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【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ>>19 ルチア 「楽しみにしているわ。 可愛らしい店員さん?」 付け加えられた一言に、 この少女らしさを見つけてつい笑みが零れる。 「Chao、ルチア。またね」 微笑みには笑みを返し、見送る。 その背が人込みに紛れた後、手元の買い物袋に目を落とす。 ワイン瓶が日を浴びて温くなっている。 「…つい、のんびりしすぎました」 嘆息を零して、帰路を急いだ。 (20) 2022/08/15(Mon) 11:38:04 |
【秘】 花で語るは ソニー → 永遠の夢見人 ロッシ苦しみの中で、なんとなく考えていた。 目標を失い、今自分の手の中にあるものは何か。 いつ死ぬかもわからない抗争の中で手柄を上げたって仕方がないだろう、だから。 せめてその人の顔を最後に見るのは、自分だったならいいと、そう思った。 仕入れた武器の手入れをする。使い慣れたものと違うそれは、手になじまない。 けれども最後まで走り続けるのだとしたら、この方法しかない。 獅子身中の虫は、最後までその手を血に染めることでしか、そこに在れなかった。 /* お疲れ様です。樹木子です。 セットしている役職行動についての連絡に参りました。 3日目夜の監視対象に、『ヴェネリオ』をセットしております。 不都合等々ありましたらご連絡ください。 お手数ですが、よろしくお願いいたします。 (-100) 2022/08/15(Mon) 11:42:59 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 永遠の夢見人 ロッシ「これもまた、運命か。」 そっと、眼球に触れる。 失われた命の為にも、そうするべきだと。 例え狂いかねない秘密を知ることになろうとも。 (-101) 2022/08/15(Mon) 11:58:09 |
【秘】 花で語るは ソニー → 無風 マウロ「アレって楽しいのかな……でも一世一代の戦いって感じで、やってる側は本気だよな。 そこにしかない生き方っていうのはさ、結構アツいじゃん」 前へ前へ行く人並みを、並んだり縦にはぐれかけたり。 ぎゅうぎゅうにならずには済んでいるから、かなり良い位置を取れはするのだろう。 そばの屋台からオーソドックスな具の挟まったパニーノをふたつ買う。 ついでのように栓抜きを借りてビール瓶の王冠を抜いた。 ポン、と軽い音を立てて転がっていった王冠はもう足元には見えないけれど、 みなそうしているからと構った様子もなし。祭りの雰囲気に酔っているかのようだ。 「いいね、オレもそれでOK。でも勝ったらこれでお別れ、なんてのはヤだな。 どうせならもうちょっとだけ、アンタと過ごしたい。 ……ソニーって呼んでよ、名字まで教えるのは野暮ったいでしょ」 暗がりの空から振る人工光は、何もかも明らかにするには頼りなく。 馬のコンディションを眺めていた目はふ、と相手の方を見て、仰ぐような上目遣いで小さく笑った。 選んだのはがちょうの旗の地区のもの。 何日も続くレースは、けれど毎日がまるで本番勝負の熱さで盛り上がる。 一斉に走り出した馬は乱闘のように砂地の馬場を走り抜ける。 馬体の熱気が上がってくるほどに激しいレースは、抜き差し走って、駆け抜けて。 ほとんどタックルするように漸近した馬の群れがゴールを目指し――…… 勝ったのは、がちょうだ。 → (-102) 2022/08/15(Mon) 12:09:42 |
【秘】 花で語るは ソニー → 無風 マウロ「caspita!」 ゴールを真っ先にくぐった馬の装いを見て、心の底からはしゃいだような歓声をあげた。 賭け自体は、どうやら心底好きなことらしい。 (-103) 2022/08/15(Mon) 12:12:04 |
