【独】 “観測者” 処暑/* 先代雨水さん……………………………………(すき) そういえば処暑さんと彼の外見年齢がずれていくこと何も考えてなかったけど、彼なら同じ時を歩んでくれる気がするな………… 処暑さんは見目に頓着しないので自分が綺麗でなくなっていくことは何も思わないけど彼と並んだ時に彼と釣り合わないということをありありと突きつけられてしまうのでひとり凹むというタイプ(?)(彼には言わないけど彼には普通に見透かされてる) (-29) 2022/01/23(Sun) 14:05:56 |
【赤】 灯守り 夏至ーむかしむかしー [ボクは夏至領域の中でも結構な権力と実績のある家庭に生まれた。幼い頃から次のこの家を継ぐ者として、英才教育を叩き込まれてきた。 ボク自身それが当たり前だと思ってきたし、それ自体に特に抵抗なんてなかった。 …… 少しだけ気持ちに靄がかかっていたのは、きっと気のせいと押し殺して。 ] (*33) 2022/01/23(Sun) 14:30:02 |
【赤】 灯守り 夏至[そんなある日、ボクはひょんなことから一人になってしまった。 基本的には側近がボクのスケジュールや行動を管理していて、それに沿って行動しているのだが…どうにも側近と逸れてしまったのだ。 別にスケジュールなんて知らないし、スケジュールが遅れたとしてもボクの知ったことではない。 ふらふらと騒がしい領域内を歩いて、公園のベンチに腰を下ろした。] (*34) 2022/01/23(Sun) 14:32:41 |
【赤】 灯守り 夏至[夏至領域の人達は基本的に明るい。常に天候が明るいからなのか、ここの灯守り様の政策なのかは知らないけれど。 公園で一人座り、小さい子が遊んでいるのを眺めながら、側近たちがボクを見つけてくれるのをボーッと待っていた。] 『……どうしたの?一人ぼっちなの?』 [……全てはこの時から、動き始めたのだ。] (*35) 2022/01/23(Sun) 14:35:02 |
【人】 “小雪” 篠花ーー回想:103年前ーー [兄様の蛍になってしばらく経った頃。 以前と比べて明らかに統治の仕事を押し付けられるようになった。 たまに悩むこともあるけれど、兄様ならどうするか、兄様なら何を考えるか。思考をなぞって何とか解決してきた。 兄様から何も言われないから、おそらく間違ってはいないのだろう。 ただ、それよりも気になることがあった。 「“蛍として”ではなく、“灯守りとして”どうするか考えなさい。」 そう言われることが多くなった。 最初は冗談だと思っていたのだが、日が経つに連れて言われることが多くなれば、冗談じゃないかもしれない。と過るようになっていた。 何故、蛍ではなく灯守りとして考えなければならないのか。 今は兄様の蛍であり、灯守りではない。 灯守りは私ではなく兄様だ。 嫌な、予感がした。 だから押し付ける兄に尋ねた。私を灯守りにするつもり? と。] (33) 2022/01/23(Sun) 14:41:39 |
【赤】 先代“小雪” 篠花ーー先代の記録:103年前ーー [家は2つに別れきる、とまでは行かずとも、割れていた。 直系長子の眞澄こそ灯守りに相応しいという意見と、 現灯守りである菴にこのまま任せるべきだという意見だ。 どちらも付いている側が違うだけで、考えていることは同じだった。 要は2つとも“灯守り”に取り入り、暴利を貪りたいのだ。 傍迷惑な話である。 灯守りの仕事に、暴利を貪りたいだけの無能はいらない。 だから集る蝿を適当に“払い”続けていたわけだが。 一番汚い大きな蝿共を払い終わった今でも、まだ意見が割れている。 せめて僕と眞澄が実の兄妹なら、ここまで面倒にならなかったんだろうけど。 これ、どっちか消えないと収まらないだろうなぁ……。 そう思い至ってから、眞澄に統治の仕事をまるっと おしつk 任せることにした。元々手伝わせていたけれど、統治の仕事を大体卒なくこなす妹に感心していた。 まあ、たまに悩む素振りを見せるので、ヒントぐらいは出していたけど。 それで何とかしてしまう辺り、結構素質があるのでは。 これなら安心して号を譲れるな、なんて考えていた。 だから妹の質問には簡潔に答えたのだ。そうだけど? と。] (*36) 2022/01/23(Sun) 14:42:24 |
【人】 “小雪” 篠花私は絶対に灯守りにはならない。 [兄様の返事に、僅かな苛立ちと焦りを感じた。 私は一人前ではない。兄様の統治の仕方を参考にして、やっと回している状態なのに。 兄様は仕事をサボっていても、いつの間にか片付けているぐらい、要領が良くて頭のいい人だ。 私よりも経験もあるし判断も早い。] 直系だの傍系だの関係ない。 兄様は傍系の出かもしれないけれど、今は直系の者でしょ。 [そんな兄様を追い出して灯守りになるなんて、絶対にあり得ない。] (34) 2022/01/23(Sun) 14:43:18 |
