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【赤】 オルテイシア[気持ち悦いと訴えれば、もっと快感を促すように 確認しながら突き上げられていく。 ときに的確に、ときに掠めるもどかしさすらも 快楽を煽って、は、と乱れた呼吸を繰り返し、 感じ入りすぎた瞳は潤み切って目尻に涙を幾つも溜めた。 涙なのかお湯なのか、汗すらなのかも分からない。 ただただ与えられる快感に流されて、 身体中で彼を感じて、がくがくと頷いて。 迎えた絶頂は想像もできないくらい気持ち、悦くて。] (*19) 2023/06/24(Sat) 23:25:18 |
【赤】 オルテイシア[ぐっと腰を引き寄せる手が強くなる。 と、同時にぶわりと熱が体内に広がっていく。 何度か味わ合ったその熱さに、とろんと瞳が蕩けて。] ……ぁ、……ッ、 [喉を反らしたまま、恍惚とした表情を浮かべ。 一滴も残さず胤を飲み干すみたいに、内壁が蠢く。] (*21) 2023/06/24(Sat) 23:26:05 |
【赤】 オルテイシア[長い、長い絶頂はすぐには引かなくて。 ひくん、とまだ身を細く震わせてようやく。 ずる、と手が肩口から滑り落ちていった。 硬さを失った彼のものをまだ飲み込んだまま。 ぺたりとお尻を腿の上に落ち着かせ、 彼の胸元に寄り掛かるようにしなだれて、 少し早い心臓の音が、耳に響く。] ……はーっ、……はぁ、…… [小さく身じろげば、まだぬるりと下肢に名残があって。 溢れたお湯で移動した風呂桶と、椅子が 流されて端の方へと偏っていることに言われて気づく。] (*22) 2023/06/24(Sat) 23:26:25 |
【赤】 オルテイシア……ふふっ、半分ぐらい減っちゃったかも。 また、温まらないと、ですね。 [笑う声につられて、くすくすと笑いだす。 もう少しじゃれあっていたいけど、ふやける前に。 互いの身体をシャワーで洗い流して、 次は彼のお腹を満たさないと。] (*23) 2023/06/24(Sat) 23:26:48 |
【人】 オルテイシア晩ご飯、用意してますよ。 [一度火を通した常夜鍋は、また火にかけるだけでいい。 準備にあまり時間がかからないもので良かった。 身体を重ねた後の、何気ない日常の会話に。 また、小さな幸せを感じて。 お腹は満たすことにはならないけれど、 促すようにちゅ、とまた頬に口づけた。*] (1) 2023/06/24(Sat) 23:27:05 |
【赤】 イウダ[感じるのも上手になった紫亜は 絶頂に抗わず全身を快楽に任せるのも上手になった。 そうなるようにずっと言葉で洗脳めいたことをした自覚はある。 その言葉を受け入れるだけの愛と信頼を寄せてもらっている自覚もある。 だから、 しあわせ、と。 声には出さずに唇を動かした。 胸に身体を預けている紫亜にはその動きは見えなかっただろうが。] (*24) 2023/06/24(Sat) 23:48:17 |
【赤】 イウダこうなったらもう元の湯とは全然別物になってるよな。 [互いの体液が溶け込んでしまっては、 一度抜いて掃除をしないといけないだろう。 身体は怠いし腹も減ってはいるが、 時間が経てば湯に浮いた自分の精液の塊や 激しい交合で抜けた毛などを見て 嫌な気持ちになることは想像に難くないから、 風呂掃除は請け負うことにした。 湯を抜いている間にシャワーで互いの身を清めた後、 着替えに出ていく紫亜を見送って 自分が責任をもって残滓を片付けよう。 視界の端に流れた風呂桶と椅子。 覚えたての10代みたいながっつき方をしたなと その遠さに気づかされれば少し恥ずかしい。] (*25) 2023/06/24(Sat) 23:49:04 |
