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【秘】 研究員 鹿籠 吉弘 → 経理課 富武 瑛「……僕より重症な変態ですねぇ。んー? 何人、ですか?ふむさんを入れて五人ぐらい……」 一度言葉を止めて思い出す。 「忌部さんを夢中に抱いて、加賀山さんに優しくされながら イイコトをして。望月さんにそれはもう慰めてもらって、 ロボ太にも女性の体で抱いてしまいました。 ……僕はひどく積極的じゃないので、全部誘っていただいたもので優しかったですねぇ、みなさん」 僕の記憶が正しければ、と重ね。欲しがるあなたを見つめる。 作為的かとおもうほどに心を通わせられる人達が多かったように思える。なにか考えられたもおのだったのかもしれないが……全て想像にしかならないので思考の外に追いやった。 「……ふふ、あ、もうムリですか? 仕方ない人ですね」 「これから、このナカの形もイイトコロも ぜぇんぶこじあけて……たくさん犯してあげますからね」 蕩けた目で見上げてきたあなたの目元にキスを落とす。 下腹がズキズキと疼いて。もう長く我慢できそうにないと、柔らかな尻の肉がぱちんと鳴って阻むまで、ひと息に押し込んだ。 包む粘膜は、柔く、温かく、心地好い。昂りを包み込まれ、捏ねられ、締め付けられ、その先を促され。互いに離すまいと――二人はベッドに沈まり続けるのだった。 (-41) 2022/10/02(Sun) 15:24:25 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「どんな人間なんだよ、僕は。……そりゃあ、人に見せる顔くらいはちゃんとしようとしてる。 でもどうしようもないところだってあるし、みっともない真似を晒すことだってあるさ」 今みたいに。普段の望月からしてみれば、こんなに余裕もなく詰め寄って懇願するなんてのは、 どうしたって考えられないことだろうというのはわかる。それくらい珍しい振る舞いだ。 形振り構わずに何かを推し進めるなんてことは、いつもだったら選ばない手段だ。 火を点けたのはあなただし、それを良しとして覆い隠すのを止めたのは自分だ。 頬骨の上の皮膚を染めるのは単純な欲情や性欲ばかりでない。緊張だってする。 相手に抱いている気持ちのどれだけが通り一遍の言葉で代替できるものなのかはわからないが、 きっとそれらもまた心臓から染み出して熱を灯すのに貢献しているんだろう。 己に向き合い、相手に向き合っていきたい。その思いで目をそらせずにいる。 「……必死な顔になってるんだろうなってのは、わかる……」 内側から表出した自信がそのまま顔に張り付いたみたいな普段の面構えに比べれば、 今は眉の力も緩み、目尻は僅かばかり下がって。唇は緊張で動きも固い。 息をするたびに、熱っぽい息のせいで薄く開いた口元から僅かな空気の流れる音のする、 プロムに出たティーンエイジャーみたいな取り繕いようも知らない顔だ。 踊りに誘うように手を取ったまま、追い縋って手放せもしない。 髪に触れる指の感触に、息を呑んだ。口元に固く力が入って、感触は良くはなかっただろう。 余裕を持って待ち構えられていたなら、もう少しくらい甘やかなものになっただろうに。 ほんの短い間の感触を追って、細く息が吐かれる。追いかけようとした動きは、言葉で留められる。 僅かばかり不満そうに唇を尖らせて、けれども相手の言葉を覆してまで捕まえはしない。 指の間に収めたままの、節くれ立った手へと少しだけ力を込めてはおく。 今ばかりは余裕があるのも、手綱を握っているのもどうやら自分ではなく彼の方らしい。 → (-42) 2022/10/02(Sun) 15:26:30 |
【秘】 研究員 鹿籠 吉弘 → 経理課 富武 瑛「……、……」 一枚の上掛けに仲良く包まった二人が眠るベッドの上。 また眠ってしまったのかと、目を開けば明らかに下半身に感じる違和感、断片的な記憶。 「―― え? 情事をおえた後、鹿籠は貴方の申し出から殆どの記憶を失っている。 眠気も冷めて自分のしでかしてしまった事実に顔を青ざめながら、一先ず二人の衣服確かめるために恐る恐る貴方を覗きこんでいた。 (-43) 2022/10/02(Sun) 15:27:09 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「わかった。ちゃんと戻る。折角の料理が冷めちゃうのは、お店側にも失礼だ。 ……今、自分で言ったんだからね。気の済むまで貪ってかまわないって」 ゆっくり、ゆっくりと息を吐いて、鎖を引きちぎってでも飛びかかりそうな気持ちを押さえる。 掴んだままの手をそうっと相手の膝の上に戻し、膝を立てて立ち上がる。 まだ背を丸めたままの姿勢、片手は机について、片手を己の顔に近づける。 人差し指と中指の裏に、リップノイズを伴った口づけを落とす。 それを返すように、相手の唇へと。人差し指と中指の裏側を一瞬寄せて、触れて。 一旦は抑えが利いたように、自分の席へと戻った。 それからは、まだ胸の内に穏やかな熱を秘めたままではありつつも食事に集中する。 リングイネに絡んだ雲丹のトマトクリームソースは美味しいし、 続いて出てきた素朴なドルチェは、表面にフォークを入れたなら音を立ててカラメルが割れる。 