【人】 末っ子長女 シャーレン―数年前のこと― [ストール片手に飛び出したはいいものの、普段散歩に行く場所から更に離れリル族が住む場所へ近づいた頃には道がわからなくなっていた。 顔が見えないように持っていたストールで隠す。 シャーレン自身に偏見はなくとも、リル族の者は偏見があるかもしれない。 ヴィス族だとわかった時に何かあってはいけないと顔を隠したまま海の見える場所までなんとか辿り着いた] あれが…海? 湖や川とは本当に違うのね。 とても…広大だわ。 海の水はしょっぱいと書いてあったけど本当かしら? それに、あそこにあるのってなにかしら。 [好奇心からキョロキョロと辺りを見回していた時。 後ろから声が掛かったかもしれない>>63] (77) 2021/12/02(Thu) 22:19:59 |
【独】 狐娘 レイ/* シャオロンくんの幼い頃の拙い話し方と今の擦れた感じの話し方のギャップがいいな〜。 まるでぎゅってしてっていうのがはちゃめちゃに可愛い……。 どうやって大人の彼と縁を結んでいこう、迷うな……。 (-12) 2021/12/02(Thu) 22:22:49 |
【独】 狐娘 レイ/* ……と、ここまで考えてシャオロンくんも現軸で話しかけようとしていたのなら私の動き相当軽率だったのでは……!? ペア村のペア村以外の方とのお話難しい……!! やっぱり話しかけない方が良かったかな!? (-14) 2021/12/02(Thu) 22:25:35 |
【人】 翠眼 ユンチェ……わ。 [荷台に揺られているうちに、本来能天気なのにあまり良くない方向へ物事を考え始め、伝え聞いたユンチェの妻となる女性について思い巡らしかけたところで、目的地に停泊する船に目を見張った。] うーん…… [正直、好奇心は刺激されるが……どう考えてもあれはリル族側の船だ。 こうして婚姻が結ばれることになったにせよ、ヴィス族にとっては敵陣地のようなもので、敵意が希薄な自分でもなかなか近付こうという気はしなかったので、荷台の上の物が降ろされるときに一緒に下車するまでに留まって。] (78) 2021/12/02(Thu) 22:27:20 |
末っ子長女 シャーレンは、メモを貼った。 (a14) 2021/12/02(Thu) 22:30:14 |
【人】 御曹司 ジャヤート―― 数年前:海の上で ―― [海で見える魔物には様々なモノが居る。 元の姿をしたものもいれば異なる姿となった魔物もいる。 小さいものは魚サイズであるが大きなものになると帆船程度には大きくなる。 亀であるもの、鯨であるもの、蛸や烏賊であるもの。 どれも帆船を餌のように、遊び道具のように襲いくることが多い。 空を翔ける一筋の蒼状。 蒼い波動を纏ったジャヤートが波乗り板に乗り空を翔ける。 軌跡を複雑に描きながら帆船の行く手を遮る鯨の魔物に向けて突進していき魔力を噴出して波乗り板を回転させはじめていく。 回転する波乗り板は波動を刻み刃とする。 弧を描く軌跡はそのまま大型の刃物となりて――] (80) 2021/12/02(Thu) 22:33:19 |
【人】 御曹司 ジャヤート アウラァイェンスラァァァァッシュッ!! [ジャヤートは最後に波乗り板を蹴り出すと宙に飛んだ。 波乗り板は回転する刃となったまま不気味なほどにあっさりと鯨の魔物を切り裂きブーメランのような軌跡を描いて飛んでいたジャヤートの足元まで戻りその上に降り立った。 吹きつける風に荒れた髪を指を櫛代わりに撫でつける。 鯨の魔物は棄てる場所がほとんどない。 油は様々な使い道があるし肉は食用となり骨は材料となる。 そう、なるだけ綺麗に倒したいものなのだ。 だから稀に怒られる時、大体大技で無駄な創をつけたときであり今回もそうであった] (81) 2021/12/02(Thu) 22:33:23 |
