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【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>10 レヴィア 「……吹かしじゃなくて本当にバレてるとはね。 見つからないように結構気を遣ってたんだけど、 この調子じゃ他の連中にもその内見つかるな」 声は扉ではなく、少し離れた箱の影から。 対して大きくもない破損穴から、 窮屈そうに女が姿を現した。 「ま、いいさ。お届けどーも。 ……冷えたコーヒーくらいなら出せるけど?」 この手合いは遠回りだので、露見しにくくはしたはずだ。 自分ならそうする。その労をねぎらうくらいはしてもいい。 ひとまず箱を受け取ろうと両手を伸ばした。 (12) 2022/08/12(Fri) 19:49:32 |
【神】 狡兎 ツィオ【ノッテアジト】 一瞥ももらえずともさして気にもしてない様子で、 「困ったな、俺が声を奪われたら、 キミに胸の熱い想いを伝えるときに キス以外で伝えられなくなってしまうね」 相手が小型拳銃を取り出すと、 そういえばキスオブデスなんて銃もあったなと思った。 「……そうかい、気が合うね。 俺も一番大切な時間は言葉以外のコミュニケーションが 最良の手段だと思ってるよ。上手くやっていけそうだ。 すまないね、生憎、食器の一つにしろ、 アンティークの使い方が分からなくてね。 どこかにレクチャーしてくれる優しくて見目美しい、 髪の綺麗なお嬢さんがいたら紹介してよ」 そしたら喜んで、死ぬまでに買わせてもらおう。 (G11) 2022/08/12(Fri) 19:55:30 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 狡兎 ツィオ「都合のいいことを言うな。酒が喋るわけ無いだろう」 ジト目で貴方を睨み、それから回された椅子を止め腰掛けると、目の前に早々に酒が提供された。 メニューを眺めるのも面倒くさかったから丁度いい。 そのグラスに手をかけ、一緒に提供されたつまみのチーズをひとつ口に放り込んだ。 「仕事の休憩だと言っていたな。 ストレガにはいつも銃のメンテナンスを依頼しているからな……、知らない仲というわけでもない。 脈も何もないと思うがね」 ツィオは直ぐそういう話に持っていくから慣れてはいるが、そういう物にとんと疎い男は、煽るように酒を数口飲んで深く息を吐いた。 (-47) 2022/08/12(Fri) 19:59:52 |
【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ「いらっしゃいませ。……ビアンカさん?」 常連さんながらも珍しい時間の来訪に、一瞬呆気に取られてしまう。 手元にある一本の傘に視線を巡らせ、それからもう一度視線を合わせた。 「どうぞ、お席へ。空いてますから」 いつも昼間のあなたが座る席。 今日は都合よく空いている。 (-48) 2022/08/12(Fri) 20:07:36 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>12 ストレガ 「ここは廃墟すぎるわ。」 「木を隠すなら森の中、とはよく言ったものね。」 声の方に目を向ける。 ノッテが蔓延らせた情報網は広くて正確だ。 それがたとえ同じ【血の掟】を交わした構成員と言えど。 秘密は許されない。秘められるのは心くらいだ。 「興味がないわ。」 「でも」 「帰るにも、時間を置かなければいけないわね。」 この場所が見つからないように工夫はした。 なればそれは最後までされるべきで。 廃墟に入ってすぐに出てくる、なんて不自然な動きは するわけにもいかない。 「少しだけ場所をお借りするわ。」 手渡した箱は、ずしっとした重さを伝える。 件のものがそれなりの数、入っているのだろう。 そうして貴女が迎え入れてくれるなら、 小さな穴に華奢な体をするりと通すのだった。 (13) 2022/08/12(Fri) 20:15:15 |
