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【独】 眼科医 紫川 誠丞/* みなさま芸が細かくて、あと趣向が違って面白い。 あとメモ貼るの忘れた……すみません…… そして読み返して、 るいるいかわゆ……ってなった(語彙力の敗北) (-23) 2022/05/23(Mon) 1:15:49 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 可愛いなんて母以外に久々に言われた。 母に一瞬意識が向きかけて一気に萎みそうになる気持ちを 可愛いの言葉だけに向けて引き戻す。 今この人に俺は可愛く見えてるのか。 昔の印象のまま固定されているにしても 昔だってそう幼くはなかった筈なのに。 如何して大の大人の男が可愛く見えるやら なんともおかしな話だと思うのに 何故だか悪い気はしなかった。 嫌な気分ではなかった。 どんな評価であれどんな見解であれ 彼に与えられるものなら、なんだって。 あの頃も今も変わらず彼が好きな証明なんて それだけで足りるだろう。 あと男に抱かれてるのも。 こんなに気持ちいいって知ってたとしても 彼以外になんて、考えるのも嫌なのだから。 ] (*4) 2022/05/23(Mon) 2:17:34 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 興奮の滲む彼の荒く艶やかな呼吸の音。 潤いも足さずに交わる結合に女を抱く時のような水音はなく 汗に湿る肌同士が当たる音と軋むベッドの音が耳についた。 馴染みのある分かり易い快感を以て 欲望の弾ける瞬間へと向け急速に駆け上がりながら 覚えたばかりのまだ不慣れで、 それなのに強烈な心地よさを同時に味わわされて 頭が、混乱する。 男として生きてきた自分の体を作り替えられるような おかしな錯覚に酔い痴れて。 あとを追うように限界を訴える彼の声にぞくぞくと 絶頂の余韻とは違う法悦が駆け抜けて 熱いものを吐き出すさなかの体を休む間もなく 断続的に攻められ、声にならず吐息の音だけで喘いだ。 気遣いや手加減を取り払ったような力強い抽挿に 彼が彼だけの快感を求めて動いているんだと理解して 彼の欲をこの身にぶつけられ受け止めているんだと思えば 訳のわからない感情が込み上げてきて堪らなくなった。 愛おしさと呼ぶには如何にも狂暴で酷く淫らな。 言い表す言葉は見つけられる気がしない。 過去に抱いた女が興奮を煽る為紡いだ言葉が頭に浮かんで 「なかにだして」と強請った気がする。 彼を悦ばせるためではなく純粋に自分がそうされたくて。 きちんと言葉になった自信はない。 ] (*5) 2022/05/23(Mon) 2:20:14 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 元より入口の皮膚以外殆どが感覚を持たない内臓での交わりだ 中で震える感触も、吐き出された実感もまるでない。 けれど抱きしめられ重なる身体の震えと 生々しい呻き声に彼の絶頂を知る。 体はすっかり疲弊しきって重力が倍に感じるし ぜぇぜぇと繰り返す呼吸の音は耳障りで息苦しく もう指一本動かしたくないのに、興奮が醒めない。 熱くて、暑くて。 張り付く重たい身体が苦痛なのに心地よくて 離れがたくて背中の後ろに体重を預けようとすれば 未だ繋がったままのものが角度を変えて小さく呻いた。 え?萎えてないの?何故? いや、俺もだな?俺もだったわ。何故。 もうなにを考えるのもだるくて 疑問は浮かぶ傍から投げ出した。 重力倍増しに感じるクソ程重たい腕を死ぬ気で持ち上げて 首筋にじゃれついてくる頭をベタつく手で構わず撫でた。 何も考えない頭で、理由もなくそうしたかったから。 ] (*6) 2022/05/23(Mon) 2:20:53 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 気遣いの戻ったやり方で、すっかり弛緩した体を シーツの上に横たえられる。 死ぬほど疲れていたので逆らわず手伝わず体を預けた。 気遣うならまず抜けとは思ったが言わなかった。 