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【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ こんなの、勘違いだってずっと言い聞かせてる。 だって私達、終わりが決まってるんだから。 距離を測り損ねた先に待ってるのは 私たちがよく知っている痛み。 私達は恋人同士、 それ以上にもそれ以下にもなってはいけない。 君がいつもくれる気遣いも、楽しい時間も 私たちで綴る物語なんだから 勘違いなんてしてはいけないのに。 ] (-65) 2024/06/12(Wed) 1:29:09 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 皮肉なことによく知らないまま始まったから 好きだから、なんて甘えのない関係だからこそ 律儀に、誠実に。 私はできるだけ嘘をつかないようにしてたつもり。 私が好きだから許されるだろう 私を好きなら許してもらえるだろう そんな甘え、一切なかった。 お互い好意なんて抱いてない赤の他人。 そう思ってたし、そのつもりだったから。 ] (-68) 2024/06/12(Wed) 1:58:14 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 君の真っ直ぐすぎる言葉に 恥ずかしくなってしまったんだ。 なんにも伝わっていないっぽいから よかった、私間違ってないんだ、とは 思ったけれど、ね。 私は、君ほど本気じゃなかった。 恋人って役を演じることに。 本気じゃなかったけれど あの時も、今も。 私は君だけを見ているから。 君のやる気は確かに私に届いていたんだ。 ] (-69) 2024/06/12(Wed) 1:58:59 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 「好きなものが同じで嬉しい」 「期間限定のレモンケーキ味のが美味しかった」 なんて、他愛ない話も悪くないなって思ってた。 デートプランを考えるためなんだろうし 真面目だな、義務感を持ってるなら ちょっと悪いな、なんて考えてたけれど 君は私の質問にも嫌がらず返してくれてたから 段々と、そうじゃないのかなと思えるようになってた。 コーヒーとパンの組み合わせが好きなのは同じ。 オランジェットを君のLINEで見てから 一人で買って食べてみたり 科学館や博物館も今度行こうか、なんて言ったり。 恋人みたいな会話を、恋人としてた。 ] (-70) 2024/06/12(Wed) 2:00:01 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 君はどんな顔して返事を打ってるんだろう。 君は楽しそうにしてくれてる、かな。 折角、こんな関係になったんだから 少しでも君が笑顔になれたらいい。 ] (-71) 2024/06/12(Wed) 2:00:46 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁プラネタリウム、楽しみ。 少しは星について調べてみようかな。 [ 初デートの行き先と日時が決まって。 デートってどんなものかよくわかってなかったし 服装とか少しは気を遣ったほうがいいかな、って 珍しくそわそわしながら 初めてのデートの日まで過ごしたんだ。 ]* (-72) 2024/06/12(Wed) 2:01:10 |
【人】 幸阪結月見たよ、クリーム入ってるのがおいしそう。 チョコチップのも捨てがたいね。 [ この関係を無理して続けてるつもりはない。 本来あるべき形とは違うけれど 楽しいと思ってるのは確かで 君に何度も伝えた楽しかったよ、は嘘じゃない。 ……でも恥ずかしげもなく 揶揄いに真面目に返す姿には慣れないかも。 いつ来るか分からない十二時までに やりたいことは全部したい。 思いは同じだから変に否定も出来ないし。 ちらりと赤面した女子を見て じゃあね、と小さく挨拶しつつ 手を引かれるままに教室を後にした。 ] (82) 2024/06/12(Wed) 2:19:01 |
【人】 幸阪結月[ 当たり前かもしれないけど 他の異性から告白されることはなくなった。 流石に宮崎の熱量には勝てねーよ なんてぼやいてる男子を見かけたし きっと、普通の恋人の擬態は上手くいってる。 応援、してくれてるのは有難い反面 皆を騙してる気分にもなるんだ。 みんなが受け入れてくれるのはいい事なんだけど。] (83) 2024/06/12(Wed) 2:19:27 |
【人】 幸阪結月[ 何気ない会話。 ちょっとした日常の一コマ。 得られそうで、得られなかったからこそ この時間は貴重だって思う。 悪戯はそんな日常に彩を添えるためのもの。 本当にそれだけ、だったかな。 ] (84) 2024/06/12(Wed) 2:20:05 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 素直な君ならイタズラ成功するって思ってたけど ちょっとだけ緊張もしてたんだよ? タイミングよく君がこっちを見たら このキスは頬には出来なかっただろうから。 ] (-73) 2024/06/12(Wed) 2:20:27 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 得意げにしてた私は無防備だったから 簡単に抱きしめられて。 ふわり、と君の匂いに包まれる。 あたたかい、…………心地いい。 手放したくない。 ] (-75) 2024/06/12(Wed) 2:21:30 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 不相応な願いは言葉にしないまま 君を抱きしめ返して。 外だってことを気にも留めず しばらく君の体温を感じてた。 ]* (-76) 2024/06/12(Wed) 2:21:56 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 付き合い始めてから半年くらい経った 気が狂いそうなくらい暑かった夏の日。 夏休みのある日、午前だけ補習があった日 僕は幸阪を自分の家に呼んだ。 幸い学校からあまり遠くはなかったし 僕は自転車だったから もし良かったら後ろに乗ってく?なんて聞いて。 途中寄り道してアイスを買おうって提案したり またいつもの通り、 楽しい楽しい、いつもの恋人のつもりだった。 ] (-77) 2024/06/12(Wed) 21:30:31 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 人の目につかないところで二人きり そういう空間はいつだって魔性だ。 転勤に振り回されて 最低限の家具だけ置かれた自室に 彼女を招き入れて。 幸阪が受け入れてくれるなら、 エアコンが効いた狭い洋室で二人隣同士、 暑いなんて言ってるくせして 肩を寄せ合うこともあったかもしれない。 ] (-78) 2024/06/12(Wed) 21:32:46 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 僕にとって幸阪は大切な存在だ。 だからこそ僕達の距離感は これくらいがいいんだって 心の底からそう思っていた、はずなんだ。 これだけ近い距離で ]*君と目を合わせさえ、しなければ。 (-79) 2024/06/12(Wed) 21:33:58 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 戒めるべきあの日のことを 唐突に思い出し始めてしまったのは 君の愛くるしいイタズラのせい。 君の柔らかな温もりのせい。 心地よい君の匂いのせい。 ] (-82) 2024/06/12(Wed) 21:36:33 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 幸阪を腕の中から解放すると 僕はまたいつものように手を繋いで。 いつものようにデートに戻ろう。 僕達が戻れなくなってしまう前に。 ]** (-86) 2024/06/12(Wed) 21:40:36 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ よくわかんない。 ちょっと変わってるね。 予想してた言葉すら返せないほど 呆れられちゃったかな、なんて。 共感されると思ってなかった私は そんな風に思い込んでたし、 別にそれが普通だって思ってた。 自分ですら、自分の気持ちが偶にわかんなくなるのに。 他の人に共感してもらえたなら それは奇跡みたいなものでしょ? ] (-87) 2024/06/12(Wed) 22:30:26 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁なってたよ。 実際かっこいいと思う。 あ、でもさっきは情けなかったけど。 [ 床を転げまわってた姿を思い出して にやっと笑う。 第一印象だけならクールに見える人が あんなに悔しがってる姿、 本人には悪いけど面白かった。 ……それはそれとして。 外から来る人に注目するのは自然なこと。 時期も時期だったし 学校って広いようで狭い、閉鎖空間だから。 ] (-88) 2024/06/12(Wed) 22:31:09 |
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