【人】 プレイスユアベット ヴィオレッタ>>>>@0 フラン 【バー:アマラント】 今日も今日とて仕事の帰りにバーへ立ち寄る女。 寝こけている客の横を通り過ぎ、 いつも通りカウンターへ向かう…途中で溜息をひとつ。 踵を返して酔客の席の方へ。 この店内で”万一”を働くものがいるとは思えないが、 それでも些か不用心だ。 ましてや今はお祭りで外の人間も多い。 再度溜息を吐いてから口を開く。 「大丈夫ですか? お体の具合が悪いのですか?」 テーブルに突っ伏す人物へ声を掛け、揺さぶろうとするだろう。 (14) 2022/08/12(Fri) 20:21:13 |
【神】 暗殺屋 レヴィア【ノッテアジト】 「それなら安心ね。」 「貴方から熱を感じた事、一度もないもの。」 冷たくあしらう様はいつも通り。 拳銃の握り心地を確かめて、袖から出すときの スムーズさを確かめて、また袖にしまう。 「貴方の毎分毎秒が大切な時間になる事を願うわ。 その時間の中に、私がいない事も。」 好意も敵意もない覚めた言葉の応酬。 それから。 夕闇の瞳が、ふと、貴方の方を見る。 「教えてあげましょうか。」 「貴方が、店で一番高い品物を買うなら。」 冗句かどうかも判断のつかない、 どこまでも抑揚のない声で告げた。 (G12) 2022/08/12(Fri) 20:22:13 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ珍しく、まだ日中と言って差し支えない時間。 掃除屋はあなたの経営するバールに顔を出した。 この後に急ぎの仕事が入っているから、それまでの時間潰し。 特別あなたに会いに来たというわけでもないけれど、 顔を合わせれば互いに話す事も無いなんて事は無いだろう。 そこにあなたの姿があったなら、暫し話し込む程度の時間はある。 居ないのなら、特に探すような事も無い。 何れにしても、時間を潰した後に仕事へ戻っていくだけだ。 人の巡り合わせというものは、良くも悪くもあるものだ。 それを恨む者など居やしないだろう。 (-49) 2022/08/12(Fri) 20:28:11 |
【秘】 花で語るは ソニー → 風任せ マウロ【街中】 それは貴方が祭りの風景を横目に歩いていたときか、 それとも喧騒を避けてひとつ逸れた道を歩いていたときか。 どちらにせよ全く外の街路を歩かない、なんてことはないだろうから、 只々貴方にとっては運の悪いタイミングだった、というだけの話。 騒ぎ言葉を交わし合う人々の戯れの中からひとつあぶれて飛び出してきたものが、 瓶ビールを両手に持って、ひょいと貴方の前を横切りかけた。 それに対して警戒を向けるも、考えに耽りそれどころではないも、貴方の状況次第だろう。 けれど、 「おっとごめんよ! お兄さんも楽しんでる? そんなに渋い顔してないでさ、楽しもうよ! もうすぐレースが始まるって!」 明るく声を掛け、飛び出してきたそのままの勢いで絡む顔は陽気に笑っている。 男がアルバの傘下にあると知っているものはそうそういない。 その上で、貴方が目敏く耳聡いならばその情報が入っているかもしれない。 とにかく言えるのは、この場では両手さえも塞がっている男は、 ただ貴方を遊びに誘いたがっている、そう見えなくもない、それだけ。 (-50) 2022/08/12(Fri) 20:34:28 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>13 レヴィア 「ま、一般人から見つからなきゃどうでもいい。 どんな口説き屋だってわざわざ隠れてる所に来て 蹴られる口実を得たくはないだろうからね」 肩を竦めながらも、箱を抱えて。 がご、と大きな鉄箱を蹴りで退けて、穴の入口を少し広げる。 「逆になんだったら興味があるのさ」 そう呟いて屈んで穴に入り、箱を置くとあなたを招き入れる。 中は廃墟の割には小奇麗で、幾つかの机と椅子がある。 動く事もないはずの歯車たちは錆びも埃もない。 床も入口付近は草が侵蝕していたが、 そこ以外はワックスのきいた床板が張られている。 発電機でも持ち込んでいるのか、壁にはコンセントの口が 幾つもあって、電動ドリルやはんだごてなど 電機工具のコードがいつでも挿せるようにぶら下がっていた。 特に大きな机のひとつには工具箱とノートPCが置かれ、 おまけに分解されたライフルの部品が転がっている。 その机だけ、小型LEDライトの代わりに アンティークのデスクランプが灯されて 柔らかく手元を照らしているようだった。 「適当に座りな。飲み物取ってくる。 ……何かリクエストは?」 興味と、実在性があるかどうかは別として。 (16) 2022/08/12(Fri) 20:44:26 |