ラウラは、探している。 (a7) 2022/08/15(Mon) 12:42:26 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ”昼行灯” テンゴ「――……失礼しました。 ビアンカ。 ビアンカ・ロッカ。 【Pollo Nero】… ああ、……ナイト・バーの従業員です。 場所代は、アルバさんのほうに」 ばつが悪そうに、けれど目を逸らさない姿からは、 自らの間違いを認めたがらないような強情さと、 きちんと礼を尽くすことを基本としたような教育を感じさせる。 そうして、どこか曖昧とした言い方の中で、 彼女は自らの所属を語る。 正式な構成員ではないにしろ、アルバ・ファミリーの傘下にあるものだということだ。 (-105) 2022/08/15(Mon) 12:49:49 |
【独】 piacere ラウラ無意識に、上司の姿を探している女の姿がある。 本当にもう、いないというのか。 「……………マウロ様、」 名を呼んでみてもあの人の声は、ない。 昔、同じような気持ちを誰かに抱えていた気がする。 その名前は思い出せないけど。………。 (-104) 2022/08/15(Mon) 12:50:25 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 花で語るは ソニー瞳を合わせるだけで、どこかひんやりと体の奥が冷えていくよう。 肌を合わせればとうぜん、誰だって暖かいのに、 そのアイス・ブルーを暖めることはどうしたってできはしない。 「……お祭り騒ぎのせい、かな」 合わせていた目を逸らすと、 細く美しい筆で流れるように朱をひいたような、 可憐な唇を小さく開ける。 筋肉と緊張がもたらす強張りが、その美しさをいささか損なってはいたけれど。 それでも、彼女は化粧を怠ってはいなかった。 ホルスターに銃を差すように。 それが、自らの武器であるかというように。 「ええ。 お願い。 ……危ないところはいやだからね。 誰かをつれてくるなんて、デリカシーのないこともやめてね。 今日は、そういうプレイの気分じゃないの」 それでもその冗談めかした答えにどれだけ白粉をはたいても、 恐怖の色を隠すことはできていなかった。 あなたが車を用意するなら、文句も言わず──そしてどこか当然のような慣れた態度で、助手席へと誘われるのを待つだろう。 (-106) 2022/08/15(Mon) 12:56:25 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「……何を馬鹿な」 第三者がそばにいるとはいえ、敵対組織の人間とこうして会うことすら問題だというのに。 初心ではないものの、色恋や秘事にうつつを抜かす事は一切なく仕事をしてきた男だから、こうして触れられる事すら殆どない。 支えのなくなったシャツがぱさりと落ちる音が、なぜだかいやに耳につく。 大きな音をたてるわけにはいかないから、黙って受け入れているけれどその行為は止むどころかだんだんエスカレートしてきている気がして、反射的に身体がぶるりと震えた。 「貴様の花売りとは……そういう意味における花だったのか」 狙撃手とはいえ身体は鍛えてあるのか、整ったバランスの引き締まった腹筋は程よい硬度だ。 それよりも下へと手が伸びていくならば、その手首をぐっと握り込んで貴方を睨むだろう。 目の前の男が、自分に懸想してこのような事をしているとは到底思わない。 だからこそ、どういうつもりでこのような目的で遊びに興じているのか、それが知りたいと思った。 (-107) 2022/08/15(Mon) 12:59:18 |
【秘】 郵便切手 フラン → ヒットオアスタンド ヴィオレッタ「可愛らしい……と思いますよ」 はしゃぐあなたも、はにかむあなたも。 切り札と呼べるほど上等なものではないが、 あなたが胸に仕舞った言葉をそうっと出す。 照明の下でも仄かに赤い肌だとか、先程の緊張を引いたままの雰囲気では、全く格好がつかなかったけれど。 微笑を添えて了承を提示されれば、安堵とともに受け取って。 何度目かの礼を伝える。 「……是非。」 その笑みは花が開くという程ではないが、 蕾が膨らむようではあった。 それから"この時間"を確認するために腕時計を見て、 改めて入店の時よりも時間が過ぎていることに気づく。 「……たくさんお時間を頂いてしまいました。 今日はこの辺りで。 あ、お会計は奢りの分だけで済むようにマスターに伝えておきますので……」 奢りはあなたの気持ちとして受け取るべきだと思ったもので。 空になったグラスを置いて、席を立つ。 一つ一つのものの扱いは丁寧だが、ぱたぱたと忙しない様子は、やはりスマートさに欠けていた。 「……また、会いましょうね。良い夜を。」 (-109) 2022/08/15(Mon) 13:58:21 |
