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【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[恥ずかしいのかと問われたら、朱を散らしたまま 気恥ずかしそうに小さく頷きを返す。 何より身体の動きを言葉で伝えられることが恥ずかしい。 悦ぶように蠢いた膣が、口にされることでまたひくりと蠢いて。 彼の昂りにまとわりつくように蠕動を繰り返す。] ……ん、ぁッ……や、…… 言わないで……っ……、ぁッ、んぅ…… [甘く非難の声を上げれば、それを塞ぐように唇で覆われる。 機嫌を取るように幾度もキスを落とされれば、 唇が綻んで、隙間から舌先が滑り込んできては喘ぎ声を攫われて。] (+7) 2022/05/26(Thu) 1:37:47 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[口付けを交わしながら、彼の口腔に吐息を吹き込む。 突かれる度に喉奥から溢れる声は、 彼の唇に寄って吸いこまれていき、掻き消えていった。] ……ぁッ、んんッ、……ふッ…… ぁ、ぁッ、……いい、ッ……、 テンガン……っ、きもち、いッ…… [名を呼ぶ声に応えるように彼の名を呼んで。 徐々に腰がぶつかりあう音が大胆になっていく。 間近で彼の吐息を感じて、ぞくりと身を震わせて、 縋るように絡めていた指先に力が入らなくなっていく。 くらくらと目眩がするほどに快楽に溺れて、 弱い場所を何度も突き上げられて、甘い声を上げれば。 不意に身体を抱き起こされて、視界が変わる。] (+8) 2022/05/26(Thu) 1:38:01 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[変わった体勢に咄嗟に彼の肩を掴む。 彼の膝の上に乗せられて、自重でより結合部が深く繋がる。 届いたことのない場所まで深く彼を感じて、 目の奥が明滅するような感覚を覚えた。] ……ひぁ、っんッ……! ぁッ、ぁぁんッ……、やぁっ…… この、……体勢ッ……、 おく、まで……っぁ、あぁッ……ひぅッ……! [あまりの快楽に動けずに、はくはくと酸素を求めて。 開いたままの唇から、切なく啼くような声が溢れ落ちた。] (+9) 2022/05/26(Thu) 1:38:13 |
【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック[満足ではない、という言葉が聞こえる限り、 彼の中では納得の行かないものがあるのだろう。 それでいいと言っておきながらも、 この問答は前回にもしたような気がする。 結局こういう自体に陥ってしまった限り、 きっとまた同じようなことを繰り返しそうな気がしてならなかった。] …………………………。 [返せる言葉が見つからず、戸惑いに視線を逸らしてしまう。 ここまで彼を追い詰めてしまったのは自身のせいでもあるけれど、 まさかこんな手段を使ってくるとまでは考えてもいなかった。] (-37) 2022/05/26(Thu) 1:38:33 |
【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック[不安は確かに伝わったようで。 だからこそ腕に絡んでいた触手を外してくれたのだろう。 謝罪の言葉を聞いてしまえば、これ以上責める気にもならなくて。 大きな身体ですっぽりと包み込まれてしまう。 少しは彼も落ち着いたのだろうか。 抱きしめているのは彼の方なのに、 まるで縋りつかれているような気持ちになって、 荒いだ呼吸を整えながら、最後に静かに息を吐き出した。] ……着替えならあるから大丈夫……。 だけど、……もうこんなことしちゃ、だめだよ……? もう……、びっくりしたんだから……。 [力の入らない身体の代わり、こつりと頭同士をぶつけて。 彼に伝わるように静かな声で話しかける。 衣服はかなり乱れた状態で、 胸は下乳が隠しきれずに覗いているし、 下肢はかろうじて陰部を布が抑えている程度で とても見れたものではないけれど。 彼が衣服を貸してくれるというのなら言葉に甘えてしまおうか。*] (-38) 2022/05/26(Thu) 1:38:56 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ 在るべき形を保った表情>>2:120 完璧を装う従者の振る舞い>>2:122 状況に合わせた規律の厳守>>2:123 そうあれと教育したのが悪魔ならば、 滲む怯えで崩すのもまた、同じく。