小気味いい音と、シナモンの香り。 甘いものは好きだったろう、なんていつも通りの気楽な言葉を投げかけて、 相手が甘いクレマカタラーナを口に運ぶ様子を、コーヒーを片手に眺めたりなんかして。 ……真意のわかった上でこうして眺められる食事が、落ち着くものかはわからない。 けれども対面する男はなんとも、満足そうだった。己を苛む嗜癖ばかりのためではない。 それを打ち明けて、受け入れて。自分と食事をしてくれる人がいる、というのは、幸福だ。 単純な欲動のためばかりでない火が胸の内に灯るのを、なんとなく感じていた。 食事を終え、ホワイトビールもしっかりと空にしたなら、さもなんでもないことのように会計を。 望月は、下戸じゃない。少し口にしたくらいじゃそもそも酔ったふうにはなりもしない。 酒には強いし、酒は好きだ。様々な言い訳に支障が出るから、誰かに教えたことはない。 そんなことも、短い食事の合間にぽつぽつと打ち明けたような気がする。 言えなかったことがある。今だからこそ言えることがある。 そういうことを頭のどこかで強く実感しながら、部屋までの道を歩いて帰る。 (-44) 2022/10/02(Sun) 15:31:54 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン「取り繕う、なんてのが出来るのがまず立派だよお。オレはその姿だけ見て、勝手に思い込んでいたわけだしい? 今のロビンちゃんは……取り繕ってないんだよなあって思うと、興奮するよお。……まだ複雑だけど。 あー……オレ、飯食い終わるまで我慢できっかねえ」 情けない顔なら負けない。 いや、ずっとキミに向ける表情は、苦みが残る笑い方。破顔して、心の底から笑う姿を見せられたらキミを安堵させられるだろうに、ままならない己の感情が今は憎い。 本当にキミに、自分のこの欲望を向けて良いのかなんて自問自答が時折入る。 決して綺麗ではないものを、キミにぶつけて良いのかなんて揺れるものを、伝えて、慣れて、そのうちこれが当たり前になればいいのだけど。どうしたってキミは唯一で特別だから、厄介なこの感情も含めて受け入れてもらうしかない。 精神的な緊張は……葛藤を除けばそれほど、してはいないはずだ。 興奮して、昂って、この熱に浮かされているのを本来恥じたりするような立派な男じゃないんだから。 口付けも終えて、此方の提案に乗ってもらっただけなのに、キミが離れていけば、ああ、惜しいななんて、髪の柔らかさも、その唇の熱をも一時的に失った己の指を、ぐっと握って憂う、ひととき。 「おう。任せとけえ。 折角今日は同じ部屋なんだしよお、同室の二人に見せつけるぐらいの気持ちでヤるかあ、なんてなあ。 ……うわあ、まだちょっとロビンちゃんにこういう事言うの胸がチクチクするう」 やっぱりソースや料理名を説明されたところで右から左に抜けていくような代物を、ただ美味いだなんて簡素な一言で終わらせる。 わざわざ見せつけるような真似も今はしまい。極力、ほんのりと気をかける程度に自然に食事自体は済ませたはずで。 そのうち調子に乗って煽る材料にはするかもしれないが、それは多分もっと後の話しだろう。 今はむしろ、キミには言っていなかった言葉を向けては悔やむ、そんな滑稽さを会話の最中、時折向けて。 んじゃ、今度こそ一緒に飲もうなあ、と。 部屋に戻るまでの途中、打ち明ける中で、返した言葉にようやく、心底嬉しそうに笑ってみせたかもしれない。 ずっと何度だって懲りずに誘ったくらいだ、それだけキミとは共に酒を酌み交わしたかったのだから。 (-45) 2022/10/02(Sun) 16:14:52 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン「ん……ふぁ」 重なった唇を薄く開け、その舌を口腔に迎え入れて、 その舌を求めるように絡めて水音とともに唾液を混ざり合わせていく。 口の中を弄られるのが酷く気持ちが良くて、くぐもった声を漏らした。 「は……頑張った、ん、ですよ。 えらいでしょ? 褒めて、ください」 これまでは、俯いて耐えて、どうにもならなくなったら席を外して対処していた。 そういう時のための相手は外にいたから、定時まで必死に堪えてることが多かったのはそうだけれど。 でも、これからはあまり我慢しすぎなくてもいいのかもしれない。 キツくなったときの駆け込み寺はできたし、セフレを申し出てくれる人だっている。 我慢しすぎなくてもいいのなら、必要な説明だって今までよりはできるかもしれないという淡い期待はできてしまった。 その分箍が外れて、淫れに淫れる人間になってしまった気がするが、それはもう後の祭りだ。 淫乱と言われれば恥ずかしさに頬を染めたが、言い返せる材料など何一つ無い。 「ん、ッ、……ぬるぬる、して、きもち…… ロビ…さ、は、きもちぃ、ですか? もっと、激しい方が、いい?」 ローションを伸ばし擦って、亀頭同士を合わせるようにしてぐにぐにと弄る。 先走りがローションと混ざって、響く水音は大きくなって、滑りも良くなって、だんだんと出したくなるような感覚に襲われてきた。 「ぁ、あ……指、おっき……、ローショ、つめたぃ……んっ、あ、あ。 