【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア「んー。……確かにルチアが淹れた方が美味しそうだ。 んじゃあ、今回は頼むとするよ」 普段やっているのだし、回数で言えばきっとあなたの方が淹れ慣れている。 促されるままに椅子へ座り、あなたが作業するのを眺める事にした。 少し大きな声が豆の挽かれる音に混じって聞こえる。 「そらあ、な。誰がやったかもわからねぇのに、急に向こうの頭が死んだんだ。 此方のせいと決めつけたノッテの馬鹿がうちの家族をさんざ殺してこないとも限らねぇ。こちらにかかる火の粉がどんくらいのものかわからねぇから皆嫌なのさ」 「嫌だねぇ。祭の裏でもう一祭り起こってるって訳だよ。 早くなんとかならねーかなぁ」 どことなく他人事のようにも聞こえる言葉は、けれどやっぱり嫌気が差したような口調で。 他人事どころか渦中に居るのだから、うんざりしているのだ。 「俺だって危ない橋は渡りたくない訳」 「お前にも渡らせたくないしな」 /* 1日目の返信です! (-51) 2022/08/12(Fri) 20:57:42 |
【人】 鳥葬 コルヴォ【バー:アマラント】 >>15 リカルド 向けられた視線と追及に、 ええ……? って顔をした。明らかに接点の無さそうな二人が雑談をしているなんてのは、 あまりに不自然に見えるんじゃないだろうかと思って。 これは気遣いだったんですよ。本当です。半分くらいは。 「……お気を悪くしたなら謝ります? 人の事をあまりじろじろ見るのも不躾かと思いまして…」 グラスを置いて、半身だけをそちらに向けた。 勿体付けたような言い回しは、いつにも増して他人行儀だ。 何せただの掃除屋と親しい人間など、殆ど居ないのだから。 「…随分甘い酒を飲まれるんですね。 見掛けによらず元々その方がお好きなのか、 それともお知り合いの影響ですか」 誰の事とは、言わないけれど。 ここで会話を終わらせれば、却って悪目立ちをするだろう。 だからあまり興味は無いけれど、 何より、外では他人同士の方が当然都合は良いはずだけれど。 仕方なく、少しばかり世間話に時間を頂く事にした。 (17) 2022/08/12(Fri) 21:00:03 |
コルヴォは、残りの半分は、言うに及ばず。 (a4) 2022/08/12(Fri) 21:00:51 |
【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド「わたしは。……」 エスプレッソマシンが圧力をかける。 抽出されて出てくる黒い液体に視線を落としたまま。一度躊躇うように口をつぐんで。けれど。 「……アベルさんが、そうしろと言うなら。 いつだって、いけます」 恐ろしくても。それを出来ないことはない。 太腿に隠した重みが、それを助けてくれる。 (-52) 2022/08/12(Fri) 21:06:41 |
