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【人】 害のない毒 マキアート>>42 リカルド 「そうですか…… 見かけによらない紳士でしたね」 目上(と勝手に思っている)相手から発された言葉は鵜呑みにする。取引とかしてるくせして。 そちらからすれば助かりはすれど、 危なっかしくも見えるだろうか。 そして作られた笑みに対してはほんの若干不満そうに眉根を寄せたものの、それまで。 顧問の真似をしてそんな堅苦しいのはよして、なんて言ってみたかったが洒落で済まず怒られそうなので断念。 「いかにも貴方はあまり……その、 浮かれた行事に慣れていなさそうですしね。 でも気を落とさないでください、このバーに来たことも含め、一歩目を踏み出せただけでも凄いことですよ!それに」 どこで見ても変わらないにこやかな笑みのまま、掌でグラスを指しながら話を続ける。 「……そのお酒、『心理状態をうまく調節できる天才』なんて言葉がついてるんです。 知らずのうちに頼んだのなら、 それはそれで何だか意味ありげじゃないですか?」 まるで本当に、その天からの才でもって、 うまく立ち直ろうとしてたみたいで。 ▽ (44) 2022/08/13(Sat) 17:54:39 |
【人】 害のない毒 マキアート>>42 リカルド 閑話休題。 おすすめを問われればふむ、と真面目に考え込んでみる。 迷惑をかけたいわけじゃないし、 力になれるなら願ったり叶ったり。 余計に絡みにいくこともなく、 互いにとって上々な話題の流れといったところで。 「うーん……オレなら、 塩気の効いたビスコッティを合わせますけど…… 口直しも兼ねるというなら、 ピツェッタなんていかがでしょう? 酸味のあるトマトソースが甘いお酒に合うし、それでいてスパイスがピリッと辛くていいアクセントになると思いますよ」 他にもオススメはあるのだが、それは自分が頼んでいて。 あわよくば分け合ったらいいか、とまた不用意なことを考えていたりするのだが。 (45) 2022/08/13(Sat) 17:56:04 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → 情報屋 ロッシ/* なお護衛元のほうは迷っており変更の可能性があるのですが…… おそらく事故の原因、受け流し先の方ですよね? もし護衛元の方だけ変更の場合は、24H前を切っていても連絡なしで変更しても大丈夫でしょうか? (-123) 2022/08/13(Sat) 17:56:45 |
【人】 害のない毒 マキアート>>39 テンゴ 【祭りの屋台】 「こら」 どこから見ていたのか、 万引き小僧の背中から商品を取り上げて顰めっ面。 「落ちてるのを拾ったら返しなさい! 勝手に持っていったら泥棒なんだからな!」 これ見よがしに指さしつつも、 言葉選びは事を荒立てない穏便なもの。 悪態を吐くなり逃げ去るなりした子供たちに「もう」だの「ほんとに」だのぼやきながら、商品を元の場所──だと推測するところに戻しつつ。 「子供ってやんちゃですね!」 同意を求めるような声は、駄菓子屋の店主へ向かった。 (46) 2022/08/13(Sat) 18:05:03 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「……そうですか。 ……恋仲なのに友になるの、本当にあるんですね。 いや、知識としては知っていたんですが実感がなかったのが本音で」 謝罪をすべきか悩んで。 しかし、聞き出した上でそれもどうかと思い口を閉ざした。 「……言いぐさ的に一般の方ですか? 同職なら覚悟が、……いや、付くものなのかはあれですけど」 淹れてもらった茶に礼を言って、 暫し手を付けないまま紙コップの水面を見つめる。 それが柔く揺れるほどに見つめて、零す言葉。 「……。……」 「誰か相手を探そうとは思わないんですか」 「俺だと、寂しさで耐えれないと思います」 痛みは主観で図る事しかできない。 言われてみれば、そうなのかもしれない。だが、そうであるなら。 たとえほんの数ミリの事象の重なりの近さだとしても、 似た部分がある人と自分の感情なんて結局は尋ねなければわからないのだ。 (-124) 2022/08/13(Sat) 18:06:34 |