やわらかく、て、ごめなさ……、んっ、そこ……ッ、そこ、が、いい、です」 実況するように説明を重ね、普通に触られている以上にゾクゾクして身を捩った。 その拍子で力が籠もった手が擦る速さは、快感を追い求めるように速くなっていく。 素直に快感を受け入れていくから、解れるのも、快感を掴むのも、早かった。 (-46) 2022/10/02(Sun) 16:53:43 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信一人で発散するのは悲しい。 それは大体において、何気なく見てしまったテレビなどで興奮してしまって、手淫するという経緯になってしまっていたからだ。 AVとかならともかく、普通のテレビ番組に発情するなんて言われたら、普通の人ならドン引きだろう。 そんなんだから、終わった後の虚しさが酷く悲しくて、外に出て適当な人をひっかけて発散したりする人生だった。 ――これまでは。 「ぁ……あっ、ふぁ、ゃ、ああッ」 腰を打ち付ける音と、その拍子に亀頭に掻き出されるローションから鳴る水音、それから自分たちの喘ぎ声と息遣いが、他に誰もいない部屋中に響いて、卑猥だ。 きっと廊下にも音は漏れ出ているだろうから、誰かが聞いていたっておかしくはない。 それでももう、そんなことを考える心の隙間なんてなくて、ただひたすらにその快楽を求めて、身体中で悦びに震えている。 「あ……ん、っ、っ、あ――――っ」 限界が近くなると更に大きく固くなったそれが奥を穿って、喘ぎ声とともに目の前の火花がパン、と弾けた気がした。 ゴム越しなのに、その勢いの良い白濁が出ているのがわかって、求めていたものが来たと、逃さぬようきゅうきゅうに締め付けて離さない。 何度目かももうわからない強い絶頂が身体を満たしたけれど、自分の先端からはやっぱりもう、白濁なんて出やしなかった。 (-47) 2022/10/02(Sun) 17:13:38 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信普通の恋人同士よりかはなんとも遠く、もどかしく、その癖肌の距離の近い関係性。 机を囲んで向こう側で、あなたが当たり前に過ごす様子を見ている。 銀に光を照り返すの食器が口に運ばれ、一口ずつを咀嚼する様子であったり。 顎が動く間隔、息をする合間。吸い込まれる酒の流れさえ、鮮明に視界に収める。 人からすれば奇妙な話だろうな。けれどもどうしようもなく目が惹かれるのだ。 それさえ、許容されている。……それが何より大事だ。 まだ己に向けられる言葉に遠慮というか抵抗の混じる様子を、仕方なさそうに眺めもする。 急になにか変転があるなんてのは難しい話だ。だからこそ、ゆっくり、これから。 部屋に入り、足元をスリッパに履き替える。あとはもう出立まで使わないだろう。 ここで過ごすにあたって必要になる場面はほとんどないような施設につくりだし、 かしこまらなきゃいけないような用事というのも、今きちんと終えてしまったわけで。 間仕切りを挟んで片側。自分と、彼が今日この日宿泊しているほうの空間。 ここまで歩いてくる間にはいつもどおりに会話があったのが、 扉を開けて部屋に入って以降、スイッチを切り替えたみたいにぱたりと止んだ。 ゆっくりとした足取り。多分、ほんの数歩のうちに相手に追い越されてしまった。 「信、」 引き止めるというにはなんとも抑揚の察しづらい声だった。呼気と紛うような小さな声。 振り返るより前に、後ろから手を伸ばして抱き竦めて両腕の中におさめてしまう。 背丈の違いを有利に働かせて肩をしっかりと抑えて、首を傾けて髪の中に鼻をうずめる。 朝よりかは時間が経って、同じシャンプーの匂いはだいぶん薄れてしまっているだろう。 夕方の余興のあとにひと風呂浴びたとしても、洗い晒してすぐではない人間の体温。 かすかに嗅覚をくすぐる人間の匂いがある。生きた人となりを思わせる匂い。 ぴったりと寄せた体温はじんわりと酒精の影響もあって暖かく、ごくかすかに汗ばんでいる。 それに、相手からすれば腰の上の辺りにあたる弾力のある固さは明らかに興奮を示すもので。 他の誰でもなくあなたにそれだけのものを感じているのだと、伝わってほしいところだ。 (-48) 2022/10/02(Sun) 17:23:11 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘「だって、むり。 誰かにいれたり、いれられたりする、ほーが……ずっと、きもちい、から」 一人で発散させる時の、自分の性癖に対する行為の惨めさがたまらなくのしかかるから。 だから、もうこの男は一人ではちゃんとイケない体になっている。 変態と言われればそれはぐうの音も出ないから、否定などできないだろう。 だからあなたに対しても、提案はしても相手は自分一人にしろなんて決して言えやしない。 自分たちの性癖と状況は申告で日常生活において不都合が出てしまう。 だから誰かを頼ったとして、それを咎めることなんて。 できないのだ。 「んっ、も……イキ……たいっ きて、なか……まで、入って、んっ、ふ、ぁあ」 中まで入って、壊して。 今は、あなただけのものにして良いよ。 体勢が少し変わって、上から押さえつけられるように穿たれると奥の奥までそれは入ってきた。 