離れたくなくて、言いたくなかったので。 予告通りに汗だくになった身体に 乾いたシーツの感触が心地よくて もぞもぞと蠢き湿っていない場所を探す ] ────、…───……、……っ、…… ……しにそ、……むちゃくちゃ、きもちよかった。 [ 遅れた返事を漸く紡げば、緩みきった口から涎が垂れかけて 垂らしてももう今更どうでもよかったけど 死ぬほど喉が渇いていたので無理やり飲み下す。 みずほしい。けど、いいたくない。 動きたくも離れたくもなかった。 ] (*7) 2022/05/23(Mon) 2:22:40 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 動きたくも離れたくもない、けれど 顔を見るためのろのろ体を捻れば 彼が出した分だけ多少の滑りを取り戻した中から ずるりと半端に彼が腹圧で押し出されて 強制的に味わわされる排泄と殆どおんなじ原始的な快感に ぞわぞわして戦慄きながら、ぅ゙あ゙とか色気の欠片もない なかなかにひどい悲鳴をか細く溢れた。 ぜんぶ抜けてないから まだこれを味わう事になるのがわかってしまう。 離れたくない以上の嫌を突きつけられて はふはふ喘ぎながらも 当初の目的を成し遂げるべく彼の顔を見る。 ひどく疲弊しきった顔はそのままに目だけギラギラしてる。 これは徹夜が過ぎて疲弊し過ぎたが為に分泌された 脳内麻薬でおかしなテンションになってる顔だ。 ] せんせぇも……誠丞さんも、きもちよかった? 満足したならねなよ。 ひっどいかおしてる。 (*8) 2022/05/23(Mon) 2:25:05 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 抜いて離れるのも、抜ける感覚も嫌だけど 半端な今の状況が、なかなかやばいとこを押してることに ばきばきに勃起しだす自身でもって察して、 意を決してずるりと完全に引き抜いた。 ずるりと内臓を道連れにするみたいに出ていくのが 気持ち悪くて気持ちよくて え゙だかあ゙だかわからない音で呻いて 謎の情けなさに泣き出しそうになりながらも 重い体を引きずって完全に向き直る。 どろっと産み出された直腸温度にほかほかになった 彼のやつを、そのままでは気持ち悪かろうと その辺のシーツを手繰ってかなり適当に拭いてやった。 自分の尻も気持ちわるいけどこっちは シーツで拭くのが流石に躊躇われてそのままに。 布団でもかけてやるべきだけど これ以上一切動きたくないし暑いので 寄り添うだけにしておいた。 いろいろ考えなきゃいけない面倒なことが かなり、だいぶ、残っている気がする けれど、眠って起きたあとの自分に ぜんぶ押し付けることにして。 ねなよ、おやすみ、を繰り返し 彼が目を閉じるのを見守ってから、自分も目を閉じて 泥のような眠りにずぶずぶと沈んでいった。* ] (*9) 2022/05/23(Mon) 2:27:27 |
【人】 転生者 アウローラ―― 数日後/学園内にて ―― [ それから数日後。 体調のほうはすっかり良くなった。 彼にも言われたけれど、 自分でも気づかないうちに無理をしていたみたい。 彼が部屋から消えた後、寮母さんが呼んでくれた お医者様からは結構なお叱りを受けた。 それから二日ほど休養を取ってから 授業に出てみれば、早々に積み上がっていた 課題の山を頂くことになった。 それをなんとか ――だけど無理のないペースでこなして―― たった今、最後の課題を提出し終わった。 ] (32) 2022/05/23(Mon) 5:17:05 |
【人】 転生者 アウローラ[ 失礼します、と 教授室の扉の前で一礼してから 足早にその場を離れていく。 ] アルカード、いますか? [ 人気のない廊下まで出たところで 小さな声で、彼の名前を呼ぶ。 姿は見えなくても、彼はいつだって傍にいる。 とはいえ彼がどこから姿を現すかは いつだって全く予測がつかないのだけど。 時に部屋の隅に横たわる影から、 ある時は至極普通に部屋の扉の向こうから 或いはわたしの影そのものから。 最後のは以前実演されたときに 流石に心臓に悪かったから、 正直、多用はしないでほしいのだけど。 ]* (33) 2022/05/23(Mon) 5:21:22 |