>>2:125 浮かべた笑みは支配欲の充足で先程までとは種類を変えている。 ] (6) 2022/05/26(Thu) 2:46:35 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ[ それはさながら、 何も知らずに真珠に祈りの真似事をさせられるかつての少年を 隠せぬ嫌悪を抱いてしまっていた子供を 愉しげにじっと見ていた時のように? ] (=0) 2022/05/26(Thu) 2:46:55 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオオレもそう思うとも 君が人間に、教会なんかに奪われる前に拐えて良かった [ 作り上げた優しさを含む声で語れども、言葉に嘘は無い。 事実、神僕に報復を与え人の手の届かない地へと連れ去った。 世俗に疎いわけがないと言ったのは、先程の魔術師だ。>>2:123 悪魔は己の下僕を取り巻く事象を常に把握していた。 与えた名を少し変えて、人間社会で名乗り始めたことも ある男を誑かし傀儡とし、立ち上げた団体の名前も>>2:94 主の教えに反し、自ら表舞台に立ち始めたその先の全ても。 彼の元へ足を運ばなくなった期間のことすら、全て知っている。 ] (7) 2022/05/26(Thu) 2:47:13 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ 魔術師と悪魔は、 少年がアレイズとなった際に改めて契約を結ぶ運びとなった。 かつて悪魔が滅ぼした彼の故郷で語られた言葉を叶える為。 館を離れて以降も生命を継続させながら、 今まで与えてきた知識の数々の対価を支払い続ける為に。 人々を誘い、堕落させ、陥れ、悪魔が望む魂を送り続ける。 いずれはその魂もゲヘナへ戻り、そして終わる。 人の世において、国に排除される程に名を売り人々を率いようと その定義が常に首に手足に、心に 不可視の枷として掛かっている。>>2:120 浄化され天に昇る救済も、救えぬものとして消滅させられることも 定められた結末に反している。 ] (8) 2022/05/26(Thu) 2:47:30 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオねえ、アレイズ お前の主がそんな心配を抱かなければならなかった理由は何? ……聡明な“主宰殿”なら当然、分かるよね [ 語らいの中で褒めた当時の彼は 己に火の粉が掛からぬよう、権力者の陰に潜みながら甘言を囁き 駒とした者を使い他の悪魔と契約をさせ、更に力を得て 危険は全て人間達に背負わせつつも、痕跡一つ歴史に残さない手腕。 それはまさしく、悪魔の教えに準じたものであった。 しかし――――今はどうだろう? 猛禽の視線は一時、物言いたげに机の上の本へと向けられる。 ] (9) 2022/05/26(Thu) 2:47:52 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオお前の失敗とは、裏切り者を見抜けなかったことじゃない もっと重大な部分で長い間、間違え続けていた筈だよ [ 広範囲に渡る大きな不幸で潰えた魂の品質は、確かに良くない。 翠の星が運命を狂わせ、儀式の贄としてきた者のほうが上質だった。 しかし、争いが終結しすぐに国を出て行ったのは 母国への愛着など既に潰えていたとしても、 激動に流されることに疲れたからだと主は見抜いていた。 それは自ら頂点に立ち、人々に教えを説くことも同じではないか。 事実彼は友と嘯いた利用対象を喪い、築いたものを奪われ そうして最後には売られる平穏と程遠い時を過ごしたのだから。 ] (10) 2022/05/26(Thu) 2:48:08 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ 無自覚に行っていたのだとすればその矛盾は、 短気な炎の悪魔を召喚する際に銀の指輪を忘れてしまうよりも 余程致命的といえよう。 理解した上だったのならば、それは―――― グラスを置いたままの両手は、今度は血の気を宿さぬ頬を包み “いつか”のように息が掛かる程顔を近づけ、囁きを落とした。 ]* (11) 2022/05/26(Thu) 2:48:28 |
【秘】 芸術の悪魔 インタリオ → 落星 クロウリーアレイズ、オレの可愛い仔 お前はもう死にたいんだな? [ その声にだけは、責めるものを含まない。 貴族の口にする菓子よりも甘く甘く、不自然に毒じみて響く。 ] (-39) 2022/05/26(Thu) 2:48:50 |
