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【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック[将来の話。それだけ先のことを彼は考えているのか。 彼のことを決して嫌いなつもりはないけれど、 何年、何十年先のことを彼が見据えているのかは分からない。 今は、彼の言葉を信じたいけれど、 多分とついてしまう辺りが、やっぱり不安が残る。 俯いたまま、盗み見るようにチラリと見上げれば、 反省しているのか、少し眉尻が下がっていて。 少なくとも、今だけは信用してもいいかなと、思うのだけど。] ……前にも言ったよ? テンガンのことは、嫌いじゃないって……。 ……でも、 でも、こんなことされたら、 ……びっくりするし、………… ちょっと嫌いになっちゃう。 [小さく小さく、ぽつりと不満を漏らして。] (-52) 2022/05/26(Thu) 22:28:24 |
【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック[再び落とされる謝罪に、口を噤む。 接し方は確かに意識的に変えることはなかったけれど。 それは彼にとっては不満だったのだろうか。 言葉を選びながら口にする彼に、 目を大きく見開いて、前に回された彼の腕に手を添える。] 違っ……! そんなつもりでしたんじゃなくて……ッ、 そりゃ、君の気持ちを考えてなかったのは反省しているけど、 …………怖くて、…… 頼りたい気持ちのほうが、強くて……、 [薄暗い屋敷に訪れて、怖い気持ちのほうが勝っていた。 そんな時にテンガンが居てくれて良かったと思うし、 一人じゃなくて良かったと思った。 思わず縋ったのは、不安が勝っていたこともあるけれど、 彼ならきっと助けてくれると思ったから。] ……っ、ぁッ……、ン、…… ゃ、ッ……まだ、話の途中……ッ… [彼の手が悪戯に胸を弄って、ぴくりと反応してしまう。 こら、と嗜めるけれど叱るには弱々しいもので、 これでは触ることを許してしまっているようなものだった。*] (-53) 2022/05/26(Thu) 22:29:00 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサえ?……。 [俺が好き。 その言葉に何も言えなくなった。若い男が好きじゃなく、自分が好きだと彼女は言う。自分、泰尚が好き。その好きは自分が思い描く好きなのだろうか。 疑念をその場で確かめるのは怖く 彼女の決意に気づかず 食事を進めた。] (!13) 2022/05/26(Thu) 22:50:11 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサ[彼女は優しい。 顏を見たいだけ、だと言ってくれる。自分だって同じだ。とそれは自分だって同じだから、俺も。とナナミさんに告げた。彼女の顏が見たい。 同じですね。なんて笑い。 それから彼女の用意してくれたデザートを食べただろう。出されたアップルパイは、とても美味しそうでそこにバニラアイスものるのだから、豪華絢爛。 自分が子どもであれば目を輝かせ ほっぺにクリームをつけただろう] いいんっすか? ……こんな素敵なもの。 [ありがとうございます。と 彼女に改めてお礼を言い、紅茶を持った。柔らかな動きに慣れているんだなと目を細めて、心配にはもちろん。と答えただろう。料理をいただく予定だったから、元々歩きできたのだ。もっとも、料理以外もおいしくいただいたのだけど。 食べた其れは甘く、腹によく染みた。心のどこかで甘いものを欲していたみたいだ。 穏やかな時間。 和やかな談笑。 ずっと続けばいいと思うのに わかれの時間は訪れて] (!14) 2022/05/26(Thu) 22:50:29 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサ……そうっすね。 あ、… [名残惜しい。 其れが彼女からも伝わってくる。自分の思いは伝わるだろうか。お土産のパイを手に、胸の間で拳を握り彼女に見送られ、去ろうとしたところで お願いをされれば瞬き] ……はい。 今日はありがとうございました。 また、次を楽しみに待っていますから。 [おやすみなさい。と 彼女の唇にキスを落とし。