【人】 闇の精霊 アルカード呼んだか、曙の子。 [ 呼ぶ声に応じて姿を現す。 直近、娘の影から直に姿を現したときに 頬を打たれこそしなかったが涙目で抗議された故、 今回は普通に背後の中空からすぅと姿を現した。 ]* (34) 2022/05/23(Mon) 5:29:06 |
【人】 転生者 アウローラ[ 人の背後へふわふわ浮かびながら現れるのは どう考えても普通じゃないです。 ] …もう! その呼び方はやめてくださいって 言ってるじゃないですか。 [ わたしの名前は、 どうやら女神様の名前から取られたみたい。 「夜明け」を意味するその名前は あのゲームのタイトルにも通じていて、 我ながら可愛らしいと思う。 でも日本人としてはやっぱりその呼び方は お相撲さんみたいであまり好きじゃない。 (その人に非があるわけではもちろんないけど) ] (35) 2022/05/23(Mon) 5:35:24 |
【人】 闇の精霊 アルカード[無論、覚えている。>>36] お前こそ、あのとき我がなんといったか 覚えていないのではないか? 我は確かに、約束したぞ? [中空に浮かんでいた身体を、音もなく床へと降り立つ。 ついでに軽く、娘の額を指先で軽く小突いてみせてから、 此方を見上げる娘の瞳を、頭一つ上から見下ろして笑った] そもそも、娘よ。 我はお前の望みを叶えるためにここにいるのだ。 [無論、忘れたわけではあるまい?] (37) 2022/05/23(Mon) 5:39:12 |
【人】 転生者 アウローラつめた…っ。 [ 堪らず額に手を添えて。 面白いものを見た、と言わんばかりの すっと細められた眼差しに ほんの少しだけ、恨みがましい視線を送る。 あと、曙じゃなくて名前で呼んでほしいって言ったら ちゃんということ聞いてくれるのかしら、この精霊さんは] (38) 2022/05/23(Mon) 5:40:50 |
【人】 転生者 アウローラもう…。 でも、よかったです。 じゃあ、一度部屋に戻って着替えてきますから。 あとであの図書館で落ちあいましょう。 [ 頬の温かさと緩んだ表情はきっと隠し切れないまま 彼の返事を待つより先に寮のほうへと歩を進めた。 誰かと一緒にどこかに出かけるなんて まるで夢みたい。 この学園に入学して以来、今までずっと、 誰かと仲良くなることなんてできなかったから。 ] (39) 2022/05/23(Mon) 5:42:20 |
【人】 転生者 アウローラ[ この学園に入学してから、 攻略対象ではない、他の人たちとも、 自分なりに仲良くなろうと努めてきた。 でも、いつも上手くいかなかった。 どうしてかはわからないけど、 誰かと少し仲良くなるたび、 どこからか噂が聞こえてきては 周りの人たちから距離を取られる。 攻略対象ではない人たちですら そういう状態だったから。 ―――…だから、気がつくといつもひとりだった。 わたしは、不器用な人間だから。 気がつかないあいだに、他の人たちが嫌がることを してしまってたのかな、って。 そう思うと、とても怖くて、 同時に今その場にいることが申し訳なくて、 とても悲しかった。 ] (40) 2022/05/23(Mon) 5:44:52 |
【人】 転生者 アウローラ[ でも、今は違う。 わたしは今、ひとりじゃない。 たとえ、彼が人間じゃないとしても。 いつか世界を滅ぼす存在だったとしても。 わたしは、彼の友達でいたい。 それは、ただ、わたしの傍に居てほしいとか そういうことだけではなくて。 …彼にも、知ってほしいと思った。 この世界が、嘗ての「私」が愛した世界が、 とても美しいものだということを。 学園の背景も、イベント毎に変わる街並みも。 この世界でわたしが見て、聞いて、触れてきた、 いろいろなものを、彼に見せたい。 彼と一緒に、思い出を共有したい。 今のわたしには、そんな夢がある。 ] (41) 2022/05/23(Mon) 5:46:20 |
