腕のいいお医者様は　都合よく居ないよ。　　
　　お金だって降ってくるわけじゃない。
　　それを見つける努力ははかりし得ない。

　　生きる為に、
　　誰かの終わりを願わなくちゃいけなくて
　　それすらも身体が耐えられなくちゃ意味がない。
　　
　　雨の日も、風の日も、
　　毎日欠かすことなく100も、
　　かみさまの所へ通うのは辛いよ。
　　ボクはソシャゲのログインですら
　　毎日は難しい。　

　　同じじゃないよ。
　　チャンスを見逃さない運だよ、
　　って言えばそれまでだけど

　　ボクは、やだよ

　

　ボクはボクが嫌い。
　どうしたいか、本当はわかってるのに、
　いつのまにか動けなくなってた
　ボクが本当に嫌いだよ。　


　[　ありがとう、って
　　素直にうけとめられたら、
　　誰も傷つけないのに、迷惑かけないのに。


　

　せなちゃん。
　優しいせなちゃんがボクは大好きです。

　

　だから、
　そのねがいは　ボクは
　好きじゃない。


　

　きらいです。

　［　ユメリンのライブ一緒にいってくれないんだ……
　　　これは仕方ない。
　　　布教は無理矢理ではいけませんからね。　　]



　　だれかのためにお願いをする
　　せなちゃんらしくて、
　　やさしい選択だとおもいます。

　　
　　でも
　　せなちゃんからボクがきえて
　　「後悔」がないなら
　　　だったら　ボクは消えます。
　　　いなくなります。


　　ボクの願いなんて押しのけるくらいの
　　幽霊さんへの配慮なんてしないくらいの

　　それが　いなくなるな　なら
　　ボクは　……


　［　ばかだなあ、ボクは　]

　

　……ボク、


　願いごとがたくさんあります。　
　いっぱいしたいことがあります。



　せなちゃん。


　幽霊さん。


　

　せなちゃんの　本当のこえを聞かせてください。




［　それがボクの　ねがいごと　]**


　

［　思えばボクらは喧嘩もした事がなかったね。
　　ボクはせなちゃんの後ろで立ち止まって>>0:292
　　こころに入るのを諦めた。
　　きらいにならないでほしかった。　

　　ボクは、――ボクは。　]

　

　


　『　 』


　［　せなちゃんのこえは冷たかった。
　　　怒ってるのかな。

　　　泣きたくなった。
　　　でもボクは泣かないんだ。
　　　今度はちゃんと目をひらいた。


　　　ボクが消えるとか、消えないとか
　　　そんなことは　今のボクには大事じゃなかった。

　　　本末転倒かな、そうともいうのかな、
　　　でもボクは

　　　諦めてしまいかけたけれど
　　　ずっと願いごとをかかえてきたボクだから　]

　『　誰にも知られないまま
　　ボク一人で、ボクを消してください。　』




　　ボクが願えば
　　ボクと同じ願いごとを叶えてください、
　　そう言ったせなちゃんの願いごとは叶うんだよ。>>260
　　

　　誰かのためじゃないのに
　　誰かに選択肢を委ねてる、
　　自分自身に決定権がなくて、
　　言い訳できてしまうような

　　そんなずるい回答はボクはきらいだ。
　　
　　

　

　　せなちゃん、ボクが誘ったから
　　きっと旧校舎に来てくれたんですよね。




　

　　願いごと、たくさんあったんですよね
　　ボクは　消えません。
　　
　　時々…………頻繁に？
　　落ち込むことも、あるかもしれませんが
　　ボクは　、ボクでいます。


　　だから、