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【人】 エースオブ―― ヴィオレッタ>>4:+14 マウロ 「左様でございましたか。失礼いたしました。 お楽しみいただけているのでしたら、幸いです」 ディーラーは申し訳なさげに丁寧に頭を下げ、微笑む。 ”お連れ様”はたまに無茶な掛け方をするので心配だが、 この青年がそんな無茶をするのは見たことがない。 店としては上客とはいえないが、 個人的にははらはらせずに済むので好感が持てる。 不機嫌そうな態度も素直さの表れと思えば どうということはない。 だから、さっきの問いもただのコミュニケーションだ。 何事もなかったように前のゲームのカードを回収。 小気味よい音を立ててカードを切り始める。 「そうですね、夜も勝負もまだまだこれから。 お客様のツキもここからは上向きとなるやもしれません。 よろしければ次のゲームのベットをどうぞ」 (0) 2022/08/21(Sun) 2:12:26 |
【秘】 花で語るは ソニー → 名もなき医者 リカルド「アンタの立場って、そんなことまでしなくちゃならないの? 出世頭の扱いだったって聞こえてくるけどね。それとも、それがお気に入りられなのかね」 意外だとは感じたものの、思い当たるなにかというのは今はまだ、無かったらしい。 それに気づいていたなら何か変わりはあったかもしれないが、さして伝えるべき話でもないだろう。 解いたタイを片手にくるりとまきつけ、ジャケットとベストの釦を外して肩をぬいていく。 いつかの時にも同じことをしたのに、まるで勝手も手付きも違う。 ただただ情交を想起させるだけに留まっていた時よりもずっと手の平は膚に張り付き、 アルコールの摂取の為に上がった体温が僅かに掌を湿らせる。 それがまた乾いた皮膚とはずいぶんと違う密着と、人間の気配を神経を喚起させるようだった。 シートから錠剤を外す音。死角にあった片手に錠剤をいくらか握り込む。 本当は隙を見てそれを飲ませるつもりだったのだろう。唯のお楽しみなら、不要なもの。 されど最終的に至る目的の為には、相手を弱らせる必要があった、それまでだった。 それが、耳に聴こえた囁きのために動きを止める。僅かに顔を離し、見合わせて。 → (-115) 2022/08/21(Sun) 2:23:10 |
【秘】 花で語るは ソニー → 名もなき医者 リカルド「――私怨も、だって?」 反射光と間接光に照らされる顔が、一層暗く陰になった錯覚さえあった。 せせら笑うような声は一瞬、強い怒気を混じらせて震え、 首のあたりで未だきっちりと締められたシャツの釦を外していた手はほとんど反射的に、 相手の首に指を掛け、締め上げるように掴んだ。ほんの一瞬、一瞬のことだ。 「調べたのか? それとも、ああ! あの人に聞いた? そうだよなあ、アンタはお気に入りだもんな。それくらい聞かされて当然か。 オレのことを話して、それで面倒な生き物の飼い馴らし方でも教わったわけ?」 瞋恚、或いは悋気。歪んだ口角に乗せられた激情はおよそ尋常のそれではなかった。 それくらいで相手が怯んだりしないのだとしても、動揺しないのだとしても。 およそ今までの取引の中で、よく変わる表情の内の一片も今とは重ならないだろう。 威圧の為ではない。脅迫の為でもない。意図的に感情を表出させたのではない。 煽られたからカッとなった、そう言うのが一番近いものだったかもしれない。 息を大きく吸い、己を抑え。指の力はすぐに剥がされ、相手の呼吸を阻害する時間は長くはなかった。 己が冷静でないのを自覚して、衝動に任せる自分自身を制止して。 それでも相手を改めて見るジェイドの内側には、凍りついたアイスブルーがあった。 「……ああ、もう。いいか。 全部受け止めるっていうのなら、そうしてよ。リック」 舌の上に乗せるように錠剤を口に含む。溶け出す前にすぐさま、相手の唇に己のそれを合わせた。 唾液の絡んだ舌がぬるりと粘膜の内側を撫ぜ、下顎に寄り添っているだろう舌を掬い上げる。 舌下に、パステルカラーの薬がねじ込まれる。自らに影響を及ぼすのも構わず、唇を食んで閉ざす。 メタンフェタミン、MDMA、カフェインの混合剤。発汗や喉の乾き、性欲の増進と勃起不全。 共感性と多幸感が脳を占め、神経への刺激を過剰に増幅させる。 瞬時には効かずとも、舌下から吸収されれば自ずと変化を感じるだろう。 (-116) 2022/08/21(Sun) 2:23:30 |
