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【独】 夢幻泡沫 アルレシャーーー心臓が揺れる。揺らされる。 息を吐く。詰まる呼吸をどうにか整えたい。 なぜ今詰まっているのか身に覚えがない。 心臓が揺れるのなんて、恐怖と憤怒と殺戮の高揚だけだったんだ。 だから最初にお前の曲を聞いたときも、『悪くない』と思ったんだ。 苦しいな。うまく息ができない。 ステージの上に目を向ける。楽しそうだ、と思う。 ライトがこちらを向いているわけでもないのに、眩しいと感じる。 目を細めて、舐め回すような視線が端から端まで走るのを見た。 見て、ーーー…… (-176) 2022/03/10(Thu) 0:07:36 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ肘をつく行儀の悪さも咎めない。 蒸らし終わった紅茶をカップに注ぎ、貴方の前へ差し出す。 自分の分も、注いで。 「……まだ終わってないから、ってのはもう通用しないでしょ」 前にも聞かれたな、と思う。まだ終わってない、というのと、面白いと答えたっけか。 「楽しいって一言じゃどうしても不足する。処刑のあんな思いはもう懲り懲りだし、この期間に感じた惨めさは結構すごいよ。 でも参加してよかった気はしてる」 (-178) 2022/03/10(Thu) 0:19:00 |
アルレシャは、拍手はしない。ただ最後まで観、最後まで心臓を揺らしていた。 (a43) 2022/03/10(Thu) 0:26:00 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ君がそう、“終わってないから”と幻影に巻くならばそれはそれで受け取るつもりではあったのだけど。 「不足、かぁ。処刑の君は、随分と 生き生き しているようにも見えたけどね。……死にたくないと足掻く君は、綺麗だったよ。」世捨て人に追わせるくらいに、と目を細めて、紅茶に口をつけながら君を賛美する。 「約束を果たしてくれて、ありがとう?」 首を傾げれば、急所が顕になる。 その姿で、君に心からの礼を告げた。 (-183) 2022/03/10(Thu) 0:52:54 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ「……綺麗って…嫌味か? じゃねぇんだろうなぁ…… 」ちら、とカップから貴方の顔へ視線を移す。 これは本当に褒められてるっぽい顔をしている、なんて判断をして、なんとも言えない顔をした。 「暴かれないほうが綺麗だろ、あんな見苦しいもの。それに、そのほうが上手く憎まれ役で死ねたはずだ」 自分も紅茶を一口。砂糖もミルクも入れずに。 「……俺が死ぬ前に死んでくれてありがとう」 貴方の急所に目を向けながら、礼を返した。 (-186) 2022/03/10(Thu) 1:15:52 |
アルレシャは、ライブ後、ロビーの端へ。ここが 二番目に 落ち着くので。 (a49) 2022/03/10(Thu) 1:27:59 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナードこれは、なんか程よい隙間の時間のどこか。 「睡眠の良さを知った」 貴方が暇そうなときに、唐突に話しかけてくるいつもの小さいのがいる。話題もものすごく唐突。 (-195) 2022/03/10(Thu) 2:13:02 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ「人が生きたいと足掻く姿の、どこが見苦しい?」 処刑の後、死体と成り果てたモノに興味を失う姿を見ていた君は、“死体となるまでは”その姿を見守り、時に最も華やかであるように手を掛けていた姿も見ている筈だ。 「お前は美しかったよ。夢幻なんかじゃない。確かに其処に在って、生を求めて吠えていた。」 君に名を与えた隠者は静謐に、ただ己の見たものを語る。 (-197) 2022/03/10(Thu) 2:24:02 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ「……… ひとが、 」ぽつ、とこぼした言葉は、思いもよらない言葉を貰ったときのような。いや、ようなではなく、本当にそうなのだ。 他者を見る際には、これっぽっちも思わないこと。 「……ナフの目が引けたなら、まぁ、いいかな。受け取っておく」 言いはするが、まだ上手くは飲み込めていない。 口の中で転がすように、脳味噌で噛み締めている。 (-199) 2022/03/10(Thu) 2:31:34 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「おっマジ?」 これは暇だったので普通に会話に乗るいつもの大きいのだ。唐突だろうと全く気にしていないし寧ろ自分の好きなことの良さを分かってもらえたのが嬉しいので興味津々姿勢。 「急にどうした、良いことでもあった?それともいい夢見た?」 (-202) 2022/03/10(Thu) 2:36:09 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード「よく眠れた。