180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い
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| [ それは小さな救世主の 話。 静かに、聞いていた。 少しずつ思い出すように 綴られていく言葉。 大地の兄への想い。 叶わぬ未来の話も >>2:76 宿題、喧嘩、勉強、遊び >>2:77 大地は沢山話してくれた。 そのどれもが兄への告白だ。 ───────そして再発 >>2:78 少しずつ声が変わっていった。 楽し気なものから 拗ねたように >>2:81 ……悲しそうに君の声は変わる。 ] (293) 2022/10/18(Tue) 3:29:37 |
| [ 静かに聞いていた。 大地の言葉の中に君の兄の姿を探した。 大地の言葉が途切れると >>2:86 一つの気配が近付く。 すぐ離れた人の気配 >>2:87 俺は手を伸ばしてその気配の先を掴んだ。 掴めたのは空気だったか それとも大地、君だったか。
離れた存在を引き寄せて。 己の胸へと当てる。 ] (294) 2022/10/18(Tue) 3:31:24 |
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聞こえるか? 俺の生きている音
心臓の音は心を落ち着ける効果もある
目を閉じて 呼吸をするんだ、ゆっくり
(295) 2022/10/18(Tue) 3:31:43 |
| [ 大地は言う通りにしてくれたか。 突然のことにびっくりして 止まっていたかもしれないな? 俺からは君の顔は見えないけれど 呼吸のための肩が動いたのなら 「良い子だ」とその頭を撫でようか。 ] (296) 2022/10/18(Tue) 3:32:13 |
| 俺は血まみれの弟の胸に耳を当てて 心臓の音が消えないか祈りながら聞いていた ……だから大地の聞きたい音 俺にもわかる 話してくれてありがとう 大地の兄さんのこと忘れないよ (297) 2022/10/18(Tue) 3:32:32 |
| 大地が楽しそうに話してくれた 辛そうに語ってくれた それだけの思いを育ててくれた 君の兄さんは立派で素晴らしい人だな あときっとブラコンだ。 大地もな、二人してお互いが大好き過ぎだろ 君がもらった沢山のこと そのまま覚えていてあげて きっと君の兄さんも君から沢山もらってた 何せ『俺の 救世主』と 自慢するくらいだったんだろ? 愛が深い (298) 2022/10/18(Tue) 3:33:42 |
| 良い兄さんだ もっと誇って良い 大地が手本にしたくなるもわかるよ [ 体勢は変わってないか? それなら偶に頭をポンポンと優しく叩いて 髪に指を馴染めて撫でた。 俺は深く帽子を被っているから 大地の表情も見えないし 俺の表情もわからないだろう。 ] (299) 2022/10/18(Tue) 3:34:09 |
| 可愛いんだよ 弟って、 甘やかしても甘やかしても 全然足りないんだ 君は兄を助けていた 何も出来てないなんてことはないさ 兄は君を責めたか? 君の前ではどうだった? (300) 2022/10/18(Tue) 3:34:25 |
| 確かに人は死んだら何も言えないよな こちらから声も届けられない でも聞こえているよ 耳を傾けてくれてる だって大地が話しかけてるんだ 可愛い弟の言葉、兄だったら聞きたく思う 返事はできないかもしれないけれど 二人の気持ちが同じであれば…… 届いてる……と俺は思いたい (301) 2022/10/18(Tue) 3:34:33 |
| 生きてることが奇跡か……確かに その通りかもしれない な こうやって心臓の音を聞けるのも 安心するのもどうしてかわかる 忘れないで、大地 君の兄のこと 兄との思い出 君が届けたい言葉 そして俺の心臓の音を 覚えていて (302) 2022/10/18(Tue) 3:34:48 |