【秘】 郵便切手 フラン → エースオブ―― ヴィオレッタ「からかわないでください……」 いつかと同じ、弱ったような反応。 ほんの少し、満更でもない気持ちを滲ませて。 「お兄ちゃんだなんて、 もう長い間呼ばれていませんね」 いつも呆れと愛しさを滲ませた声音でそう呼ばれた。 きっと頼りない兄だったろう。 懐かしむように落ちる眼差しは、タルトを載せた食器ではなく、どこかその先の遠くを見ているようだった。 「ヴィオレッタさんは、 自分よりずっとしっかりしていますけど。 休めるときに、休んでくださいね。 お話……は、自分が聞けることなら、聞きますから」 何も知らない他人だからこそ話せることもあるだろう。 無論、話せないことも。 ミルクの甘さとタルトの甘さが異なるように、二人の感じるものは違う。 青年はせめて穏やかな時間を共有できていればと願うばかりだ。 (-117) 2022/08/21(Sun) 2:27:08 |
フランは、妹は2年前に亡くなっている。 (t0) 2022/08/21(Sun) 2:28:00 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー「そりゃどうも。 ま、運悪く酔っ払いに絡まれたってだけの話です」 以前と変わらない調子で、表情で、平然と嘘を吐く。 ある程度駆け引きに長じているなら、詮索の余地はあるだろうが。 望み好んで諍いの元へと寄り付く人種ではなくたって、 不意に降り掛かった災難に巻き込まれる事はある。よくある話だ。 たとえ裏社会に故有る者であっても、立場が低ければ尤もらしく。 とはいえ、この時あなたが何処までこちらの事を把握しているか また、対するあなたが何処でどのような立場にあるか。 なんてのは、互いに語った以上の事は今はまだ知らぬこと。 「……俺には少し明るすぎますね」 そうは言っても、有無を言わさず花は手元へ押し遣られる。 それを粗末に扱う理由も今は無いのだから、 このままなら、恐らくは手向けの花となるのだろう。 花束が片手を埋めるのと入れ替わるように、 もう片手にあった煙草はそれとなく地面へ落とされた。 その花言葉も、掃除屋は知らぬ事。 もしも知っていたならば、 皮肉交じりの一つや二つ吐いただろう。 (-119) 2022/08/21(Sun) 2:48:40 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「そうだねぇ。僕も、見なければいけない相手が増えたし」 「────もちろん幸福なことだ。家族が増えるのは。……けど、ふふ」 楽しみが増えた、と君の言葉尻。そこを捕まえて、男は気分を良くしたようだった。 片眉を上げて口の端を持ち上げる。前傾していた身体を伸ばし、背もたれに遠慮なく体重を預ける。それから君を真っ直ぐ見据えて、見せつけるように足を組んだ。喉で笑いを転がして問う。 「僕が恋しかったかい、ドニ?」 君が恋しかったよ、と。 普段なら、その言葉を吐くのはこちらの方。寂しいのは自分の方で、会いたいのは自分の方で、愛したいのは自分の方だ。それを、男はよくわかっている。 ささやかな乾杯が行われるのであれば男も従うだろう。丸みのあるボディを軽く触れ合わせれば小さく音が立ち、透明な液体がグラスの中で踊った。その液面が静まる前に、君と同じように一つ口を付ける。気に入ったらしく、満足そうに頷いた。 