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【人】 ハンター見習い ミゲル[ 先生 先生 もう誰かが死ぬなんて嫌だ嫌だ 僕は瞬時に最悪の場面が過った 体を貫かれ心臓を握られ倒れ伏す先生 ああ…村の人と同じ グールにまでされてしまうのが彼奴の悪辣のやり方だった 罪悪感 悲壮感が包んだ瞬間────。 それは 起きた ]* (66) 2020/03/05(Thu) 14:58:34 |
【人】 研究者 コルド[ 元よりその願いは可能性の細い道だった いくら理解しても諦めきれずに縋り付き そのためだけに全てを捧げた狂人だ 狂人と言われるだけのことはした 全くの無関係な所で死ぬなど 狂科学者の末路としてはお似合いかもしれない だが、狂人だからこそ 今ですら自分の事を考えないでいる ] 兄さん、兄さんを……助けなきゃ [ いつ、果てるかわからぬ兄 明日にもと危惧はいつもしていたが まさか自分が、なんて考えていなかった 諦めきれない愚か者はまだ願いに縋る ] (69) 2020/03/05(Thu) 16:18:24 |
【人】 研究者 コルド[ 避けようと動くこともない研究者の 火と、明かりで形作られた影が 不自然に膨らみ動きだす 夜闇の住民を捕らえ、永遠の闇に引き摺り込むように グール達に、目の前の赤い吸血鬼に じわりじわりと影が侵食していく ] ………? [ 自分でも何が起こったのか理解できなかった グール達と魔法の火が 闇に飲まれて消えていくのを、見つめた ]* (70) 2020/03/05(Thu) 16:18:51 |
【人】 女主人の兄 ラトゥール[ 囲むように近づくグール 払い除けてもキリがなくて困る だが転機はやってくる コルドが来た。薬が完成したようだ 剣を振る手を止めぬままチラリ 吸血鬼がコルドを殺そうとしたところを 見てからでは当然、遅いと分かっていても ] コルドっ…! [ 1人殺せぬ事が他人を殺す事になる? 1人犠牲にして、満足するよりも 誰も傷つかぬように走りまわる道を探す それが私という、生き物なのだから 自分が犠牲になることは厭わない だから彼もまた、殺させはしない 彼の願いは果たされていない! 叫んで、腕に力を入れようとして 彼の様子が変わったのを見て ] (71) 2020/03/05(Thu) 16:19:55 |
【人】 女主人の兄 ラトゥール[ 見たことのない景色 闇の魔術が、街を覆っている? それは一般市民を襲う事はなく グールや火の粉に伸びていく 魔術の影の根本 そこに立っているのは 見知ったあの、研究者の姿 ]* (72) 2020/03/05(Thu) 16:20:33 |
【人】 教皇 リュシルド[ 深き眠りから覚醒する。 目覚めずにはいられぬ程の 理知を宿した双眸が深く深く 例えこの精神を削ろうとも 例えこの生命を削ろうとも 貴方が譲れぬように 僕が僕で在る為に為さねばならぬこと ] (74) 2020/03/05(Thu) 17:19:24 |
【秘】 教皇 リュシルド → 研究者 コルド──────…コルド [ 呼び掛けは水面のように淡く 紡ぎ出す音は穏やかに意識を沈ませる 長く長く掛け続けている 貴方に掛けた魔術 貴方に潜む強き強き理力を瞬時に再び封ずる 内より精神と魂を僅かに繋げる 衰退の加速を高めようとも 構いはしない 世界の為の犠牲は私で終わりにさせたい。 ────ええ…誰よりも 貴方だけは世界の犠牲になどさせはしない ] (-7) 2020/03/05(Thu) 17:20:04 |
