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【人】 微睡む揺籃 アリアこの世界が……本当にそこに書いてある通り、とは限らないけどね。 [ 「原作」の一部に目を通す彼女>>75に、そう一言だけ投げた。 そもそも今の私――アリアは、原作には存在しない筈の人物。 オリジナルキャラクターなのだから。 何が違っていても、おかしくは無いとも言えるはず。] …………。 [ メイベルの手の中で燃え上がり、焼失する紙片。>>76 険のある声音と表情は私に口を差し挟もうとは思わせなかった。 ただ無言で見守り、考えるだけだった。 私がこの世界で果たすべき役割かなにかが、もしかしたら あるのだろうか、と。]* (79) 2020/10/22(Thu) 1:02:20 |
【人】 微睡む揺籃 アリア――浴室にて―― >>77>>78[ いらない知識を与えてしまったと後悔しても時すでに遅し。 寝るときといい言葉づかいといい、どうしてこうも メイベルはお淑やかじゃないのだろう。 頭の中でひとつメモしつつ。] う、うぅん……なかなか慣れないよ、それはぁ……。 それにこの泉は冷たいままでしょう? [ だとするとやっぱり、プールを連想してしまう。 その意味では現代社会の常識がまだ私の中には色濃く残っているのだ。喜ぶべきか哀しむべきかはさておくとして。] あ、それなら温かいお湯に入ってみない? それだったらむしろ、裸の方が私、馴染みがあるもの。 [ 日常習慣の違いって面白い。 個人的にそこそこ切実な交渉ではあるのに、 緊迫感なくそんなことをふと思っていた。 そこにメイベルから投げられるひとつの提案。>>78 ぴくっと耳たぶが動く気がした。] (80) 2020/10/22(Thu) 1:22:17 |
【人】 微睡む揺籃 アリア[ このメイベルは>>78、何か悪戯を考えてる顔をしてる。 この数日で身についた警戒心はそう悟らせるのだけど、 彼女の提案に乗ってみるのは面白い気がしていた。] え、お互いに……? 作って、着てみる。う……うん。 [ そもそも原作界隈でのキャラ人気もそんな所にあるのだ。 傍若無人で無慈悲な、強大な敵役のわりにそこかしこの場面で ちょっと顔を出してはアクセントを与えていく。 メイベルが損な目を引くこともあっても、それはそれ、と また別の機会で取り返す様に感情移入する読者も少なくないのだ。 ゆえに私も彼女の案に同意を返してしまう。] それは……どんなものでも良いの? まあ、サイズとかは合ってないと、着ようがないけれど。 [ スレンダーな彼女を身体を眺める。 今の私もそうだけど、というかまるで凹凸のないような身体だけど、 目測でもサイズ感は把握しておかないと、と。]* (81) 2020/10/22(Thu) 1:30:17 |
【人】 在原 治人[口吻どころか 回し飲みの間接キスすらしたことがないまま 34年間 生きてきた元虫狂い・現アクスル狂いな男は 幸せそうに、はにかんで もう一度、ぎゅっと抱きしめると] 俺と結婚して欲しい。 して下さい。 [自分からも、改めて求婚したのだった。]** (86) 2020/10/22(Thu) 12:51:23 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[そもそも客人が居るという認識ならば パンツを曝したまま過ごしたりしない。流石に。 掃除終わったらいい加減服着るかくらいは考えていたが その前にシャワーを浴びるか如何かが面倒くさくて なんとなく後回しになっている。 ソファーがあるのにラグの上に座り込むのも 完全にだらけきっている証拠である。 床に座る方が楽なんだよな、転がっても落ちないし。 ソファーに揃えておいてある机で食事をしようとすると 高さが足りないので床に座る方がしっくりくる。 台所傍に食事用の机があるにはあるが あれはに一人用のスツールが一脚しかないので 二人でも食事の間は仕方ないとしても。 戻ってきてそのまま映画の続きを眺め始める時も やっぱり結局床に座っていた。 無防備と言えば聞こえはいいがだらしないだけだ。] (87) 2020/10/22(Thu) 12:52:10 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[不躾に品定めするような眼差しがからめとられる。 うーんこれはまずい。セクハラになるだろうか。 映画見るなら最初から見る?とか適当いって誤魔化そうと ……するより先に、名前を呼ばれる。 ひどいことは、しないなら、 一体なにをする断りなんでしょうね。 なんて思いはしたが、余計な言葉は飲み込んだ。 