「ああ。……そうだったの。道理で君に懐いてる」 「そりゃあ、可愛いわけだ。大切にしてあげなきゃね」 ▼ (-120) 2022/08/21(Sun) 3:25:43 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド合点がいったともう一度頷く。それからもう一人の子どもの方のことを思い出した。 アルバファミリーは横の繋がりを大事にする、家族のようなマフィアだ。だからだろうか、拾った拾われたがとかく多い。それ自体はほかのマフィアでもありうる話だが、拾われる側が本当に子どもであることが多いように思う。大抵はもっと年齢がいった半グレのような連中が、使い捨ての即戦力として連れてこられるものだ。 家族が増えることは男にとって好ましい。だからじわりとした満足げな心地のまま君の言葉を聞いて、その視線の先を同じに追った。 「へえ。それは」 「さぞかし可愛い子だったんだろうね」 ワインをもう一口。 緩やかな相槌は話を促すだろうか。閉じてしまうなら、それはそれで。 (-121) 2022/08/21(Sun) 3:27:52 |
【人】 ”復讐の刃” テンゴ【ヴェネリオの部屋】 会議が終わって少しした後。 親友でもあった幹部の男の部屋に訪れる姿があった。 「…スーツを持っていけだのなんだの言っていたが、まさかこんなことになるとはな。」 ため息を零しながら、目当てのスーツを探そうとしているだろうか。あるかは分からないが。 (1) 2022/08/21(Sun) 3:30:23 |
レヴィアは、ストレガを一瞥し、それから立ったまま、テンゴの話を聞いた。 (a12) 2022/08/21(Sun) 6:40:33 |
【秘】 Niente ラウラ → 狡兎 ツィオ欠落したものを埋めたいという感情は少なからず存在していた。 今までも、"感情"を埋めるために人を"見"ていたのだから。 だから無意識に、貴方もそうなのだろうと考えて。 …考えて、 本当はただ 貴方の笑顔が見たかったのです。 「………いいえ。……いいえ。 ラウラは、…ラウラはきっと、貴方の残すものでは 死にません」 心の奥底。閉じ込めた"かなしい"はあの日僅かに溢れ出て。 けれどきっとそのまま、理解も出来ずにまた沈む。 そうやって繰り返して、どこか壊れているなんて。 きっと、そんなことは誰も知らない。知らなくていい。 誰も知らない内緒の話。"たのしい"こと、本当は知らないの。 自分で捨てたパズルのピース。欠けたまま みつからない。 それに。 わたしは数日後、暗闇に落ちるのだから。 貴方の毒を理解するまでに、生きてはいられない。 理解するにはまだ、拾いきれていないものが 多すぎたから。 ▽ (-122) 2022/08/21(Sun) 8:55:32 |
【秘】 Niente ラウラ → 狡兎 ツィオ──途端に、近づけていた体がバランスを失う。 声も出せないまま貴方に引き寄せられた。 支えがなければ崩れ落ちてしまうような、そんな危うさの中。 下に向かいかけた視線は、 囚われるように 覗き込まれて。「……ツィオ 様、 ?」 毒に冒されていたことなんて、知らない。 けれど、逸らせない視線がそれを物語っているのか。 欠落した者には、理解が出来ないだろう。 いつだって本当の意味で笑えて、泣けて、怒れたなら。 ほんの少しくらいは……なんて、それさえも分からない。 「………えぇ。……それが貴方の望みなら」 そのときはまた、同じ答えを出せるのだろうか。 今はまだ、知る由もない。 未来の話はいつだって、不透明で 不確定だから。 叶わない 約束や願いのように。静かに閉じられていく入り口の様子にも気づけないまま。 貴方の 瞳 をただじっと、見 つめていたことだろう。 (-123) 2022/08/21(Sun) 8:57:41 |
