【人】 千早 結 ──精神病棟2F、廊下── 本当の意味で、 箍に縛られたままなのはタチバナさんの方、 ・・・かもしれないね ・・・あまいのはすき・・・、でも、目眩が・・・ [もしかしたら、幽霊やそれに憑かれるものには向き不向きというものがあるのかも知れない。 四谷君のようなタイプは間違いなく前者だと思う。ぼくは多分に漏れず、後者に当たるだろう。 嫉妬や煩わしさ、他者比較や過去依存、ストレスと言う暗いものとは遠過ぎた。いや自ら遠くへと追いやってしまったのだ。自らを縛るものなら必要ないと。 だからこそ逃げようのない苦痛は嫌いだ。 精神的なものはもちろん、肉体的に仇を成すものは総じて知恵を使い運に恵まれ、なるべく遠ざけて来た。できる限り楽に生きたかった] (78) 2022/08/11(Thu) 23:22:08 |
【人】 勢喜 光樹………世界がどう、とか。 苦しい、だとかではなく。 俺が「生まれて来たこと」 それ自体が、そもそもの間違いだった。 [どんな気持ちかと問われても。 気持ちではなく、事実を在りのままに答えるだけ。 確信めいて、気付いたところで、今更。 別の言葉に変えられるほど、器用には出来ておらず] (80) 2022/08/11(Thu) 23:25:26 |
【人】 勢喜 光樹お前の過去に何があったかは知らないが 少なくとも……… お前が今、抱えている何かのように。 そこまで思えるような価値は、俺にはないだろう? [だから寂しがる必要も、気に病む必要もないのだと。 言い聞かせるみたいに、言ってみたつもりだが。 伝わっているか、届いているは分からない。 こんな時に、気の利いた台詞が言えるならば、 そもそも、価値ある命だったはずだから。] (81) 2022/08/11(Thu) 23:30:27 |
【人】 空虚 タチバナ[複数人の子どもの声が、全く同じ言葉を紡ぐ。 手すりの傍ら、ベッド端に腰かけて 床の染みをなぞっていた視線を宙に浮かせた。] ……。 [返答はない。代わりに視線が続きを促す。 幼子のように純粋で残酷な質問が目の前に転がる。 視線は再び床の染みに落ちる。 先程まで何にも見えなかった形が、 まるで手足を丸めた赤ん坊のように見えた。] わたし、は……。 [子どもたちの言葉>>74には 幸せに生きて暮らした子どもは持ち得ない、 深い恨みや怒りといった感情があわ立つようだった。 その強い感情に喉が焼かれたみたいに、 言葉の続きを見失う。はくりと口が瞬いた。] (83) 2022/08/11(Thu) 23:50:13 |
【人】 空虚 タチバナ[子どもたちの言葉が、胸の穴を通り過ぎて行った。 その感覚に震えている間に、 器用に手すりから降りた二本の足が床を叩く。 赤子に似た染みはもう見つけられなくなっていた。] ま、って……! [子どもたちを呼び止めたが、反応はどうだったか。 もし歩みを止めてくれるのならベッドから離れ、 逡巡の後、子どもたちの頭を撫でようとした。] (86) 2022/08/11(Thu) 23:51:03 |
【人】 空虚 タチバナ[たったひとつの、小さなまあるい頭。 本当なら抱きしめるくらいできれば良かったけれど、 お互いに母親を知らないものだから、 どうすればいいかなんて分からなかった。だから、] とっても、いい子。 [ぎこちない動き、弱々しい声。 それを母と見なすには聊か頼りなかったけれど、 子どもたちのおままごととして成り立てばいい。] 見つかるといい……ね。 それから……みんなみんな、 いっぱい苦しんでくれるよう、呪っちゃお。 [優しさと恨みを込めた穏やかな言葉で見送る。 以降呼び止めることはないし、 これからも子どもたちを阻むことはない。 ただ、何てことないはずのその日だけは、 頭を絞めつける痛みが幾分か和らいだ気がした。]* (87) 2022/08/11(Thu) 23:53:46 |
【赤】 陶酔 カナ……ふふ、かわいい。 [漏れ出る艶を帯びた吐息。 もどかしそうな腰の揺れ。 影の与える刺激に反応を見せる姿に女はうっとりと目を細める。 愛おしくてたまらないというように、耳朶に口づけた後に甘噛みし。 肌理を楽しむように肌の上を動いていた影も、彼女の様子から学習して敏感な反応を示した場所に吸着しようとしたり、強弱をつけて動くようになっていく。 生き物のように服の下を動き回る姿は愉しげですらあった。] (*19) 2022/08/11(Thu) 23:56:00 |
【人】 陶酔 カナね、■■さん。 妹さんを見つけたら、ずっとずっと此処に居ましょう? [そう語る女の瞳は浮かされたようにどろりとした熱を孕んでいた。]* (89) 2022/08/11(Thu) 23:58:08 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a21) 2022/08/12(Fri) 0:00:09 |
【人】 四谷 隆史[忘れるな、という声(良心)に従っていればよかったのだ もしも、もしも。 ――ここに来る前に、せめてこの人に出会う前に 反省していれば、謝罪をしていれば 罪と向き合っていたならば。] 「なんで、そんな燃えるゴミに出されたモノの 名前、呼ばなきゃなんねーんだよ。」 [自分たちのためにという言い訳で あいつの腹から掻き出した命 好いたあいつとの子供だったのに 俺らはまだ学生だと。堕ろそうと。説得した俺は できたことを間違いだと断じた。 ああ、まるで生まれてくることを否定された子が それを是としているかのような言葉>>80 追いかけてきた罪は、俺の後ろから肩を叩く] (92) 2022/08/12(Fri) 0:03:29 |
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