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【独】 闇崎 宵稚/* 素直に幸せになってくれ…………………………… ………………………………………………………… ………………………………………………………… ………………………………………………………… ※このPLはこんなことを言いながら地獄を錬成します (-45) 2022/08/22(Mon) 7:53:51 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[お前の本当の気持ちすら、 耳に入ってこないほどの静寂に、 聞き逃したのかと、片耳を押さえた程だ。 『 なんで今そのことを』って、 今だからこそ、じゃないのかよ? お前から一瞬伸ばされた手。 それを掴もうとして―――、 『こぽり、』水泡が弾ける。] (-47) 2022/08/22(Mon) 11:21:56 |
【雲】 闇崎 宵稚― 妖 ― ……………、…… 海音? 海音、どうした?海音? [目の前にお前は居る。 此方から言葉を、声を掛けても、 その声が伝わっていないらしい。 なにかの膜が、俺たちの間に張られているようだ。 もう一度、名前を呼ぶ。 押さえた片耳の中、お前の声は聞こえない。 その代わり──、蛍のようなお前の代わりに。 あたりに浮かぶは、 黒 黒 (D3) 2022/08/22(Mon) 11:23:41 |
【雲】 闇崎 宵稚 ……なんだ、これ [赤とも、蒼とも違う。 そもそも、"黒が光っている"なんて、 常識的に考えられない事だ。 ――― けれど、コレを俺は知っていた。 ] (D4) 2022/08/22(Mon) 11:24:27 |
【赤】 願──勘違いかと思いましたが、 久しい顔じゃあ御座いませんか 人魚の落とし子よ 秉燭の儀は終わっていますよ また道に迷ったのです? (*1) 2022/08/22(Mon) 11:25:54 |
【雲】 闇崎 宵稚[だんだん海音が黒く塗りつぶされる>>n2。 そこにいるのが解って、何度も呼びかけていれば 足音も気配も無く声のみが背後から落とされる。] っ、……は? [祭りの前、海音と会う前。 否、もっとその前、その前、ずっと。 ずっと、海音の居ない間。 俺を苛み続けていた声だった。>>0:117 『声』と称するには悍ましく、曖昧で 水中を漂っているような反響をする。 繰り返し、繰り返し、 夜な夜な同じ言葉を囁き続けていた。 この言葉は、この村に帰ってきて、 あの時>>0:116 明瞭に『言葉』になっていたのに。 ――何故今の今まで忘れていたのだろう。>>n5] (D5) 2022/08/22(Mon) 11:32:54 |
【雲】 闇崎 宵稚[その顔は、人の形をしていた。 身体や足も、人の形をしていた。 祭りを楽しんでいるのか、 面紗で顔がわからない。 けれど、真似事のように身につけた浴衣の袖から、 四肢と同じ様に、揺蕩う触手が伸びている。 ひとつひとつが、淡い光を放っていて 黒の光と同じ様に、漂っている。 揺蕩う姿を見続けていれば、 自分が海中の中にいるのかとさえ、錯覚する位。 足音も気配もなかったのは。 此の様に常に地に足を付けず、 泳いでいるせいなのだろうか。] (D6) 2022/08/22(Mon) 11:34:25 |
【雲】 闇崎 宵稚 ……な、に、なんで、 アンタ、浮いて… [現実的ではないと頭が理解しているのに、 受け入れられないのが、人間というもので。 ──、だって、俺、いい大人だ。 そんな迷信、信じてるわけが無い。 だが…今コイツは、なんて言った?久しぶり? そう、そうなんだ。 どうしてだか俺はコイツに、此の光に覚えがあった。 ] (D7) 2022/08/22(Mon) 11:36:01 |
【赤】 願 嗚呼 其れが貴方の産みの親が仰有っていた 海鳴の坊で御座いますか [『声』は海音に顔を向けて、妖艶に微笑む] 此度の件に関しては、 海月火は関与しちゃあ、居ませんが―― 貴方自身がまた此処に来れたのは、 其方のお陰かもしれませんねえ ……何を言ってるか さっぱり解らない、と言った顔をされます事。 私はもう『貴方の願い』に関して、 全て終わらせた、ということですよ。 [それは、どちらに向けて言った言葉か。 けれども、『声』は、楽しげに宙を泳いで] (*2) 2022/08/22(Mon) 11:38:38 |
【雲】 闇崎 宵稚 っ、な、なに、やめ、やめろ [俺の周りに、黒の光が楽しそうに漂う。 ただくるくると回り続けていたのではない。 ずるり、 と、光からずり落ちるように、何本もの管が垂れ下がり、蠢くのだ。 後退る。危険だと、逃げろと警笛鳴る。 ―――逃げる? どこへ? ][求めたい相手の声が、聞こえないのに。 縋りたいその手が、握れなかったのに。] (D8) 2022/08/22(Mon) 11:39:22 |
【雲】 闇崎 宵稚 ―――、ヒ、 [一瞬の怯みをついて、 海月が、管が、光が、頭に絡みつく。 そのひとつ、否、 二つが――額を這い 、]や め 、ッ……!!!!![あろうことか、 耳孔にズルズルと侵入してくるのだ。 刺し貫くような、脳への刺激に、絶叫した。] (D9) 2022/08/22(Mon) 11:39:59 |
