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【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[喜ぶ顔が見られたことは純粋に嬉しかった。 誰かの誕生日をこんな風にお祝いするのは初めてで わたしにとっても特別なことだったから。 吹き消された火にぱちぱち、小さな拍手をする。 ぎこちなさの正体をお互い口には出さないまま プレゼントを覗く彼をただ見守っていた。] 実はこっそりね? ……あっ!すごい、似合ってるよ流くん! ふふ、気に入ってくれたなら良かった。 [一生の宝物だなんて。少し大袈裟にも思えたけど そんな気持ちが嬉しくて、言葉は素直に受け取った。 色白の肌にシルバーがよく映えていて シンプルなデザインを選んだのはきっと正解だった。 彼が初めて口にするお酒に乾杯のグラスを合わせて わたしは普段より控えめのサワーを選んでいた。] (-169) 2022/08/08(Mon) 2:53:13 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[それでもやっぱり現実からは目を逸らしていた。 だから逃れず向き合って、話を始めた彼のことは 強い人だな——なんて漠然と思った。] 大学に? ……、そっか。うん、いいと思う。 やりたいことが見つかるかもだし、 わたしも応援するよ。 [もちろん彼の選んだ進路を否定することはなく 大学に入るのと入らないのと、人生の違いは 正直ちゃんと理解出来てたか分からないけど 行かないよりは行ったほうが良いよねって認識。] (-170) 2022/08/08(Mon) 2:53:43 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[彼が考えてくれていたのは未来を見据えたことだった。 パパと深刻な話をしたことはあまりなかったから 漠然と不安を抱えていても、実際はわからなくて。 パパに物を言えるかどうか自信がなかった。 だから、パパと会いたいって申し出は すごく心強くて、なにより彼が頼もしく見えた。] パパ……会ってくれるとは思うけど お姉ちゃんの時を思い出したら、……でも ちゃんと話したらわかってくれるかな。 ……わたしも、今のままでいられる自信、ない。 逃げようとは思ってないよ、わたしだって 逃げられるとも思えないし。 [結局あれから考えて、出来ないって結論は同じ。] (-172) 2022/08/08(Mon) 2:55:07 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流認めて貰うんだったら——そう、だね。 流くんが居てくれる方が、心強いかな。 [わたしの家のことだから、 本当はわたしがしっかりしなきゃいけないのに こんなところまで頼ってしまうのは申し訳ないけど。 流くんと一緒なら自分の気持ちも、 ちゃんと伝えられるような気がした。**] (-173) 2022/08/08(Mon) 2:55:17 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「もちろん。 こういうの持ってなかったから…大切にするよ。」 少しお洒落なプレゼントとか、ケーキでのお祝いとか、何気ない事かもしれないけれど、僕にとっては一つ一つ大切なもの。 一生の宝物というのも、本心からだった。 恋人と乾杯して、二人で飲む一杯は自分が大人になったと感じさせるもの。 この数日で、本当に色々な事が変わって、大人になった気がした。 でも、決定的なきっかけがあるとしたら、その後の決意を話したところだっただろう。 (-187) 2022/08/08(Mon) 12:38:23 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「ありがとう。…色々調べたりはしてるけどさ。バイトが終わったら、本格的に準備するようになると思う。」 せめて珠梨さんとこうしている間は、一緒にいられる時間を優先したかった。そのくらいは構わないだろう。 珠梨さんのお父さんと話をしたいというのは、珠梨さんは不安そうだった。それは無理もないけれど、珠梨さんだけを表に立たせるつもりは最初からなかった。 「よかった。…珠梨さんもそう思ってくれて。 僕の思ってることとか、やろうと思ってることとか。 きっと、一緒に話ししないと伝わらないから。 …話してもうまくいくかは、わからないけど。」 (-188) 2022/08/08(Mon) 12:45:10 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨胸の内の不安が弱音になりそうなのを押し殺して、告げた。 バイトはまだもう少し続くけれど、それが終わったら手続きや勉強で相当忙しくなってしまうはず。 珠梨さんのお父さんと会うのも、そんなに猶予はないだろう。 そちらの方は珠梨さんの方次第。 確かなのは、珠梨さんと一緒にいたいと思うなら、僕の子供時代はもう本当に終わったということで。 「うん。でも……想像だけど、全然ダメってことはないかもしれない。 大丈夫だよ。一緒にいれば。」 そんな風に笑顔で告げて、ふと 「……今日は、この後、大丈夫?」 なんて、恐る恐る聞いたのはご愛嬌と思ってほしい** (-189) 2022/08/08(Mon) 12:48:21 |