【秘】 教皇 リュシルド → 研究者 コルド────…コルド これは幻。これは夢 貴方の身には何も起きていない [ 目覚めた貴方は 私の仕業だと思い込むでしょう それも十年以上かけ続けた暗示が働く ] 今はゆっくりおやすみなさい ……僕の、弟よ [ 誰よりも大切な弟 貴方を護るために少しだけその体を借りるけれど ─────…怒ってくれて構わないのです まだ怒られるほど僕が僕で居られたなら ]* (-8) 2020/03/05(Thu) 17:20:10 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 赤の吸血鬼が獲物を定めて腕を貫こうとした 瞬間。闇色が弾けたように見えたのはミゲルの視界だけか。 夜闇よりも昏き底に引き摺られ浸蝕されていく 近くにいた自分やラトゥールは避けるように グールと赤き吸血鬼のみを対象していたが 突然の出来事に把握はしきれない。 得体のしれない 見えないものに怯んだのが────まずかった ] クラレンス……ッ!? [ 魔術の対象ではない相棒が コルドから薬を乱暴に奪い取るのを、傍観してしまった ]* (76) 2020/03/05(Thu) 17:20:36 |
【人】 赤の吸血鬼 ルゴールなんだ…この力は……ッ!? [赤の吸血鬼は危機を察して飛び退いた。 夜よりも深い闇が迫り来るのを、避けた。 得体の知れない力に気圧される感触 一瞬でも恐怖を覚えたことに苛立ちを覚えた。 ] おい!そこのお前……ッ!! そいつから薬を奪え……ッ!!! [佇立している半吸血鬼──クラレンスに命じる 研究者から奪うのは簡単だったろう 周囲が騒然としている隙をつく]* (78) 2020/03/05(Thu) 17:21:14 |
【人】 《憑依》 リュシルド[ 強き繋がりがあろうとも 他者の肉体に憑依するのは至難の業 目的はふたつ 彼の弟の力をより強い封印を掛ける もうひとつ 弟の身に危機など及ばせない ────…絶対に それは憑依したてであったせいか 狙いが薬であったせいもあっただろう。 薬が奪われ、指示の元に剣を奮われる刹那 コルドが身につけている教会の証が 己とも呼応し強力な結界をドーム状に作り出す あの子のお気に入りに 少々怪我をさせてしまったが これは意想外なのでお許し願おう ] (79) 2020/03/05(Thu) 17:23:45 |
【人】 《憑依》 リュシルド ……成る程。 力の推測の察知の良さは褒めましょう。 [ 吸血鬼を退治できるのは 人間でありながら屠る力を持つ唯一なる者 お飾りであるとさえ呼ばれようとも 身に抱く魔性の力と 世界に通じる理力は真のもの 赤き吸血鬼にのみ 聞こえるように囁く声は 穏やかさの中に威厳に満ちていた ]* (80) 2020/03/05(Thu) 17:24:20 |
【秘】 《憑依》 リュシルド → 赤の吸血鬼 ルゴール 私は少々ばかり怒っておりますので ……退いていただけませんか? [もの柔らかに告げる怒りは 赤の吸血鬼にのみ伝える波長の音で紡ぐ]* (-9) 2020/03/05(Thu) 17:34:34 |
【人】 研究者 コルド[ なんの力かは分からない だが、自分から力が流れている事は分かった 近づいていた吸血鬼は飛び退き 囲むようにいたグールは闇色に引き摺られていく この力はなんだろうか それを疑問視する思考の最中 意識が、沈む 記憶にもあるこの感覚 身体に入り込まれる事は数度あった その正体は…今度も、きっと 手にしていた薬がどうなったか ]*それを奪い去った犯人が誰か 目に写す事もなく、繋がり、眠る (81) 2020/03/05(Thu) 19:33:29 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 体に刻まれた記憶通りに剣を振るい 操られるがままに1人を狙っていた 脇腹を紅く染めても 相手の顔ひとつ、見ても認識すらしない>>63 街を昏い魔術が覆っても 恐れも驚きも当然ない、冷たい目のまま 操り主き闇の力に恐れ慄き>>78 その間、止まっていた半吸血鬼の身体は 再び吸血鬼の命で動き出した ] ………… [ ざわつく周囲に切り込み 唖然としている研究者から薬瓶を奪い取る 誰も彼も止める事は間に合わない 容易く手の内に収める、その次の瞬間 ] (82) 2020/03/05(Thu) 19:35:38 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ ─────パシッ!! 何かが、弾ける 身体は知らぬうちにその場から離れ 次の瞬間には地面に叩きつけられるように倒れていた 一体それは何があったか 操られた者には何も浮かぶ事は、ない ]* (83) 2020/03/05(Thu) 19:35:58 |
