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【見】 3-A 矢川 誠壱[ 小さく呟くように呼びかけた。 振り返ってくれるだろうか。 わからない。あんなことをしたあとだ。 だが、立ち去るつもりはなかった。 振り返ってくれないのならば、 その背中に語りかけるまで。] こっち向かなくてもいいから、聞いて [ 心臓がうるさい。 ああ、自分のせいなのに。 話すって、こんなに怖かったっけ。] …さっき、ごめん、 [ 声が少し、震えたから、唾を飲んだ。]* (@58) 2020/11/30(Mon) 21:16:37 |
【独】 3-A 矢川 誠壱/* こう、感情がそんなに表に出ない五反田くんが、少しずつ人間らしく…というか、感情が目に見えるようになってきてなんだかとてもほっこりするし、うれしくなってしまう (-334) 2020/11/30(Mon) 21:53:33 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 後ろからでもわかる。 呼びかけたら跳ねた肩に、ずき、と痛んだ。 近づきかけた足を止めた。 これ以上距離を詰めるのは、躊躇われたから。 震えた声で返事がかえってくる。 怖い、だろうな、と思った。 体調が悪い時にあんなふうに、 詰め寄って、捲し立てて、呼吸すら奪って 友達だと思ってくれていたと思うのに、 あんな、酷いことをした。 だから、謝った。 声が震えたのは、気のせいじゃない。 止めようと、唾を飲んで、一度下を向いて、 それからまた、窓から差す月の光が 半分だけ照らすその背中を見つめた。] (@59) 2020/11/30(Mon) 22:22:52 |
【見】 3-A 矢川 誠壱──悔しかった [ 「なんで」に続く言葉はなかったけれど きっと「なんであんなことをしたのか」と 問われたのだと思ったから。] 雨宮が悩んでんのに、 苦しんでんのに、それを吐き出したり 誤魔化すために選んだのが、 俺じゃなかったのが。 [ かっこ悪い。ほんとに。] 雨宮は俺にとって─── 特別で、大事な人だったから。 同じ位置に、立てなかったことが、 悔しいって、俺のエゴだった。 [ それからゆっくり息を吸う。 思ったよりも落ち着いていた。 さっき、あんな短い謝罪でさえ 震えていたのが、嘘みたいに。] (@60) 2020/11/30(Mon) 22:23:42 |
【見】 3-A 矢川 誠壱───さっき、倒れる前、 言いかけたこと、さ、聞いていい? なんでもいい。 俺のこと、軽蔑してるなら、 それも、受け止めるから、教えてよ。 * (@61) 2020/11/30(Mon) 22:23:58 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 詰まった声。 ふたりだけの廊下では、そんな小さな 呟きでさえちゃんと耳に届いた。 ほんと、まったく、その通りだなと。 眉尻を下げて、また小さく「ごめん」と 謝った声は届かなかったのだろうか。 特別で、大切な、友人。 間違いない。それは間違いないのに。 どうしてこんなにも、突き放されたような 心地がしてしまうのだろう。 ずき、と胸が刺されたように痛む。 ゆっくり、ゆっくりと少しずつ。 月が太陽に照らされてその姿を 現していくように。 振り返った雨宮の顔は、苦しげに、 泣きそうに歪んで、それでも、笑って。 聞こえた言葉に、眉根が寄る。] (@66) 2020/12/01(Tue) 9:37:32 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ ずっとわかんないままだったら? それは、バレなければよかったと。 人肌の温もりに溺れて、 誤魔化していたことを、 悟られたくなかったと? そう、頭をよぎるけれど。] なあ、雨宮 ほんとにそれが、あのとき 俺に言いたかったことなの。 [ 動かしかけた足を止める。 距離は詰めない。 こちらから動くのは、違う気がした。] (@67) 2020/12/01(Tue) 9:37:49 |
【見】 3-A 矢川 誠壱あのとき、キスしたのは、エゴだった。 なんで俺じゃないんだよって、 雨宮の隣にいるのは俺がいいのにって 誰でもいいなら俺でもいいじゃんって そういうことじゃないって 頭ではわかってても、止められなくて。 ───俺さ、今まで誰かと付き合っても 好きになったこと、ないんだよ。 だからわかんなくて。 わかんないんだけど、さ、 っ今まで、付き合ってきた 誰よりも、なによりも、俺は、 お前の「特別な人」になりたかった。 [ それが、友達の域をでなかったとしても。]* (@68) 2020/12/01(Tue) 9:38:04 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 止められないまま、ただ、 溢れて、こぼれて、また、 捲し立てるようにして伝えた言葉。 冷静になってあとから思い返せばきっと なんて重いこと言ってんだ、とか めんどくさいやつだな、とか 俺ほんとカッコ悪いな、とか いろいろ思うことはあるんだろうけれど 今はただ、伝えることが大事で いままであんまり言葉にせず、 ずっと逃げて、生きてきた分が まとまって押し寄せたみたいに口から出た。 