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【人】 宮崎暁[ 烏が鳴き始める夕暮れ 僕は体育館へとやってくると ちょっと重い鉄の引き戸を開けた。 音の鳴る方へ 誰かが…いる方へ。 そうして、扉の向こうで 一人バスケに浸る姿に 勝手に自分の背を重ねてしまう。] (27) 2024/06/09(Sun) 3:15:50 |
【人】 宮崎暁あ、ううん、忘れ物とかじゃないんだ。 こんな時間に体育館に誰かいるの 珍しいなって思って。 図書室で勉強してたら音が聞こえたんだ。 [ 邪魔しちゃったかな、そりゃそうだよなぁと、 慌てた様子で手を振りながら 僕は体育館の中へ歩を進める。 ここにいるのがたまたまなんじゃなくて 始めっから居るのが分かってて来たんだって。 初めましての彼女に、僕は笑みながら尋ねたんだ。] (28) 2024/06/09(Sun) 3:16:24 |
【人】 宮崎暁[ 相手の名前もクラスも知らない 僕はまだ名前すら名乗っていない。 それなのに 開口一番に出た言葉は 君の世界に僕を入れてという 立場を弁えない勝手なお願いごとだった。 ] (30) 2024/06/09(Sun) 3:19:09 |
【人】 幸阪結月[ いつ転校するか分からない人と付き合うなんて 普通じゃないのかもしれない。 でも、どうせ君が転校する前に この関係も終わるだろうって思ってたから 私は重く受け止めてなんていなかった。 ] (31) 2024/06/09(Sun) 12:17:18 |
【人】 幸阪結月[ 告白を何度か断っていた私が 彼と付き合っているのを見て、 びっくりする人もいたみたいだけど 私に何か話が振られることはほとんどなかった。 「宮崎ほんと彼女のこと好きだよね。」って 言われてるのを聞いても彼が否定しないのが 少しだけ、不思議だった。 この関係の始まりは 好きだから、じゃないはずなのに。 ] (32) 2024/06/09(Sun) 12:17:36 |
【人】 幸阪結月ん……そっか。 抜き打ち、って言うくらいだから 先生はむしろ準備してほしくなさそうだけどね [ 数学の抜き打ちテスト。 何が出るのかは知らないけど 私も特に何も準備なんてしてない。 追試とかあったら面倒だな、って 考えていたら、手を繋がれていた。 好きな人相手ならドキドキしたりするのかな。 それとも、恥ずかしいって思ったりするのかな。 私はどちらにも当てはまらなかったけど 手を繋ぐのは嫌いじゃなかった。 ] (33) 2024/06/09(Sun) 12:18:01 |
【人】 幸阪結月[ 暖かい手が、世界と私を繋いでくれてる気がする。 なんとなく安心する。 世界に取り残されていないと、思えるから。 こうして手を繋いでいる間は ここから消えたりはしないよ、 多分ね。 ] (34) 2024/06/09(Sun) 12:19:34 |
【人】 幸阪結月[ 君がいなくなった場所で私は何を思うんだろう。 今よりずっと君を好きになっているのかな。 いなくなってもいい思い出だったね、って。 笑って言えるような、そんな別れになるのかな。 ] (35) 2024/06/09(Sun) 12:20:19 |
【人】 幸阪結月[ それとも、思い出は作れたし。 生きている意味も場所もなくなった、って 心置きなく死ねるのかな。 …………なんて、君には絶対言えないけどね。 ] (36) 2024/06/09(Sun) 12:21:19 |
【人】 幸阪結月[ テスト勉強なんてそっちのけ。 テスト期間の時は時々ここで一人遊んでいた。 部活もやってないし自主練禁止なら 私みたいな帰宅部でも体育館を独り占めできる。 世界に私以外誰もいないと錯覚しそうな空間。 寂しい、 でもわざわざここに来る人なんていない。] (37) 2024/06/09(Sun) 12:22:32 |
