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【人】 にげん? グレザン[ “にげん”らしい振るまいは分からないが、受け答えはスムーズにできていたようだ。隣からきらきらとした視線を浴びる。友人もこの伝説的な状況に感動したのだろう。 そして“こーひー”なる謎のなにかに関してはこそりと相談する。] たしかに、食べ物かもしれない…… そうだな、一つずつ。 “こーひー”は気になる。試してみたい。 このにおいに関わるものかもしれない。 [ 絶対試してみたくなる、という熱のこもった主張>>13には大いに頷いた。 ここが自分たちの知るような図書館なら、利用するのに何かを求められることはないはずだ。実際、入る時も何か要るとは言われなかった。ならば宝石には余裕があり、紅茶や“こーひー”を頼んでも、きっと大丈夫なはず。 後は本を探すまでの時間が遅れてしまう、という問題もあったが、やはりここは、頼んだものがどんなものか、を知ることを優先すべきだという結論を出した。 よそのテーブルを見ると、手元にコップを置きながら本を読んでいる“にげん”もいたから、同時に楽しむものなのかもしれない。 しかし、“にげん”の体に慣れていない自分たちだと、汚してしまう不安がある。レベルアップしてから挑戦しよう、と話し合って決めた。>>14] (26) 2021/05/28(Fri) 6:09:53 |
【人】 にげん? グレザン[ 友人>>15の態度も堂々としていた。一種類ずつの注文も、お代の宝石を払うのもさらっと終わらせ、お目当ての二つを手に入れる。 普段の体なら四つぐらいまではあっさり運べるが、この姿なら一個が限界だ。取っ手に先っぽを引っかけるのもなかなか難しいので仕方ない。 落とさないように丁寧に運び、テーブルに置いた時には達成感すらあった。図書館に入り、会話も問題なく済ませ、注文して受け取るまでやり遂げた。 その成果が目の前の、ゆらゆらと湯気の立つコップ二つ。思わずふふんと笑ってしまう。] ああ、“にげん”のものを手に入れた。 やっぱり飲み物で当たりだったな。 お店に入った時のにおいもこれだったか…… よし、半分こしよう。 [ まずは観察。赤いのは紅茶、黒いのは“こーひー”だ。黒い方は香ばしいような、ツンとつつかれるような、なんとも不思議な匂いがする。 メモするのも“にげん”の体では難しかったが、普段の体に戻るわけにもいかない。そして時間をかけてしまうと、せっかくのほかほかが冷めてしまう。大事なことを急いで書いて、やっと飲み物を飲むことができた。] (27) 2021/05/28(Fri) 6:10:09 |
【人】 にげん? グレザン[ まずは一緒に出してもらった砂糖やミルクを後回しに、二本でしっかり支えて、コップの紅茶を口にする。森でいつも飲むのは緑茶で、紅茶は時々しか飲まない。それでも、これが味が違うのは分かった。葉っぱや作り方が違うのかもしれない。でもこのままでも美味しいお茶だった。ほう、と息を吐く。] 紅茶はおいしい…… 森でたまに飲むのとは、ちょっと違う味だ。 そっちはどう、 ……平気か? [ ちらっと横を見ると、友人>>16のキュッとしかめた顔が見えた。ぱちぱちと瞬く。思わず大丈夫かどうか尋ねた。 どうやら“こーひー”は変わった味がするらしい。それでも友人はまずい、とは言わなかった。一口減った紅茶と、友人のコップを交換する。どんな味なのだろう。おそるおそる、コップから一口含む、が。] (28) 2021/05/28(Fri) 6:10:24 |
【人】 にげん? グレザン………… ……むう。 へんてこな苦さだ…… [ キュッ。思わず顔をしかめてしまう。苦い。苦いが、なんと表現したらいいか分からない、不思議な、へんてこな苦さだ。 濃いお茶とも、焼いたお魚のおなかとも、山で採れた山菜とも、お薬とも違う。口の中がじわわと苦さで包まれるのに、すんと息をすると、香ばしいような酸っぱいような匂いが混ざってくる。 友人がまずいと言わなかったのは分かる。でもおいしいかと言われるとうーんと悩むし、いっぱい飲むのはちょっと苦労しそうな苦さだ。口直しに友人の手元の紅茶を分けてもらう。ごく、と飲むと口の中がお茶で洗われた。もう一度、ふうと息をついて友人の顔を見る。] (29) 2021/05/28(Fri) 6:10:39 |