【人】 落星 クロウリー[怯える下僕に主が向けたのは、人間の贋作じみた笑みではなく 悪魔の本質を表したような嗤い。 今ある筈もない無数の羽音の幻聴を確かに聞いた。 そう在れと定められたことすら、当人に容易に崩される。 まるで舌の上で遊ばれているようだ。 悪魔を相手に平等に始められなかった関係、契約という名の隷属。] ありがとうございました …………貴方が来なければ、どうなっていたことか [救われたことについて、もっと言葉を尽くして礼を述べるべきだろう。 しかし、上手く浮かばず表情を保つことしか出来ない。 まるで上っ面でしかないと、きっと思われてしまっただろう。 偽り無く下僕を助けようとしたからこそ、 その意図について考え、遠い日を思ってしまう。 迅速な救出を遂げた先に書籍を所有していた事実に、 全てを知っていると確信してしまった。] (12) 2022/05/26(Thu) 4:03:07 |
【鳴】 落星 クロウリー[愚かな私の脳裏に過るのは、交わした契約の内容で 傍らで今も二人を見ているネックレスのことなど考えもしなかった。 今も昔もそうだ。自分以外の魂は対価かつ悪魔の作品の材料や糧 それ以上のことなど、思ったこともない。 ────復讐を謳いながら悪魔と同化した少年も、 愚かな人間の滅び行くさまを嗤うばかりで、 両親のことなどいつしか考えなくなっていた。] (=1) 2022/05/26(Thu) 4:03:24 |
【人】 落星 クロウリー[強調された呼び方に含まれる皮肉。 銃口を後頭部に押し付けられるよりも背筋の冷える感覚。 想像出来ぬことでは無かったというのに、 こうして当人に突き付けられると生きた心地がしない。 奈落に縛られている筈の悪魔の瞳は、何もかも見透すようだった。 私という存在が狭小過ぎるのだろう。 主にとって好ましい在り方は、既に語られたそれ。 アレイズ=クロウリーとしての生き方を始めてから背いていた道。 悪魔が指摘した間違いは、私にとっては────*] (13) 2022/05/26(Thu) 4:03:41 |
【秘】 落星 クロウリー → 芸術の悪魔 インタリオ[きっと、救いを求める行為だったのです。 貴方ではない誰かへの。 もうとっくに、手遅れだったというのに。] (-40) 2022/05/26(Thu) 4:04:29 |
【秘】 落星 クロウリー → 芸術の悪魔 インタリオ[落とされた囁きに息を呑み、唇が戦慄く。 毒じみた甘さが何に導こうとしているのかと思えば 小さな震えが身体に宿るのは必然だった。 逃げ場は無い。 幼き日に彼の手を取ったその瞬間、私自身が消し去った。 今この時は、いつか来ると分かっていた瞬間の筈だった。] (-41) 2022/05/26(Thu) 4:04:52 |
【鳴】 落星 クロウリー……いいえ、いいえ。私の気持ちはあの日から変わっていません ですから翠の星から、沢山の魂を堕とし続けていたでしょう [今や逸らすことすら出来なくなった視線を固定されたまま。 私が貴方の鼓膜を揺らしたその声は 下僕としてあるべき言葉だっただろうか、 追い詰められても嘯く愚かさなのだろうか。 答えは聞く必要も無いことの気がした。] 確かに、自ら表立って活動することは間違いでした それによりこの身は危険に晒され、 何よりもインタリオ様の御心まで煩わせました まるで貴方の代理人にでもなったように、驕っていたのだと思います [語る隙を与えずこちらのペースに巻き込み、主導権を握る。 指導者として自然と染み付いた癖は、 しかし、大いなる主に向けるには 火に入る羽虫の藻掻きのようなものだ。] (=2) 2022/05/26(Thu) 4:06:24 |
【鳴】 落星 クロウリー[どれだけ外側から人間を操ったつもりになっても、 この腕は短く世界全てを収まる箱庭とは出来ない。 思いもよらない高波が、幾度も予定を狂わせ計画を破壊した。 数百年間、地上から争いが絶えたことは一度も無かった、 嘲笑い、利用し、見世物のように愉しんだつもりでいても──── いつしか、疲れ果ててしまっていた。 人道を外れた術を身に着け永くを生き続けても 地を這う生き物の、人間の一人として、 振り回されない生き方は見つからなかった。 そうまでして生きた先に、何も無かった。 ] (=3) 2022/05/26(Thu) 4:07:12 |