【秘】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン>> フラン ぱちり、ぱちぱち 鳩が豆鉄砲を食ったような顔で、瞳を瞬かせる。 予想外の相手からの予想外との言葉。 余りに想定外の状況に数秒の間、ぽかんとしてしまった。 ふふっ 笑いが零れる。 「ありがとうございます。 そんな風に言われたのは久しぶりです」 いつもの調子を取り戻して、微笑む。 少し暑い気がするのはお酒のせいか、それとも―― やっぱり、という感想の丁寧な去り際を笑顔で見守って。 「はい、フランも良い夜を」 慌ただしく立ち去るあなたをにこやかに見送る。 二人席に一人になってから、金平糖の小瓶を爪で弾く。 次はちゃんと”お返し”しないとですね? 緑の瞳が愉快そうに細められた。 (-110) 2022/08/15(Mon) 15:22:34 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 翠眼 ヴェルデそれは貴方がベンチで本を読んでいる時間のどこかのお話。 「少年。今日も精が出るな」 街中の隅で貴方が絵本を読んで学習しているのを、何度か見てきた。 貴方がアルバに拾われた男娼であることは知っているが、子供には何も罪はないと、 他の構成員立ちに対するような態度とは違う穏やかな顔を浮かべているのを、貴方も何度か顔を合わせて見ているだろう。 男は今日も質の良いスーツを着て、同じ表情で、そこに立っていた。 (-111) 2022/08/15(Mon) 15:43:28 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 花で語るは ソニー「ちゃんと行けなくなったと言ってやっただろ。 迎えにいくまで待てなかったのか?」 目の前の懇願を無視するように返す言葉は冷ややかに。 向ける態度は今までとも、命を狙うものとも違う。 違うだろ。その道を歩かせたのは、紛れもない俺だ。 仕方なかった、無駄死にをさせるにはあまりにも若く、 守ってやるにも不安定な立場だったから。 「そこまで言うのなら、約束の代わりに連れていかれようか。 何処に行きたいんだ?」 性にあった家族を与えて縁を持っていれば、いつの日か役に立つ時は来る。 こうした辛抱強さを誉められることは、早々なかったなあ。 点滅を繰り返すネオンサイン、ヘッドライトに照らされて。 骨ばったその手を貴方へと差し出しながら口元を綻ばせた。 (-112) 2022/08/15(Mon) 16:00:52 |
【鳴】 家族愛 サルヴァトーレうろうろと視線をさまよわせる様子をやはり笑みを浮かべて見ている。 たくさんのものから一つを選ぶというのは、簡単なようで難しい。どれがいいのか、何が決め手か、どうしてそう思ったのか。選択は経験の積み重ねだ。与えられるものを受け入れるだけでいては、些細なことも選び取れなくなる。 「ん、いいね。おいしそうだ」 「それだけでいいの? 君、放っておいたらすぐ食事を忘れるだろう」 彼女に聞いたのか、それとも個人的に知っているのか、そんなことを付け加えた。 上から見る項は細く、成長期の少年にしては肉が足りない。 (=1) 2022/08/15(Mon) 16:43:08 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → piacere ラウラ「ラウラくんはいい子だねぇ……騙され……いや、 ……強いから大丈夫と信じたいんだけど……」 貴方の言葉と仕草を見て少し何かを言い淀んだが、 むむ、と考えはしたが 「マウロさんがいるから平気か」 と小さく呟くだけで、その悩みは回避された。 