それと同時に抱きしめて、良い夢を。と告げただろう。俺の事、夢に見てください。とそんな思いを込めて、名残おしくも離れ。 一目につかぬようにと マンションを後にした。*] (!15) 2022/05/26(Thu) 22:52:33 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサ[その日は一睡もできなかった。 というのは流石に若すぎたか。いただいたアップルパイは父に見つかって食べられる前に全部胃の中へ収め、それから、次の日にはいつも通り。 あの夜が嘘であった気さえもする。 そんな日常があった。 けれど、一日、一日と次の配達の日は近づいた。 連絡先も交換していない。けれど、配達日はくる。 好きと告げてくれた唇を思い出す あの好きはどういう意味なのか 悶々として] (!16) 2022/05/26(Thu) 22:53:48 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ[ 懸命な懇願じみた演説が、弱い語気と共に途切れ 引き攣る口許と、静かな空間で鮮明過ぎる程目立つ呼吸の乱れ>>=4 それら一つ一つを、味わうように五感で眺めたその後に 地獄へ垂れ落ちる細い糸を一息で断切る如く、 再び口を開いた主はたった一言を彼へと向ける。 ] もう、そんなものは要らないよ [ 表面上で装われる、主への敬意と生への安堵も。>>12 見透かされ捕われて尚紡ぐ愚かな嘯きも。>>=2 そして逸れた道を正しく直した彼が運び続ける魂すらも。 内に含む懇願を、唯一形として示せた添えられた手は>>=4 針に刺されたような鋭い痛みを感じることとなり、 彼の意識の外で反射として悪魔の手から離れてしまう。 ] (=5) 2022/05/27(Fri) 4:39:50 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ――……、 何故? [ 冷たい声色の問い掛けと共に、書斎の空気も冷えていく。 彼が生活しやすいよう保たれた環境が変わる。 偽ることを教え、己が望むように振る舞わせてきた。 だけどそうするべき時がいつなのか、見分けられると思っていた。 最早望んでもいない生を求める三文芝居など、見たくもない。 ] 奴等に奪われたいと願っておいて、 オレに奪われることは何故恐れる? [ 一番の失敗が表舞台に立ったことならば、 何より重大な罪は契約に違反したその思考。 今尚主を拒もうとする、裏切り。 ] (=6) 2022/05/27(Fri) 4:40:55 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオお前はあの村で死んでいた筈なのに お前はあの時からオレのものだというのに [ 猛禽の瞳が下僕と定めた人間を睨みつけた時、 不可視の手が首を絞め上げ、宙へと魔術師の身体が浮かぶ。 与えられるのは殺意ではなく苛虐。 逃れることを許さないが、窒息死も迎えられない。 農村の子供に礼儀作法を教える為にどれ程時間が必要でも、 彼の常識の外にあった術への呑み込みが遅くても、 決して体罰は行わなかった悪魔による、仔への初めての暴力。 ] 何百年生きたとして、人間は人間だ いつか駄目になってしまうことなど、最初から分かっていたとも [ 倒れた椅子もそのままに自らはより深く座り足を組み 自分の手でワインを注ぎ足し、藻掻く彼を見物しながら。 ふとため息をつき、そんな真実を明かそう。 誰かの為だけに生きることなど、悪魔ですら成し得ない。 悪意を生きる目的とすれば、待ち受けるのは狂気。 ] (=7) 2022/05/27(Fri) 4:41:55 |
【秘】 芸術の悪魔 インタリオ → 落星 クロウリー今更神に受け入れられるとでも思ったのか? [ 絞首台に登る罪人と呼ぶには 慈悲の無い苦しみを与えられるその姿を見上げながら見下して、 奈落の悪魔は何処か記憶に重なる言葉でせせら笑う。>>0:122 どれ程望もうとも、その身は遥か昔から穢れている。 祝福は下りない、救いは与えられない、逃げ場はない、 ] (-55) 2022/05/27(Fri) 4:43:27 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオゾラ、お前の人生には何も無かったな [ 悪魔が彼の生まれ持った名を呼んだのは、 五百と数十年の付き合いで初めてのことだった。 