【赤】 先代“小雪” 篠花「篠花家直系長子の君が、正気かい?」 [正直、ここに来て最大最強の反対勢力が出てくるとは思ってなかった。 昔から予想外の事をして、愉快な世界に変えてくれる子ではあった。 だが、今ここでそれは、本当に勘弁してほしい。] 「直系に名を列ねていたって、傍系の出なのは変わりないさ。 血筋っていうのは、結局一番わかり易い力だからね。」 [君を守る為には、何としてでも君を灯守りにしないといけない。] (*37) 2022/01/23(Sun) 14:43:59 |
【人】 “小雪” 篠花能力がなければ血筋なんて何の意味もない!! [血筋があっても暗君ならば、領地は衰退するだけ。 それならば多少血筋が悪くとも、明らかな名君が統治した方がいい。] 兄様の方が私より遥かに優秀でしょ!! 血筋がどうのと言うのなら、兄様が変えていけばいい!! 兄様が旗頭になって進めればいい! [領民からもそれなりに支持はあるし、今までの統治を見ればそれ程反感は買わないはずだ。 私も手伝うから。 お願い、一人にしないで。行かないで。] (35) 2022/01/23(Sun) 14:44:31 |
【赤】 灯守り 夏至[声の方を向けば自分と同じくらいの年齢であろう少女がそこに。黄色いマリーゴールドの髪飾りをつけた少女。] 『一人ぼっちなら、一緒にあそぼ?』 […他の誰かと遊んだことなんて無かった。名家に生まれた者の勤めとして、そうするべきと教えられてきたから。 でも今はボクに出来ることなんて無いし、側近もまだボクを見つけられていないらしい。時間潰しには良いか。] 良いよ、遊ぼう。キミの名前は? 私は萩。萩ちゃんって皆呼んでるよ。 …そんなちゃん付けなんて恥ずかしくて呼べないよ。ボクの名前葵だ。よろしくな。 [時間にして1時間くらいしてからだろうか、側近が迎えに来て、ボクは萩に別れを告げた。 ……楽しかった。色んなお稽古や勉強なんかよりもっともっと。萩だけじゃなく、この領域に住む皆の顔が明るいのは、きっと夏至様のお陰なんだよね。 そう考えたらボクは…カゴの中に居る小鳥のようだ。 数年後、突如屋敷を抜け出し、基本的には入ることの出来ない夏至様の居る屋敷へと乗り込んだ**] (*38) 2022/01/23(Sun) 14:44:42 |
【赤】 先代“小雪” 篠花「能力があっても血筋が悪ければ納得されない。」 [血筋が悪い統治者は、余計な所で恨みを買う。 同じぐらいの能力なら、本来継ぐべき方が継いだ方が余計な火種は燻らずに済む。 例え、それで本人達が納得していたとしても、周りが許さなければ意味がない。] 「そりゃ確かに僕は優秀だけど? だからと言って今までの考え方を改めさせる気はないね。 そんなやる気、僕にはない。」 [それは僕の仕事ではなく、君の仕事だ。 本来継ぐべき方が言い出すのは勝手だが、継ぐべきではなかった方が言うのは反感を買う。だから僕が進めるべきではない。 こんなに引き止められるとは思っていなかったから、正直気持ちは嬉しいけど。 今回ばかりはその願いは叶えられない。] (*39) 2022/01/23(Sun) 14:45:08 |
【人】 “小雪” 篠花……っ、兄様のバカ!! [何を言っても聞いてくれそうにないのを悟った私は、部屋を出て怒った勢いのまま扉を閉めた。 どうしてわかってくれないのか。 小さい頃からずっと傍にいてくれた兄が、いなくなるかもしれない事実に堪えられなかった。 もしかしたら仕事を放り出せば、兄様は諦めて辞めずにいてくれるかもしれない。 そうも考えたが、生来の真面目な性格は、それを良しとしなかった。 私ができた細やかな反抗は、兄に小雪にならないと言い続けることと。 兄を仕事の時以外は無視することだけだった。*] (36) 2022/01/23(Sun) 14:45:47 |
【赤】 先代“小雪” 篠花「やれやれ……。」 [妹にしては珍しく荒く閉じられた扉を見ながら、ため息をついた。 本当に、あの子は己の予想の斜め上を行く。 あんな事を言ったから>>0:359、あっさり納得するかと思っていたがとんでもなかった。 嬉しいと思う反面、頭痛がする。] 「説得、説得……どうするかなぁ……。」 [正直、妹を説得、言いくるめるのは一二を争う苦手分野だ。 今までも何度かやろうとしたことはあるのだが、いつも押し負けてしまっている。 つい甘やかしたくなるのだ、恐ろしい。 おまけに仕事の最低限の会話以外、話してくれなくなったので取り付く島もない状態。 幸い、仕事は放り出していないようだが (まあ僕と違うから、サボるって考えないんだろうね) 、これでは説得の余地もない。結局、僕に残された手段は強引に号を受け渡すことだけだった。*] (*40) 2022/01/23(Sun) 14:46:14 |
