ネコジマは、バッと振り返って音の方を照らした。猫がいる。 (a37) 2022/07/12(Tue) 1:28:17 |
【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ>>a36>>a37 「────」 「ねこや、」 「ねこや、今のはお前ですよね?」 言いながら、多分違うと思った。 倒したというよりも、避けたような。 猫は、あなたの頭の周りをうろうろ。 猫は、あなたの頬にすり寄ります。 猫は、猫島の方に行きません。 「ねこや」 「ねこや」 「ねこや」 「ねえ」 猫は、猫島の方に行きません。 (-103) 2022/07/12(Tue) 1:35:03 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a38) 2022/07/12(Tue) 1:35:36 |
ネコジマは、猫を照らし続けている。 (a39) 2022/07/12(Tue) 1:37:53 |
【赤】 かれがれ ユメカワ──つん、と鉄臭い臭いが鼻をついた、錯覚。 「………死ぬのが、怖い……」 最期の日の、最期の瞬間の記憶。 俯いて考え事をしていたから、周りは見えていなくて。 音も遠くの事のようで、それに気付いた時にはもう手遅れで。 は頭を強く打ち即死だったと── その後の記憶は、何も無い。 最初は自分が死んでいる自覚も殆ど無いまま、 気付けばここに居たようなものだった。 「……即死かあ」 どろり、生暖かいものが額を頬を流れ落ちる感覚。 けれど何も滴り落ちはしない。これも、錯覚だ。 (*6) 2022/07/12(Tue) 1:57:50 |
【赤】 かれがれ ユメカワあなたの言葉をなぞるように繰り返す傍らに。 ふと視線を上げた。 今際の記憶を語るその声が、徐々に淀んでいったから。 「わかった。次はそうしてみる」 優しい──中途半端なやり方ではだめらしい。 どんなに甘く言葉を重ねても、迫り来る死の恐怖は拭えない。 死してなお残るほどに強いものなのだと、理解した。 自分と同じような死に方の方が、皆にとって優しいのだと。 「ありがと、先生。俺一人だったらずっと迷ってたかも」 提案はあっさりと『次』の手段の一つとなり、 少女に掛けられる言葉は、気遣いではなく感謝だった。 この場に於いて、あなたは『理想の先生』だから。 『生徒』に気遣われるなんて、きっとあってはならない事だ。 「…もう一回、夏彦に会いに行って来るね」 浮かない表情を、そっと笑みに変えて。 またね、少女や物言わぬ友達に手を振ったのちに踵を返した。 (*7) 2022/07/12(Tue) 1:58:23 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『そう』 『じゃあ やっぱり、俺は悲しめそうにないな』 『時が止まってくれたら、それが一番だから』 『同じ時を進んでいたって、いつかは皆少しずつずれていくから』 そうして"今"がずれて綻んで、ばらばらになってしまう前に。 大好きな皆で一緒に、一斉に同じ所で立ち止まる。 きっとそれ以上に素晴らしい事は無いだろうな。 『そうやってずれていくものを見送って、見送られて』 『忘れたくないものを覚えているしかできないのは』 『互いに置き去りにされるだけは、寂しいな』 なんてのは独り善がりな寂しがり屋の思う事。 君がどう思っているかは定かじゃない。 人間は、忘れる生き物だ。 忘れる事で自分を守る、そういうふうにできているものだ。 記憶もずっとは続かない。過去はいつかは底へ底へ埋もれていく。 『寂しいけど、でも』 『死ぬのが怖いから、だから生き続けるのかな、君達は』 今を今のまま止めてしまえば、それは決して過去にはならない。 そうしたら、きっと。 置き去りにするもされるも、忘れるも忘れないも無いのにな。 (-104) 2022/07/12(Tue) 3:04:56 |
【秘】 夢の境 ユメカワ → 夢の先 ライカ小さな足音が、一人分。 夏の夜の空気と、夜明け前の物寂しさの中。 聞こえた軽い音は、確かに待ち人の訪れを告げていた。 それだけでどうしようもなく嬉しくなるくらい、やっぱり単純だ。 「……夏彦」 名前を呼んで、そっと君と向き合って、いつもと違う事に気付く。 ああ、ずるいな。俺が証明できる事なんてそう多くないのに。 「俺、やっぱり頑張るのは下手くそみたい」 「さっきだって、やり直そうとして、また空回って」 「そんな俺でも、いいの」 なんて、聞いたら決意を鈍らせてしまうかな。 まっすぐな月白色。君の瞳と目が合って、 ちょっと困ったように、けれども自然と笑みを返した。 思えば、始まりも君と目が合った日の事だった。 周囲の同年代とは少し違う雰囲気。少し違う距離感。 それが何だか気になって、駄目元で話し掛けたのが初対面。 実のところ、鬱陶しく思われてしまわないか少し不安だったから。 だから君がこっちを向いてくれたのが本当に嬉しかったんだ。 切っ掛けは、本当にただそれだけ。単純だって笑われてしまうかな。 (-105) 2022/07/12(Tue) 6:13:47 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ「…………苦しむ、時間が……長ければ、」 「それだけ恐ろしく思う時間も長くなる。」 「即死とか、それに近い死に方なら」 「きっと怖がらせないんじゃないかな」 「一緒なら、飛び降りても怖く無いかも」 「…よく、なくても。俺も、夏彦の事が好き」 座っていた窓枠から降りて、一度教室の床に足をつけて。 今はすぐ傍の君に我儘な愛を囁くだけ。 三階の高さは、ちょっと心もとないから。 「諦めたくても、諦められないくらい──大好きで、 愛してるから、離れたくない。離したくないから、だから…」 「今度は、一緒に死のうか」 思い返すのは、猫が屋根の上で月を見上げている写真。 屋根裏に行ったらしきあの子が撮った写真。 屋根に開いた穴からなら、校舎の屋根の上に出られそうだった。 (-106) 2022/07/12(Tue) 6:15:11 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ/* というわけで結婚式と書いて死因の相談なんですけど 飛び降り心中or絞殺リベンジorその他(なんも考えてない) の三択くらい人生に一度の晴れ舞台だし好きな死因を選んでくれな 要望は最大限聞く 個人的には飛び降りで上手く頭からいって即死だと 死因がお揃いになって激アツです (-107) 2022/07/12(Tue) 6:19:49 |
【人】 陽葉 シロマ「あ、」 硝子の割れた音の方へ向かっていると、見覚えのある帽子が落ちていた。 硝子を踏み、拾おうとして──永瀬の言葉を思い出した。 そっと離れて、窓の方を見る。 破片で怪我をしないように気を付けつつ、窓から下も覗き込んだ。 「……ま、君はそんな死に方しないよね」 姿勢を戻し、スマートフォンを取り出す。 さて、どうしたものか。 少女は暫し考えていた。 (29) 2022/07/12(Tue) 7:46:54 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ「────あは、」 「そうだなあ できちゃいけないんだ あっちゃいけない」 「死んだらそこで終わらなきゃいけない」 「じゃあこれって何なんだろうな 全部悪い夢だったのかな」 「起きた記憶なんて無いしさ」 「これが夢なら──覚めてみようか」 覚めるのはきっと、君の夢。 何にしたって、もうじき夢は綻んで、君達は朝に目覚める。 夢から覚めた君達は、現実にいったい何を思うんだろうな。 一瞬。鉄臭いにおいがしたような、錯覚。 (-108) 2022/07/12(Tue) 8:00:56 |
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