病原菌を振り撒く虫の如く、 魔術師にとって人間とは不幸に陥れる存在で、 止り木にはなり得ず、一過性の関係を築く相手。 例え愛したとしても先に終わっていく。 ] 誰もお前の生きる目的にはなれなかったな? [ 迫害と復讐で歪んだ心が、 永らくその目を曇らせ自己の本質に気づかせなかったのなら。 どうしようもなく愚かなことに 彼は今もあの時、軽薄さと無知を晒した子供のまま。 ] (=8) 2022/05/27(Fri) 4:44:24 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ……死にたいのなら、 無様に泣きながらオレの足元に縋り付いて どうか殺して下さいと、言えば良かっただろう? [ そうしなかった彼にすら、優しく誘いを掛けてやったのに。 何も無い人生に、唯一あったものが己との契約なのに。 悪魔から幾多の智慧を得て、歴史の陰に生きる刻が始まれど 地を這う人の仔であることは変わらぬと定義したことが、 未だ捨てられぬ暁への渇望となってしまったのだろうか。 再びのため息と共に、見えない首枷は消失し 落下する身体は床へと倒れ伏すこととなるだろう。 ]* (=9) 2022/05/27(Fri) 4:49:51 |
【独】 団地妻 ナナミ/* さすがすだちさん。 アップルパイ、ヤスヒサの方の返事次第だから包んだりする描写入れられなくてあえて抜いたんだけど、忘れることなくしっかりと入れてるし、活用してる。 (-56) 2022/05/27(Fri) 6:50:43 |
【妖】 甲矢 潮音[だいじなものをあげると言ってくれた彼女は どれだけ地獄を味わわされても 意識を飛ばしてしまうことなく 僕を拒むこともまたしなかった。] ($35) 2022/05/27(Fri) 9:32:06 |
【妖】 甲矢 潮音[出逢う度に好きを重ねた。 何度も別れを繰り返した。 誰より何より大切にしたいきみの。 苦しむ姿すら愛らしいと気付かされてしまった。 そうして自らを差し出してくれるきみ。 渇きを教え満たすこともまた教えてくれるきみへの 愛おしさは、留まるところを知らず膨れ上がるばかり。] ($36) 2022/05/27(Fri) 9:32:09 |
【妖】 甲矢 潮音[花でも摘むみたいな容易さで 化生の爪は人間の尊厳を奪っていった。 だけど、全身の穴という穴から 凡ゆるものを垂れ流す流歌は それでも世界で一番かわいかった。] かわいい、……かわいいよ、流歌 きみは誰より素敵な女の子だ……っ [心からそう思った。 綺麗だねと笑い合った水色チェックも きみが上書いてくれた色には敵わないね。] ($37) 2022/05/27(Fri) 9:32:12 |
【妖】 甲矢 潮音それに……ふふ、すごくおいしい、ね……っ? [胃液と血の混じるキスを何度もした。 きみの体液も、 きみの感じてる痛みも、苦しみも、 僕のために耐えてくれるいじらしさも、 いのちすら捧げてくれる途方の無い愛も 何もかもが美味で、もう他なんて食べられない。 流歌なしじゃこの先生きていけないね。 ] ($38) 2022/05/27(Fri) 9:32:16 |
【妖】 甲矢 潮音[一滴たりとも零したくないから そこに噛み付いたあとは 何も話せなくなってしまったけれど 鼻の付け根まで肋骨の隙間に埋めたまま ずっとずっと、見つめていたよ。 聞き取りづらくても きみが口にするのは僕の名と愛の囁きだけ。 嫌味な名前だけど、きみが呼んでくれると悪くない。 きみは僕だけの光でいて。] ($39) 2022/05/27(Fri) 9:32:24 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック彼女の 吐息 彼女の 声 彼女の 体 すべてで彼女の様子が落ち着いてきたと思う頃、 体内が奥へ奥へと誘われていく。 蠢く肉壁は熱を取り込むように絡みつき、 彼はそれに合わせるようにぎゅっと抱きしめて。 だからこそ寝ころびやすかった。 彼女は驚いたような、理解が追い付いていないような 声をあげながら顔を上げて、すごくかわいい。 (+15) 2022/05/27(Fri) 10:27:57 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「ダメ?でも気持ちいいって思ったけど…… もう少し、感じてもいいんだよ?」 彼女と視線が合うとき、彼は彼女の腰に 手を添えてぐっと、何度か奥を突いていた。 不安そうにしていたなら、 おいで、と声をかけて彼の上に寝そべるよう促してみる。 彼女の体が密着したなら、先ほどまでと変わらず ぎゅっと抱きしめて下から突き上げて。 彼女が本格的にいやいやをしてきたら、 どうしようかと考えながら、髪を整えるように撫でて。 (+16) 2022/05/27(Fri) 10:28:26 |
