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【赤】 少年水夫 カイル[次に狙われたのは女性。 「クルーの皆さんが噂しているのを聞いたの。 貴方がとってもお料理上手だって。 プロのお料理も良いけれど、 貴方の作った料理も食べてみたいわ」 どこかで僕の境遇を知って、 優しく接してくれた乗客の奥さんが……。 「私は途中で下船して、恋人の元へ行くの。 二人暮らしが安定したら、結婚するわ。 ハネムーンで、再会できると良いわね」 幸せを約束されていた筈の、乗客のお姉さんが……。] (*4) 2022/05/28(Sat) 7:22:48 |
【赤】 少年水夫 カイル[他にも船に乗っていた花は一輪残らず、 海賊どもに踏み荒らされた。 奴らが何をしたのか、子供には分からない。 彼女たちが何をされたのか、子供には分からない。 でも、死んだ方がマシな事をされているだろうことは、 分かってしまった……。] (*5) 2022/05/28(Sat) 7:23:49 |
【赤】 少年水夫 カイル[こんな所に最高にイイ女など居ようものなら、 どんな酷い目に遭ったことか、子供の僕にも知れたこと。 既にこの世に存在しないものを盗むことは出来ない。 だから僕は心の底から、 母さんが生きていなくて良かったなどと、 罰当たりなこと思ったんだ。] (*6) 2022/05/28(Sat) 7:24:21 |
【赤】 少年水夫 カイル[希望と愛を乗せていた船から、 幸福は残らず奪われた。 最後に僕たちの船は油を撒かれて火をつけられ、 夕日みたいに沈んでいった。 僕たち女子供は、そのまま海賊のアジトへ拉致された。 最早暴れて抵抗する元気を持つ者も、 泣き叫ぶ元気のある者もいなかった。 アジトには他にも何処かで僕たちのように 拉致されてきたのであろう、 女性や子供たちが沢山いた。] (*7) 2022/05/28(Sat) 7:25:12 |
【赤】 少年水夫 カイル[そして今度は、僕たちを奴隷として売るために、 船で奴隷市場のある場所へと移動する。 不衛生な船室には、絶望に塗れた子供たちが、 ぎゅうぎゅうに犇めき合っていた。 一日に一度、魚に餌をやるように、 パンくずが僕たちの押し込められた船室にばら撒かれる。 それをわれ先にと、奪い合いながら貪った。 最早、人としてまともに生きているとは、 到底言えない有様だった。] (*8) 2022/05/28(Sat) 7:25:52 |
【赤】 少年水夫 カイル[いつしか狭い船室内で、しきりに咳をする子供が出てきた。 人数はどんどん増えていき、死者も出始める。 海賊は子供がこと切れているのを確認すると、 面倒くさそうに船室の外へ運んでいった。 まともに葬ってくれるような連中じゃない。 船外へと子供たちの屍は投げ捨てられていたのだろう。 当然医者が診ることなどありえないから、 これは僕の推測だけれど、 あれは恐らく肺結核だったのだと思う。 生きているだけで満身創痍な子供たちに、 病は翼を開く様に軽やかに蔓延した。 当然僕も、同じ病気を患った。] (*9) 2022/05/28(Sat) 7:26:43 |
【赤】 少年水夫 カイル[高熱に、止まらない咳、血痰……。 最初はすし詰めだった船室内に、 ぽつりぽつりと穴が開いていく。 「助けて」と、声にならない叫びをあげた時、 僕の瞳が捉えたのは、幸せだったころの幻。 助けて欲しいのは、皆の方だったと思う。 僕は今の今まで、のうのうと生きてしまった。] 助かってしまった (*10) 2022/05/28(Sat) 7:28:16 |
【赤】 少年水夫 カイル[高熱で痛む節々に無理をさせ伸ばした手は、 何も掴むことなく沈んでいった。 を叶えることもできず、 を守ることもできず、 に一矢報いることもできなかった。 悪寒で震える体に、熱に浮かされ燃える憎悪。] (*11) 2022/05/28(Sat) 7:28:59 |
【独】 少年水夫 カイル/* こんな爽やかな朝にお届けするロルじゃないのよ……。 私もつらみ天下一武道会にエントリーできるかな? 寝不足しんどかったので、 しっかり寝ようと思っていたのですが、 村ハイ睡眠障害を拗らせていて目が覚めてしまった。 >>-29 スティグさん きちんとご挨拶していませんでした。 初めまして! 文豪PL達の中に迷い込んだ一匹のミジンコ、Altoroseです。 そう言えば、灰の何処かで鏡文字のやり方を 聞いていらっしゃいましたよね。 <vmirror>ここに鏡文字にしたい文字を入れる</vmirror> これで出来ますよ!是非試してみて下さい。 お酒コンプも応援しております(*'ω'*) (-44) 2022/05/28(Sat) 7:46:36 |
【人】 少年水夫 カイルでは、ここに居る店員たちの行く末が、 温かなものになるように願って貰えますか? [その中に僕は含まなくていい……とはっきり示さずに、 けれど"僕の友人"と言う事で、 僕自身は対象から外れる言い方を選んだ。 狡かったかな?伝わらないかもしれないけど。] (132) 2022/05/29(Sun) 14:05:26 |
【人】 少年水夫 カイル道中、気を付けてお帰り下さいね。 せっかくここまで来て、お酒も手に入ったのに、 飲むことが出来なかったら悲しすぎますから。 [自分が既に命を持たない身だと、 やはりそこは心配になってしまう。 しっかりと酒瓶を託せば、一礼して店内を見回した。**] (133) 2022/05/29(Sun) 14:06:30 |
【人】 少年水夫 カイル― 回想:僕がここで働く理由 ―[死後に目を覚ました時、僕は海岸にいた。 砂浜に突っ伏すようにしていたのに、 砂の感触がなかったのを覚えている。 自分の姿を見れば、いつものセーラー服を着ていて、 けれど死んだその時のような、衰弱した体ではなかった。 目を閉じて波の音を聞く。 僕も遂に非業の死を遂げた……それは覚えている。 まるで夢だったかのように、僕にはその痕跡がなかった。 だからと言って、失ったものは失ったまま……。] (172) 2022/05/29(Sun) 22:30:04 |
【赤】 怨霊 カイル[この五年ほどの間、 憎い奴らの顔を忘れることはひと時もなかった。 全員しっかり覚えている。 ……残念ながら、未だ巡り会えてはいないんだけどね。 僕が知る限りお客様たちは、基本良い人ばかり。 それが世界中の善人比率が高いということの証左なら、 それはそれで良い事だとも思うけれど。 流石に僕も良い人相手に悪さをすることはしないよ? あんな死を遂げたからこそ、 良い人が理不尽に不幸な目に合うのは、大嫌いだし。] (*18) 2022/05/29(Sun) 22:34:50 |
【赤】 怨霊 カイル[復讐は何も生まないとはよく言ったもので。 確かに生まない。 僕が悪党の魂をその身から引き抜けば、 悪党から生まれる筈だった被害者も 生まれなくなる 。 だからといって、自分の行いを正当化するつもりはない。 命を奪う事は、例え相手がどんな人間であろうと、 それが正しいなんてことは、決してあり得ないと思う。] (*19) 2022/05/29(Sun) 22:35:23 |
【赤】 怨霊 カイル[運命の再会を果たし、 内心で 「ここで会ったが百年目」 なんてほくそ笑む日はきっと来る。 それが僕の持つ、強くて暗い願望。] (*20) 2022/05/29(Sun) 22:36:09 |
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