ふふっ、そんなに私と一緒に居たい？


［　揶揄うように笑って君の顔を覗き込むと、
　　繋いだ手の指を絡めてみせた。



　

　　　ん、楽しみに待ってる。>>60

　
　　　

［　アプリのスケジュール帳に記帳している姿を見て
　　なんで？って聞いてみたことがあったけど
　　理由を知ることは出来たかな。
　
　　もし理由を教えてもらえたなら
　　私も君の真似をして君と何処へ行ったか
　　何をしていたか、日記をつけるようになった。
　
　　日記、と言ったって大したことは書いてない。
　　A6サイズのノートに日付と行き先と行動を記すだけ。
　　何か食べた時はレシートとか
　　遊びに行った先の入場券を貼ったりして。

　　何を思ったのかは一切書かない。
　　行動記録みたいなもの。

　　アプリじゃないのは形あるものとして
　　手元に残してみたかったから。　　］

　

　　　大切………に食べる程じゃない、けど。
　　　多分まずくはないはずだから
　　　食後のデザートにでも。


［　ただの思い出作り。
　　ちょっとしたロールプレイみたいなもので。
　　お礼の気持ちは込めたけどそれ以上のものはない。



　

***


　　　送ってくれたサイト、見たよ。
　　　メロンパンが美味しいってあったし楽しみ。


［　放課後、教室に来てくれた君と
　　自然に手を繋ぎながら、下校するんだ。

　　今日何があった、とか他愛ない話をしていれば
　　少し人通りの少ない場所に出て。

　　ちょっとした悪戯をしたくなった私は　］

　

　　　ねぇ、あっち！見てみて！！！


［　ちょっと大げさなくらいに適当な場所を指して
　　君の視線を私から逸らそうとする。

　　もし、君が素直に
　　私が指した方を見てくれたなら―――。　］

　

　　言うねぇ、僕だってやられっぱなしじゃないからね！

　　　うん。そうだよ。
　　　だって幸阪だもん。


　［　なんの躊躇いもなく口にすると
　　　幸阪に目を逸らされてしまった。>>6


　　　それはそれとして、
　　　楽しみって言ってもらえたら。

　　　前に理由も教えたスケジュール帳に>>68
　　　幸阪との新しい予定表にいれて。
　　］

　　　大切に食べるよ。
　　　だって幸阪が作ってくれたんだから。


　［　食後のデザートにしようかな
　　　それともおやつにしようかな。

　　　考えているだけで楽しくなって。
　　　僕は満足気な表情で、彼女と別れたんだ。　　］