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![]() | 【人】 子育て奮闘中 柚乃──別日・屋敷の中 「柚乃、元気にしてたか」 くろーくん、お久しぶりだね〜。 見ての通り、凄く大変〜。 でも、可愛い子供たちのおかげで頑張ってる〜! 「ならよかった。あれは?」 旦那さま?お仕事〜。今日は朝からいないの〜。 [ ある日のこと。 彼女は贔屓にしている呉服屋の相手をしていた。 彼女は和装をしないので、 屋敷に仕える女中や庭師たちのために 彼らを数ヶ月に1回、屋敷へと呼んでいる。 この屋敷において メイドと女中は別のものである。 メイドは彼女と同じく洋装で、 主に彼女の身の回りの世話を担当しており、 女中はまだ江戸名残の和装で、 主に屋敷内の全てを担当している。 ] (56) 2021/02/01(Mon) 15:40:34 |
![]() | 【人】 子育て奮闘中 柚乃[ それぞれの出身に関しては問わず。 元々がどんな身分だろうと、 彼女は等しく雇っている。 同僚の中で 村八分のようなことをしていれば、 彼女は無慈悲に首を切り、 戻ってこないで、と告げる。 それが唯一、穏やかな彼女が 『女主人』 として振る舞う機会である。 ] (57) 2021/02/01(Mon) 15:43:31 |
![]() | 【人】 子育て奮闘中 柚乃[ 話を今に戻すと、 現代で言う福利厚生として、 この屋敷に仕える人間は 無償で定期的に着物や作業着を 誂えることができるのだ。 採寸等をしている間、 代表として来ている客人の相手を、 いつも彼女はしている。 話していると、ふと彼女は思い出した。 ] (58) 2021/02/01(Mon) 15:45:43 |
![]() | 【人】 子育て奮闘中 柚乃 くろーくん、甘味をたくさん持って帰って〜? 「いいのか?」 まいちゃん、最近お疲れみたいだから あの人がたくさん買ってきた 南蛮菓子持って帰ってほしいの〜。 [ 思い出したかのように、 そばに置いている小さなベルを鳴らし、 用意していたものを持ってきてもらう。 彼女が相手をしていた男性は その量に、一瞬眉間のシワが深くなった、 ような気さえ。 しかし、ため息を吐いた彼は ありがたくいただくことにし、 彼についてきていた従者に運ぶよう伝えた。 ] (59) 2021/02/01(Mon) 15:46:31 |
![]() | 【人】 子育て奮闘中 柚乃「あの量、どう考えても半分くらいだろ」 だってまたすぐに買ってくるし〜、 いいかなぁって思ったの〜。 「怒られるなよ」 いいの〜。まいちゃんにあげたって言ったら、 あの人は許してくれるし〜? 「黒羽様、採寸全て完了いたしました」 「わかった。納期はまた追って連絡する」 [ 客間入り口から声が聞こえ、 全ての工程がおわったと伝えられた。 客人が腰を上げると、合わせて彼女も。 そして、玄関先までついて行き、 1通の手紙を彼に任せる。 彼は宛名を見て、相変わらず、と呟くと、 車の中に乗り込んで屋敷を後にする。 彼女は手を振り、他は深々と頭を下げ。 ] ふふん、まいちゃんのお返事楽しみ〜♡ (60) 2021/02/01(Mon) 15:51:16 |
![]() | 【人】 子育て奮闘中 柚乃[ まだ携帯もなければ、電話さえ貴重な時代。 手紙というものは頻繁に送ることができる 唯一に近い手段だった。 鼻歌を歌いながら、彼女は中へ戻り、 客人の相手中メイドに任せていた 息子のもとへと、歩みを伸ばすのだった。 ]** (61) 2021/02/01(Mon) 15:53:22 |
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![]() | 【人】 三橋 夕凪あーやばい絶対間に合わない…… [左手に握ったスマホの時計表示にちらりと 視線を落とし、がっくり肩を落として項垂れる。 図書館で借りた本の期限が今日までだったのを いつものようにすっかり忘れていて、 いつものようにぎりぎりに思い出して、 慌てて下宿先を飛び出したものの、 普通に考えて閉館時間には完全に間に合わないと、 いつものように今、知る。 はー、とため息をひとつ落として ゆっくり踵を返した。 肩から下げたトートバッグの中、 重たい本が数冊ごとん、と傾いて、 よいしょ、の声とともに持ち直す。] (62) 2021/02/01(Mon) 18:39:38 |
三橋 夕凪 は、メモを貼った。 ![]() (a12) 2021/02/01(Mon) 18:44:54 |