【神】 狡兎 ツィオ【ノッテアジト】 「―――」 ふわりと、言葉だけを香らせて、 レヴィアが雪の様に何も残さず目の前から立ち去っていく。 零度よりもなお心胆寒からしめる温度の狭間で、 男はその立ち去っていく後姿を見ながら。 静かに嗤った。 「――本気にさせるなよな」 (G15) 2022/08/13(Sat) 18:22:31 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド「情が厚いように見えたならついに眼鏡が要るんじゃないか。 俺の友人はデスクワークで視力が落ちたようだ」 元より自分は、この稼業に脚を突っ込み、 その先でマウロとリカルドと再会することになった時点で、 "正しい最期"を迎えるとは思っていなかった。 それでも。時々こいつが、眩しいと感じる時がある。 この掃きだめの中でも、こいつは上を向いている。 マウロを、俺を、 そこでしか見えない景色の先に連れていこうと、 本気で信じている節がある。 いつかこいつが二人の腕を引き、 孤児院で忍び込んだ監視塔の上から。 孤児院の外の世界を睥睨した時と――全く同じ横顔で。 ――俺は思う。 三人の中で、先に死ぬのはきっと――。 カラン。 氷が回る音で我に返る。 「ああ、餅は餅屋だ。効率よく行こう。 俺は……そんなに勤勉でもなければ家族想いでもないよ。 適当にやるから、期待せずにいてくれ。ああ、そうだ」 乾杯。と今頃、グラスを合わせた。 バーに、グラス同士が打ちあう乾いた音だけが響いた。 (-125) 2022/08/13(Sat) 18:31:20 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「未練が残っててよかったよ。 俺がくたばっても面倒なことを押し付けられる」 先程までいっていた言葉を手のひら返しに。 イタリアの血ではない貴方ならもしかして、と思ったすべてをかきけした。もう無駄なことは考える必要はないな。 今日も茶をしばいて特製のパイでも出してやって、 ああ、あとは何しようか。 「せいぜい長生きしようや、やりたいことだけやってな。 時にテンゴ」 友人であり兄弟、お前には何があっても武器は向けられんだろうな。 「お前さんは改めて家族ってやつは欲しいと思うか」 ファミリーの絆の話でないことは一目瞭然だ。 男も当の昔に未練は消えた、今の家族は彼らだけだ。 (-126) 2022/08/13(Sat) 18:32:35 |
【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア「げ。おいおい、参ったな……」 後でなにか持って行かなきゃならないか? なんて笑いながら一口、カップを傾ける。 それから倣う様にチョコラータを口に運び。 「────ん。こりゃいい、当たりだな。 エスプレッソの味もいい」 「ルチアはどうだ、口に合ったか?」 (-127) 2022/08/13(Sat) 18:35:30 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド「顔見る度にね。どこでもあの調子なんだろ、アレは」 何度口説かれたのか、ついぞアレ呼ばわりをしている。 仕事が始まれば、互いに黙々と。 「あ゛?」 作業中に声を掛けられると明らかにガラの悪い声。 とはいえ、そこは腕がある女だ。 ミスもなければ、手も止まらない。 「親父の跡を継いだんだよ」 「マフィアとは思ってなかったけどね」 シンプルな答えが返ってくる。 ジャキン、とスプリングの強度を確かめる音が響いた。 (-128) 2022/08/13(Sat) 18:38:41 |
【秘】 蜉蝣 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ/* ご来店ありがとうございます!歓迎します! はい!その通り、この店はマフィアの傘下のものではありません。クリーンなお店です。常連さん、嬉しいな……。 いつものオーダーもお任せください!アベラルドがきっと持って来てくれます。 (-129) 2022/08/13(Sat) 18:40:03 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 鳥葬 コルヴォ「ふうん」 持ちかけられた依頼には、ただ鼻を鳴らすだけ。 「これくらいならすぐ終わる。 部品がないからそいつの買いだしくらいだね。 今夜には直せるよ、速い方がいいなら夕方には済ませる」 そう返して、依頼を受けた。 料金は部品と手間賃分、何なら外で職人に頼むよりも 安い程度の金額が提示されただろう。 速く、と指定があったならそれよりは少し割り増し程度で。 なんにせよ、時間通りに修繕は終わっている。 あなたが受け取りにくるまで、 懐中時計は静かに時を刻んで待つだろう。 (-130) 2022/08/13(Sat) 18:47:09 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド「パソコンはこれを使え。 