灯守り 夏至は、メモを貼った。 (a16) 2022/01/23(Sun) 14:46:14 |
【赤】 先代“小雪” 篠花ーー先代の記録:冬至の君とーー [小雪域を出て半月は経っただろうか。 もの珍しさに充てられてフラフラしてたなんて言えない。 ようやっと冬至域に着いた僕は地面に両手と膝を付いていた。 何ということでしょう。 そ う い え ば 僕 は 領 域 に 入 れ な い 灯守り辞めたんだからそりゃそうだ。 そんなホイホイ入れるーー所もあるだろうけど、入れない所もあるよね。 浮かれてそんなことを忘れるなんて、僕としたことが何たる不覚。 そんな……露天風呂……などとガチ落ち込みを見せていたら、蛍が>>*4。 それが迎えだと気付くまでにそう時間は掛からなかった。 奥に開かれた扉が見えたから。] (*41) 2022/01/23(Sun) 15:27:07 |
【赤】 先代“小雪” 篠花[迎えられるままに踏み入り、我儘で露天風呂を所望したらいつぞやの雪見風呂を再現してくれた>>*5。 試作ではない風呂用衣服が渡されたなら、一緒に入ろう!などと誘ったりして。 この時、親友も誘えばいいのでは? 等とちらっと考えたが、まいっか☆と投げ出してしまった。 後程小一時間愚痴られた時は大いに反省した。やっぱり誘えばよかった、と。>>2:*129 近くとも近すぎず、 親しくとも親しすぎない関係は とても心地よいものだった。 こちらが話さなければ聞かれないと言うのは、 結構楽になれるんだな。ということを考えて。 人間関係って難しいな、なんて。 のんびりとした時間を過ごした。] (*42) 2022/01/23(Sun) 15:27:34 |
【赤】 先代“小雪” 篠花[ただ、たまにお酒を飲みながら語り合った。 お酒は特に勧めることもなく、ちびちびと。長く語り合えるように。 お風呂大作戦の時、まさか君が乗ると思ってなかっただとか、そんな他愛ない話を。 穏やかに楽しい時間を過ごしていく。] 「眞澄を守る為に奔走したつもりだけど、上手くいったかなぁ……。」 [やがて酒が回り、酔いが回れば、そんな弱気なことを呟いた。] 「あの子が幸せに暮らせると、いいなぁ……。」 [妹に触れたのはたったそれだけ。 それ以上は触れず、ただただ思い出話に花を咲かせた。 やがて旅立つとき、「いってらっしゃい」と言ってもらえるなら>>*6。 金平糖を手に「いってきます」と答えて出ていくのだ。*] (*43) 2022/01/23(Sun) 15:27:48 |
“小雪” 篠花は、メモを貼った。 (a17) 2022/01/23(Sun) 15:30:53 |
“小雪” 篠花は、メモを貼った。 (a18) 2022/01/23(Sun) 15:32:25 |
【赤】 灯守り 立秋―葵ちゃんと― 三色団子とか作ったら、ちょっとした名産品になるかもよー? [そんな冗談を紫明に言ったりして。>>*10 自然な笑みを漏らす小さな女の子に、可愛いねえ。と一人呟いた。 それから時々霜降と共に立秋域に訪れる葵の為に、定番の紅茶クッキーとリーフパイ以外にもプリンとかケーキとか、子供の好きそうなお菓子が用意されたりした。 なお、橙色のゼリーを用意した時には、葵がちら……とダイくんを見たような気がしたので。] あ、違うからね。ダイくん達から作ったわけじゃないからね。それに非常食にはなるかもしれないけど、多分食べない方が…… [頭を撫でたりして、可愛がってくれていることは知っているので。ただ、少々不穏な単語が飛び出したことには自分では気づいていない。>>*11] (*44) 2022/01/23(Sun) 15:34:21 |
【赤】 灯守り 立秋『我ノ顔ヲオ食ベヤス。 ……ト迫ッテクル食物ガ、モシモ居タラ怖イデッシャロナ』 [話を側で聞いていたダイくんジョーク。 ちなみに彼は言語設定が適当なのか、方言?が色々混じる。] (*45) 2022/01/23(Sun) 15:35:52 |
【赤】 灯守り 立秋[よく慕ってくれているからか、名前で呼んでも良いですか?と尋ねられた時には「うん、いいよー」とあっさり承諾した。] いやしかし、小さい頃のあだ名って、 一度定着するといつまでも消えないものだね…… [成り立ちを思い出すと少し気恥ずかしい物があるが、今更訂正するのも勿体ない程度には定着した名前なので。僅かなくすぐったさを覚えながらもそのままに。*] (*46) 2022/01/23(Sun) 15:36:46 |
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