……よく眠れるってあんなにいいことなんだなぁ……」 本当にしみじみ呟いた。 「俺あんまり寝れないっていうか寝れるかどうかってほぼギャンブルだし、そのギャンブルに勝っても9割は悪夢っていう…感じで………? いや悪夢も嫌いではねぇんだが……? 」そして、前提条件を話さないと良さに気付いたこの心情のデカさを分かってもらえないな、と思ったので、ぶっちゃけた。 (-205) 2022/03/10(Thu) 2:49:40 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ君が咀嚼するための時間をゆっくりと稼ぐように、紅茶に口付ける。 サク、とクッキーを食めば、バターとココアの香しさが広がるのだろう。 再びカップを傾ければ、砂糖の甘さはさっぱりと流れて行く。 暫しそうやって作った間の後に、ゆっくりと再び口を開くだろう。 「君が見てきたものと、オレが見てきたものはきっと随分と違うのだろう。 ……私から見ればね、監獄にいる者たちは皆、“幸せになりたかった”者達だ。 ね、今度こそ正しく人らしく、幸せになって欲しいな。」 囚人達のことを言っているようで、その実同僚の君達の事も一緒くたに祈る。 (-206) 2022/03/10(Thu) 2:55:35 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ「……俺、は、さぁ、」 噛み締めて、噛み締めて、飲み込めるくらいまで小さく砕いて。 そうしてやっと口を開いたとき、アルレシャには上手く繕っていられるほどの器用さはなかった。 「死に損ないだよ、……幸せってどんなのかもわかんねぇのに、なりたいなんて考えられねぇよ。みんながそうなら、みんなそうなったほうがいいなとは思う、不思議なもんだよな」 他者は圧倒的に幸せになるべきだ。各々の幸せを掴むべきだろう。 自分にまで幸せになってほしいと言う友人の言葉は、ぐ、と喉に詰まる。 「わかんねぇのに?」 (-208) 2022/03/10(Thu) 3:08:35 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ最初はうんうんと頷きつつ、普段そんなに眠れてなかったのかなと疑問に思う程度だったのだが。あなたから前提条件を聞くと一度目を丸くして。 「えっそんなに眠れてなかったの?……その前提でのよく眠れたっての、めちゃくちゃすごいやつじゃね?それはマジでおめでとう。 しかしそうなってくると、それだけ眠れてなかった理由もだけど、それだけ眠れなかったのによく眠れた理由が気になってくるな……」 穏やかに微笑みつつ潜めた声には素直な優しさが滲む。 「お前を選んだ相手と何かあった?」 (-211) 2022/03/10(Thu) 3:18:13 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ「さて、君の幸せの形なんて分からないよ。 でも、君がそうやって他者に望む以上……他の誰かが君に望むことも覚悟しなきゃ。」 虹彩を透かす血の色が、生命の色が、君を見ている。 「わからなくとも、お前は生きている。生き続けている。 死を恐れ、吠え叫ぶ程に。 生を捨てる方法なんて山ほどあるのに。 寿命無き今、惰性で生きるには長すぎる生を。 目覚めぬ眠りに身を任せることもなく。 それを希望と呼ばずに、何と呼ぶ?」 パンドラの匣の底。最悪の災厄の名を、淡く色付く唇に載せて首を傾げてみせる。 (-214) 2022/03/10(Thu) 3:30:45 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード目を丸くしたのを見て、そりゃ自分でも寝てない方なんだろうという自覚はあれど、あぁそこまで酷かったんだなぁと漸く理解した。 「ここ100年くらいで初めて上手く寝れた。ありがとう」 素直におめでとうに礼を言ったまではいいものの。 眠れなかった理由もまぁ聞かれたら話せるくらいではあるものの。 ……眠れた理由が気になると言われて、足が僅かに後退した。ずり。逃げる前には聞かれてしまったわけだが。 「なん、 で、 ……そう思う…」あっダメだこれ図星ですって言ってるようなもんじゃねぇか。 (-215) 2022/03/10(Thu) 3:32:07 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ「なんでぇ……」 わざとらしい泣き言めいた声。 わざとだから、本当は考えればわかる。 みんな自分の幸せだけ考えてればいいのにな、なんて、自分を棚に上げて考えてることの なんと傲慢なことか。 生命の色を、よく似た、しかしもっと柔らかな林檎色が見つめる。 やがて、貴方の言葉が終わった頃、盛大に溜息をついた。 「吐きそうだ。」 飲み込めん、一気には。 (-216) 2022/03/10(Thu) 3:39:38 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「 ひゃっ…… 100年もそれであのパフォーマンス出してたのかお前……難儀すぎるだろ。