【秘】 デッド・ベッド ヴェネリオ → Niente ラウラ「ああ、あのキャンディは通りの――」 若い娘がやってる店の手製の飴で、祭りの屋台でも盛況していた一品。普段はフルーツのフレーバーを中心としているが、しばらくは変わり種も多かったのだと語る。 「大分昔…週に3,4つネズミを処理しなくちゃならん酷い抗争れがあったんだ。"それ"をはじめてから甘いもんしか旨く感じなくてなー。舌も馬鹿になってた。疲れてたんかねー?歳だなあ」 しみじみとしているが、何かあったのかかなり心を病んでいたらしい。 話口調からして、情や倫理よりも人を殺すことに躊躇がなくなっている気分の方で、だ。 「それもやっと解放された。 お前さんのことは、まあ随分意思が希薄で。 俺とリックが"覗いて"どれだけハラハラさせられたか。 ……頑張ってくれたよな、勿論怒りなんかしない。 上に見つかると危なかっただけだ、それに―― 誰より俺はアルバの幹部と接触してたからな。 簡単に咎めらんよ」とてもよくない上司がここで知れてしまう。何か考えてのことではあったのだろうが……。 (-124) 2022/08/21(Sun) 8:58:27 |
【秘】 Niente ラウラ → デッド・ベッド ヴェネリオ語られたものに幾度か頷いて、そうしたものがあったのかと記憶を辿る。 ただ、思い出せやしないけど。祭りを"たのし"んでもいないので。 「……そう、だったのですね。…お疲れ様 です」 甘いものしか旨く感じないというのは本当にかなり疲れていたのか。 その心を知らないから、そう考えるだけで終わってしまう。 今こうして解放されたなら、それでいいだろうとも思うし。 続く言葉に瞬きを繰り返し、僅かに首が傾いた。 何かを考えての事だとしても、裏でそんなことがあったなんて。 「……ですが、もしかすると 気付かれていたのかも、しれません。 ラウラの死の理由、……裏切り者 と判断されて、ですから」 リカルド様には悪いことをしてしまった。 ラウラの約束、叶わないと知って尚受けてしまったから。 それに、あの人を連れ戻すと声をくれたのに。 結局会えないまま、伝えたいことも伝えれず。 せめてひとつは、メモに残せてよかった。 見つかるかどうかは知らないけれど。死者には知る由もない。 「…役に、立てるだけで良かったんです。 それで、……いつかに死ねたなら、それでいい と」 マウロ様は 怒る だろうか。悲しむ だろうか。…あの人は本当はとても優しいのに、とても不器用だから。 (-125) 2022/08/21(Sun) 9:43:41 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ>> ビアンカ あなたの口癖に、諦観と厭世の混じった弱音に 女はいつも困ったような微笑を返していた。 肯定はできず、否定もできず、慰めもできず。ただ曖昧に。 幾度目かのそれを聞いた晩から、見るようになった夢がある。 海辺のレストランで働く夢だ。 故郷の旧友が、ファミリーのみんなが、憧れの人が、笑顔で訪れてくれる。 作った料理を”おいしいよ”と言ってくれる、そんな夢。 夢に現れる人はさまざまだったけれど、あなたは必ず現れた。 時にお客さんとして、時に同僚として、時にオーナーとして。 夢はいつも唐突に終わったけれど、 私は……そしてあなたは笑っていた。潮風と陽光の入る店で。 そんな夢を見た日は、いつも支度に時間がかかる。 目元を冷やさないと化粧すら始められないから。 だから、こんな風に弱音を聞いたのは初めてじゃない。 それでも、投げ出すような言葉が使われたのは初めてだった。 ……なので、つい。 本音が零れてしまった。 [1/3] (-126) 2022/08/21(Sun) 9:55:27 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ色んな愚痴を聞いたけれど、 拾い子の話を聞くのは、好きだった。 自分の事で精いっぱいなはずなのに、 子供を育てるあなたを密かに尊敬していた。 ――あのガキ、また飯も食わないで…… 心配させないで、って言ってあげれば良いのに ――だから、また借金を…… そうやって負い目を負わないようにしているのでしょう? 簡単に命を投げ出さないようにも 言ったら拗ねてしまうだろうから、黙って聞いていたけれど。 どう見ても心配する母親の顔で愚痴るあなたが、好きだった。 固まり始める卵をフォークでほぐして、整える。 耳慣れた調理の音に聞こえる筈のない言葉が、交じった。 はっと顔上げて、瞬きをひとつ、ふたつ。 胸を締め付けるような微笑を浮かべるあなた。 けれど、聞き間違えかと視線を手元に戻した瞬間にもう一度。 聞き間違えじゃないとで言うように、言葉が届く。 ”私だって愛称で呼ばれる相手くらいは選びます” 売り言葉に買い言葉で返したのは、いつだったか。 いつからだろう、それを許すようになったのは。 いつからだろう―― そう呼んで欲しいと、願うようになったのは。 [2/3] (-127) 2022/08/21(Sun) 10:02:46 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカとんとん 半熟に固まった卵をフライパンの端に寄せ、形を作る。 紡がれる言葉に耳を傾けながら。 出来上がったものを皿に移して、 赤ワインをフライパンの火にかける。 アルコールの香りと歌うように紡がれる戯言に酔って 心地よさげに目を細める。 「えぇ、いいですよ。あなたを偲んで泣いて、 Pollo Neroの子たちを慌てさせてあげます」 煮詰めたワインにケチャップを足しながら、冗談を返す。 ――ほんとうは冗談ではないのだけれど。 そういう事にでもしないと ソースの塩気がきつくなりそうから。 出来上がったソースをふわふわのオムレツに。 「……でも、その前に、もう一度うちに来てください。 しっかり用意してあげますよ。BiancaVignaの白を」 ことん、机に突っ伏すあなたの目の前に皿を置いて。 じゃれあいと小さな約束をあなたへ。 [3/3] (-128) 2022/08/21(Sun) 10:07:37 |
【秘】 Niente ラウラ → 無風 マウロラウラは死の瞬間、貴方のことが気がかりでした。 連れ戻してくださると、リカルド様が仰っておりましたから。 きっと、きっともうすぐ会えるのだろうと 待って……。 待って、いようとしたんです。 でも駄目でした。最期まで運のない自分だと、思いました。 マウロ様、貴方にお会いしたかった。 役に立ちたかった。見ていたかった。 欠落したものも少しずつ拾い上げて。 貴方の"右腕"として、もっと お傍にいられたのなら。 ──夢物語。また 願い事は、叶わない。 それでもまた、願い事ひとつ。 ──貴方の生を、未来を。幸せを……心から願っています。 (-129) 2022/08/21(Sun) 10:10:29 |
【秘】 デッド・ベッド ヴェネリオ → Niente ラウラ「裏切り者は"ノッテには"いないっていったのに、あいつは」 誰かが心当たりがあるかのように語るが特段諌めるつもりがなさそう。密会を裏切りととらえられればここの連中の半分も殺られるし、部下ですら連れさらわれてしまう。 「最後までわからんやつばっかだったなあ。 まあ他人で出来た家族ぐらいでここの空気はいいんだろうよ」 「お前さんは役に立って死にたかったのか? ただの死にたがりよりは死ぬ理由もなかったように見えたがね。 マウロに就いてたのはよかったなぁ、人を見る目がある。 リカルドやツィオより素直で、よそ見をしない」 昔の俺みたいだとからから笑ってまた一杯の珈琲すする。 その味は感じられてるのか不明だ。 「やり残したことも妙にありそうだな。 やっぱりもう一度一目会いたかったか」 (-130) 2022/08/21(Sun) 10:18:33 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* 明日まで誰も探さなかったらビアンカさん探そうかな……。 