光に照らされて見えた雨宮の顔が、 また、少し歪んだのが見えた。] (@69) 2020/12/01(Tue) 12:50:04 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 小さく聞こえた言葉には、 否定も、肯定もしない。 泣いてる?笑おうとしてる? それは、なんで? とかまた湧き上がる感情を抑えて、 唇を結んで、もう一度、開いて。 ゆっくり告げられたW言いたかったことWに 喉奥から迫り上がるなにかをまた、抑えた。 一歩、近づいた距離。 なのに、どうしてこんなに遠いんだろう。 聞くべきだと思った。 聞かなければいけないと思った。 それがなんだったとしても、受け止めなければ いけないと覚悟していた。 鼻からゆっくりと空気を吸い込む。] (@70) 2020/12/01(Tue) 12:50:20 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ うん、うん、と2度頷いた。 きっと喜ぶべきことだ。 そこに立つのは自分ではないと思う。 特別になりたいと願ったところで 自分では、そこには─── 一度下を見て、また顔をあげる。] 教えてくれてありがとう。 それと、ほんと、ごめん。 [ 下手くそな笑みを向けて、 それから、ふうーーと息を吐いた。] なんかいろいろいったけど、 ちゃんと、応援するし、 遊びはやめてさ。 俺のこと、気持ち悪くないなら、 これからも友達でいてよ。 [ そういって手を差し出す。 これ以上、聞きたくはなかったから線を引いた。 彼が手をとってくれるのなら、握手をしよう。] (@72) 2020/12/01(Tue) 12:51:35 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ へら、と笑いかけて、それからやっと、 「体調は?もう大丈夫?」と尋ねるのだ。 恋と呼ぶのだろうか、この気持ちを。 こんなどす黒くて、苦くて、痛い気持ちを。 犬に噛まれたと思って、とか あのキスを忘れてもらうために 誤魔化す言葉も考えたけれど、 口にするのはやめた。 あれがきっかけで嫌悪感を感じて、 彼が自分の思いに気づいたのだとしても、 最悪だと、思われていたとしても。 後悔、していたけれど、それでも、 あのキスを、なかったことには したくないと思ったから。] (@73) 2020/12/01(Tue) 12:52:12 |
【独】 3-A 矢川 誠壱/* 雨宮くんは本当に長々ともだもだに付き合わせて申し訳ない… 矢川もっとかっこいい予定だったんだけどな……めったゃカッコわるいですね…… お仕事に戻ります** (-356) 2020/12/01(Tue) 13:00:41 |
【見】 3-A 矢川 誠壱 ───林間学校の帰り なんか……ごめん……近藤さん…… [ それは色々あった林間学校も なんだかんだで無事終わりを迎え、 帰りのバスへ乗り込もうというときだったか。 声をかけてくれた後輩と、 しばし話したあと、差し出された紙袋。 「なにこれ?」と尋ねると中身は リップクリームだという。 なんでまた、とぱちくり目を瞬かせれば 「かさついていたので」 とはっきり言われれば固まりもするものだ。 言葉に詰まって、視線が下がって、 冒頭のセリフが落とされたのである。 なんだか居た堪れない気持ちもありつつ いろいろやってしまったことも 思い起こされつつ、顔を両手で覆えば、 短く「うぅ、」と唸った。] (@74) 2020/12/01(Tue) 15:12:44 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ いや、うん、あっけらかんとしてて とてもいいと思う。 あんなこと、頼まれたからとはいえ してしまったあとだったから、 むしろ気遣いさえ示してくれる彼女に 悪気は全くないのはわかっているし 感謝して受け取るべきなのだけれど。 居た堪れない気持ちは察して欲しい。 傷ついてはいない。 断じて傷ついてはいない。 技能に自信はなかったとは言え、 なけなしのプライドがべきべきに へし折れたとかそんなこと思ってない。] あ りがとう…もらっとくよ… [ どうにか顔を上げて受け取れば、 ぺこりと頭を下げた。 それからしばらくの間、リップクリームを きちんと塗るようになる。 バンドメンバーに「なんで急に美に目覚めた?」 と聞かれたけれど答えることはなかった。 絶対に。]** (@75) 2020/12/01(Tue) 15:13:19 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ そんな顔って、どんな顔だよ。 俺は普通にしてるはずだ。 ちゃんと、友達の顔をして、 特別になれなくたって、 友達でいられるならいいって。 この感情に名前をつけられないのは どうしてか、なんて考えたくない。 笑ってるだろ、ちゃんと。 差し出した手を取られたら、 自分の中で引いた線をもう一度なぞって。 カッとなって、なんにもうまく 整理できないままここにきてしまったから。 ちゃんと、見直そうって、 もういっかい、向き合おうって思ってた。 もう一度繰り返された「サイアク」に ずく、と疼くように痛んだ胸をおさえて。 口角を引き上げて、謝ろうって、 そう、思ったのに。] (@76) 2020/12/01(Tue) 17:02:57 |
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