【見】 郵便切手 フラン>>14 ヴィオレッタ 【バー:アマラント】 「………ぅ。 ね、寝てません社長」 目を閉じたまま間の抜けた返事がされる。 揺さぶるとやっと瞼が上がり、のそりと身体を起こした。 血色の悪いところはなく、"顔色"に聡いディーラーであれば単純に寝ていたと判るかもしれないし、人の体調云々に関しては専門外かもしれない。 鮮やかさの違う緑の視線が交われば、やっと思考も覚めてくる。 「人違いでした……」 全く見知らぬ誰かであったことに少なからず焦燥を見せて、帽子を身体の前に構えてどこか落ち着きなく目が泳ぐ。 逸らした視線。 その先のカウンターを見れば、 入店時には見なかった客が会計を済ませているところだった。 随分な間席を占領していたらしい。 それから漸く荷物の安否に思い至り、何事もないことを確かめて胸を撫で下ろす。 更にそれから、声を掛けてくれた女性を放ったままという事に気づいて、また遠慮がちに明るい緑を視界に映す。 「……その。 起こしてくださってありがとうございます」 (@1) 2022/08/12(Fri) 21:11:12 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィアカラン、カラン。 晩鐘のようにドアベルが鳴って、 喪服姿がアンティークショップを訪れた。 どうにも仲間意識の薄いらしいこの掃除屋がここに来た理由は、 親交を深めるだとか、そんな理由であるはずもなく。 ただ先日処分した『ゴミ』絡みだと、あなたにはわかるはずだ。 「どうも。客入りはどうですか」 実に事務的な声色で、言外に他に客は居るかと問う。 他に客が居るなら、今ここでする話でもない。 元よりこちらは急ぐ用でもないことだ。出直したって構わない。 (-53) 2022/08/12(Fri) 21:19:19 |
【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア「……お前が そう するべきときは」「お前が自分の身の危険を感じた時。わかるな」 この『わかるな』、というのは。 『わかってくれ』、ということで。 「少なくとも俺が動かねえでお前を向こうにけしかけるなんて事はしないさ。 そんなことさせるつもりでお前を拾ったわけじゃない。 ……はあ。俺なんかが拾って言える事じゃないがな」 そちらを向いたまま頬杖を突いた。 普通の家のものが拾っていれば、こういう危ない目にも合わなかっただろうに。 アベラルドはあなたと出会ったあの時、互いに運が良く。 そして、悪かったとも思っている。 「せめて……ちゃんと大人になるまで無事でいて欲しいと思ってるんだよ。お前には」 (-54) 2022/08/12(Fri) 21:28:43 |
【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ【港の埠頭】 「お兄さんも、釣り? って感じじゃあないか」 果たして貴方に話しかける声があったのは、誰某れと言葉をかわした後か。 どちらにせよ日の傾き始めた港はすっかり漁師以外は上がり、人の影は見込めまい。 とはいえ声までは届かずとも大きな動きがあれば目に留まる。 それくらいの人目、人の在り具合だ。 「オレのほうは仕事帰り! 漁師のおっさんから聞いたんだけどさ、このくらいの時間って朝と同じくらい釣れるらしいよ。 回遊魚が集会してくる時間がちょうど朝と、夕のこれくらいなんだって。 この時間荷運び手伝うと、ちょっといいやつ食わせてくれんの」 へへ、と笑う顔を向ける男が裏社会を歩く人間であることは、 その中でも余程に目鼻の利く者しか知らない話。相手がそのどちらかは、知らないが。 おそらくは少し場違いに見える姿が気になって話しかけたのだろう、 そういうふうにも見える。実情はどうだろうな。 (-55) 2022/08/12(Fri) 21:32:15 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>16 ストレガ 「わざわざ蹴られに来る口説き屋を一人知ってるわ。」 どかされた箱を一瞥してから、するりと穴の中に入る。 内装を、首は動かさないまま視線だけで見回して。 廃墟というには随分と小奇麗で生活感のある部屋。 靴先で床を擦る。ワックスまでかけてあるらしい。 通っていないはずの電気が通り、PCの画面が冷たく光る。 ランプの灯りだけが妙に暖かかった。 「猫は好きよ。」 興味がある事、への回答。 何処かに腰かけることはせず、壁にもたれて佇む。 「珈琲よりアールグレイの方が馴染みがあるわ。」 そう告げて。 飲み物が運ばれてくるまでは、分解された銃を 横目に眺めている事だろう。 (18) 2022/08/12(Fri) 21:33:26 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガハンドサインを見れば頷き、ケースを丁寧に開いている作業台に置いて取引してる様子を眺めて待つ。 生憎街中をうろつく姿をこの男が見るのは稀だが、アジトでこうして作業したりしている姿はよく見ていることだろう。 「それだけ君の腕が良いということだろう。 俺も今のところ、こいつを預ける先はここしか無いと思っているからな」 同僚のツィオとは違って、歯の浮いたセリフのようなものはとんと出てくることはないが、思ったことは正直に口を出す男だ。 謙遜なく褒めていると受け取っても問題ない。 「ふむ。思っていたより早くて助かる。 改造までは必要ないがそうだな……、スプリングを少し強くしてみたいんだが、調整可能か?」 密輸をしていると海外との取引が多い分、最新の物に触れることが多い。 使い慣れたこの1丁と、最新の使い比べをし、これを少しずつ調整を重ねるといい味が出る。 今日もほんの少し最新の物に近づけるよう、従来よりも数値を10ほど上げてみたいと貴方に伝えた。 報告資料に関して、今日は古参の上役からいろんなことを問われた。 何も聞かずいつも通り対応してくれるのは、少しばかりほっとするところだ。 (-57) 2022/08/12(Fri) 21:38:55 |
【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド「知ってます。でも。あなたに拾って貰った命ですから。 優先順位は、決まってるもの」 入りました、と。 デミタスカップを二つ持って、あなたの隣へ。 そっと置いて、微笑んだ。 「では、食べましょう!」 (-58) 2022/08/12(Fri) 21:40:34 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【バー:アマラント】>>17 コルヴォ 「…………。 そんなに俺はこの場にそぐわないか」 聞けばこの男。 街に出ればツィオに笑われ、言われた通りワインを買ってみればストレガに押し返され呆れられていたらしい。 確かに賑わう祭に似合うような男ではないことは自覚しているが、バーに入るのも違和感しかないのであれば、いよいよもって諜報活動では役立たずということになろう。 どんな仕事も頼まれればこなせるようにしておきたいのだが、と眉をハの字に下げている。 その様からは、至極真面目にこの店に溶け込もとうとしていたつもりだったらしい事が伺えるはずだ。 「あ。あぁ……これは適当に頼んでみたんだが……少し俺には甘すぎたな。 あまり強いのも判断力が鈍るから、弱めのもので頼んだんだが……」 飲んだくれの上司か、はたまたいつも甘いセリフばかり吐いている同僚か。 どちらにせよ、そんなわけあるかと首を横に振った。 (19) 2022/08/12(Fri) 21:52:41 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア「どうも」 案内されるまま席へと座る。 ちらちらと周囲に視線をくばりながら、 椅子を引く音すらたてないように慎重に。 「……エスプレッソ」 そうして、少しだけ悩むように黙ったあと。 あなたに視線を向けないままに、 ぼそり、とそう注文しながら。 「………最近、どう?」 どう、とはなんだろうか。 (-60) 2022/08/12(Fri) 22:14:10 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>18 レヴィア 「奇遇だな、あたいも知ってる」 恐らく同じ顔を思い浮かべた事だろう。 そしてそんな事になればまた口説き文句が増えそうなので、 ストレガは全てを忘れる事にした。 「奇遇その2」 猫、ね。とそれだけ言って、肩を竦めて階上へ向かう。 上は生活空間なのだろう、金属のらせん階段を昇っていった。 ……がちゃ、ばたんという音からして、 どうも冷蔵庫まで持ち込んでいるらしい。 ほどなく戻ってきた手にはペットボトルが2本。 どちらも有名飲料メーカーの、片方はコーヒー、 もう片方は一応アールグレイティー。 その内アールグレイの方を放って寄越した。 「お上品な物は品切れ中でね。 要らなきゃあたいが飲むから適当に置いときな」 言って、自分は作業机の前に座る。 特に何をするでも、言うでもない。 ぱき、と開封の音と喉を潤す音だけが響いた。 (20) 2022/08/12(Fri) 22:16:36 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー「死んじまった奴を悼んでたのさ」 徐々に鷗達の鳴く声も過ぎつつある港の埠頭。 返る言葉は、あなたと対照的に陰のあるもの。 夏らしくラフな格好であるとはいえど、 喪服じみた上下黒の装いには、随分妥当なように見えるだろう。 「この時期は、どうにも水難で行っちまう奴が多いでしょう。 釣りが趣味の知り合いは居るが、 俺はどうにも海で息抜きって気にはなれないな。とはいえ」 「辛気臭い面があって悪い事をしましたね、あんたには」 自分はそうでないだけで、人のそれを否定するつもりは無い。 はきはきと言葉を連ね、人懐こく笑顔を向けるあなたの方へ 徐に振り向いて、あまり重みのない詫びをひとつ述べた。 あなたの方が歳は上であるという事は、知る由も無い事だ。 そして、その笑顔が真であっても、偽であっても。 あなたが誰であろうと、今はどうでも良い事だ。 ここで海の死者を悼むというのは、もっともらしく思えるだろう。 何処ぞのボスの死を悼んでいるというよりは、よっぽど。 言葉に嘘の気配は無い。事実嘘は言っていない。 陰のある男は、少々変わり者のように見えるだろうけれど。 全てを疑ってかかっていてはきりがないだろう。誰だって。 あなたが詮索をしないなら、こちらにも詮索する理由は無い。 これはきっと、たったそれだけの話だろう。 (-61) 2022/08/12(Fri) 22:21:40 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド「そりゃどうも。どっかの誰かに 天使だなんだと言われるよりずっと耳に良いね」 正しく歯の浮く台詞を吐かれたのだろう、 寒気がするというように身を震わせるふりをした。 「スプリングね。前の余りがどっかにあったな…… 了解。分解清掃矯正で50分、 スプリング交換と確認で10分。 調整確認が1時間……だな。よし、始める」 言うが早いか、メンテナンス用の機器を稼働し始める。 指を飾るリングを外し、代わりに薄手のゴム手袋をつけて。 工具やらパーツやらが幾つも幾つも出て来ては、 万力で固定した状態で外して、つけて…… 分解しては慎重に組み合わせ、清掃しては頷いて。 時に顕微鏡のようなものまで取り出して歪みを正し、 無数のスプリングから強度が丁度良い物を探り…… 機器の為に冷房が随分効いたこの部屋でなお、 汗を流しながらそんな作業を延々としている。 それを眺めていてもいいし、時間まで放っておいてもいい。 どちらにせよ、作業の合間以外に彼女は反応しないだろう。 (-62) 2022/08/12(Fri) 22:38:15 |
【人】 害のない毒 マキアート>>1:94 ヴェルデ つれない様子にわざとらしく困り眉を作って見せながらも、 さして気に留めた様子はなく、質問されればまた嬉しそうに。 「これはゴールデンレトリバーっていうんだ、かわいいでしょ」 ぬいぐるみを手前に持ちつつ屈んで、 そちらの分まで笑うかのようににこやかな表情を見せる。 「家で飼われてる奴と同じ犬種毛並みだったから、 ついつい興奮しちゃって。勿論イヌ以外も好きだけどさ」 「そっちは?何か好きな動物とかいたりする? もしかしたらあそこにあるかもよ」 屋台を指す。どうしてもお薦めしたいらしい。 (22) 2022/08/12(Fri) 22:50:37 |
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