【人】 イウダん、さっきキッチンで見た。 鍋だな? 楽しみ。 [先に紫亜に出てもらうということは、 夕飯の準備も彼女に任せることになる。 2ラウンドで体力も使ったことだし、 温め直せばすぐ食べられる鍋ものはありがたい。 鍋は冬の料理と思われがちだが、 冷房などで冷えた身体の芯を内側から温めてくれるから SASANKAでも季節問わず出すようにしている。] (2) 2023/06/24(Sat) 23:49:20 |
【人】 イウダほうれん草の鉄分も 疲労回復のビタミンBの豚肉も 今の俺にはありがたい。 [労わってくれる彼女と揃って「いただきます」をするために まずは風呂掃除を頑張ることにしよう。**] (3) 2023/06/24(Sat) 23:49:49 |
【赤】 オルテイシア[音にならなかった言葉は耳に届くことはないけれど。 同じようにしあわせを感じているのは、 共に過ごした時間が少しずつ長くなっているからか。 仲の良い家族や、お互いを尊重し合うような夫婦。 良い関係性を続けていきたいと感じる者たちは、 次第に自分をお互いに似せていくという。 シンクロニーという顔や性格が似ていく現象。 それは、少しずつ彼と溶け合っていくようでしあわせだ。 いつか、そんな話を彼にもしてみようか、なんて。 心内に楽しみを一つ残して、 今はとくとくと心臓の音が聞こえることに、 安堵を覚え、身を擦り寄せて懐くことにして。] (*26) 2023/06/25(Sun) 1:24:18 |
【赤】 オルテイシア[事後の象徴を思わせるような、お風呂の惨状に笑って、 それだけ夢中に抱き合っていたことに恥ずかしさを 覚えつつも、幸福感のほうが強かったけれど。] よ、ごしちゃって、ごめんなさい……っ、 [後の掃除のことを思えば少し居た堪れない。 浮いた残滓に仄かに顔色を赤くしたり青くしたり、 そんなやりとりを重ねながら結局、 晩ご飯の用意と、支度の長さを考慮した結果、 後片付けは彼にお任せすることにした。 料理人に楽しみと言われれば、張り切るほかない。] (*27) 2023/06/25(Sun) 1:26:18 |
【赤】 オルテイシア[お仕事でもお家でも料理で饗してくれる彼だけど、 だからといって甘え続けて彼にばかり、 台所を任せるのではなく、両立したい。] たくさん食べると思って、 豚肉多めにしてますよ。 [既に確認済みであれば隠す必要もない。 今日も遅くまで働いた彼を癒やすべく、腕を奮う。] (*28) 2023/06/25(Sun) 1:26:32 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[シャワーで身体を綺麗に清めた後、 簡単に身支度を整える。明日はいちゃいちゃする日。 バスルームを抜けた脱衣所で、 着替えを取り出しながら、ふと下着に眼を落として。 うぅん、と小さく唸った後。 バスルームへのドアをちょこっとだけ開き、 隙間から片付けをする彼を覗き込んで。] ……基依さんって、…… …………脱がせるほうが、すき、ですか? [ぽそ、とそんな質問を問いかけた場面もあったとか。] (-7) 2023/06/25(Sun) 1:27:26 |
【人】 オルテイシア[彼の応えはどうだったか、どちらにせよ。 望む形の姿になって、キッチンへと向かっただろう。 髪を束ねるバレッタは彼の部屋に初めて泊まった 夜と同じものを使い続けている。 ヘアケアやヘアアクセサリーが並んでいる棚には、 紫色の蝶が踊っているかんざしも大切に飾られていた。 ジップアップのもこもこのゆるいパーカーと 同じ素材のホットパンツに 歩くだけで埃が取れるスリッパ。 もこもこ素材はこの時期でも冷房を付けばちょうどいい。] (4) 2023/06/25(Sun) 1:28:28 |
【人】 オルテイシア[ほうれん草と豚肉はもちろん、 もやしと木綿豆腐も追加した常夜鍋を火にかける。 昆布とお酒で取った出汁が具材に染み込んでいく。 その間にポン酢の準備を少し。 市販のポン酢だけでも十分だけれど。 それだけじゃ料理人の口に運ぶのは納得しない。 ポン酢にお醤油を少し多めに加え、 大量の大根おろしをすりおろしていく。 普段の薬味の量ではなく、 スプーンで掬えば一山になるくらいの量だ。 そこに白と黒のごまを混ぜ、最後にカツオ節を少し。 豚の脂身がさっぱりと入る夏の風味にしていく。] (5) 2023/06/25(Sun) 1:28:39 |