しがみつく手は必死に、あなたに掴まって、それから 頭の中で鳴ってはならないような音が、響いて 「あ、ああああああっ」 もう、一つの単語しか紡げないほど淫れて、あなたの物に吸い付いて離さない。 こじ開けられた場所が、絶頂に導いていく。 二人の間で揺れていた陰茎からは、白濁ではない透明な液体が吐き出された。 それでも絶頂は止まらない。足は揺れ、痙攣し、喉を反ってはあなたを誘惑しかえして。 あなたが全てを中に吐き出してしまうまで、それは続いたことだろう。 (-49) 2022/10/02(Sun) 17:33:57 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘「……ん」 それからしばらくして、何か頭上で声がして薄く目を開く。 なにやら困惑して青ざめた顔が見えて、ぼんやりした思考で何が起こっているかを理解した。 「……けほ、こご、もりくん……大丈夫だから……落ち着いて」 喘ぎ疲れてカラカラの喉で、小さく呟いて苦笑した。 (-50) 2022/10/02(Sun) 17:34:40 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛「ふ、そうだね、今まで……頑張ってきたんだろう。 えらいね、瑛。キミは、よくやってきているよ」 ついばむように唇を食み、神経の通るところを尖らせた舌先でなぞる。 荒い呼吸を挟む度に、混じった唾液が唇の合間からこぼれ落ちた。 「僕は、……そうだね、ちゃんと気持ちいいよ。安心しなさい。 でもどうしようか。今ここで一緒にイキたい? それともお腹の中まで抉られて、一番奥まで満たして欲しい? ……選んでいいよ、どっちがいいんだい」 直接与えられる快楽の強さに、僅かに眉がひくと動いた。余裕を保つのも大変だ。 深く息をして抑え込みながら、何を求めるかを丁寧に聞き取っていく。 血管の浮いた表面は脈打ち、それ自体が生き物のように時折跳ねた。 内股に力を入れている辺り、責めに快楽を得ていることはちゃんと伝わるか。 それに負けてしまわないように、肉の合間から体内に割入った指がぐるりと粘膜をかき回す。 陰茎が勃起すればその裏の前立腺の位置もわかりやすくなる。 指で押し潰し、押し返すようにぐりぐりと刺激しては追い詰めさせる。 果たしてちゃんと最後まで我慢できるか。責め立てる手は優しいが、容赦はないかもしれない。 (-51) 2022/10/02(Sun) 19:23:10 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → CS 雲野 とばり「雲野さん、ちょっといいですか」 これは野球拳イベントよりあとの何処かの時間。 廊下で見かけたあなたを後ろから声をかけ、近寄っていく。 性癖を暴き合うゲームは終わったから、この旅行ももうおしまいが近づいているけれど、その前に貴方には会わなきゃいけない用があった。 (-52) 2022/10/02(Sun) 19:34:07 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 富武 瑛今あるものを吐き出して、もうとうに限界を越えているだろうキミに寄りかかるようにして、呼吸の乱れを整える。 散々慣れない器具で遊ばれて、挙句ベッドでも何でもない硬い床で致されたのだから体の負担は相当のものだろう。 「……、……あー……ごめんなあ。 大丈夫う?あんまり瑛ちゃんがかわいいもんだからちょいやりすぎちゃったなあ……」 「……よいしょ……っ、と。あー、ダメだ無理だこれ」 散々余韻に浸って、力を抜いて、しばし。 ようやくキミにまだ玩具を押し当てていることに気づいて、スイッチを切ってそこらに置いて。 ああ、何とかベッドにでも運んでやろうもするが、キミが自力で動けぬだろうと持ち上げようとして……。 健康的な成人男性、一人を持ち上げる腕力はこの不健康な細腕と腰には出来なかった。 仕方ない。壁や床よりはマシだろうと己の側に両手で抱き寄せて、今度は此方に寄り掛からせる番。 「しばらく休んどけえ」 (-53) 2022/10/02(Sun) 20:32:55 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン「んぅ……」 瞳は甘く蕩けて、口をだらしなく開いて、わざと恥ずかしい気分になる言葉を選ばれているのは頭ではわかっているけれど、それでもその一つ一つに反応してしまう。 思えば、これは恋なのか錯覚なのかと迷う相手は、当たり前だが物を教えてくれる目上の人が多かった。 学校の先生だったり、部活の先輩だったり、それから、上司だったり。 そういう相手と身体を重ねることなんてなかったから、ある意味においてはこれが初めてといえよう。 「っ、ずるい。 そん、なの……あぅ。お腹の中、いっぱい、満たして欲し……っ」 欲を言えば両方、なんて言えない。 たった一度の関係なら、どちらかしか選べないなら、自分の中に全部欲しいと思った。 「あ、あ、っんん」 前立腺をぐりぐり刺激される度、素直な身体はびくびくと跳ねる。 そこを刺激されてしまえばもう後は喘ぐばかり。 