【人】 赤の吸血鬼 ルゴール 貴様……その力…!! フンッ…分が悪いようだな! おい、小僧…… 懐かしき場所で待っててやる 但し俺様の気が長いと思うなよ 来なければもう一度この街を襲う お前の大事な大事な相棒とやらは それまで預かっててやろう! [ 叩き付けられた>>83クレランスと 操られ負傷していない半吸血鬼を伴い 赤の吸血鬼は炎の向こうへと、消えた。 力ある吸血鬼は、己の領地と勝手に定めた場所がある。 距離の問題はあれ自由に行き来ができるのだ。 ] (84) 2020/03/05(Thu) 20:42:12 |
【魂】 赤の吸血鬼 ルゴール 貴様は誰も救えない 関わったものはすべてすべて 不幸にしてしまう哀れな野郎だな! [赤の吸血鬼の声が ミゲルの耳朶に直に木霊した────。]* (_0) 2020/03/05(Thu) 20:42:17 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 目まぐるしい事態に思考が追いつけない 脇腹からはじわりと赤黒い血が滲む 最優先すべきこと。 クラレンスの元へ走りだして体に触れようとして ────触れられなかった。 ] この…クソ野郎……ッ! [ 後追いしようとしたが炎に包まれて消えた あの日────村の皆をグールにして ────僕に獲物の印を付けた時のように 懐かしい場所が指すのは一つだけだ。 然程遠くも無い僕の故郷があった、村の場所 ] (85) 2020/03/05(Thu) 20:42:28 |
【人】 ハンター見習い ミゲル狙うなら僕だけ狙えばいいだろう!!! [ 嫌だ嫌だ どうしてまたきみを連れて行かれないといけないのか 無力さに地面に頽れた。 僕は、僕は……もう誰も失いたくない また、会えたのに 会えると思ってなかったのに どうしてすり抜けるように奪われるのだろう────? ]* (86) 2020/03/05(Thu) 20:42:44 |
【人】 ハンター見習い ミゲル─地下施設─ [ 僕を励まし立ち上がる気力を 与えてくれたのはラトゥールさんだった。 偶然にも雨が降ったのが幸いして街の消火活動も収まった 怪我をしたロゼさんや半吸血鬼は医務室へ 一般の街のひとは教会が無償で医院を開いているようだ。 幸いだったのは浅い裂傷で出血が大袈裟であったこと。 荒らされた街の復興は 町長や教会の指示が迅速に対応しているらしい。 ────その中には 僕をさっさとあの吸血鬼に引き渡せという声もある。 ここに連れて来られたのは匿う意味もあったのだろう ] ……あの、先生… さっきのは……何? [指名手配まで受ける赤き吸血鬼も怯んでいた様子といい そんな力があるなら実験とかしてないで自分で戦えばいいのでは? 当然の疑念を抱いた。 懐疑的な視線は知っていると思い込んでいるラトゥールにも向けられている]* (87) 2020/03/05(Thu) 20:43:37 |
【人】 《憑依》 リュシルド[緊急事態であったが────… この方法は余り使いたくない。 封じ眠らせたコルドが目覚めるまで この身体に憑依していなければ 彼の身体が衰弱してしまうからだ。 幾重にも魔術を施し 幾重にも身体にも術式を組み込まれている 自分の身体とは異なる。 故に意識を奪えば目覚めるまで コルドの振りをしなければならない、が。] ( …年々難しくなってるのですよね ) [一番、バレない方法を知っているだろうか? フードを目深に被り喋らないことだ。]* (88) 2020/03/05(Thu) 20:49:27 |
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