【人】 オルテイシア[摺鉦と格闘していたら彼も掃除を終える頃だろうか。 鍋敷きをテーブルに敷いて、 二人分の取皿とお箸を用意する。] お掃除ありがとうございました。 飲み物何にしますか? お茶でいいですか? それとも、呑んじゃいます? [男の人はお鍋だけじゃ足りないだろうか、と。 少し腹の足しになるように。 新玉ねぎを丸々一つ、米印に切込みを入れて。 バターを乗せてラップをした後、電子レンジに温める。 温まったものをひっくり返し、 醤油と回しかけて粉末のパセリを散らせば一品。 彼の分だけ用意して、取皿の横に添えてから、 飲み物のリクエストに応えることに。**] (6) 2023/06/25(Sun) 1:29:15 |
【独】 オルテイシア/* 常夜鍋前に作ってたらどうしよう。 鳥頭だから、微妙に忘れて再放送してそう。 あれだけ村を読み返したのに、基依さんが格好いいことしか覚えてない! (-9) 2023/06/25(Sun) 1:44:00 |
【赤】 イウダ[元々家族のようなものだった。 何度も織戸家にお世話になり、同じ食卓を囲んだ。 その数年間を上回る勢いで恋人になってから「似ている」と 感じることが多くなっている。 「同じ気持ち」という要素は大きいのかもしれない。 これから先、どんなところが似てくるのだろう。 楽しみなようでもあり、 自分が好きになった紫亜の良いところが 変わらないといいなという「違い」が 残ってほしいという気持ちもあり。] (*29) 2023/06/25(Sun) 20:41:20 |
【赤】 イウダいやどう考えても俺のが汚してるから。 [苦笑して、風呂場に置いてある排水溝ネットを手に取った。 そのまま湯を流せば詰まってしまう恐れがあるので、 ネットを湯の中で回してある程度湯を漉してから 流すようにしている。 情事の後片付けも卯田にとっては「いちゃいちゃ」の一環だ。 「湯冷めするなよ」と微笑んで見送った。 卯田は料理人ではあるが、 「愛する人の料理を食べたい」普通の男でもある。 紫亜が自分と食べることを考えて用意してくれることが とても嬉しい。] (*30) 2023/06/25(Sun) 20:41:32 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[様々なものが絡んだネットを捨て、 栓を抜いて湯が流れるのを眺めていると 紫亜がバスルームの扉を開いた。] ん? [すぐには問いの意味がわからなかったが、 内容はわかる。 どちらかと言えば勿論] 脱がせる方が好きではあるけど…… 脱いでてっつったらハダカでいてくれんの? [ニヤリ、意地悪く笑う。 勿論、湯冷めするなよと声を掛けた通り、 裸を強要するつもりなんて毛頭ない。] (-10) 2023/06/25(Sun) 20:41:50 |
【人】 イウダ[バスルームの壁まで丁寧に拭く。 今晩はもう打ち止めという訳でもないから もしかするとまたすぐシャワーを使うことになるかもしれないが、 先にしっかり掃除をしておくと、後が楽だから。 声が漏れるのを気にして普段は窓を開けない。 必然的に冷房をつけることになるから 風呂上りでも下着姿のままバスルームを出ることはない。 紫亜のようにおしゃれなルームウェアはないが (サイズ的にも) 一人暮らしの時に比べたらきちんとするようになったと思う。 例えば部屋着はセットアップにするとか ゴムが伸び切ったまま穿かないとか その程度だけれど。 今日は紺色のジャージの上下。 インナーに黒のTシャツを着ている。] (7) 2023/06/25(Sun) 20:42:14 |