心の底から祝うし、これからもよく眠ってほしい」あなたの様子を見て曖昧ながらに納得すると緩慢な動作で首を傾げて見せる。 「んー……俺が変わった理由もそうだったから、かな。無理に聞きはしないからそんな構えんな、話すなら喜んで聞くけどさ」 ひらひらと手を振る。自分が変化したこともそれが誰に由来するものなのかも認識した上で、あなたにいい方向の変化を与える相手がいることを喜んでいるのだ。 (-220) 2022/03/10(Thu) 4:40:29 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 探求者 バーナード「普段はたまにサプリとかで寝てない分補ってた。 よく寝て分かったんだが、正直破裂寸前くらいだったんだと思う。今めちゃくちゃスッキリしてるつーか、頭軽い気がする」 いつもより気負いが少ない。声が若干軽いかもしれない。 けれど、普段とさほど変わらない。ということは、普段虚勢を張りまくっているのだ。 「……あぁ、…そうか、なんだ、よかった。俺がそんなに分かりやすいのかと……」 細く細く息を吐いてから、どうしようか迷う数秒。口を開いては閉じて。 「…………そいつの心臓の音聞いてたら眠れた」 (-221) 2022/03/10(Thu) 4:52:22 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ君にそれ以上を教え諭す必要を感じないから、ただ再び紅茶を味わい。 一枚、二枚……サクサクと音を立ててクッキーが消えていく。 君が細かく噛み砕き、咀嚼し、嚥下するための時間を。 或いは今すぐ消化出来ずとも、後で反芻するために一時の置き場を探すための猶予を。 与えることなど出来ない。コレに叶うのは、ただほんの少し内にあるモノを引き出すことだけ。 あとはやわらかく見守るのみ。 鏡のように静謐に存在感すら透き通らせて、暫し唯、君の傍にに在るだろう。 (-228) 2022/03/10(Thu) 11:39:25 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「なるほどな。……色んな自覚も伴ったのならよかったよ、本気で。100年分が数日で癒えることもないと思…… ないよな……? ……ないと思うから、ゆっくりな」数十年分がここ数日で満たされた自分もいるがためにちょっと言葉には悩みつつ。今までよく上手くやってきたなとも思うが褒めることじゃないのであえて言わない。 分かりやすいかどうかで言ったらあなたが分かりやすいのではなくあなたに生じた変化が分かりやすいだけなのだがこちらも黙っていた。 そして、あなたが悩みつつ告げた言葉にはほうと笑って。 「……ああ、よかった。それだけ安心できる場所ができたんだな。 無礼講終わってからもソイツに"手伝い"頼むといい。お前のコンディションに改善が生じる以上監獄側もNG出さないだろうし」 (-229) 2022/03/10(Thu) 12:04:14 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ紅茶にもパンケーキにもクッキーにも手をつけず、少しの間ただそこにある。 貴方の立てる音を聞きながら。すぐに飲み込めるわけはないが、飲み込もうとはして。 そして、飲み込み終わる前に、置き場を探す前に、友人を見る。 「お前もだからな。 願うなら、願われろ 」まっさらでいることは許さない、とでも言わんばかりに。 ぽつ、と呟いた。 (-231) 2022/03/10(Thu) 14:27:48 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 探求者 バーナード「…………思ったよりこう、深刻っぽかったんだなって、お前の反応見てわかったよ。 100年以上前は上手く眠れたかっていうと微妙だから、まぁ、そんなすぐ上手くいくわけはねぇわな。……まぁ、命は永い」 貴方の優しさを、労りを、飲み込もうとしている。 まぁ、言葉はこの通り可愛げのないものだが。 貴方の笑う顔が、揶揄や皮肉じゃないのがわかる。ぐぅ、とやっぱり喉は詰まりそうだ。 やっぱ猛毒だな、お前も。 「安心、……安心か…安心ってよくわからんが、まぁ、じゃあそうなんだろう。死ぬ瞬間も怖くなかったくらいだ。 ……囚人に手伝い頼んだことねぇなぁ……邪魔にならんかね、することたくさんだろ囚人って」 いつか、この無礼講が始まってすぐの頃に貴方に伝えた『身軽でありたい』の真実がこれだ。 誰も俺なんかで縛りたくなかった。 (-232) 2022/03/10(Thu) 14:38:52 |
アルレシャは、今日も今日とてロビーの端に。 (a50) 2022/03/10(Thu) 14:46:49 |