【人】 御曹司 ジャヤート[怒られたジャヤートが陸に上がると大体向かうのは>>62コンの果物売り場だった。 何度も怒られているがこればかりは一向に直りはしない。 親父が見てなければ褒められるのとやはり見た目で格好いい倒し方の方が格好いいからだ。 怒られるのは仕方がない。 けれど気持ちが良いものでもないから新鮮な果物を食すに限る。 手に持つ袋に鯨の油や肉、アンバーグリスを小分けにして入れて物々交換を強請るのだ。 自分たちは商人である。 港で買い付けを行い、違う港で売る。 物を作る投資はするが自分たちで物を作ることはなく。 作り手とのコネクションというものは大切にし育て作りあげる意志を高く買っていく。 未だに商売人ではない身分。 物々交換を持ちかけてはどう返されたか。*] (82) 2021/12/02(Thu) 22:33:31 |
【人】 シオン[>>36視線を遣っていればレイが視線を上げたので、不自然にならないように前を向いた。 >>14道の隣を流れる川を、船が遡って行く。ジャヤートの家の家紋が描かれた白い帆が風を孕んで翻る。ジャヤートはこの度の婚姻を嫌って逃げ出そうとしたらしい。 マストに吊り下げられた蠢くものがなにか、気づいているからこそ、目視で確認したくはなかったからそっと視線を逸らした。 >>70逸らした視線の先、物憂げな表情のコンが見えた。心ここに在らずといった風情。彼も、此度の婚姻に思うところがあるのだろうか。 いつからかその顔を仮面で覆って、どんな顔をしていたか忘れてしまっていたけれど、久方ぶりに見て小さい頃を思い出した。記憶にあるのは笑顔ばかりだったとおもうけれど。 コンもジャヤートも女よりも歳下であるから、婚姻相手として意識したことはなかったが、弟のように思っていた。 ふたりも、幸せになって欲しいと思う*] (83) 2021/12/02(Thu) 22:37:17 |
翠眼 ユンチェは、メモを貼った。 (a15) 2021/12/02(Thu) 22:39:06 |
【人】 怪力 シャオロン[「結婚」という言葉と、その意味を知ったのは何時だっただろう。 恐らく「女」の身体を教えたどこかの家の嫁だった。 「旦那」と「結婚」しているから、こうしていることは誰にも言ってはいけないと言われた。 出て来た単語に何処か聞き覚えがあるような気がしたが、気の所為だろう。 それを知る機会など他になかったのだから。] レイの「だんなさま」になることが、「かぞくになる」ってことか? ふーん……。 [花よりもきれいに微笑んだ彼女>>65のことは、思い出せなかった。 「おうじさま」という単語は、22になった今でも他に聞く機会などないまま。>>66] (84) 2021/12/02(Thu) 22:40:19 |
【人】 怪力 シャオロン[彼女のことをすっかり忘れている小龍は、自分の番となる「澪」の文字を見ても全く心が動くことはなかった。 名前と歳だけ知っていて何になるというのだろう。 それを聞いても聞かなくても相手を変えられる訳でもなければ婚姻自体が取り止めになることもないのに。 候補者は一緒に合流地点に向かう。 似た年齢の男女とあれば、狭い村の中では幼馴染という関係であるのがふつうかもしれないが、小龍は同年代と離されていたので、近くにいる彼等のことをまるで知らない。 そして、今から知っていこうとする積極性も持ち合わせていない。 ぶすっとした顔のまま、流れに沿って移動していた。*] (86) 2021/12/02(Thu) 22:41:35 |
【人】 光の尾 マンユゥ―合流前・シャーレンと― うぅぅ、ねえさまぁ…… わたしだってねえさまの花嫁姿楽しみにしてたんですよぉ ねえさまには心通わせた男の人と結ばれて 幸せになってほしいと思ってたのに……… [幼い頃、彼女に読んでほしいとねだったのは 素敵な恋の物語が多かった。 子ども心にいつかわたしも こんな恋がしたいと心を躍らせたものだ。 彼女に想い人がいるのだと聞いたことはあったか、 なかったとしても婚姻に思う所はあるだろうに 気丈に慰めてくれる彼女に甘えて弱音を吐く。>>75 こんな調子では同族の青年に 憐憫じみた視線>>41を向けられるのも 無理からぬことであろう。] (87) 2021/12/02(Thu) 22:48:56 |
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