【秘】 魔導騎士 テンガン・カルシャック → 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ確約ができないのは、恋人でもない関係が いつまで続くのかにもよるという理由があるから。 けれども、彼女を傷つけたくてやったわけではなく 一瞬上がって、すぐに急降下する感情を 落ち着かせられなかった彼の責任。 「……嫌いになってほしくない。 俺が、………独りよがりは良くないから、 ちゃんと自制する。………… 次の街についたら、別行動しようか。」 年頃というか、血気あふれる青年であることに変わりなく 彼女が嫌いではないという言葉を口にすると、 好きではないのか、と思ってしまう。 嫌いではない、ではなくて、好き、という言葉が 彼女の口から欲しいのに、そこに至っていない事実が ひどくもどかしくて、歯がゆい。 そういう感情を爆発させて彼女を怖がらせた事実も 大変不愉快極まりないと彼は己に嫌悪を抱く。 (-58) 2022/05/27(Fri) 10:29:26 |
【秘】 魔導騎士 テンガン・カルシャック → 魔法使い ミンナ・コンスタンツェゆえに次の街に行ったら娼館へ赴くべきかと 少し考えてしまい、別行動の提案をする。 彼女とは正式な恋人関係ではないし、 行ってとがめられる理由もないといえばない。 彼女を傷つけてしまうくらいなら、 そうやって自制をかけていくのも一歩だと感じる。 (-59) 2022/05/27(Fri) 10:30:30 |
【秘】 魔導騎士 テンガン・カルシャック → 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ腕に手を添える彼女の肌はとても柔らかく、 もっと触っていたいと思わせる。 彼女の言い分はもっともで、 どうしたものかと思ってしまう。 けれども、不用意でいては冒険者は続けられない。 「俺だから、……いや暴走した時点で俺もダメか。 でも、世の中にはもっと蛮族的な人間がいる。 パーティーメンバーが優しいとは限らない。 だから、恋人以外にはそうしないほうがいい。 言ってくれたら助ける。 君を守っていくのは今の俺の仕事でもあるんだ」 (-60) 2022/05/27(Fri) 10:31:09 |
【秘】 魔導騎士 テンガン・カルシャック → 魔法使い ミンナ・コンスタンツェおばけが苦手な彼女が暗がりを怖がるというのは よくわかる話でもあり、納得するに値する。 けれども、やはりそうといっても あれだけ密着されてしまうと落ち着くに落ち着けない。 小さく反応する彼女の体がかわいいと感じ、 彼女の弱い咎めも含めて、もっと聞きたいと感じた。 けれども本当に嫌かもしれないので、 胸を優しく触り続けるだけにして、 暫くしたらソファに置いてきた服でも取ってくると 彼女の背中側から一旦離れるだろう。* (-61) 2022/05/27(Fri) 10:31:58 |
【人】 甲矢 潮音……うん。 というか死なないから [目を覚ますなり眠り姫に顔をぺたぺたされた。 あんなことされてもきみは 僕が生きてることの確認の方が先、なのかな。 胸がきゅんきゅんしすぎて辛い僕の前で 流歌は自分の胸元を確認してる。 ただの夢だと思っているんだろうか。] (22) 2022/05/27(Fri) 10:33:22 |
【人】 甲矢 潮音[僕は自分のこと、話しても良い気分になってた。 他は僕を好きになれってただ命じればよかったけど きみだけはただひとり違った。 そのきみの心を手に入れられた実感が、確かにあるから。 どんな僕でも、受け止めてくれるんでしょう? ] (23) 2022/05/27(Fri) 10:33:39 |
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