この男の中では問題は解決した。それで終わっている。 根拠とした上司が死んだのが同時期なら、認識は最後までそうであっただろう。 「……うん、でも今くらいが一番いいのかも。 "できればいい"と淡い夢くらいが幸せなんだろう。 でもまあ……見つけちゃったら報告してよ。 結構勝手に仲間意識、抱いちゃって気になってさぁ。 君が幸せな何かをその目で見つけるのを祈っているよ」 渇望まで行くと、幸福と絶望の総取りになりかねない。 それは何より、この時の男が悩んでいた事なのだが。 そんな暗い話は今はいいだろうと避けた。 何の因果か。 この後に自分と同時期に彼女の上司が殺害され、 貴方に軽率な事を述べたと悔いることもなく、 「それじゃ、また機会があったら飲もう」 去り際に伝えた言葉が交わされることも、二度とない。 (-114) 2022/08/15(Mon) 16:45:55 |
【秘】 花で語るは ソニー → 小夜啼鳥 ビアンカ歩かなくともいい位置に車を寄せ、助手席の扉を開けきちんとエスコートするまでが仕事。 扉を閉めて、運転席に乗り込む。表情はそう大きく変わらないが、目線は落ち着いた。 市街に駐車場のあるホテルはあまり多くない。市民も使うようなふつうの手段だ。 やがて車は走り出し、周りの車に合わせた速度で道を征く。 「……しんどい? 今の状況。 ビアンカの立場からしてみたら、自分の力だけで身を守れないことに、 無理やり首突っ込まされたような感じだから……あんまり気が気じゃないかもな」 直接的には、あれこれとは口端にのぼらせて言ったりはしない。 けれども表通りの賑々しさと裏腹にひりついた裏通りの様子に、 相手が多少なりとも神経をすり減らしているのだろう、と推測して。 たかだかのメイドマンにあれこれと口を出す権利があるわけではない。 けれども講じれる手段を考えるくらいは、出来ないわけじゃない。 島から出ていけたらいいのだろうけど、そはできない。 「土地の店やってる人間のところはどうしてもどっちの息が掛かってるかわからないよ。 市外か、国外のチェーン経営しているところに籠もったほうがまだ信用できる。 幹線に繋げそうなところのホテルにでも運ぶよ。店にはオレが言っておく」 (-115) 2022/08/15(Mon) 16:54:02 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「俺が死んだら?まあ煩いだろうな。 喜ぶ奴が多くいるのは容易に想像できるし、 それを覚悟でアジトや町への露出も増やしてたしな」 つまりは何か目的がある上で顔出しも増やしていたのだろうが。 その理由は特別語る事もない。話した人も最後までいなかった。 「ほんとわがままだな君…… 俺と一緒は嫌。相手を先に殺して死ぬのも嫌。 一人で死にたいと言いつつ積極的に死なない」 「わがまま言ってないで、 自殺幇助 を受け入れとけよ。今度こそ本当に生き残っちまっても知らないぞ?」 「まさか今更、好きな人間に殺されたいなんて言わないだろ? 嫌いならちょうどいいじゃないか。 なあ、 面倒くさいラスティちゃんよ。 俺に被せても何も痛むものもないんだろ?」 別段被されるものがあるとも思っていないのだが、 彼の言動の節々にそれが感じられた気がしたのだ。 嫌いな奴「と」、なら、 嫌いな奴「に」くらい我慢しろ。 昔から何もかもお前は足りないんだよ。 (-116) 2022/08/15(Mon) 17:05:34 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 花で語るは ソニーエスコートされるがままに助手席に乗り込んで、ふわりとはしたなく広がりたがるスカートを掌でそっとたしなめる。 バックミラーを視界の端に捉えながら、視線はわずかに斜め前。 するすると動き出した風景を縫い留めようとするかのように、 どこでもない一点を見つめるだけだ。 「……楽、ではない。こういうとき、私達みたいなものは…… 関係者として狙われたって、おかしくないし、けれど表立って抵抗もできない。 