【人】 にげん? グレザンどうする。このまま飲めるか……? あ、それとも、もらったものを足してみる? 一緒にくれたのなら、入れるのがおすすめなのかもしれない。 [ せっかくの“にげん”のコーヒーだが、自分ではあまり手伝えそうにない。友人が残りも飲むというなら素直に任せただろう。しかし、変わらずキュッと顔をしかめるようなら、砂糖やミルクを足すことを提案する。 “にげん”が一緒にくれたのだ、もしかすると、これを足すのが“こーひー”の秘訣なのかもしれないと。 足すことに決まれば、どちらも少しずつ注いでみることにした。真っ黒だった飲み物はあっという間に茶色になって、まるで違う飲み物みたいに見える。 砂糖も入れたのだから苦さもちょっとは負けてくれたに違いない。さっきは友人だったからと、今度は自分が新たな“こーひー”を先に味見することになった。どきどきしながら、少しぬるくなった茶色を一口。 含んで、ごくりと飲んだ途端、ばばっと勢いよく友人の顔を見る。] (30) 2021/05/28(Fri) 6:10:54 |
【人】 にげん? グレザン……! ぜんぜん、ぜんぜんさっきとちがう! 飲んでみてくれ。 ……な? ちがうだろう? 苦いのがミルクとおさとうで引っ込んで、 いいにおいと、香ばしいのがすっとくる。 ええと、まろやか? って感じだ。 これなら飲めるな! [ 口当たりがまるで変わったことに驚き、友人に主張する。これは説明するより飲んでもらった方が早い。詳しく話すより先に、友人の前にコップを寄せた。 今度は友人も顔をキュッとすることはないだろう。お互いに新たな味を知ったところで、その感想を話し合う。ぎゅっと握り込んだペンで、メモいっぱいに“こーひー”の違いを書き込んだ。ミルクと砂糖はすごい。] (31) 2021/05/28(Fri) 6:11:12 |
【人】 にげん? グレザン[ 紅茶と“こーひー”でメモを増やした後は、ようやく本の探索時間になった。 一緒に見て回るかどうかは悩むところだ。迷子になるほど広いお店じゃない。もしなったとしても、テーブルに戻ってこれば平気だろう。 ただ、相談したいことはあるかもしれない、離れすぎるのもちょっと不安な気がする、ということで、基本は一緒、離れるとしてもどちらも目が届く範囲で見て回ろう、と決めた。 もちろん、これがきちんと守られるかどうかは、本に夢中になる程度にもよるのだが。] 何から探す? こっちは、“にげん”の体についてしらべてみたい。 [自分はまず、“にげん”の仕組みについて知りたい。 体の構造について詳しくのっている本がないか、探して回ることにした。]* (32) 2021/05/28(Fri) 6:13:36 |
【独】 にげん? グレザン/* 本探すとこまで書きたかったけどとりまここまでで! うつぎが宝の山。いっぱい本よんで勉強したい。あぽにもっと色んなものたべさせてえ…… 西園寺さんが、負けるつもりはないって考えつつも女性の気配は気にしてしまうの本当にかわいいな〜〜〜 そしてお店に連れてくのをちょっと渋る旦那のかわいさ グッド…… (-20) 2021/05/28(Fri) 6:17:30 |
【人】 西園寺 飛鳥[それはそれは小さな声で呼ばれた名前に、 意地悪く笑って「ん?なんて言ったの?」 と問い返してみたり。 もう一回ちゃんと呼んでくれるまで、 何度だって聞いてしまう。 キスのおねだりは許可されない。 わたしの方からしようとしたって、 それは止められてしまった。 ちょっとキスするくらいいいじゃんって 紅だってちゃんと拭うからいいじゃんって そう言いたかったけれど、 そういうわけにもいかないのが大人の世界と いうものなのだろう。 面倒な女になりたくない。 やっぱり合わないって拒絶されたくない。 あなたに見合うためなら、少しの我慢くらい わたしはできるってところを見せるだろう。] (33) 2021/05/28(Fri) 8:59:19 |
【人】 西園寺 飛鳥[───ただ。 出されたパウンドケーキがあまりに美味しそうで そういえばいつものW貰い物のお菓子Wの 出所っていったいどこなのだろう、 そう考え始めて仕舞えばだんだんと これがどういう意図で贈られたものなのか なんてところまで気になり始めて。 甘いもの焼くタマじゃないから、 あなたが、焼いたんじゃないから、 だから余計に気になるんだってば! 知り合いの店だと言われたから、 目をすう、と細めて「どこ?」と聞いたのに そのうちな、なんて雑に流されていくんだもの。 一層目は細まって、細まって。] (34) 2021/05/28(Fri) 8:59:35 |