多分同じモンがほしいので無駄なやり取りは省いておく。] (88) 2020/10/22(Thu) 12:52:53 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[近くなる距離を目を閉じもせず眺めていた。 眼鏡がぶつかるなぁとおもって少しだけ角度をあわせる。 その時点で受け入れることを拒んでいないことは こいつにだってわかりやすく伝わるだろう。 柔らかく、乾いた感触がぶつかる。 うん、特に抵抗はない。 唇の感触なんて男も女もそう変わりはない。 多少の肉の厚さに違いはあっても… そう確認している最中にあっさり離れて行くから は?って思って追いかけるように伸ばした。 この手で何をしたかったのか良く解らないまま 指先で頬を撫でて離れたばかりの唇を親指でなぞった] もうちょっと、だけでいいの……? [たりない、って四文字が素直に出てこなくて また相手に判断を押し付ける様な卑怯な言い回しになる。] (89) 2020/10/22(Thu) 12:53:40 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[別段恋慕の類の情が沸いたわけでもない。 その辺の感情はいつだって良く解らない。 女相手にだって理解できたことがなく 男相手なら理解できるなんてこともない。 ただ、好かれるのが好きで、懐かれるのが心地好くて こいつ相手でも…男相手でもいけるなら 別にセフレもこいつでもいいよなぁなんて思っただけだ。 セックスのためだけに女の機嫌を取り続けるのは疲れたし けれど、それなら一人で処理した方がマシとも言えなくて 受け止めてくれる体温を求めては それを愛する気もない癖に愛される事だけ求めてる。 我儘なのはわかってる。 だから誤魔化して、騙して。愛しているふりをして。 結婚の二文字を意識される前に次を探す。その繰り返し。 正直、しぬほどめんどうくさい。 例えばこいつなら、機嫌を取らずとも、騙さずとも 俺の事が好きなら、それでも喜ぶんだろうか。 犬ならどうなんだろうね、飼い主に性欲向けられたら。 虐待だと外野は呼ぶけど、 犬自身が如何思ってるのかはわからない。 こいつはどうなんだろうね、俺に性欲だけ向けられたら。 犬の顔してるがこいつは人間だ。そんな事くらい判ってる。 愛した分だけ愛されてないことが耐えられないなんて いつかの誰かみたいな事を言い出すんだろうか。*] (90) 2020/10/22(Thu) 12:54:56 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[まぁなんにせよ。全部何もなかったことにして 元通りにしたい訳じゃないことはわかった。 現状何かは期待されてる訳だ。 ならその辺に付け入るのはありかなぁなんて 目の前の男に正直に話したら 俺の知ってる葛西さんじゃない、くらいは 余裕で言われそうなことを考える。 フェイドアウトしてもうとっくにそんなシーンは終わった 映画の続きなんてもうどうでもよくなって 視界に写すことを放棄する意思表示に眼鏡をはずした。 腰を浮かせて離れて行った距離をこっちから詰めれば もう一度唇を重ねる動作で顔を寄せて…… 拒むか、受け入れるか、反応を楽しむ様に一度焦らして笑う。] いやなら、拒んでくれていい。 けれど、そうでないなら、もういちど… [しようか、って誘う言葉が声になる前に 唇を塞いで、一瞬掠めただけじゃ物足りなかった 柔らかさを堪能した。 キスを、しようと誘いたかったのか 昨日の続きを、しようと誘いたかったのか 自分でもわからないがどっちでも同じなように思えた。] (-21) 2020/10/22(Thu) 12:56:53 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[押し付けるでなく、柔らかく何度も食んで、 微かな唾液と熱っぽい湿った吐息で湿り始めた唇を ちゅ、ちゅう、と微かな音を立てて吸う合間に舌を遊ばせる。 どっちが先に欲しがるか我慢比べでもしてるみたいに 境目を擽るだけで、引っ込む舌先が 深い口付けを誘うが、誘うだけで何度も引き返す。 じゃれ合うみたいなキスが楽しくって、 くすくすと零す笑い声にも熱が灯って可笑しな艶を孕む。 唇から少しだけ突き出したそこを 魅せ付けるようにしながら一度離れて 悪戯っぽく笑う目を細めてゆっくりと舌舐め摺りを。 欲しいなら、お前から来い。 相手の目に映るその顔は酷く物欲しそうだったが 強請るでなくそんな傲慢さを湛えた眼の色を 瞼を伏せて覆い隠せば、薄く唇を開いて 掠めるだけじゃない口付けが与えられるのを待った。*] (-22) 2020/10/22(Thu) 13:00:27 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[ちっとも喉の奥を擽らない突っ込まれた指の動きは 如何にも、口付けを連想させて。 