【人】 幸阪結月真面目に勉強してたんだ。 音、うるさかったならごめん。 [ と言いつつ手は止めないんだから あんまり誠意は感じられない謝罪かもしれない。 居るのが分かってて来たなら何の用だろう。 その答えはすぐに彼が教えてくれた。 ] (39) 2024/06/09(Sun) 12:23:37 |
【人】 幸阪結月[ にぃっと笑ってみせて 一人の世界に彼を招き入れた。 みんなの輪の中にいる人とは 少し違う空気を感じたから。 あと、一人で遊ぶの少し飽きたから。 ただ、それだけの理由で。 名前もクラスも聞くつもりなかったし この場限りで終わりだって思ってたから 私の方も名乗らずに。 ] (42) 2024/06/09(Sun) 12:25:12 |
【人】 宮崎暁[ 好きでもない人と付き合うなんて普通じゃない。 普通でありたいと思っていなくとも 上手く学校生活を乗り切るためには 普通に擬態することも必要だ。 と言っても僕の幸阪への好感度は 決して低くない。>>33 それが恋愛的かどうかはともかく、 彼女のことを魅力的と思ってるのも本当だ。 ] そうなんだろうけどさぁ なんか嵌められた気分… 幸阪はテスト大丈夫そうなの? [ 僕とは対照的に幸阪は落ち着いている。 まさかこうなることも予想してたのかなって 疑ってしまいたくなるくらい。>>33 僕が考えすぎなのかもしれないから ついつい幸阪にそう尋ねてしまった。 ] (43) 2024/06/09(Sun) 20:32:55 |
【人】 宮崎暁[ 二人で手を繋ぐその姿も こうして他愛のない話で盛り上がる姿も 幸阪はこの学校誰よりも幸せなんだって 僕は周りに証明したかっただけ。 ] (44) 2024/06/09(Sun) 20:33:23 |
【人】 宮崎暁[ 教室に入ると手を離して、 僕は幸阪の予定を尋ねる。 流行りのお店も、デートスポットも いつだって調査は欠かさない。 幸阪を誘う理由作りは 常に五つはストックするようにしているんだ。 幸阪の予定があると事前に知った日以外は ほぼ毎日こうやって誘っていたはず。 僕はそれだけ幸阪との時間が欲しくて 幸阪にだけはわがままになっていたのだと思う。 ]* (46) 2024/06/09(Sun) 20:36:35 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 女の子との交際なんて幸阪が初めてだったから。 初めてデートに誘った時は迷惑をかけたかも。 なんせ人目につく場所で 「幸阪の時間を僕にちょうだい。 絶対幸せって、言わせてみせるから。」 なんて甘ったるい言葉を吐いてしまったのだから。 当の僕は至って真面目だったけど 周りの男子達はあまりの直球ぶりに言葉を失って、 女子は女子で羨ましそうに見てたり、 あまりの青臭さに顔を赤くしてたり、 幸阪を少しだけ有名人にしてしまったかもしれない。 今にして思えば たかだかデートの誘いなのに 勢いはまるで結婚のプロポーズだ。 幸阪には今でも悪い事をしたなって思っている。 ] (-5) 2024/06/09(Sun) 20:47:50 |
【人】 宮崎暁[ そう言って僕は上着を脱ぎ捨てて腕まくりすると 意気揚々とバスケットボールを手に取り 彼女の世界に一歩、足を踏み入れていった。 勝敗はどうだったかと言われれば… 僕がエアボールをやりまくって 悔しさで床を転げ回ったことはあったかも。 僕の渾身の 「うわぁぁぁ!!クソエイム!!」 聞けるのは僕が彼女に負けた時、だったかな。 (49) 2024/06/09(Sun) 20:55:08 |
【人】 幸阪結月[ 彼への好感度は別に高いわけじゃない。 ………別に嫌いじゃないけれど。 好きなのかと言われれば正直困ってしまうんだ。 何度もデートに誘われて一緒に過ごして 私じゃなければいけないのかな、って 錯覚しそうになるくらい大切にされているような。 悪い気はしないけれど、不思議。 ] (50) 2024/06/09(Sun) 23:46:10 |
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