【人】 転生者 アウローラ[ そうして、部屋に戻って私服に着替えて 準備を終えたところで そのひとの姿が遠くに見えた。 ] ……あ。 [ ちょうど午後の授業に出るところだったのか。 友人(取り巻きなのかもしれない)に囲まれながら 廊下を歩いてくるマティルダ。 その友人たちのなかには、 以前わたしから距離を置いた人たちもちらほら。 ] …………。 (42) 2022/05/23(Mon) 5:47:09 |
【人】 転生者 アウローラ[ その親しげな様子に、少し、胸が痛んだけれど。 それでも、彼らと廊下をすれ違ったときは 廊下の端へ寄せて、彼らにカーテシーをする。 わたしと彼女たちの身分を考えればそれが正しい。 ] ……。 [ 頭を下げようとした一瞬、 此方に気づいたらしいマティルダが 目を見開くのが見えた。 まるで、なにかに驚いたように。 わたしの傍を通り過ぎるそのとき、 「どうしました?」なんて、彼女の友人たちが 声をかけているのが聞こえたから …たぶん、気のせいではないのではないかしら。 「なんでもない」とマティルダが友人たちに応える、 そんな遣り取りが少しずつ 遠ざかっていくのを確認してから顔をあげる。 さっきのマティルダの反応も 気になるところではあったけど。 今はそれより彼の待っているであろう、 図書館へ向かうことを優先しよう。 ]* (43) 2022/05/23(Mon) 5:49:47 |
【妖】 乙守 流歌[ 少し怖かった潮音の口調が ちょっとだけ いつものに近づいた。 相変わらずシチュエーションは なんというか、そう、 日常の舞台なのになんだかそう、 ……えっちなかんじにみえちゃう。 夢の潮音は願望なの?って聞いても そうだよ、って言わなかった。 否定も肯定もないところが 妙に現実的で、……だから余計に混乱する。 ] ($15) 2022/05/23(Mon) 7:45:14 |
【妖】 乙守 流歌[ 潮音が願ってくれてるの? ……ねえ、ほんと? 恥ずかしい。死んじゃいそう。 夢の中だからきっと、こんなことしちゃうんだ。 怖い。 ……こわい、潮音が、 ……こわい、わたしが どうして泣いてるかわかんない。 ううん、恥ずかしすぎて死にそうなことはわかる。 くちびるが涙を拐ってく。 だから私、目をとじたの、―― ($16) 2022/05/23(Mon) 7:45:53 |
【人】 乙守 流歌[ 何かを思い出したように起き上がって 机にむかった。 寝てるあいだに壊しちゃやだから 普段は外してるお揃いのブレスレットを身につけて。 窓はあけたまま、 再びベッドに横たわる。 外から見えてるものは、きっとない。 ……よ、ね? ] (46) 2022/05/23(Mon) 7:49:24 |
【妖】 乙守 流歌[ 眠る時にパジャマの下にはブラ付けない派だから 少し捲れば簡単に肌は露出してしまう。 夢でみたもののように、 夢の続きのように、パジャマをゆっくり捲り上げた。 夜風に晒された胸の先はつんと上を向いてる。 お風呂に入ったり着替えたりするし 自分の裸なんて見慣れてるし、……何もない。 筈なのに。 どうしよう、すごくイケない事してる気がする。 壁を隔てた隣の部屋は潮音が居る。 ……よね、さっき見たのは潮音、じゃないよね。 ブレスレットを身につけた手で、 自ら露出させた場所を隠すように触れた。 ] ($18) 2022/05/23(Mon) 7:50:49 |
【妖】 乙守 流歌潮音……っ [ 窓開けて、浚いに来てくれないかな、 ……動かしたつもりなかったのに、少し指が動いたら 変な気持ちになってきちゃった。 ……潮音、私と、えっちなことしたい、って ほんとに思ってくれるのかな? ブレスレットの無い方の手で、ぱんつ越し 少し濡れてる場所に、触れる。 ] ($19) 2022/05/23(Mon) 7:52:09 |
【人】 乙守 流歌……はわーー ……なにやってるんだろう…… [ とたんに凄く恥ずかしくなってしまって もうそれ以上はしなかったけど!!! 窓はちゃんと閉めて、おやすみ。って ブレスレットにちゅってして机に戻した。 いけない格好は戻した。 寝よ寝よ、…………はわー、……ねむれない。 ] (47) 2022/05/23(Mon) 7:52:43 |
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