ぼやけた頭で反射みたいに舌に見立てた指に 熱い舌を柔らかく絡めて返す。 ずるりと擽るようにして引き抜かれてゆく指を 追いかけて唇から少し突き出した舌先に 今度こそ正しく舌の感触を感じたから もっと寄越せと掴みやすかったネクタイを引いて 不快口付けを強請った。 個室の壁に反響して響く吐息の音は気分の悪さもあって 最中のそれみたいにやたら湿った音をしていたから 耳で聞くその音に頭がさらにばかになる。 きもちいいな、って思った瞬間に 一気に気持ち悪くなって嘔吐したが きもちいいに完全に反応し出してた体は 嘔吐く息苦しささえ快感みたいに勘違いして なんだかもうよくわからない。] (!10) 2020/10/22(Thu) 13:45:17 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[すっかり馬鹿になってる頭が体を誤作動させたのか それともそれが正しい反応なのか、それはさておき。 床に座り込んでいた足を開いて晒す 面白報告に相手も笑ってくれるから機嫌をよくして 口の中に残る残骸を唾と一緒に吐き捨てて ペーパーで口元を拭いながら一緒に笑ったのも束の間。 確めるみたいな手が触れてくるから 嘘じゃないって押し付けてやったら、純粋に気持ちよくて。 笑いだしながらできるだけいやらしく腰を揺すってやった。 単純なもので、他人に其処を触れられただけで 頭の中はすっかりセックスの事を考えていた。 なにやってんだろうって考える理性なんて もうすっかり酩酊しきってる頭には残っていない。 溜まってた、なんて言い訳もできなくはない。 前に女を抱いてから随分間が空いていたから ふれてきたその他人の温度が、欲しくて堪らなかった。] (!11) 2020/10/22(Thu) 13:50:27 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[ネクタイを引っ張る手を解いて手を繋がせたのは かえる、と報告に行った先の友人だった。 そこはやめなさいと言われて素直に ネクタイを放して促されるまま手を繋いだ。 想定と違う指の絡め方をしただろうけれど 細かいところを指摘されることはなくそのままになった。 コンビニに立ち寄った時も、出る時も。 繋いだままだった。体温が恋しくて。 男二人でおてて繋いでコンドームを買いに立ち寄ったなんて 思い出したらもうあのコンビニには二度と立ち寄れないだろう。] (!12) 2020/10/22(Thu) 13:51:22 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[相手が男だとか、職場の後輩だとかは 大分前からあんまり認識してなくて 壁に押し付けられて打った背中の痛みも何処かとおい。 ただ、性急に求められるのが嬉しくて くふふ、と口付けの合間に機嫌のよい笑い声が零れる。 濯いですらいないげろ臭い口の中を嘗め回されて 相手の唾液の味にすり替わって薄まって行く。 そっちの方が良いやってただそれだけの思考で こっちからも緩慢に舌を絡めて返した。 人目があるところではわりとしゃっきりしてたくせに 未だ、ひとりぶん、人目がある筈の二人きりの部屋で すっかりぐにゃぐにゃに戻ってしまって 支えきれない体重に引っ張られるように ずるずると背中が壁を滑って行く。] ───は …… なぁ、もっと。 [ずり落ちた所為で口付けを解いたのは自分の癖に 何処か不機嫌にぐずる子供みたいに唸って。 首裏に腕を絡めて、甘ったれた声で強請る。 強請った癖に待てなくて、噛みついたけれど いってることとやってることのちぐはぐさに気付くことはない。] (!13) 2020/10/22(Thu) 13:52:23 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[ただでさえ酔って高い体温がさらに上がって 犬みたいに舌を出してはふはふ言いながら 玄関に座り込んだまま、出した舌を絡め合う。 ジャケットを脱いで剥いで、ネクタイを解いて解いて 二人分がその辺の床に雑にぽいぽい捨てられていった。 玄関の段差を這うようにして辛うじてよじ登ったけれど 靴が片方脱げなくて諦めたようだ。 もう片方は靴下ごとずるりと抜けた。 ベッドまでたどり着くのがもう面倒くさくて ひんやりしてるフローリングの床に吸い寄せられて寝転がる つめたい、きもちいい、ぬるくなった、移動。 口付けで気持ちは満足して寝床を探す様にもぞもぞしだす。 移動の最中すっかり落ち着いてしまった下肢は 口付けでまた反応し始めていたが 今はそっちの欲求よりも眠い方が勝っていた 開けた胸元を落ち着き切らない呼吸で上下させ 上気した頬を淡く染めて とろんと蕩けた眼をして、こいこい掌で誘う。 一緒に寝ようと誘っているようだ。 