【鳴】 落星 クロウリーですから次は場所を変えて、自分を弁えあの頃のように…… [だから、どうか許してほしい。どうか、殺さないで。 笑いを保とうとする口許が引き攣った。 悪魔と契約を遂げる程欲深い人間。 思考と解離する本能が、今命の危機に警告を打ち鳴らす。 弱々しい動きで、己に触れる手に自らのそれを添える。 離すことを求めるのも、引き剥がさんと動くことも 躾けられた家畜には出来はしないことだった。 どれ程繕おうとも、呼吸の乱れは隠しきれない。*] (=4) 2022/05/26(Thu) 4:07:44 |
【妖】 甲矢 潮音[あんなことがあったばかりで、 優しくしてあげるべきなんだと思う。 だけど上書きしたくて仕方がなかった。 痛みも、恐怖も、僕が与えるものだけ憶えてて。] ($25) 2022/05/26(Thu) 8:24:58 |
【妖】 甲矢 潮音[悲鳴をあげ、真っ赤なマニキュアを纏って、 僕のワイシャツを綺麗な色で染め上げて、 痛みに震えだすきみは。 ……信じられないくらいかわいかった。] (かわいい……流歌……大好き……) [剥がした白く小さな爪を口に咥えたまま うっ……とりと見つめていた。 こんなことして嫌われるんじゃないか。 隣り合わせの恐怖が興奮を一層煽る。] ($26) 2022/05/26(Thu) 8:25:05 |
【妖】 甲矢 潮音[ いつもすごく大事にしてきて、 こんな風に愛したのはきみだけかな。 小さい頃の事件が僕を変えたから。 好きなんだ。大好きなんだ。 僕の目の前できみの口許が笑みの形を取る。] …………、うん、なぁに、流歌? [かわいくて、美味しそうで。 唾液が溢れてきて、流歌の爪と一緒に飲み込んだ。 両手が広げられて。] ($27) 2022/05/26(Thu) 8:25:39 |
【妖】 甲矢 潮音…………、ああ、……もぉ…… はぁ ……[甘い甘い、誘惑だった。 恍惚の表情のまま、欲と理性の天秤が揺れる。 本当にきみは。覚悟まで出来てるっていうの? 前髪をぐしゃりとかき上げて甘い息を漏らした。 留まるところを知らぬ愛おしさに狂いそうだよ。] ($28) 2022/05/26(Thu) 8:26:04 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[なんて嬉しい響きだろう。] 僕だけの流歌で、きみだけの僕だよ [膝の上の流歌。 片腕で腰を支え、片手で服を引き裂いた。 差し出すようにされた胸元に触れる 手の爪はにょきりと伸びて尖る。] (-42) 2022/05/26(Thu) 8:26:23 |
【妖】 甲矢 潮音[メスほど鋭利ではない爪は激しい痛みを伴って 流歌の清らかな胸の中心を引き裂いていく。 傷つけたところから溢れる血は、温かかった。 ヒトならざる膂力は皮膚だけでなく 大事な臓器を守る鎧の役割の胸骨すら割り バキ、メキャリと音を立てながら降りて 残っていたブラはその過程で裂けて飾りとなった。 万力も必要としない。 真っ直ぐに引いた美しく赤いラインを 片手でメリメリとこじ開けてしまう。] ……っきれい。すごく。きれいで、かわいいよ流歌 [守るものを失った脈打つものが、 きみの生きる証が、目の前に晒されている。 僕は、真っ白な流歌から出るもので 流歌とともに赤黒く染まりながら、 ずっと夢中になって、流歌を見てた。 僕だけのきみから目を離せる気がしないよ。] ($29) 2022/05/26(Thu) 8:31:14 |
【妖】 甲矢 潮音愛してる [あーんと口を開き、長い牙を立てた。 どくん、どくん、と脈を打つのにあわせて 口腔に勢い良く雪崩れ込んでくる。 流歌との、はじめてのキスと同じ味。 細い腰を折らぬ勢いで抱き締めて、逃がさない。 うっとりと、啜り続けた。最期の一滴を飲み干すまで。*] ($30) 2022/05/26(Thu) 8:31:29 |
【人】 甲矢 潮音[そして現実。] ────…きて、……起きて、流歌 [僕は夢の中と同じように胡座の姿勢で 腕の中にいる流歌を起こそうとしている。 瞼が持ち上がれば伝えるだろう。 誕生日おめでとう、これからもよろしく、……と。] (14) 2022/05/26(Thu) 8:44:42 |
【人】 甲矢 潮音[あそこでの痛みはなくなっているが 指にはかわりにきらりと光るものがあった。 模様が刻まれた銀色の指輪。 僕の左手にあるのと重ねると ト音記号や五線が完成する二つで一つのものだ。*] (15) 2022/05/26(Thu) 8:45:20 |
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