外に人がまだいるかもしれないなどと思って、できる限り抑えているつもりだけど トントンと押されるのもぐりぐりと擦られるのも気持ち良すぎて止めることなんてできない。 互いに開かれた唇から流れる唾液は、クッションに落ちて染みになってしまっていた。 (-54) 2022/10/02(Sun) 20:46:08 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信ごめんなあと謝られて、まだ整わない息を肩でしながら、緩慢な手付きでその背を撫でる。 それは大丈夫と言っているのか、気にしないでと言っているのか、言葉にできないから伝わらないだろうけれど、どちらにせよ同じような意味だから気にすることもないだろう。 「……っは、んん……」 痩せ型とはいえ自分の方が身体も大きいのに、自分以上に細い腕のあなたが抱きかかえる何ていうのは無理だろう。 一瞬抱きかかえる気なのか? なんて思ったけれど、そうはならずに寄りかからせてくれたから、少しだけほっとしながら目を細めた。 正直、これはしばらく動けそうもないのだ。 急に扉を開けられても、何も隠せないくらいには。 それにしても……。 「おれ……なにも、かわいく、ないですよ……」 この旅行に来て、特にあなたには一生分の可愛いを言われた気がする。 女の子でもないのにどうしてと、両手で恥ずかしくなった顔を隠した。 (-55) 2022/10/02(Sun) 21:10:11 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛「よく言えたね、……じゃあこっちは、先に楽にしてあげるよ」 相手の手指に己の手を重ね、性器を握る指を一本一本伸ばして外していく。 代わりに相手のペニスに指を添えると、亀頭のほうへと送り出すように擦る。 もう随分と苦しそうなのだから、これだけはっきりとした刺激を与えても問題ないだろう。 あとは指の輪で振るようにフィニッシュを迎えさせてやるだけだ。 いくらか呼吸を整えたなら、体を起こし浴衣の裾を払う。 ここまで来たら少しばかりの動きづらさが勝ってくると、上半身も袖と肩を脱いではだける。 ほとんど腰に巻き付いているくらいでしかないものの、きちんと脱ぐほどの暇もない。 「片足上げて。もうだいぶほぐれたみたいだし、問題ないだろう。 ……そんな不安そうにしなくていいよ、これっきりってわけじゃないんだ、何もかも」 相手は横向きに寝そべらせたまま、縦に重なる足の間に身を滑らせる。 上げて、とは言うものの片足の腿に掌を添えて体側へと折り曲げてしまえばそれで十分だ。 もうだいぶん固く勃起している性器の先が、温められたローションに塗れた尻穴に添えられる。 あともう少し押し込めば満たせるだろうものを、その寸前で止めてしまう。 寝かせられた相手の顔を見下ろして、余裕ぶった顔で微笑みかける。 「教えて。どんなふうに、犯してほしいか。キミがたまらなくなるまで」 (-56) 2022/10/02(Sun) 21:36:18 |
【秘】 広報さん 牧野瀬 幸 → 開発部 忌部 永信「あっ、待っ、まって、……! 僕そんな、ァ、耐えられ、なッ……あっあ」 そんな僅かどころでない葛藤があったとは露知らず、容赦のない手の動きに追い詰められる。抗議するように見開いた目を向け、けれどそれは一瞬でまた天井を仰がされて。性処理としては構わないけど、段取りが違う! 外側から強烈に擦り上げられながら、内側から中身を押し出される感覚が身を貫く。 既に及び腰なのに何処にも逃げ場がなくて一層シーツを掴む手に力が入って、切羽詰まった声で絶頂してしまうと何度も主張して。 「いく、も、……は、ぁ、あァ──ッ……!!」 そう経たないうちにはく、と後孔をうごめかせながら、勢いよく精液を吐き出す。緩んだ表情を浮か子種を奥へと、と腰を突き動かす様子が見て取れた。 (-57) 2022/10/02(Sun) 22:17:03 |
【秘】 広報さん 牧野瀬 幸 → セクサロイド ロボ太「まったあんたはそういうのを……」 人(人じゃないけど)の知見を超えて行かないでほしい。 (でもそれってアレだよな…… 窒息しかけとか、睡姦だとか、 快楽の許容量が少ない時に注がれて、 満ち溢れそうになる感じとちょっと似てるよな……) とはいえ妄想逞しく考え込む様から、 全く“ない”わけではない。ことが多分見て取れる。 「……壊れないようにするんすよ!」 一先ずの答えだ。 (-58) 2022/10/02(Sun) 22:30:21 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン汚しい食べ方をしている事はないだろうが、見惚れるほど美しい所作をしてはいないだろう。 キミの目線に、がらにもなく不安がよぎる。こんな食い方でいいのだろうかなんて、全く馬鹿らしいことで悩むものだと、ビールの残りを煽って、ついでにもう一杯追加を頼む程度は許されるだろうか。 デザートだって、最後まで美味しかった。 キミにだって良いひとときを届けられただろうか、美味しかったねえ、なんてとりとめのない対話をしながら廊下を歩く。 いつも通りの猫背で、隣を歩くが背丈にも差がある、足の短さだって此方が相当だから、本来はキミと歩調を合わせるなら早足になる……のかと思ったら何やら小難しい顔をして、速度が落ちる。