【独】 元子役 辺世 流/* ひとまずこんなとこで。 もう少しバイト中の話濃い目にやるのでも、バイト終わりとか実際お父さんと話するとことかまで飛んでもいけるかもだし、そこは珠梨さんのやりやすい感じで大丈夫かな。 (-191) 2022/08/08(Mon) 12:51:38 |
【独】 元子役 辺世 流/* 個人的には、着地点がある程度ふわっと決められるなら当人の性格とか設定にはあまり拘らないし、着地点も絶対ハッピーエンドとかビターとかバッドとかでないとダメみたいな拘りはないです。 趣向で言うなら焼け跡に一輪花が咲いてるとか、続編での闇落ちとか広義でのメリバは好きですけど。 (-208) 2022/08/08(Mon) 17:25:33 |
【独】 元子役 辺世 流/* まあなんだ、一応これ恋愛村だから普通に恋愛できる体で入るのが無難だしある程度どことも恋愛できるように動くのが無難だよねってことなんだよ多分 僕もほぼ経験ないけど。 (-240) 2022/08/08(Mon) 20:30:08 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[喜ぶ流れくんの顔を見ていれば、 わたしもにこにこと満足に表情を綻ばせる。 特別な記念日、大人の第一歩。 その過程で逃げ切れはしない現実に目を向けて。] そっか、……じゃあ秋から忙しくなるね。 わたしもそのうち後期始まっちゃうし 少しだけ、距離が空いちゃうかもね。 [ここで過ごす日々にもすっかり慣れてはいたものの それでも、わたしの居場所とは別の世界だった。 夢はいつか終わるもの、海水浴で人の賑わう季節は 蓋を開けてみれば本当に短いものだった。 寂しさがないと言えば嘘になるけど もう、不思議と不安はなかった。 彼の聞かせてくれた将来や言葉の中に わたしのための決意を感じられたからだと思う。] (-269) 2022/08/09(Tue) 1:19:47 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流……うん、試してみなきゃわかんないもんね。 ここのバイトもそうだったし、 わたしちゃんと出来る気がしなかったけど 今はほら、けっこうマシになったと思うし! 大丈夫、卒業までは平気のはずだよ。 パパだって大学は普通に出てほしい筈だから。 [猶予としては短いかもしれないけれど それでも、気休め程度になればいい。 一緒にいれば——そうだね、流くんの言う通り 離れても「大切」や「好き」に変わりはないから。 向けてくれた笑顔に微笑みを返す。] (-270) 2022/08/09(Tue) 1:19:58 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[それから、唐突な質問に首を傾げて。] このあと? いいけど……どうして? [控えめな聞き方に薄々なにかを察した気はする。 ……けど、なにせ確信を抱けないもので、 ちょっとだけわざとらしく問い返した。**] (-271) 2022/08/09(Tue) 1:20:31 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「うん… 秋からはしばらく距離空いちゃうかもしれない。 僕の家はここからしばらくのところだけど… 珠梨さんは大学あるもんね。」 連絡はもちろん取れるけれど、こんな風に毎日顔を合わせるとはいかないだろう。 お互い、気持ちは確認できていると思うから、その意味での不安はないけれど。 将来のためという決意は揺るがないけれど、離れがたく思うのは確かだった。 「そうだね。珠梨さん、最初と比べたら随分慣れたと思うよ。 見違えた。 そっか。珠梨さん、3年だっけ? うん、それなら…少しは猶予はある、かな。」 もちろん楽観できるものでもないし、前途多難には違いないけれど、でも先の見えなかった少し前と比べれば、何とかできる、という思いはあった。 (-283) 2022/08/09(Tue) 12:18:37 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨そんな中、この後の予定について聞いてくる珠梨さんほ少したけわざとらしくて、この間の意趣返しをされているような気もして。 人もいるカフェの中、少し声を落として 「……この間から随分日が空いちゃったから。 