【人】 西園寺 飛鳥女のひと? [と今度ははっきりと尋ねた。 女のひとなら、恋人がいるって言ってね、 ちゃんと伝えておいてよ、って続けて。 彼がそっちにふらふら行ってしまう心配を してるわけじゃない。ただ、教えてくれないのは ちょっとだけ不満だったから、そんなふうに 牽制をしてしまうのだ。] (35) 2021/05/28(Fri) 8:59:57 |
【人】 西園寺 飛鳥[───まあ、それが、男の人で、 彼の友人で、しかもわたしとの仲を応援 してくれていた、なんて知ったら 驚いて、それからくしゃっと笑うだろう。 ちょっと、照れ隠しみたいに。] (36) 2021/05/28(Fri) 9:00:15 |
【人】 西園寺 飛鳥言ってないけど… [お付き合いの話もまだしてないのに、そんなこと 言ったらおばあさまが卒倒しそうだな、と 頷いて、また一口紅茶を啜る。 そう、まだ話してない。 彼が、話してくれると思ったから。 …でもそれってつまり、わたしと一生もう 離れる気がないってことだよね。 …つまり、結婚も考えてくれてるってことだよね。 そう思えば、みるみるうちに体が 喜びとときめきに溢れるのがわかった。 ちなみに、遅くなる、といっておいて なにか詮索されたり問い詰められたりするのは とうの昔になくなった。 たまに兄が半泣きで「何時に帰ってくる?」と連絡を 寄越すときがあるけれど、あまり言うと わたしに嫌われるかもしれない、と 理解しているらしく、10回中9回は我慢していると 母が言っていたっけ。] (37) 2021/05/28(Fri) 9:00:33 |
【人】 西園寺 飛鳥[彼の言葉が聞こえて、そちらに目をやる。 それからふ、と噴き出して。] 商売人とは思えないセリフ。 [と笑いながら少し彼の方によって、 だけどくっつきすぎだからやっぱり離れて。 もどかしい距離感に、どこまでなら許されるのか わからないこの線引きに] …ほんと、はやく閉店時間にならないかな [って彼に倣ってついこぼしてしまうの。]* (38) 2021/05/28(Fri) 9:00:58 |
【人】 にげん? アポス[ 普段の友人なら四つくらいいっきに持てるのに、にげんというものは難しいものだ。と移動中思う。こちらは普段から一つずつ、てっぺんに乗せて運ぶのだから、そのてっぺんを先っぽと思うともしかしてうまく行くのかもしれない。 ふー。 運び終えた達成感は同じく。にんまりと顔が緩んだ。友人も笑っていた。顔を見合わせて、また笑った。>>27] お店にいっぱいかおりがあるな…。 すごく遠くまでとどきそうだ。 森にもってかえれたら、 もしかして森中がこのにおいになるのではないか…っ? [ ははあ〜とそんなことで感心してしまう。 半分こした先、その苦さにキュッとなってしまうのだが。 メモするのも先っぽを使うのが難しい。普段はぺたんと体にくっつけてつかっているが、この体はくっつかないから、さきっぽで"つかんで"書かなくてはならない。お絵かきレベルが78点になった。 時間をかけたら飲み物が冷めるし、メモは飲んでからが本番なのだ。しかし飲む前でないと書けないメモもあるため、友人と共に急いで書いて、いよいよ"にげん"の飲み物だ。] (39) 2021/05/28(Fri) 15:35:58 |
【人】 にげん? アポス[ 最初に"こーひい"を飲んでいる間に友人の「おいしい」という声が届く。>>28 なるほどそちらは苦くなかったのかと思うも、こちらのコップをすすすと友人へと渡した。むこうのコップを受け取ると、ひとくち。 ………ほう。 あったかい息が口からもれる。] たしかに。 おいしい……。 どことなく、甘いな…? [ まだおさとうは入れてないよな?と机を見ると未開封のさとう水が置いてあったため、またほあ〜となった。 口直しに紅茶を友人に渡す。ふう。とつく息の意味は解る。] そうだな、 きっと、入れてみるのが"おすすめ"なのかもしれない…っ! [ と言いながら、友人が注ぐのを見ていた。 色が変わっていく。ほわぁ〜と声がもれた。真っ黒と真っ白をたすとこうなるのか。すごい。思わず見とれてしまったし、先程よりかおりが甘くなった気がする。 ソワソワ…。 友人が一口飲むとき、こちらも思わずごくんとなった。 ばばっとこちらを見られると、ソワソワが大きくなる。。>>30] (40) 2021/05/28(Fri) 15:36:18 |