![]() | 【人】 半裸刑事 エロンボ♂[ 具体的な情報が何も集まらないまま、辺りは夕闇に包まれた 夕飯をとろうと食堂を訪れたが、こんな事件が続いているから営業はしていないと言われた。中に客が居たような気がするが 宿をとろうともしたが、どこも満室だと追い返されてしまった。空室だらけに見えるのだが この街では観光も主要な産業だと聞いていただけに、住民がここまでよそ者に厳しいのは意外だった やはり事件が人の心を変えてしまったのだろう … ビュウっと刺すような冷たい風が股をすり抜けて行った このままでは凍えてしまうので、荷物からマフラーと手袋を取り出す ふと頭上を仰ぐと、そこには宝石を散りばめたような星空が拡がっていた あまりの美しさに思わず息を呑む こうして夜空を見上げたのは、いつぶりだっただろう それはともかく、今日は野宿かな ]* (64) 2021/02/01(Mon) 19:00:36 |
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![]() | 【人】 忘愛症候群 リク[ 「 夕凪お姉ちゃん。 」 幼い少女は自分より年上の女の子を見上げると そう言葉にして、花のように笑った───。 ] (65) 2021/02/01(Mon) 19:25:26 |
![]() | 【人】 忘愛症候群 リク[ なんでもない、なんて 涙を流しておいて 説得力ないかもしれないけれど 知らない相手にそう、 踏み込む人もいないだろうって。 相手がそれ以上声を上げないのなら 鞄を持って移動しようと思うけれど。 声をかけてくれるのなら、 ……どうしようかな。 ]* (67) 2021/02/01(Mon) 19:25:54 |
![]() | 【人】 どこかのあるじ ???[少女は柱時計の側を離れ、廃校舎全体を一望出来る 場所へと舞い降りた。 彼女にとってはこの場を鳥瞰するのも、 その一瞬ののちに見たい箇所をズームアップするのも まるで息を吸うかのように造作もない事。 廃校舎の外の町並み。整然と区画されたその一部が歪み かけているのを、記憶を辿り再構成し 具現化されたイメージを投影する。 すると歪みは取れ、本来そこにあった無機質な ビルディングが再び姿を表した。 ] (68) 2021/02/01(Mon) 19:27:02 |
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![]() | 【人】 どこかのあるじ ???[少女は中に浮いたまま、 もう一度、客人を呼び込む手筈を反芻する。 本日の午前零時、鐘の音を合図に人々はここに来る。 彼らは 現実世界で一旦気を失い、 目を覚ますとなぜかここに来た ように錯覚するのでさぞ驚くことだろう。 そしてさらに次の日… これが、少女にとっての本番だ。 ] (69) 2021/02/01(Mon) 19:27:45 |
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忘愛症候群 リクは、メモを貼った。 ![]() (a13) 2021/02/01(Mon) 19:29:19 |
![]() | 【人】 どこかのあるじ ???T 魔術師 -意志・手腕・外交-(帰)3日後の零時の鐘と共に元の世界へ脱出可能 (固)新たな出会いから身の回りの世界が開ける U 女教皇 -秘密・神秘・英知-(帰)3日後の零時の鐘と共に元の世界へ脱出可能 (固)冷静な目を以てすれば解決の糸口が見える W 皇帝 -統治・堅固さ・防御・同盟-(帰)3日後の零時の鐘と共に'任意の'世界へ脱出可能 (固)人の上に立つ力を得る Y 恋人 -魅力・愛美-(帰)3日後の零時の鐘と共に元の世界へ脱出可能 (固)自分なりに大きな決断をすることで恋愛が成就する Ⅻ 吊るされた男 -英知・慎重・試練・直観-(帰)3日後の零時の鐘と共に元の世界へ脱出可能 (固)過去の失敗に向き合う運命となる XY 塔 -悲嘆・災難・不名誉・転落-(帰)3日後の零時の鐘と共に'任意の'世界へ脱出可能 (固)近い将来、不慮の事故に見舞われ絶望する (71) 2021/02/01(Mon) 19:31:21 |
