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【人】 朝日元親[ 日はまだ高く外は太陽が出て明るいまま。 ボクの家か、学校の屋上が脳裏をよぎるのは なんとも不思議な感覚だ。 片や過労で、片や交通事故で。 本来無許可外出なんて出来ない立場なのに。 ボクは彼女の手を引いて。 途中廊下でばったり会い、 どこに行くのかと心配そうな先生に向かって。] (7) 2022/11/04(Fri) 0:34:44 |
【人】 朝日元親[ ボクにしては割と大きめな声で言い切ると そのまま脱走するように病院を抜け出した。 もちろんハツナさんの手を離したりはせずに。 後ろで看護婦さん達の 黄色い声が聞こえたけれど そんなこともお構い無しに ボクは彼女の言う場所へと向かうんだ。] (9) 2022/11/04(Fri) 0:36:41 |
【独】 朝日元親[ ボクがデカデカと宣言したせいで、先生と看護婦どころか病院内の全員に 認知された熱々カップルとして広く名が知れ渡ってしまったことに ボクが知るのは当分先のこと。でもハツナさんは此処に来る度に言われるかもしれないね。 「アツアツでいいわねぇ。」 (-10) 2022/11/04(Fri) 0:43:07 |
【雲】 惜別ハツナ[ 私にとっても歌うのは懐かしかった。 君が事故に遭ってから歌えなかったし ……あの時からすごく 時間が経ってしまったような気すらして。 誰かといる時間より 一人の時間の方が長く感じるからかな。 ] (D4) 2022/11/04(Fri) 18:01:16 |
【人】 惜別ハツナそうだね、きっと言うよ。 [ だから、あの時傍にいるって 言ってくれたんだよね。 君の想像が正解だと、 私は知っているから、頷いてみせて。 ] (11) 2022/11/04(Fri) 18:01:33 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ 君が何をしようとしてたのか、 私は知らないまま、君のことを引き止めた。 君と一緒にいたいから。 わがままだよね、知ってる。 でもね―――――。 ] (-11) 2022/11/04(Fri) 18:02:04 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親 そう言ってくれたのは君だから。 これはね、私のわがままだよ。 [ 抱きつかれてると冷静でいられない? なら、そのまま私にドキドキしててほしい。 なんて、言ったら狡いかな? ] (-13) 2022/11/04(Fri) 18:03:36 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ 頼みがある、と言われて どんな頼みだろう、って首をかしげて 君の言葉を黙って促したら 君に話しかけたあの日と似た言葉が返ってきて 笑みがこぼれてしまうんだよ。 私は意図的にあの日の言葉をなぞったけど 君は意図せずになぞっているんだと思うと 嬉しくなっちゃうから。 ] (-15) 2022/11/04(Fri) 18:06:12 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親思い出深い場所、かぁ……。 [ 口元に手を当てて うーん、と悩む。>>-8 君と過ごした時間はどれも思い出深い。 でも、その中で特に、 鮮やかな記憶がよみがえるのは……。 君の家か、学校の屋上。 どっちがいいんだろう、って。 ちょっと悩んじゃうんだ。 ] (-17) 2022/11/04(Fri) 18:06:37 |
【独】 惜別ハツナ[ 君にとってはどっちが思い出深いんだろう。 思い出すきっかけを求めるのなら 私が行きたい場所じゃなくて、 君にとって、どっちがより大事なのか。 それが重要なのかな、って思って。 どっちだろう、って悩んだけど ……わかんない、な。 甲乙つけがたい、ってこのことだよね。 だから、私が選んだのは―――――。 ] (-16) 2022/11/04(Fri) 18:07:11 |
【人】 惜別ハツナ君の家に行こう。 二人きりになれて、誰にも気兼ねすることない。 私、君のためにご馳走作っちゃうよ? 君はほっといたらコンビニ弁当とか カップ麺で済ませちゃうんだもん。 だめ、っていっても聞いてあげないからね。 (12) 2022/11/04(Fri) 18:07:39 |
【人】 惜別ハツナ[ 君の家だった。 学校の屋上は……ごめんね。 ちょっとだけ、怖いんだ。 君に悪意を向けた人たちのことが 頭をよぎってしまうから。 それに、私がされたことを思えば 君はきっとまた自分が許せないって思いそうで。 思い出させるような場所に行きたくなかった。 君にとってどっちがいいかを考えてたはずなのに いつの間にか私にとって都合がいい方を 選んでしまうことに微かに罪悪感を感じながら。 ] (13) 2022/11/04(Fri) 18:08:44 |
【人】 惜別ハツナ[ 君に手を引かれるままに 廊下を歩いていく。 退院の目途が立った君ならともかく 倒れた私は心配されて当然。 ばったりとあった先生に どう説明しようか、咄嗟に思いつかなくて 私は何も言えなかったんだけど。 ] (14) 2022/11/04(Fri) 18:09:08 |
【人】 惜別ハツナ[ 君の説明に、頬が赤く染まる。 君はそんなつもりなかったのかもしれないけど 付き合ってます、と堂々と宣言してるようにすら 見えちゃうわけで……困らない、けど。 流石に恥ずかしいよ…… 看護婦さんたちの黄色い声だって しっかり耳に届いてるから。 ] (16) 2022/11/04(Fri) 18:10:21 |
【独】 惜別ハツナ[ 廊下にいるのは先生と看護婦さんだけじゃない。 私達はすっかり有名なカップルになっちゃった。 恥ずかしいのは事実だけどね、 嫌じゃないんだ、全然。 だって、学校と違って私達を見る目はあたたかいから。 祝福されてるみたいじゃない? だから、 アツアツでいいわねぇ、 なんて言われたら。 「そうですね、愛されてすごく幸せですよ。」 って、にっこり笑って言うんだ。 ]* (-18) 2022/11/04(Fri) 18:12:02 |
【人】 惜別ハツナ[ 二人で抜け出して歩く時間は なんだかちょっと悪いことしてるみたいで 遠足のあの日みたいだなって思ったりもする。 病院にいないといけない二人が 抜け出してるんだからただのサボりより タチ悪かったりするのかな。 君の家に行く前に、 寄り道していい?って聞いて 君がいいって言ったなら、 最寄りのスーパーに寄って二人で買い物もしたかな。 安心したからか、お腹すいちゃったしね。 君は何が食べたい?って聞くんだ。 希望の物、作るよ、って言って。 ] (17) 2022/11/04(Fri) 21:03:39 |
【人】 惜別ハツナ[ 繋いだ手を離さないまま 私は君の家に案内する。 何度も行った場所だから 道に迷ったりなんてしない。 事故に遭った場所を通った時は 少し、私の顔は曇ってしまったかもしれないね。 ] (18) 2022/11/04(Fri) 21:06:37 |
【人】 惜別ハツナ着いたよ、ここが君の家。 此処で何度も、君と二人で夜ご飯食べたんだ。 [ そんなことを言いながら、 二人で家に入った。 ちらり、とキッチンを見てしまったのは 私にとっては思い出深い場所だったから。 料理してるときに、君が後ろから 話しかけてきてくれたりしたこととか そんな、小さな幸せを思い出して、 ひとり、小さく笑って。 ] (19) 2022/11/04(Fri) 21:07:35 |
【人】 惜別ハツナ家の中、見て回る……? 何か、思い出せることあるかな。 [ 君にとってのきっかけが何になるのか 私には想像つかなかったから。 君に聞かれたことには応えようって そんな気持ちで、君の方を見たんだ。 ]* (20) 2022/11/04(Fri) 21:07:53 |
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