(a51) 2022/03/10(Thu) 14:47:25 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ君の 食餌 を待っていたコレは、外れたタイミングで投げ返された君の言葉にぱちくりと瞬き……それから困ったように微笑む。なんだって君たちは、そんなにも目がいいんだか。透明に隠れるコレを、捉えようとしてくる。 「……なら、お前は……私に 何を願う ?」 (-234) 2022/03/10(Thu) 15:16:10 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ純粋な心配や友愛、とは少しズレて歪んだ感性。 返された言葉にパッと笑う様子は、ごく普通のものに見えるだろうが。 「そうだな、俺が今すぐどうこうしようとすんのは無理だな」 望みを聞かれて、目標を考える。 お前には望まない。俺が願うだけだ。 「痛み以外でお前が泣くとこ見たいかもな。感涙でも、絶望でも」 伝える言葉があっているかどうかもわからない。 でも紛れもなく本心だ。 「ま、時間はたーっぷりあるからな。 ……生を止めないのが希望なんだろ?」 幾ら空虚でも。 に、と悪戯に、意地悪く。悪友の笑みを貴方に向けた。 (-237) 2022/03/10(Thu) 15:53:55 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「俺が寝るの好きなの差し引いても深刻だぞ。まあ少しずつやっていきゃいいさ。お前の言う通り、俺達はこれからも生きるんだ」 あなたの試みを穏やかに見守っている。自分もつい最近までそれに苦戦していたからこその、そっと応援する気持ち。 「邪魔になるわけないだろ。寧ろお前と過ごす時間なら喜んで飛びついてくるんじゃね? ……囚人側からはたらきかけるのには限界があるしな。色んな面倒を"看守の手伝い"で除外してやれるのもデカい。看守に協力的なら待遇だって変わってくる」 素直に甘えろよ、なんて言いはしないがつまりはそういうことである。あなたへの猛毒から、尤もな理由をつけてことを運ぼうとする悪知恵を真っ当に用いてアドバイスへと変えている。 (-238) 2022/03/10(Thu) 15:54:21 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 探求者 バーナード「うーん……そうかぁ……。まぁ、今まで9割ダメだったのが8割とかになるだけでも違うよなきっと」 まだまだこれから。応援されていることまでは読み取れないが。 少なくとも、改善しようかな、くらいの気持ちにはなった様子。 「いや、それは…… 飛びつかねぇだろそんな簡単に、って言えたらよかったんだがなぁ…… 何をしても何を見せても全く引かないもんだから、諦めた。 早く諦めろと言った貴方に、そう告げる代わりに呟いた。 「……なるほどな?…アイツが望むなら、だな、望むなら」 それでもやっぱり往生際は悪いのだが。 (-241) 2022/03/10(Thu) 17:28:43 |
【秘】 鳴動の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャ無礼講が終わりエリアが閉鎖されてしまう前。 あなたの姿を見つけることが叶ったのならば。 「あるれしゃ〜〜〜!!!!」 いつも通りひょこひょこ……よりはもう少しきびきびとした動きで、走って近寄るだろうか。因みに足は早い方です。 「終わる前に見つかってよかった、」 そして、駆けた勢いのまま両腕で抱きしめてしまおうか。 次はいつ拘束の無い腕でこれが出来るのかは分からない。 だから、無意識に腕の力が強まる。 「俺、アンタの傍にいられるように頑張るから。 …………だから、待ってて」 ▼ (-242) 2022/03/10(Thu) 17:46:33 |
【秘】 鳴動の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャ離した身体。あなたの顔をしっかりと見据えて。 「また迎えに行く」 へにゃりと笑みを、浮かべた。 アイツとの再会を果たし。 刑期が決まりでもして。 外に出られたとしても。 あなたの元に再び辿り着く。 愛しの魚を逃がす選択肢など、存在しないのだから。 (-243) 2022/03/10(Thu) 17:47:06 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「 お わっ……」声に気付いて振り向いたときには多分もう近くにいたんだろう。避けも逃げもしないが、不意打ちではあった。 勢いを殺しきれずに後ろに数歩蹈鞴を踏む。もし後ろが壁なら背中を壁に預けるくらいで。 「………ぁー、」 笑みを見ればまた心臓が跳ねる。息はしづらい。 俺はこれからも看守だし、お前の知らないところで怪我をしてお前の知らないところで死ぬかもしれない。 ……言っても、多分引かないんだろうな。撤回もしないんだろうなぁ。 ちゃんと受け止めてるよ。飲み込めないだけで。 「……無理すんなよ。手助けが必要なら言えよ。 俺の名前出して、担当を引き継いでもらってもいい」 発する言葉は、拒否じゃない。 「ゆっくりでいい、俺はずっとここにいる」 どこかに消えるなんてことはない。 だから。 (-246) 2022/03/10(Thu) 18:47:46 |
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