寝るの意味は、無論、『眠る』の意味合いしかないが。*] (!14) 2020/10/22(Thu) 13:53:57 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽── 吸血鬼とふわふわにゃんこ ── [ >>19手にしたそれは 猫らしき尻尾と耳のある、 もっこもこな衣装であった。 彼はこの、もこもこが気に入ったのだろうか。 首を傾げつつ、変わった衣装だなと。 それ以上は深く考えず。 少しばかり落ち着きのない彼と共に 宿泊する部屋へと案内されるがまま。 足を運ぶのであった。 ───勿論、もこもこの衣装を手にして。] (91) 2020/10/22(Thu) 15:19:19 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 扉を開け、室内へと足を踏み入れれば い草の香りと一面の銀白色が出迎えてくれた。 部屋の中央には 明るい茶色の座卓が備え付けられており 向かい合うように座布団が二枚置かれている。 奥にある窓からは、 色鮮やかな紅葉が広がる山の景色が展望でき。 景色だけでも心地よく過ごせそうな部屋だと思う。 目にしているだけで心が弾んでくる。 従業員が淹れてくれたお茶を一口。 用意されてた茶菓子を味わいながら束の間の休憩。] (92) 2020/10/22(Thu) 15:19:31 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽はい。茶菓子、どうぞ…! [ その時、彼はどうしていただろう。 お茶を飲みながら 胡坐でも掻いていたかもしれない。 何にせよ、 用意されていた茶菓子を手に取り にこっと微笑んでは 彼の口元へ近付けてみただろう。 はい、あーん、だなんて戯れながら。] (93) 2020/10/22(Thu) 15:19:43 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ その後は、 やけに乗り気な彼に促されるまま 手にした衣装へと着替え始める事に。 よくよく観察してみると、 随分と布の面積が少ないような。 背後にちらりと視線を向ければ 見えたのは着替え途中の彼の背中。 すぐにパッと視線を逸らして 手に持ったそれを見つめる事、数秒。 ふぅっと小さな溜息ひとつ。 仕方なく、といったように着物を脱いで、 ふわふわのそれを身に纏い始めてみた。] (94) 2020/10/22(Thu) 15:20:13 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽こ、これ……随分と身体に……。 うんしょ、っと…。 [ 見慣れぬ異国の衣装に悪戦苦闘。 やけに身体にぴっちりしていて とにかく、着ていくので精一杯。 >>55背後から 疑問形の声が聞こえたような気がするが、 それに応える余裕はなく。 >>55>>56何かと葛藤する彼を背後に とにかく着替えを済ませる事に暫しの集中。] (95) 2020/10/22(Thu) 15:22:13 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ そうして、着替え終われば。 そこに現れたのは、ほっそりとした身体を 申し訳程度に毛皮で隠したといった感じの、 一人の猫娘なのであった。 黒い漆黒の髪の隙間からは ふわふわの三角形の耳が覗き。 腰の下の方からは ぴょこんと長いしっぽが伸びていて、 身体の動きに合わせ 左右にゆらゆらと揺れている。 露出した肌は滑らかで、雪のような白さ。] (96) 2020/10/22(Thu) 15:22:57 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽え、ぇ、……えぇ!? この衣装、他に着るものは ……これで、終わり?? [ 暖かそうな ふわふわもこもこな毛皮は一部だけ。 大部分は肌が露出したままになっており この季節、まだ冬ではないとはいえ、 寒さの増した中出歩くには厳しいものがある。 ───そして、何より。恥ずかしい!] (97) 2020/10/22(Thu) 15:23:31 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ どうしよう。どうしよう。 顔に両手を当て、あたふたとしていれば 何か問いたげな彼の声を耳にした。>>56 声のする方へと顔を向ける。 そこにいたのは、白い髪をオールバックに整え、 全身を西洋の貴族のように着飾った一人の男。] (98) 2020/10/22(Thu) 15:23:53 |
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