小難しくて面倒くさい事を考えているせい。 もしかしたらそこは、自然と合わせてくれるのかもしれないが、今この時ばかりは歩幅を調整出来ない。 部屋に入って、靴を、反対側の足に引っ掛けるような行儀の悪い脱ぎ方をして、キチンと揃えもせずに隅に寄せながらボタンをとめていた襟に一番近い場所を解く頃には、キミを追い越していて。 「── 、っと っ」 また一歩前にというところで、くん、と後ろに引き寄せられた。 一度はキミの使う香で包まれた体も、夕暮れ時の風呂でまた元のシャンプーと石鹸、それに混ざる煙草の香。食後の一服はしていない。この旅行では人と過ごす事が多く、匂いのきつい煙草の愛煙者である自分は控えていたが今の理由は違う。 ……早くと盛っているのは、何もキミだけじゃない。 「……おう」 まじまじと凝視するものじゃないが、それにしたって幾度か風呂場で見たキミのものの大きさを忘れたわけじゃない。日本人の感覚からしたら十分すぎる筈の大きさに、背筋を抜けるものがあった。 ああ、つい先日の妄想が頭をよぎれば、食事の最中は一度萎んだ筈の下半身に血が寄る。 「……ヤる?」 キミの顔は見えないが。 短く、問いかけを。 (-59) 2022/10/02(Sun) 22:32:34 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 富武 瑛まったく肝心な時に様にならない男だ。 はめていたゴムを取って縛り、ゴミ箱にポイと捨てたのちは、乱れた髪を手櫛で整えたり、……ああ、散々搾り出してしまった精液は、腹の上に溜まっているだろうから、それを拭う為の物も欲しい。 カバンは近くにあるから、私物のタオルを取り出し、軽くキミの汗を拭ってから、腹部の白濁も吹いておこう。 「……んじゃ、次からは来世分の前借り分になるなあ」 多分、キミを可愛いと表現するのは今に限った話では終わらないのは予感するところ。 「……テスターとして、乱れる瑛ちゃんが見られるの、楽しみにしてるねえ?」 それはほぼ言いがかり、無理やりにこじつけた約束のせい。 キミに記憶はあるだろうか。 都合よく受け取ったと表明する、何とも意地の悪い大人気ない男の笑い顔がそこにはある。 (-60) 2022/10/02(Sun) 22:54:24 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信いつも、誰かの隣を歩く時は相手に歩幅を合わせるようにしている。 長い脚から繰るコンパスに合わせられる相手のあることなんてのは、ほとんどないからだ。 ただ、その日はほんの少しばかりいつもより合わせる足にはムラがあったかもしれない。 互いにうまく隣に並べずちぐはぐになりながら、やっと部屋までたどり着いたりしたんだろう。 ジャケットから腕も抜かず、部屋に入るより前とほぼ変わらない服装のままだ。 すう、と髪と皮膚の匂いを嗅いで、かすかに腕の力を強めた。言い様のない心地で満たされる。 くしゃりと潰すように頬ずりをして。髪の先にめがけてリップノイズを響かせる。 自身の指先を通じての口づけもそうだし、貴方の指へ落とした口づけも、そう。 顎元によく触れた手もそうだし、卓球の後にあなたの後頭部に触れた唇もそうだ。 何かと、これまでの関わり合いの中で己や他者の口元に係る動作が多かったのを覚えているだろうか。 それらもまた、先程明かした人には言えない性癖に由来するものの一つなんだろう。 あからさまにすることに、躊躇はだいぶんなくなったらしい。 「……セックスしようか」 例えばいつもであったなら、ジャケットはちゃんとハンガーに掛けて、 身だしなみの基盤であるものをさりげなく保持してから持ちかけることも出来たろうに。 今はそうした余裕もなくて、ただ愚直に余裕もなしに働きかけるのが精一杯だ。 そろそろと息を吐く。こみ上げる感情をなんと呼んだものか。 どきりと心臓の動きを早くするものをどうにか押さえつけて、腕の中から相手を解放する。 近い方のベッドに向けて、ほとんど寄り添うように連れ立って歩く。 相手にもやりたいこと、動く自由はあろうに、それを優先させてあげられるほどの余裕が無くて。 半ば、腕の力と歩いた時に軽く肩を推してしまうような動きで誘導してしまうようになるのだろう。 あんまり格好の良いものじゃない。いつもはこんな無様な導入はしない。 願わくばいつもこうじゃないとわかってもらえるのを祈るばかり、そう考えるのさえ後のこと。 近い方のベッドサイドに相手を座らせると、肩に手を掛けて背を丸める。 目の前の顔に近付いて、柔らかく唇を重ねた。ついばむような口づけは、徐々に深くなっていく。 (-61) 2022/10/02(Sun) 23:15:27 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 広報さん 牧野瀬 幸「まあまあ、一回イったくらいでおさまったりしないからさあ、……まずはザーメンぶちまけてるとこ見せてよお」 へら、っと笑うその姿の、何と軽薄なことか。 抗議の声も何のその、扱く手には容赦がない。 