何されたって、どんな死に方をしたって、誰もが『ああ、やっぱりね』と形だけ悼んで、どこの花屋がつくったかもしれない気取った花束を投げるだけ」 その言葉には、確かに体の奥底まで染み付いた血と、炎のにおいがするようだった。 ――アルバとノッテは、つい、ここ最近まで表向きはうまくやっていた。 まだ年若い彼女が、マフィア同士の抗争を骨の奥まで刷り込まれるようなことはなかったはずだ。 だからそれはきっと、ここではないどこかのことなのだろう。 そうして、ホテル、といわれれば、ゆるゆると首を横にふる。 「……ううん、ちょっとだけ……ちょっとだけでいい。話がしたいだけなの。 あなたと。…あなたじゃなくてもいいんだけど。 夜には、お店には、戻らないと。あいつらも……あの子もいるし」 あいつら、というのなら、彼女の同僚であり部下でもあるような娼婦たちのことだろう。 彼女は娼婦たちから上納金を巻き上げるような立場ではあったが、それにふさわしい庇護をファミリーに押し付けてきた。 つまりは、それが情によるものか、商売としての必要性かはともかく、ビアンカにとって娼婦たちは守るべき存在であるということだ。 ――あの子、というのは、ビアンカが自分の部屋に住まわせている男娼の少年のことだ。 それをあなたが知っているかどうかは、わからないけど。 がたん、と。タイヤが路面のなにかを踏んだのか、彼女の髪がほんの少し跳ねて。 ▽ (-117) 2022/08/15(Mon) 17:36:09 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 花で語るは ソニー▽ 「ソニー。……この街の外に逃がすなら、何人まで頼める?」 彼女は、窓の外を向いていたから。 そう言った時、どんな顔だったのかは、硝子に映ったさかしまの顔でしかわからない。 (-118) 2022/08/15(Mon) 17:36:58 |
ビアンカは、本当にいいたいことなんて何一つ言わない。 (a8) 2022/08/15(Mon) 17:38:55 |
【見】 郵便切手 フラン【街中:カフェ】 午前の分の積み荷を捌き切り身軽になった相棒をガレージで休ませている間、自分は昼休憩を、と外へ出ていた。 軽食を出しているカフェで注文を済ませ、窓の側にある席で時間を潰す。 隅が落ち着くのはどこでも同じだ。 「ほうき……川……はしご……?」 スマートフォンの画面の上で指を滑らせながら、綾取りについて調べていた。 子どもの遊び一つとっても奥が深い。 そんな風に感心しながら、休憩の一幕は過ぎていく。 (@1) 2022/08/15(Mon) 18:22:58 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ【街中】 「あっつ」 暑い物は暑い、当たり前の話。 仕事さえなければ外になんか出たくはない。 が、こういう時に限って仕事は舞い込んでくる物だ。 幸い表の仕事なんてすぐ終わるもの、 あとは適当にぶらついていけばいい。 街中の様子を見ながら、適当に冷たい物でも 胃に入れるかと屋台を眺め歩きはじめた。 (22) 2022/08/15(Mon) 18:57:49 |
【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド馬鹿なこと、だろうか。本当に? 真意のわからない目は、しかし楽しそうではある。 普段しっかりとつま先まで整えて革靴に皺もつけないのだろう人間が、 こうして手の内で動揺しているのを、面白がっているだけなのかもしれない。 時折相手の瞳から目線を外したかと思えば、視線の下る先は鍛えられた体に。 視姦するように肌色の稜線を眺め下ろされるのは、居心地のいいものではないだろうな。 「 はは、違うよ。店は本当にただの花屋 」何も知らずに、マフィアの構成員を擁しているわけではないだろうけれど。 弔事に祝事、ありふれた民間の人間に纏わる行事のみならず、敷かねばならないのは裏稼業も同じ。 何にせよそれ以上の意味を持つものではない。 