【雲】 闇崎 宵稚― 回想:真 ― [一度目の"来訪"。それは偶然だった。 子供にはよくある罪。迷い子。 五つの時。俺はこの世界に来たことがある。] ……あれ、 かいと、かいと? おとーさん、おかーさん ……みんな、どこいったの? [此の時から――『言い伝えなんて迷信』で。 ただ皆とはぐれてしまっただけと思っていた。 ……だって、俺はこの時から、 ]父と母と、海音以外、どうだってよかったから。 愛する人が、世界のすべてだったから。 (D11) 2022/08/22(Mon) 12:27:48 |
【雲】 闇崎 宵稚 ………、…。 ──♬、…♪…… [悲しみに蝕まれる心を抑えつけて、 ごまかすように、海音だ大好きだと言ってくれた、 二人の大好きな、歌を歌う。 歌っていれば、見つけてくれやしないかと、 淡い期待を抱いて、歩く。] (D12) 2022/08/22(Mon) 12:28:16 |
【雲】 闇崎 宵稚『篳篥の音にしては、か細いと思えば。 生まれたての稚魚で御座いましたか』 [『声』は初めて、その時俺に声を掛けてきた。 人間の姿をして宙に浮く様をみて、 幼い俺は――恐怖で足を竦ませていた。] 『唄がお好きで?』 [『声』は尋ねる。俺は無言で頷いた。 『声』は続けて尋ねる。 どんな唄が好きか。謳って、何を得るのかと] あのね、あのね…うたうと、 みんな、わらってくれるの ぼくがみんなをえがおにできるの [面紗の下、『声』は静かに微笑んだ。 俺もだんだん、何もしてこないソレに対して、 恐怖というものを薄くしていってしまう] (D13) 2022/08/22(Mon) 12:30:09 |
【雲】 闇崎 宵稚…だからね、ぼくね うたがうまくなりたいんだ すきなうたをずっとうたって… みんなをえがおにしてあげるの 。゚ ゚o .゚ ..。゚ ゚o 。o゚ (D14) 2022/08/22(Mon) 12:30:59 |
【雲】 闇崎 宵稚[その時、気づかれてしまったのだ 其れが『願い』であると、気づかれてしまったのだ 妖に、人の生の短さ等些細な話で 『みんな』という言葉の意味を履き違えたまま。 ――俺にとって、『みんな』とは、 父と母と、海音だったのに。] (D15) 2022/08/22(Mon) 12:31:41 |
【雲】 闇崎 宵稚私達の好みも千差万別 私の好みは、雑味な願いが混ざる前の── 純な子が望んだ欲が、熟した果実 其れが美味であり、私の魂をも満たすのです 十年です 十年、胎の中で願いを孕ませなさい 期が熟した頃に、歌えましょう 宛ら人魚の様に その身を贄とし、永久に歌えましょう (D16) 2022/08/22(Mon) 12:32:27 |
【雲】 闇崎 宵稚[その後、俺は何事も無かったように。 迷子として祭りから抜け出して―― 悲痛の顔を浮かべた両親の腕に抱きとめられた。 心配したんだから、と怒り、悲しみ、安堵。 全てをぶつけられて、それで終わりだった。 ――終わりだと、思っていた。] (D17) 2022/08/22(Mon) 12:34:47 |
【雲】 闇崎 宵稚[それは、俺に覚えのない記憶の断片。 脳を強請られて、引きずり出された記憶。] おとうさん、おかあさん。 あのね、ぼく、みんなとはなれたときね だれかにあって、みちあんないしてもらったの なにか…おはなししたようなきがする でも、わすれちゃった ぼく、ありがとうっていえたかな [子供の曖昧な世迷い言を。 両親は、青褪めた顔で聞いていた事なんて―― 俺は、知らなかった。 わすれて、いた。] (D18) 2022/08/22(Mon) 12:35:52 |
【独】 鳴海 海音/* 脳姦!? ひえ〜〜〜っ!! (お楽しみですね!? 楽しそうなはむさんの顔が浮かぶ…( ˘ω˘ ) ) 仲間にいれて欲しいなって見とこう |ω・`) (-48) 2022/08/22(Mon) 12:36:16 |
【雲】 闇崎 宵稚[両親、というものは。 本当に子の事をよくわかっているものだ。 その歌を聞いて。 『俺』が、『何』を、『誰』に願ったのか。 その時、大方を悟ったのだ。 ――曲を聞き終えて、おふくろはただ一言。 『素敵な歌ね。』と。それだけだった。 高校生が作った稚拙な歌だから? その時から、俺に対する愛情が薄れていたから? ――その、どちらも違った。 父も母も、刻限が迫っていると気付き、 ]俺の前で平静を取り繕うので精一杯だったのだ。 (D21) 2022/08/22(Mon) 12:38:22 |
【雲】 闇崎 宵稚[それは、俺に覚えのない記憶の断片。 管を通じて、送り込まれてくる『誰か』の記憶。 お金を机の上に置き、書き置きを残す。 朝から晩まで、村に残る書物を漁る。 自分たちの寝る暇も惜しんで 何度も、何度も、何度も探して。 ときには村を出て、専門家にも訪ねた。 言い伝え、伝承、呪い、代償。 科学的根拠の無いもの、けれど確かに近づくもの。 それに抗う手段、方法、対策。 ――その全てが、水の泡に帰そうとも、 愛する子の為に、全てを尽くす親の姿。] (D23) 2022/08/22(Mon) 12:39:14 |
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