【人】 イウダ[食卓に到着した頃、レンジが終了の電子音を鳴らした。 鍋の他にもう一品つけてくれるらしい。 テーブルにはつけダレにすりおろされたばかりの大根がふんわり乗っている。 うまそう、と声に出すと腹がまた鳴った。] こっちこそ飯ありがとな。 暑いから大根おろしでさっぱり食えんの助かる。 ビール1缶だけ飲もうかな。あ、自分で取るよ。 紫亜は? [自分だけなら缶のまま、紫亜も飲むならグラスを出す。] (8) 2023/06/25(Sun) 20:42:47 |
【人】 イウダ新たまもそろそろ終わりだし、 名残を楽しむにはちょうどいい。 いただきます! [勢いよく手を合わせる。 柔らかい玉ねぎを切れ目から外に広げれば、 溶けだしたスープがほんわりバターと混ざった香りの湯気を出した。 カロリーはあるが、一枚くらいなら紫亜にもお裾分けできるだろうか。 美味いものは共有したい。*] (9) 2023/06/25(Sun) 20:43:08 |
【赤】 オルテイシア[思春期の頃からの付き合いだから。 家族のように顔をつき合わせることも度々あった。 その頃は、将来に一緒に居ることなんて考えもしなくて 「似ている」ところなんて一つもないと思っていた。 付き合ってみて知る、彼の癖や思考を、 一つ知る度に、「同じだ」と思うようになって。 その度にほんのり嬉しさを噛み締めてしまえば。 昔に頑なに敬遠していたのが勿体ないと思うくらい、 もっと早くに知っていればとも思うけれど。 昔、じゃなくて、今、好きになって欲しい。 「違い]がある箇所も「同じ」箇所も同じ分だけ。] (*31) 2023/06/25(Sun) 21:37:58 |
【赤】 オルテイシア[汚してしまったのは二人の結果だとは、思うけど。 こういう時に責めずに買って出てくれるところも、 意識しているのかは分からないけれど、 罪悪感を抱えなくていいと思わせてくれる所以。 優しさに甘えて身支度を先に済ませながら、 彼の着替えがあるかもう一度確かめて。 もう一度覗き込んだバスルームで。 意地悪く笑う顔に、言葉が足りなかったことを自覚して、 慌てて手をぶんぶんと振って否定した。] そう、じゃなくて! 下着、……また汚しちゃうかもだから、 聞いただけですっ、服は着ますっ! [さすがにはだかで動き回るのは恥ずかしさにも限度がある。 もうっ!と言葉の足らない自分を棚に上げて、 バスルームのドアを閉じた。] (*32) 2023/06/25(Sun) 21:38:39 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[ただ、脱がせるほうが好き、というのは しっかり耳にしていたので。 レースが多めの、紐で結ぶタイプのショーツを 食事が終えた後にお披露目することになるだろう。] (-11) 2023/06/25(Sun) 21:39:17 |
【人】 オルテイシア[食卓の準備を進めていれば、セットアップに 身を包んだ彼の姿が見えた。 仕事と違ってラフな姿を家で見るようになったけれど、 何を着ていてもやはり、体格の差を感じてしまう。 それは普段洗濯物を請け負っていることからでもあるし、 一緒に洋服を買いに行く機会が増えたからでもある。 自分の服とは違う布面積の多さに、 時折自分の身体に当てて比較してみたりもした。 シンプルな柄と色を好む彼は、 自宅でもモノトーンや、単色の物が多い。] (10) 2023/06/25(Sun) 21:40:30 |
【人】 オルテイシア大根おろし、夏場にはさっぱりしていいですよね。 お肉足りなかったら、後から足しますね。 ビール、ビール……、 あ、じゃあ私もサワーをちょっとだけ。 [と、支度の合間に冷蔵庫を覗き込んでいたら、 彼の気配を後ろに感じて、頭上を見上げ。] (11) 2023/06/25(Sun) 21:43:09 |
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