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[ 言葉が途切れれば静寂が ゆるやかな風を運んでくる。
「 このまま少し寝ようか。 」
大地が移動しなければ 俺は大地の頭に手を乗せたまま。 少しの間意識を沈めるはずだ。]
(303) 2022/10/18(Tue) 3:35:17 |
| 君の ロケットを 俺に見せてくれてありがとう 大地の願いは──────…… どうか君の兄を悲しませないようにね 君の未来がより良いものへとなることを 俺も望むから だから今は目を閉じて音に身を任せて (304) 2022/10/18(Tue) 3:35:35 |
| [ 寝ると言っておきながらポツリポツリと こぼしていく俺の言葉。 君の耳に入れておくよ。 覚えてなくても 君の耳が覚えている。 ] ( これからの君を、 俺は見ることが出来るだろうか 二日後、どうなるかわからない身だ。
だから、今のこの時を 忘れないでいようと思う。)** (305) 2022/10/18(Tue) 3:35:53 |
| [ 鴉の鳴き声は帰りの合図。 帰ろう、……帰ろう。 家族の元へ。 割れたガラス。 君がどんな姿で映っても >>36 俺はそのガラスを握りしめよう。 手が 切 れても * が出ても 鏡 合 わせ隣り 合 わせ数 合 わせ 向かい 合 わせ心 合 わせて背中 合 わせ。 ] ( 諦めなかった君は俺の希望だ。 そんな君を 壊してしまえたら。 一人で壊れるのは俺が許さない。 壊れる時は一緒に。) (321) 2022/10/18(Tue) 5:33:07 |
| (322) 2022/10/18(Tue) 5:33:17 |
| [ 世界が君に枷を敷いても。 常識が君を拒んでも。 痛みを知っている君だからこそ >>38 そんな君をと会えた俺が 伝えたい言葉は一つだけ。 『 君のおかげだ 』 ────俺は君に感謝しているよ。 出会えてよかった。 一緒にいた日々を両手に抱き締めてる。
君の償いに俺も混ぜてくれないか? ] (323) 2022/10/18(Tue) 5:33:26 |
| ─ 回想:願いの手(健人) ─ [ 俺達はきっと終わりを知っている。 終わりたいと、終われない日々を過ごして。 1分前、1秒前、が過去になる。 この手を離した瞬間からその事実は過去になる。 なぜ時は止まらないのだろう。 俺はこの時を離れ難いと思ってしまっている。 君の優しさ、か >>39 優しさなら俺を捕まえて閉じ込めて もっと君に溺れさせてほしいね。 それが俺が感じる優しさだ。 ] (324) 2022/10/18(Tue) 5:33:45 |
| [ でも指先だけの二人の戯れも 楽しいよ、それは健人だからだね。 手って敏感だよね。 こんなにも君を感じるんだ。 少し恥ずかしくて、でもやめたくない。 手だけの逢瀬かな、 なんて……言ってて恥ずかしくなってしまった。 離さないよ だから離さないで >>40 俺を、君から離さないで。] (325) 2022/10/18(Tue) 5:34:00 |
| 物理換算したんだよ 地面を割らないように 調節してあげたよ、けんとくん ……一緒にいたら俺の方に振ってこないかな 君の運の星が [ 君の必死な願いなんて俺は知らないから >>42 軽率にそんなことを言ってしまう。 少しだけ開いた俺の扉は またすぐ閉じてしまうけれど 君がノックをしてくれるのなら 次はチェーン付きで開けてあげる。 信用でもある信頼でもある、なんだろうね いろんなものが混ざって ぐるぐる渦になっているんだ。 ] (326) 2022/10/18(Tue) 5:35:17 |
| うん、いいよ 寄りかかって、渡してよ 俺の受け取ったんでしょ? 君のもくれないと 奪いにいくから [ 強がりを言える余裕はあったみたいだ >>44 乗り上げるくらいに寄りかかってよ。 俺が君を更に担ぎ上げてみせようか? 潰れるわけがない。君の為なら平気さ。 ] ( 君には大切な****がいる。 俺には溺れる君を 引き上げようと 引っ張ることしかできない。
