいねって通達が来たわ」 (-372) 2021/09/08(Wed) 4:01:16 |
【秘】 磁気嵐 テレベルム → 観測者 サルガス「……疲れただろう、サルガス。 あなたはとても、……凛々しかった。すべきことを最後まで為した。私はそう思う。貴方の選択は……貴方が逃げずにいたことは、私が、知っている。あなたが私のいた場所に話しかけていたことも。……私が、応えられないことも。私は、見ていた」 見ているしかできなかった。 それがどんなに悔しかったか。どんなに苦しかったか。 しかしそれもまた、『生きて』そこにいるものの苦しみと比べれば、 「私が赦されるのなら。貴方はもっと、赦されるべきだ。 貴方のしたいようにしていい。貴方は今、何一つ耐えずともいい。私はそう、思って」 言ってから、 少し、違う、と気づく。 「そう、願っている」 貴方の腕に。手に。語る。 命の宿る手に。 (-373) 2021/09/08(Wed) 4:04:29 |
【秘】 平凡 シェルタン → 情報屋 ムルイジ問いかけを貰うとは、思っていませんでした。 ですから、少し驚き混じりの表情と声で返します。 「・・・少し前から でございます」 小さな声。視線は下に。 「ああ ですが・・・昨日は 眠りました」 眠ったというには少し荒い方法で。 答えを返した後、一呼吸置いてまた口を開きます。 「ムルイジ様は眠れていますか? ・・・お食事は取れていますか?」 また匂いが変わった気がして。いつも通りに見える、いつも通りではないその雰囲気に どうにも。 (-374) 2021/09/08(Wed) 6:37:21 |
【秘】 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ → 防衛部所属 テンガン「おきがえ、ひとりでできるよ!」 褒められた気がしたので元気になった! 子どもだから単純なのだ 「わたしままだいすきよ!ままはね、やさしくて、わたしのこと、からだのこともぜんぶういけれてくれて、 せいしょくこういもしたんだよ!だからね、わたしのおなかにままのあかちゃんいるの! 」“シトゥラ”は着替えの手を止め薄い子どもの腹をさする。 どこまで本当なのか、シトゥラの体はどこまでも未熟で、つきのものが一度も来たことがない体でそんなことが起こるわけがなく 本当に? “シトゥラ”はぺちゃくちゃとママの話を続けている。 (-375) 2021/09/08(Wed) 6:37:26 |
【秘】 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ → 泡沫夢幻 ラサルハグ「き、君ずっと私のこと男だと思っていたんだろう?きゅ……急に女扱いされるとさぁ!」 恥ずかしさから腕の力は強くなる。 この時間がずっと続けばいいと思う、他の誰とも違う、優しい空気感がたまらなく好きだ。 「私ばっかりそう呼ばれるのは癪だなぁ!そういうとこだよ!……ら、 ラサルハグ 」 (-376) 2021/09/08(Wed) 6:41:53 |
【秘】 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ → 観測者 サルガスすぅんと鼻を鳴らす。 主人公たちを逃がそうとした末の死はわかる、わかるのだが なんで主人公たちが戦っているゾンビの群に挑まなかったのか? まあ、こうなったのもすべてこいつが勝手に動いた結果の自業自得だから仕方ない。こういうタイプの人間は好きではないので辛辣だった。 そんなこんなで盛り上がったのか何なのか全くわからないクライマックスも終わりを迎える。 ワニは? 「流しそうめんかぁ……、酸っぱい赤い実(※梅干し)を食べた記憶しか残ってな、ふ……伏線が回収されないまま終わ……は?」 感動?のラストシーン、生還を喜ぶ主人公たちに朝日が降り注ぎ……何故か退場したワニが残した歯にスポットライトが当たり 「は???????」 そのままスタッフロールに突入した。 「は?????????」 /* 幕間というかサイドストーリーみたいな感じだと思っているので時系列はあんまり考えてないです! (-377) 2021/09/08(Wed) 6:55:11 |
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