イかせようとする単調な動きが、無事キミを絶頂へと追いやれば、尻穴に突っ込んだままの指が締め付ける感触を楽しんで、時折、くいくいと動かす戯れを。 一通り、絶頂がおさまれば、肌の上を汚してしまったものを、枕元にあるティッシュでそこだけ拭っておこう。 「きもちよかったかあ……? んじゃ、ここからこっちに集中なあ。 こっちだけでヨくなってきたら、入れてやるからさあ」 体の力が緩んで、尚且つまだまだ敏感なうちに。 ぐに、と押し入れる指の数を増やした。 優しく入口から奥まで押し上げて、少しずつ許容量を広げていく。その間も丁寧にローションを全体に塗り込むことも忘れずに。 決して乾かぬようにとするから、二人の間から聞こえる水音は絶えない。 (-62) 2022/10/02(Sun) 23:16:29 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン先ほどまでいた場で、キミに手を預けていた時も、今だって、好きにさせている。腕の力が強まったとてちっともイヤではない。 多少まだそれを自分という存在が受け入れて良いのかという点で残る葛藤が僅かな積極性を奪って、いつもの調子が出ない。からかったり、煽ったり、誘ったり、キミにだけは上手くやれないんだからと、そんなものは黙ってしまうと伝わらないのだけど。 「おう。やろうかあ。 好きなだけ食ったらいいって、言ったもんなあ……」 「──……はは、やべえ。 口にしたら、めっちゃ興奮してきたあ。 ロビンちゃん、ヤりすぎてダメにさせたらごめんなあ」 この場に置いて、キミ以外に優先する事だなんてない。 誘導されているつもりもない、自らの意思で進む近いベッドの位置、腰掛けるところまで押されたなんて自覚もろくにないだろう。 もう、パンツが窮屈にする事も隠す必要もない。 取り繕う事もないから、唇を重ねて受け入れる側にばかり回る事なく、角度を変えて、唇が触れる位置を変えて、啄んで食んで吸って、口を開いて更に深く繋がりを求める。伸ばした舌がキミの唇を舐めて、キミの舌を誘い出そうと。 (-63) 2022/10/02(Sun) 23:37:21 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「……そう?」 曖昧で対象のない言葉が何に向けられたのか、あなたの理解が追いつくのは後のことになるだろう。 望月当人としては、ヤリすぎて、と言う言葉が果たして相手の言うべき言葉であったかに尽きる。 そもそも単純な体力だって見た目通りの差があるのだ。別に、指摘したりはしない。 相手の唇を追うように口を動かしては、はふ、と息を吐いて唇を食む。 まだ遠慮がちなところのあったキスは、相手がついてきているのを理解すると徐々に奔り始める。 舌先を捩じ込んで、口腔の奥深くまで追い詰めて神経の走る箇所を舐め上げる。 唾液の落ちるのだって一切構ったふうではない。噛みつくみたいに粘膜を押し付ける。 目もくれないまま乱雑にジャケットを脱ぐと、ベッドの下に落とした。 同じように、ベルトの金具を指で弾くように外して抜き去る。しゅる、と音がした。 アクアブルーは間近にある相手の表情を追い、反応があるのを見逃さないように視界に収める。 息を大きく吐いて、次に相手の衣服に手を掛けた。シャツのボタンを手早く外していく。 そのまま、服の合わせから肌に触れた掌が首の付け根から臍まで辿るように下りていく。 触れる掌が熱い。まるで、同じくらい熱のある箇所を探しているみたいだ。 「ごめん、……大事に出来ないかも。 無理はさせないつもりだけど。熱くて、苦しい」 (-64) 2022/10/03(Mon) 0:00:18 |
【秘】 研究員 鹿籠 吉弘 → 開発部 忌部 永信「わ、悪い人だ!あなたは、もう……」 たぶんきっと、ずっとそう。 耐えられないほど好きになったとして、寂しくなって辛くなっても変わらない。 耳に感じる快感も、遠慮なく己の熱をまさぐってくるその手も、心を乱してくる最悪なままだ。 「なんの"代わり"にでも使いますよ」 戻れなくなる前に、その手を重ねてあなたの指を食い込ませるように擦れば嫌がおうにも感を得て。 「んっ、はぁ…っ、好きです、からね」 「好きだから勝手に妄想して、この手使って、……また。 嫌って言われるまで抱いてやりますから」 「僕がおかしくなっても辞めようとしても、怒るか叱って、離れないでくださいよ!」 少し涙目になって、貴方の手で自慰をし始める姿はヤケクソな気持ちでいっぱいだった。それでもこんなに贅沢な思いで耽ることがあっていいのかわからない。 名前を読んで、唇を食んで喘ぎを噛み殺して、そのまま貴方に手を出さず耐えられただろうか。 それでも、揺らいで、心が不安定になったこの日。 何かに気づいてしまったこの日ぐらいは慰めてもらってもいいと思ったのだ。 (-65) 2022/10/03(Mon) 0:03:41 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン「んっ……ふぁ、あっ」 ゆっくりした手付きで自分の手を外されて、握り込まれるとそれだけで声がでた。 擦られるたびに気持ちよくて我慢できない声が漏れ出て、どんどん高みへと導かれていく。 