R18Gの描写は……だいぶ自信ないけれども。。 Pollo NeroのRPもしないとね。 ……推し、なんで死んでしまうの……? 死ぬにせよ、生きるにせよ、先輩の弔いRPもしたいなぁ。 でも、エピローグかな、これは。 万一蘇生になった時に大変なことになるので。 (-131) 2022/08/21(Sun) 10:19:46 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* 幸いにも推し……ビアンカさんも先輩も処刑なので、 見当違いの恨みを持たなくて良いのは良かった、かな。。 いや、幸いではないけれど。辛いけれど。 (-132) 2022/08/21(Sun) 10:24:14 |
【秘】 Niente ラウラ → デッド・ベッド ヴェネリオ「お仕事、ですから。…仕方の無いことです」 そう割り切っていなければ、後悔というものに苛まれそうだ。 猫に刃を向けたとて、きっといつかに死んでいた。 「……そう、ですね。分からないから、見ていたかった」 貴方の言うように女の意思は希薄で。 その理由としてはかつて自らでパズルのピースを捨てたから。 "感情"という名のパズルのピース。欠けたままでは、完成しない。 結局、取り戻せずにいたものの方が多い。…それを知ることは無いが。 でもそれでも、心のどこかではもっと知れたらと願って。探して。 "たのしさ"だって、掴めると思っていた。…ずっと。 「…はい。一番は、……マウロ様のために。 ラウラは知っていますから、あの方が不器用でお優しいこと。 いつだってラウラを道具のようにと振る舞いながら、その実 気にかけてくださっていたこと」 無いものが多いなりに、見ていたんですよ? 伝わらないだろうけれど、伝えなかったけれど。 「……………会いたかった、です」 零した言葉は小さくて、弱々しくて。 素直に零したのは、死ぬ直前に彼の名を呼んでしまったからかもしれない。 (-134) 2022/08/21(Sun) 10:38:17 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「……なんだよ。ズルい聞き方するな。当然だろ」 「お前もだろうが」 悪戯な問いには拗ねたような言葉を返す。 少し苦笑を浮かべて、わざとふいっと視線を逸らした。 それでも、『当然だ』とは言うのだ。 完全に気を許せる相手というのは少なく、 一緒に居て気が楽なのはやっぱり貴方だから。 カチン、と控えめで軽やかな音。 ワインの味を気に入ったであろう様子を見て、 当たりだったなと自分ももう一つ口を付ける。 「俺なんかに拾われちまってさ。もっと幸せになれたんじゃないか、アイツ」 「出来る事はやるよ。やってるつもりなんだけどな」 「……可愛いよ。そりゃそうだ。俺のあげた花にいちいち喜ぶ」 なんとなく困った様な、この話題がむず痒いような。 頭を掻いて、もごもごとした語り口はそのままに。 ……昔から、貴方の前では会話の端々に 自分を卑下するようなことを言う時があった。 自分への評価が低いのも昔からだ。 平素はそんな素振りも見せないが。 「あ〜あ……巻き込まれないといいんだけどな」 ルチアも、あいつも、お前も。 ふとポツリと零した呟きは、今起こっている事に対してだろう。 その呟きに自分は含まれていない。 (-135) 2022/08/21(Sun) 11:03:07 |