これでも嫉妬深いんだよ俺は。) (327) 2022/10/18(Tue) 5:35:34 |
| [ 繋いでた、離さなかった。繋がっていたよ。 だから俺はあそこまで耐えられた。 安心からの油断も原因かな? >>45 胸に当てた手は きっと君の手も一緒にだったね >>0:497 健人には全部筒抜けになってしまっていたようだ。 ] ( True endに必要なモノは 二人で見つけよう。 君の為のTrue endへ。 ) (328) 2022/10/18(Tue) 5:36:03 |
| [ この時はまだ言えなかった。 でも幽霊に会った今なら言える。
君の寂しさを全部俺に頂戴 俺が全部持っていくよ 二人分の重さなら 深く ふかく 沈んで おぼれて 微睡の底へ 何かに当たれば⇒それは終着点↩︎ ] (329) 2022/10/18(Tue) 5:36:25 |
| [ 潰してくれていいんだ…… >>44 どうせ俺はこの後潰れる予定なのだから。 君の消したい何もかもを 俺は持って行けたらいいのに。 寄りかかってくれる君の背に 俺は泣きそうになる。 離れないでと、その背を掴めたら 俺は壊れなくてすむのだろうか。 ] (330) 2022/10/18(Tue) 5:37:21 |
| ─ 回想:1st day 朝 グラウンド ─ ふはっ……! 驚きすぎだね? ああ、ほら、痛いんだろ [ その大きな声と驚き具合に 思わず声を上げて吹き出して しまったけれど あまりにも痛そうなその様子に 心配にもなるさ。 過保護?そんなこと……ないよな? ] (331) 2022/10/18(Tue) 5:38:25 |
| 朝の見回りも兼ねての徘徊……かな 落ち着けなくてね こんな朝早くに学校に来てる 健人も、そう? ちゃんと準備運動したかい? 筋肉は伸ばさないと……! [ 手を動かしながら >>48 くどくどと説教じみたことを言い始める。 申し訳なさそうな健人の顔には ポンポンと頭を優しく叩いて慰めよう。 ] (332) 2022/10/18(Tue) 5:38:48 |
| え゛。 そうなのか 実は四択くらいなのかな 難しいな…… [ 俺は間に受けるって知ってるだろ? >>49 でも色々考えて 状況整理し終えたら 「やっぱり二択になるな?」なんて 君の顔をジトっと見ることになったね。 ]
(333) 2022/10/18(Tue) 5:39:04 |
| ………俺は君を諦めたりしないよ いままでも、これからも [ 地獄なら一緒に。 一本道でも新しく道を作ってみよう。 きっと抜け道があるよ。 ──────それが俺を使う道でも。 ] (334) 2022/10/18(Tue) 5:39:48 |
| 明日の夜……わかった 答え合わせ 、と俺からの提案 な 健人の時間も俺にくれよ [ 明日、昨日から数えて二日目の夜か >>51 答え合わせするにはベストな時間だな。 俺さ、思いついたよ。 君の為のTrue endを。 ふらつくのは足の所為か? 健人も、眠れていないのか?と 顔を近付けて覗き込んだ。 足を引き摺る君を支えて >>52 一緒にジュースでも飲もうか。 (335) 2022/10/18(Tue) 5:39:53 |
| [ 君と一緒だと俺は我儘になる。 壊れたい心がなくなってしまう。 壊れないといけないのに。 俺の罪を償わないといけないのに。 わからない、わからないんだ。 俺が壊れる以外の方法が。 なあ、健人。 君なら壊れた俺を傍に置いてくれるかい? 捨てられてもいい。 ただ少しだけ、君の傍に置いてくれたら 俺は……それだけで。 ] (336) 2022/10/18(Tue) 5:43:55 |
| [ 君の涙のついた袖。 そこに合わせた唇は少し潤った。 ] (337) 2022/10/18(Tue) 5:44:43 |
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