【人】 にげん? アポス…!どうだ…! ぜんぜん…!? そんなにも!? まあまてまあまて、 いや、そんなにも…!? ありえるのか…っ!? [ 友人の反応が大げさに見えながらも心の奥がくすぐったいソワソワに駆られる。ソワソワ。ソワワワワワ。飲んでみてくれと言われ目の前にきたコップにさきっぽを添えた。ごくり……。もちあげて……ひとくち―――…!] こっ…… これは……っ!? [ 衝撃。本当にそんなにも味が変わってしまった。すごい。これはすごい。] はっ、もしや! これは、これらを入れて"完成"なのでは――…っ!? [ きづいてしまったと言う顔でそう宣う。 友人の言葉>>31には全部ぶんぶん頷いた。いつもの癖で、上半身を曲げるかたちの頷きだから、椅子に座っているとちょっと頷き辛い。] (41) 2021/05/28(Fri) 15:36:43 |
【人】 にげん? アポスは〜……。 [ と堪能しながらも、この感動を忘れぬうちにメモへと書き込む。キュッとなんてもうしない。これはもはや、"きせきののみもの"だ。すごい。街にはあくまのたべものやきせきののみものがある。こんなこと、友人たちは知らないだろう。ふふふんと自慢げな笑みがもれてしまった。] (42) 2021/05/28(Fri) 15:37:13 |
【人】 にげん? アポス[ そうして一区切りついた後、いよいよ図書館の中で本を探そうと言う事になった。いよいよだ。わくわくとした顔は隠せない。>>32 一緒に見て回るかは悩む、とても解る。でもできれば見る範囲はひろげたい…。しかし目の届く範囲でという言葉に大いに納得したためそれにした。 そもそもあれだ。 もし離れてる時に他の"にげん"に遭遇したらと思うと不安だったのもある。うまく対応する自信はあるが、それでもやはり友人が横にいるといないでは全然違うのだ。心細さとか。なので、目の届く範囲ならばどちらかに異常が起こった場合、すぐさま駆けつける事もできる。とてもいい案だと思った。] "にげん"のからだ! なるほどなっ! いいとおもう!! じゃあこっちは、こう、 いきものについてる色んなものをしらべよう! [ 目とか口とか、自分たちについているものは解るけど、それ以外は解らない。"にげん"についてだけじゃなく、ねことか、そういう動物についてのものを調べようと思う。それなら本棚も近いだろうし。 よし。と頷き合うと本棚の方へと向かった。] (43) 2021/05/28(Fri) 15:37:21 |
【人】 にげん? アポス[ 図書館の奥で、ぽけえと本棚を見上げる。いっぱいある…。すごくいっぱいある。こんなにたくさんの本を、今まで見た事がない…。気になる背表紙がたくさんあった。] うおお、うおおお、うおおおおお。 [ 語彙が消え、きょろきょろと物色する。 おいしいたべもの百選…!?ねこのしゃしんしゅう…!?しゃしん…!?いや、違う。まずは目的のものを見つけなければならない。この辺りを見るのはその後だ。後だ…!く…! そうしてきょろきょろと歩き回り、色んなものに目移りしながら目的の本棚を見つけると、またふわぁと声をあげた。 ここに来るまでに歩くのにもちょっと慣れた。本をとると言う動作は難しそうだが、コップを持った時の事を思い出しながらさきっぽを動かす。そおっとそおっと。 自分より高いところにある本を、一本を上にあげてつつつつと先っぽで引きずり出す。慎重に。失敗はゆるされない…。つつつつつ。] あっ、 (44) 2021/05/28(Fri) 15:37:42 |
【人】 ぷにっ アポス[ 重さで本が落ちてくる。てっぺんにぶつかった。ぷにんと本がバウンドしたので慌てて捕まえる。ふう。とっさにぷにぷににしてしまったが、大丈夫だったろうか。"にげん"はこんなことしないだろうか。 きょろきょろ見回すと、友人以外誰もおらず、ほ〜っと息をついた。] (45) 2021/05/28(Fri) 15:38:32 |
【人】 にげん? アポスす、すまん…。 よおし、気を取り直して本を…読むか…! あっ、気になった本を、 先ほどのところにたくさんもって行った方がいいかな? [ こうしてここで先っぽで支えながらもう片方でページを開くのはとても難しい事に思えたので、中身を見るより先に何冊か選んで机の上で見ようと言う提案。 それが通ればどれにするかはムムムムと悩んだが、いくつかを同じように引き出しては受け止めて、ぽわぽわした様子で確保した席へと戻るのだった。]* (46) 2021/05/28(Fri) 15:38:51 |