【秘】 花で語るは ソニー → ザ・フォーホースメン マキアートぎしと肩から背中に掛けて掛けられる体重で椅子が軋む。それでも多少であれば問題なく。 そう上背の高いほうではない体は、組織内での役割を十二分に果たせるくらいには引き締まっている。 間に挟み込んだ手で陽物を磨り上げ、掌の窪みに先走りの薄っすら貯めてそれで亀頭を擦る。 滴る程に濡れているわけではないから優しく丹念に、包み込むようにして扱く。 体の間から立ち上る熱気は微かに喉を詰まらせて、呼吸が浅くなるのが余計に興奮を煽る。 少し汗ばんで湿気を帯び始めた髪に触れるもの、柔い感覚にふ、と息が漏れた。 ささいなくすぐったささえ、不随意の刺激となって喉の奥底をくすぐるよう。 見上げるジェイドは、膚に透けた血色を目に留めて。甘えるように鼻筋を寄せる。 「鍵、ん……閉めちゃったの? 開けっ放しにしてたら、もっと興奮した?」 無責任な仮定は子供の空想みたいだ。それにしてはずいぶんと悪戯が過ぎるけれど。 指の腹を埋めるように中に押し込み、内側までローションを擦り込む。 無理のないように一本、二本。拡げきる前に、一番奥まで届く指の形のうちに、 わずかに指の先で感じられる感触の違いをなで上げ、位置を確かめる。 往復する指の間で糸を引く水気の音が、吐息の合間を縫うように耳まで届くのを聞き、 やがて、差し込む指の本数をもう一本増やして捩じ込む。これくらい入れば、もう十分だ。 「ねえ、カフェ、もう挿れてもいい? とろとろになったココに、早く包まれたくてたまんない……」 (-136) 2022/08/21(Sun) 11:59:25 |
ストレガは、大きなため息をひとつ。「了解」と言って席を立った。 (a13) 2022/08/21(Sun) 12:08:40 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「もちろん恋しかったさ。当然だろ?」 なぞるように言葉を返す。小気味いい笑いが零れる。 「素直で可愛いね、ドニ。おいで」 言って、男は腕を軽く広げた。左の手首に巻かれた時計が室内灯の光を弾く。光を吸うような重い色の衣服を纏った男の身体で、唯一明るい色をしているのがそれだった。嫌味のないゴールド。 「大切なものが出来ると、欲が出るものだね」 「幸せにしてやりたいんだ。いくらあげても足りない。もっと幸せになってほしい、苦しまないで笑っていてほしい────」 男は家族を愛している。 だからだろうか、愛を語る時彼は少し饒舌になった。自分の愛を示すように、或いは確かめるように、間違いを探すように。それは語るようでも独り言のようでもあった。 不器用に言葉を紡ぐ君に向けられる目は優しい。慈愛に満ちた赤みの紫。 「今度、ルチアの顔をよく見てご覧」 「悲しい顔をしていたら、足りない顔をしていたら────言っておあげよ。愛してるって。抱きしめて、花のひとつでもあげて」 「……いいや、君だと頭を撫でるくらいが関の山かな? あは」 こんな風に、と君の髪を撫ぜる手つきは普段より少し乱雑だった。君のそれを真似たつもりなのだろう。 ▼ (-137) 2022/08/21(Sun) 12:09:11 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「全くだよ。誰が死んでも僕は悲しい」 「家族を失うのは、辛いからね」 誰が死んでも僕は悲しい。 昨日見た顔がいない。今朝会ったやつがいない。そんなことは、日常茶飯事だ。誰かがいなくなれば新しい誰かがやってきて、その誰かも結局またすぐいなくなったりする。この社会の常だった。 だから男の言葉は甘い。 ────甘い。 (-138) 2022/08/21(Sun) 12:12:35 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「子ども扱い」 文句を一言。 けれどその仕草を拒む事も無く、 グラスを置いて広げられた腕に納まった。 少し預けた体重が体温を伝える。 「愛してる、ねえ」 「本当に、欲だらけだよ。何事も無く居て欲しいもんだが、 そんな訳にも行かないだろ。こんな所に居るんじゃあさ」 「……そんくらいは出来るけどよ」 じと、と貴方の顔を見た。くしゃりと撫でられた髪を整える。 いつもこうやって、なんだか貴方には敵わない。 せめてもの抵抗に、肘で軽く小突いた。 「俺は、……お前みたいに優しくないから 誰でもなんて言えないけどさ」 「本当に嫌なんだよ、今。……はあ、やる気出ねえな」 「…………」 「俺は巻き込まれる気がするんだよな」「はは」 なんとなく、なんとなく。そんな気がする。 (-139) 2022/08/21(Sun) 13:02:09 |