夏が終わったら、会える日が減っちゃうし、今のうちに少しでも一緒にいたいというか… ホントは毎日でもしたい気持ちはそりゃあるけど こ、今夜はずっと側にいてくれたらいいなっていうか… その、珠梨さんが構わないなら、したい…です。」 周りに聞こえないよう、頬を染めて身を乗り出しながら告げた。 場所とかそんなのは、彼女の考えも聞いてにするつもりだったけど** (-284) 2022/08/09(Tue) 12:26:30 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流わたし、ちょっとした遠出だからなぁ。 親戚の人がこの近くに住んでるらしいけど 会ったことないし…… [家はここから公共交通機関で2時間くらい。 彼の住居がここからしばらくだとしたら どのみち通うには難しい距離なんだろうな。] ふふ、ありがとう。 先輩のご指導の賜物ですよー。 [少しの猶予は空白の時間にもなるかもしれない。 ああ、でも——寂しさの減る方法、思いついた。] (-288) 2022/08/09(Tue) 16:44:06 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流……せっかく仕事も覚えたことだし やっぱり来年も来ようかな。 勧めてきた本人だからパパも反対しないと思うし。 [来年、流くんがここで働いても働かなくても 夏の間は会う時間も作れるでしょ。 我ながらけっこう名案だと思う。] (-289) 2022/08/09(Tue) 16:44:40 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[以前話した時よりもずいぶん前を向けていた。 そんな会話の流れから一転して、後の予定。 囁きかけた悪戯にちゃんと応える小さな声。 近付いた頬の色を見ればくすくすと笑った。] 流くんって素直だよね。 [前々から思っていた感想をつい口走った。 そんなまっすぐなところが、わたしは好き。] いいよ、今日はお誕生日だから なんでも言うこと聞いてあげる。 [肘をついて、組んだ両手の指に顎を乗せる。 身を乗り出す彼を見上げて小首を傾げた。 言葉通りどこへでもついて行くつもりで—— ホテルでもわたしの部屋でも彼の部屋でも。**] (-290) 2022/08/09(Tue) 16:45:52 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「そう言えば言ってたっけ。珠梨さん、こっちの方の人じゃないって。 会えるとしても週末ぐらいか。…毎週は難しいかな。」 わかってはいても、寂しくはある。 ただ、彼女の提案にあ、と顔を上げた。 「そう…それ、いいね。うん!いいと思うよ。 珠梨さんも来年はもっと最初からどんどん仕事できるはずだし僕も…うまく大学行ってても、今の時期は多分休みだと思うし。」 期待が膨らむ。それなら、なるべくならバイトに来たかった。 今年のようにずっとではないとしても。 (-300) 2022/08/09(Tue) 18:23:56 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨そうして、今夜の事については、少し笑われてしまったので頬を染めて俯きがちになったけれど、どうやら構わなかったらしい。 「まあ…ね。こういうのしかできないんだ。 駆け引きとかよくわかんない。 いいんだよ、珠梨さんがそれでもいいんだったら。 …ありがとう。じゃあ、食べ終わったら…行こうか。 … ん?何でもって言った? 」テーブルの上で両手を組んで顎を乗せる様子はとっても様になっていて、そうしている間はきっと見惚れてしまっていたと思う。 ささやかなお祝いの時間の後、向かったのは、僕の部屋だった。 (-301) 2022/08/09(Tue) 18:24:43 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨[自室] 「……ちゅ。む、んっ……はあ。」 しばらく後。クーラーのかかった、荷物と机と布団だけの六畳一間。シャワーだけはきっと浴びているけれど、少し気が急いてしまって、珠梨さんの体を立ったまま後ろから抱きしめながら、顔を横向けて深い口づけを繰り返す。 服なんかはもう脱がせてしまって、互いに下着姿のまま、軽く下着をたくし上げて、胸の膨らみを下からすくい上げてやわやわと慈しむ。先の方もつまんで、軽く伸ばしたり、こねくったり。 この間より少しだけ余裕を持って、でも少しだけ遠慮なく、柔らかさを楽しみながら、立ったまま抱きしめるとお尻の膨らみに、布越しの硬いものが当たるのがわかるだろうか。 「…ね。僕のも、触ってみてくれないかな。」 首筋に顔を埋めながら、そんな風に告げて。 僕の方も、彼女の具合を確かめるみたいに下腹部に触れて、 指の先で触れてみた** (-303) 2022/08/09(Tue) 18:38:22 |
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