出させるための強い刺激を与えられれば、そう時間はかからず限界を知らせて、震えながら白濁したものをびゅくびゅくと出してしまっただろう。 小刻みに震えて弛緩しながら絶頂の余韻に浸っていると、浴衣が擦れる音がした。 見上げると、上司のあまり見慣れぬ胸板が覗いて、 自分よりもしっかりと鍛え上げられたそれは、厚く、それからいい匂いがした。 課長も、興奮してくれているのかな。 なんて、半端に脱がれて巻き付いてるだけの浴衣を見てそんな事を考えて。 言われるままに足を少し上げて、あなたの身体が滑り込んできたならこれからされる事への期待と恥ずかしさで、かぁっと顔を赤くする。 「っ、ロビン、さんの……で、俺の中、かき回して、満たして、ほし……っ 俺のいいトコすりすり、して……全部俺の奥に、出して、ぇ……ください……」 早く挿れて欲しくて、求めるように素直に口に出すけれど。 それでも恥ずかしいものは恥ずかしい。 言えない単語はもごもごと、言葉を濁した。 (-66) 2022/10/03(Mon) 0:07:56 |
【秘】 正社員 千堂 歩生 → 経理課 富武 瑛「ん…っん…ふは、んふ、ふ…本当、カワイイですねぇ。」 拒否されなければ貴方の額に唇と落とした。 そうして両腕を固定していた縄も外す。 縄を外す仕草も艶っぽくなるのは、癖の一つか。 「付き合わせて辛かった、ですかねぇ…? アフターケアはしますよ。 俺の事は心配しなくて大丈夫です。ちゃんと自分で掻き出せますからね?」 くすり、小さく笑って首を緩く傾けて使い終わった縄やエネマグラは袋の中にぽい。 (-67) 2022/10/03(Mon) 0:25:05 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信「ら、来世の自分が可哀想ですね……」 当たり前に身を清めてもらうのに、少しばかり困惑した表情を。 だって相手は上司ですから。 これくらいは自分でと思うものの、どうにも寄り添ったまま動けそうもなく、結局あなたの世話になってしまっただろう。 それはそれとして、テスターの事を言われると……。 「…………?」 きょとり、とした表情を。 一瞬何の話かもわかってないが、覚えてないわけではない。 味わったものがあまりにも強烈だったから、言われたことをすぐに思い出せないだけのようだが。 「……ええと……あれ……」 それでも、なんとなくじわじわ思い出してきたのか。 なにか嫌な予感がしたのか、はわわ……と口に手を当てた。 (-68) 2022/10/03(Mon) 0:28:51 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビンこちらの言葉への、応答にしては妙な一言。 あんまりにも短いものだから、そこがどこを示すのはやっぱり気づけなかった。 何を、と問うよりは、口付けを味わっていたかった。潜り込んでくる舌が己を探ってくる。多分、最後に飲んだビールの味がキミの舌にうつる筈。……キミの唇、舌も違うビールの味がするんだろうか。粘膜を絡めて、唾液を啜って飲み込んで垂らして、ああ、もっと欲しいなと両手でキミの髪をくしゃりと優しく押さえて、更に深く、深く。 両手はキミを捕らえるのに忙しいから、脱がしてくれるのはありがたい。一番下までボタンが外れて、何とも頼りない胴が現れる。もう見慣れただろう貧相な身体を、手のひらがなぞればまた印象は変わるのだろうか。 大きな手のひらが滑り落ちていく。 薄っぺらい胸板や肋骨が浮く体も触られるのは別にこれが初めてというわけではないのに今は、まるで、受ける印象が異なる。 粟立つ感覚は、どうしようもない。口付けの合間に、はあ、と零す息は酷く熱い。 「ガキじゃないんだから、遠慮すんな……、や。違うなあ。オレもさあ、今熱いし、苦しい。 でも、さあ。 オレ、ロビンちゃんがセックスんとき、どんなことしたいのかなんも知らなくて。 しゃぶられるの好きなら喉に突っ込まれたっていいし、突っ込んでほしいって言うなら喜んで突っ込むよお。 ロビンちゃんの一番好きな形でヤらせてやりたい、ヤりたいからさあ、大事にしなくても構わんから、そこだけ聞きたいなあ」 このまま流されて何となく抱かれて、それで満足は多分、出来ない。 ここばかりは性分。自分の邪な妄想はあれどそんなものよりずっと大事なものがあるから。 (-69) 2022/10/03(Mon) 0:32:06 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生「お、男が可愛いって言われても……」 嬉しくはない。 といいながらも気恥ずかしそうに頬を赤らめながら、落ちてきた唇を受け入れて。 縄がはずれてやっと自由にはなっても、そのまますぐに動けるわけもなく、へなへなと壁に崩れ落ちた。 それでも辛かったかと問われると首を横にふる。 だって、辛かったというよりも、これは。 「き、気持ち良すぎて…… これじゃないとイケなくなったらどうしてくれる……?」 そっちの方のアフターケアはしてくれるのか? と、きれいな顔のままのあなたを恨めしそうに見上げた。 (-70) 2022/10/03(Mon) 0:34:36 |
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