掴まれた手は振り払ったりもせず、その先でだらりと枝垂れるだけ。 それがくる、と裏返って、指球で押し返して指を絡める。 見上げた目がすうと細められて、いっそうに声は低くなる。 壁についた手は剥がされて、一歩前に回って。再び息のかかるほどに近くなる。 「 理由なんか聞いたらもう後戻りできないと思うけど、いいの? 」知らないままなら曖昧にしてしまえるのに。 背伸びした体は、鼻先がふれあいそうな距離で見上げて、 「さてと」 ひょいと踵を返すと、更衣室から大股一歩で外に出た。 一度外に出てしまってタイミングもずらしたなら、そこに人が二人いた証拠もない。 相手の一挙手一投足をからかって笑う人間は、狭い空間からはいなくなる。 (-120) 2022/08/15(Mon) 19:06:31 |
【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ「けど、」 言い返そうとした言葉は涙声に飲まれてしまった。 かわって、相手から掛けられた声をただただ聞いている。 息を吸って、吐いて。本来ならば差し出されることのないだろう譲歩を、甘受して。 足が前に動くまでにはもうすこし時間が掛かった。 ゆっくり、ごくゆっくりだ。一歩一歩が重苦しく、幽鬼のように差し出される。 ようやく差し出された手に同じものが重ねられるまでに、ずいぶん時間が掛かった。 「……そのさきでどうなったって、いいよ。 けれど少しだけ夢見ていたい。……先生の手は好きだ…… アマラント、は、閉まってるんだっけ…… ……オレの知ってる店で、いいの。先生のよく行く場所じゃなくて? きっと大したものでも、ないよ」 こんな状況であることに、釘を差した。或いは警告を相手はしたのだ。 それにも関わらず相手の警戒の行き届いていない場所に連れて行くのは、 結局のところソレを裏付けてしまうような懸念があったのかもしれない。 指先まで心臓になったように熱く、鼓動が伝わる。 改めて見上げた目の表面は、悲哀ばかりでない感情に薄っすらと濡れている。 鼻筋の皮膚の薄いところの色が変わるくらいに朱の差したそれを、何と言うだろう? (-121) 2022/08/15(Mon) 19:57:01 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「遊び以外の理由があるなら気にはなる。ただの面白半分、からかってるだけというなら……」 「次は覚えておけ」 小声ながらも、低くドスの効いた声でそう返して。 絡められた指に、ぐ、と力を込めた。 何にせよ、そういう商売をしているわけでなくて良かったと思う。 春を売るような商売をしていて誘惑を目的に絡んできたというなら、きっと、何にも構わず貴方を突き飛ばしていただろう。 それだけは、今も本当に……激しい拒否感が襲ってくるから。 「…………」 貴方が離れて更衣室を出ていけば、与えられていた熱がスゥっと音を立てて冷めていくようだ。 数秒。 貴方が出ていった方を見つめ、そしてようやく自分が着替えてる最中だったことを思い出した。 誰も居ないのになんとなく気まずくなって、持ち運んでいた服に袖を通すとリカルドもまた更衣室のカーテンを開けて出る。 見てもらった服のサイズが誂えたようにぴったりだったのが、なんとなく腹立たしかった。 (-122) 2022/08/15(Mon) 20:09:00 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>23 レヴィア 「うん?なんだよく会……え、ありがと」 この所よく顔を合わせる事に驚き、 次いで差し出された物に驚き、 そしてあなたを見てぐったりした。 「……あんた日傘あるとはいえさ、 その格好で暑くないワケ……?」 髪のボリュームからして暑さが違う。 飲みさしのアイスティーのボトルを傾けて、 それなりに涼しげな格好のストレガは口元と汗を拭うと ボトルを返すように差し出した。 (24) 2022/08/15(Mon) 20:16:38 |
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