【人】 絵描き ルナリア街に出て何をしたかと言えば 闇雲に彼のことを探しただけ。 彼の名前は知っていても、 住所なんて知ろうともしなかったもの。 でも、そんな探し方じゃ 当たり前に見つかる訳もなく。 歩き慣れない街中を歩いて 疲れた体をベッドに横たえる。 (47) 2021/05/28(Fri) 18:06:04 |
【人】 絵描き ルナリア答えが見つからないことが こんなにも自分を惑わせる。 一体彼は、私のなんだというのか。 「 ……なんで居ないの。 」 零したのは、前にも言った言葉。 どうしてそばに居てくれたのか どうしてそばに居ないのか。 沈んでいく意識に、身を委ねて。** (48) 2021/05/28(Fri) 18:06:26 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[焼き菓子の出処をぼかして笑っても 飛鳥はぴくりとも笑ってくれず 目だけが、細く細く、鋭利に尖る。 そうして、「女の人?」と聞かれて始めて 俺は彼女の意図を察して、 ぐふ、と紅茶を噎せさせた。] ……そうだな、焼き菓子焼くのが好きで 俺と一緒で骨董品…… アンティークのティーカップなんか集めてて 占いや、ガーデニングなんかが好きな…… ─────そういう男だよ。 [彼は彼で、気になる人がいるらしく 俺達のことも「いつか一緒に来てね」とか 言っていた、とまで言えば きっと誤解は解けたろう。] (49) 2021/05/28(Fri) 18:48:56 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介なァんだ、菓子より綺麗にやけてんな。 [飛鳥の柔い頬をつん、とつついて揶揄うと カウンターに片肘ついて、頬を預けた。 「からかってるの?」なんて聞かれたら 「バァカ、嬉しンだよ」と小声で返そう。] あいつが万が一にも俺の事好きとか言っても 俺は断るよ。 [飛鳥を捨てて、靡く場所もない。 唇を避け、額にキスを落とすと にっ、と笑ってみせようか。 ちゃんと彼女の気持ちに応えるつもりがある、と 誰よりまず飛鳥に信じてもらえるよう、 これから共に過ごす時間を尽くそう。 ─────そう、思う。] (50) 2021/05/28(Fri) 18:50:08 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[まず恋仲になって、 ハグをして、キスをして…… その先、と考える。 万が一にも結婚を許してもらえなかったら? 他に婚約者を立てられたら? ……また弱虫が頭をもたげたのを押し殺す。 閉店までの時間はまだまだあるから 万年閑古鳥の骨董品屋の主人よろしく 離れかけた飛鳥の肩を引き寄せて] そうかィ、じゃあ商売人やめて 今から俺が先生しようか。 [所狭しと物が置かれた店内の中、 ぴ、とそれを指差し、指し示す。] (51) 2021/05/28(Fri) 18:50:38 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介アレぁ、柘植の櫛だ。 椿の掘りがしてあンだろ。 江戸時代には櫛を女性に贈るのが 所謂プロポーズ、ってやつだった。 [苦死を共にしよう、という 江戸らしい洒落っ気だ。 次に示したのは、アンティークの指輪。] プロポーズを指輪でしていたのは 古代ギリシアの頃。 ……つっても、当時は売買婚。 夫の家が妻の家に金ェ払って 夫が妻の父親に贈る。 言わば領収書、ってやつ。 [今はそんな慣習もなく、 共に惹かれあって結ばれる恋愛婚は一般的。 突然のプロポーズの歴史講座に ちゃんとついてこられているか ちら、と斜め下を見下ろして。] (52) 2021/05/28(Fri) 18:51:00 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介江戸より昔の日本だと…… ほら、習ったかな。 平安時代は和歌を読むンだ。 …………じゃあ、問題。 そのもーっと昔……古墳時代は どうやってプロポーズしてたか。 [どうかな、飛鳥。って、 少し笑って、髪を梳きながら答えを待とう。 正解したら、どうしようかな。] (53) 2021/05/28(Fri) 18:51:35 |
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