【秘】 デッド・ベッド ヴェネリオ → 名もなき医者 リカルド―――……ック…… ―――…い、リック……!! 「起きろ馬鹿野郎、あんなけ言って死んでんじゃねえか」 「だらしないやつめ。 どんな色っぽいことに逢わされたんだか」 確かに聞こえる聞きなれた声。 あなたが目が覚めると隣には足を組んでる上司がいる。 心地よい静かな揺れで、しっかりしたソファー。 高級車のような空間に二人はいた。冷蔵庫とドルチェにお酒まで備え付けられており、とんだ霊柩車もあったものである。 「目覚めの気分は如何だ? 俺はもう最高だぞ、反吐が出るほどにな」 (-140) 2022/08/21(Sun) 13:31:54 |
【墓】 デッド・ベッド ヴェネリオ>>1 【ヴェネリオの部屋】 戸を開けて見えたのは、がらんとした冷めた家具の色。 何度か人の立ち入りが伺えるその部屋では、ポットとドリッパー、甘い香りが客を出迎える。 クローゼットの中身も二枚のコートに並んだスーツ。几帳面にしわは伸ばされていて埃取りの予備のストックが連なって床に並んでいた。 棚の上にはまだ飾られて新しいカランコエの鉢植えが。主がいないその部屋で、もうすでに乾いた土が転がっている。 他にも電源がつくことなく中身も削除されたパソコン、あからさまに棚から抜かれていった書籍の穴。 死者は何も語らず、語りもしなかった。 『その身なりのままだとファミリーで浮きすぎる。 狙われてる身であると同時に人が減ってるんだ、 郷に入っては郷に従えよ兄弟』 結局そのスーツをこしらえたのはその故人だった。 一張羅は高級ブランドの箱に入って机の上に鎮座している。 なぜかその箱の中には港の五番倉庫の地下にある秘密裏に設置された医療施設の詳細が書いてある文書があるのだが、一体なんの意図かは読み取れないかもしれない。ただ部下からもらってしまった、使う機会のなくなった遺留品を入れておいたのだ。 『孤児院の引き継ぎはフィオレロとマウロにでもやりたかったんだ。 あいつらなら向いてるだろ? 子供に情を持たないで、最後まで駒として扱って管理できる人間。 しかもまめに、丁寧にだ。惜しいやつらを持ってかれた』 『リックはだめだ、きっと早くに俺が地獄につれてく。 余所に捨てようとしたら離れなかったのは誤算だった、お前みたいにな』 テンゴの背丈に合わせられたスーツは気味が悪いほどにフィットし、靴まで添えられているかとおもえば店の名刺まである。 こうして小言が聞こえてきそうな余計なお節介を遺して、この男は友のもとから去っていったのだ。 (+9) 2022/08/21(Sun) 13:53:12 |
【人】 ”復讐の刃” テンゴ>>+9 ヴェネリオ 【ヴェネリオの部屋】 「…悪いな、兄弟。」 ずっと何度も言われていた。 着ろと、誂えて貰ったスーツを見て、零す。 目立つのも知っていたし、狙われていないとも思っていない。 こんな時だからこそ、従うべきだとも知っていた。 それでも着る事を渋っていたのは、目立つ方が良かったから。 「お前さんが死ぬくらいなら、俺の方がまだファミリーにとってはマシだと、そう思っていたんだ。」 「マウロが戻ってきた。孤児院の話は落ち着き次第通しておく。リカルドは…お前さんの思った通りになったな。今頃そっちで仲良くやってるんだろう。」 ぽつぽつと、誰もいない部屋で、カランコエの鉢植えを前に言葉が零れ落ちていく。 → (2) 2022/08/21(Sun) 14:45:35 |
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