![]() | 【人】 どこかのあるじ ???XZ 星 -希望と吉兆・瞑想・放棄-(帰)3日後の零時の鐘と共に元の世界へ脱出可能 (固)状況が好転し将来や夢に対し前向きになれる X[ 月 -隠れた敵・幻想・欺瞞・失敗-(帰)3日後の零時の鐘と共に元の世界へ脱出可能 (固)疑心暗鬼に陥る X\ 太陽 -物質的な幸福・幸運な結婚-(帰)3日後の零時の鐘と共に'任意の'世界へ脱出可能 (固)愛する者と清濁併せ呑み運命を共にする XⅪ 世界 -完成・約束された成功・旅-(帰)3日後の零時の鐘と共に'任意の'世界へ脱出可能 (固)障害や困難を乗り越え安寧を得る 00 愚者 -夢想・愚行・極端・熱狂-(帰)3日後の零時の鐘と共に元の世界へ脱出可能 (固)軽率な行動によりささいな失敗を招き、恥をかく ※帰:帰還効果 固:固有効果 (72) 2021/02/01(Mon) 19:32:55 |
![]() | 【人】 どこかのあるじ ???[どのタロットも手のひらにすっぽり入る 大きさで、簡単に見つけられるものではない筈。 枚数は…人数ギリギリだろうか。 しかしタロットの所有者が望めば、 もう一人にも効果を発動させることが出来るので さして問題はないはず。] それにもう一つ。 ごく個人的でささいな理由があるのだけど。 (73) 2021/02/01(Mon) 19:33:20 |
![]() | 【人】 どこかのあるじ ???[一部の帰還効果にある"任意の世界への脱出"は、 万が一…今回招く客人同士が仲を深め合い、 互いの住む世界を見てみたいと思うことも あろうか、という計らいだ。 とはいえ、これは単なる少女の酔狂の産物である。 一旦他の世界に行ってしまえば もう元の世界に帰る術など無くなるのだから。 ――再び、"選ばれ"ない限りは。] (74) 2021/02/01(Mon) 19:33:32 |
![]() | 【人】 どこかのあるじ ???[固有効果もタロットによって様々だ きっと客人に影響を及ぼすタイミングも まちまちになるだろう。 中にはここからの脱出にあたって、 少なからぬ代償を払わなければならない物もある。 …それでも、きっと彼らは外に出たいのだろう。 自分の元を立ち去る幾人もの後姿。 既におぼろげになったそのすがたかたちを 思い出しながら、そう独り言つ。 とにかく。 これらを客人達に説明するのはもう少し先… 彼らを招いてからさらに24時間あとの事。 そう柱時計に向けて頷いた。 ]* (75) 2021/02/01(Mon) 19:34:03 |
どこかのあるじ ???は、メモを貼った。 ![]() (a14) 2021/02/01(Mon) 19:36:36 |
忘愛症候群 リクは、メモを貼った。 ![]() (a15) 2021/02/01(Mon) 19:38:17 |
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![]() | 【人】 三橋 夕凪……もしかして、リクちゃん? [記憶の中の、知っている子に、 どこか似ている気がして 半信半疑のまま、そう聞いた。 ]** (78) 2021/02/01(Mon) 20:01:16 |
![]() | 【人】 機関設計士 スタンレー[スタンレーは、夢を見ていた。 あたりは暗闇に包まれている。 遠くにマチが佇み、スポットライトのような光が、マチとスタンレーをそれぞれ照らしている。 マチは悲しい顔をして、こちらを見つめている。スタンレーは不安に駆られて、叫んだ。] 『マチ、行くな。』 [スタンレーの伸ばした手は、空を掴むばかり。駆け出すが、距離は一つも縮まらない。] 『スタンレーさん、私は、何処にも行かないよ。』 [遠いのに、声はやたら近くに聞こえる。悲しい笑みを此方に向けて、夢の中のマチは続ける。] 『離れていくのはスタンレーさんの方でしょう?』 * (79) 2021/02/01(Mon) 20:48:29 |
![]() | 【人】 半裸刑事 エロンボ♂[ いつの間にか目の間に二人組みの女性が立っていた 彼女らは…そう、声をかけたら逃げていったお嬢さん方だ しかし、何やら様子がおかしい 瞳は真っ赤な光を称えており、ただごとでは無い気配を発している 何ということだろう 昼間に会った時には、まるで気付かなかった こんなに…こんなにも酷い寝不足の人を見るのは初めてだ ] やあ、お嬢さん方。昼間はびっくりさせてしまったようですまなかったね しかし、今この街には不審者が彷徨いているという 君達も早く家に… 赤眼の女性: シネ! [ 言うが早いか、女性が刃物で斬りつけてきた ] (80) 2021/02/01(Mon) 21:05:30 |
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