遠隔操作で情報を消すコマンドも携帯に送ってやる」 とん。 アジト内、上司の部屋に置かれたのはノートパソコンだ。 データを読み取る為の機械が静かに回り続けている。 男はといえばコードが入った鞄を床に投げ、 革張りのソファに横になって天井を見上げていた。 「はぁああ……リック、珈琲入れてくれ。 頭がいてえ……」 (-131) 2022/08/13(Sat) 18:53:45 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>43 レヴィア 「最近じゃ未開封でも注射器で毒を入れる、 そんなケースもあるらしいけど?」 欠伸をひとつ、自分もぱきりと音を立てて珈琲を啜る。 猫にはなれない女は可愛くない言葉しか返さない。 「あん?……ああこれか。そうだよ。 アンチ・マテリアルライフル。対物狙撃銃さ。 ……こんなもんで撃ったら人間の形なんて残らないね」 時に戦車の装甲すら貫くと言われる物。 それが分解された姿は中々見る機会もないだろう。 (47) 2022/08/13(Sat) 18:57:56 |
【人】 蜉蝣 アベラルド>>30 サルヴァトーレ 【チョコラータ:オルサキオット】 「ん、……ああ!signore、どうもこんにちは。 おかげさまで忙しくさせてもらってるよ。ここのチョコラータは上質だから。 いつものなら取っておいてある。貴方が来た時の為にね」 聞き慣れた声が店の音に紛れて聞こえる。 すぐにそちらの方を見ればパッと表情を明るくさせた。 他の従業員に目配せして、すぐあなたの対応に来るだろう。 それから『いつもの』を棚から取り出して、カウンターにことりと置く。 「三日月のジャンドゥヤ、オルセット・マンディアン。 ……ああ、そうだ。今の時期じゃこちらも合わせておすすめしてる。三種のオランジェット」 三日月の形を模した、ナッツの風味が濃厚なシンプルなジャンドゥヤ。 オルセット・マンディアンは小熊の形のチョコにアーモンドやドライフルーツが散りばめられた甘さ控えめなものになっている。 三種のオランジェットは、甘さもオレンジピールの種類も三種全て違っているらしい。 クリアカラーの箱に梱包されたそれは、黄色いリボンを纏って並べられている。 「この暑さじゃ溶けやすい。買うならすぐに召し上がる事をお勧めしますよ」 (48) 2022/08/13(Sat) 19:02:49 |
【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド振り返った際に垣間見えた動揺を見てとれば、少しだけ可笑しそうにした気配もあった。 けれどそれだって不自然なものじゃない、取り繕うさまを至って自然に見て取った感想。 まるで市井の人間と同じ目線に立ったことがないかのようだ。 「初めて地上に下りてきた? 下界を案内しましょうか、御使様。 なんてね、普段だったらもう……小指の先ぶんくらいは穏やかだよ。 今は祭りだから安全な範囲が広がってる、ようにみえるんじゃないかな」 やや末尾に含みをもたせるのは、自分たちにとってはそうではないことをお互いわかっているから。 件の下手人についてお互いどれだけ掴んでいるかはまだわからないつもりでも、 "彼"の逝去が自分たちのみならず、民間をどれだけ危険に晒すものかも理解しているからだろう。 本当は安全な場所なんてない、いつもよりも、ずっと。 「だったらさ、オレがちょっと見繕ってあげようか。 人の波にしっかり紛れられる服装、知っておきたいんじゃない? もう祭りの様子は見に来ないってなら関係ないかもしれないけどさ」 発した物言いそのものは、突拍子なく感じたかもしれない。 男の方だって相手が今まであちこちで言われた言葉を聞いたわけではなく、 ただただ今見た所感だけの話だったはずだ。或いはどこか遠くから姿だけ見かけたのかもしれないけれど。 とにかく言葉巧みに言いくるめて、貴方が普段入るよりかは品格もずいぶん違う紳士服の店に入る。 もう閉まりかけの店は多少顔なじみなのか、ちょっと小言を言う以上には止めはしなかった。 「急にラフな格好しろって言われたって無理でしょ。 でも人目に一番つく上だけでもカジュアルに替えたら、ずいぶん印象変わると思うよ。 そのジャケットを羽織ってもいいような色だと、白とか浅めの色のポロシャツとかどう?」 (-132) 2022/08/13(Sat) 19:04:00 |
【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ/* 了解しました! ご説明いただいた事項について、こちらは一切問題ありません。 こちら割と押せ押せで運ばせていただいていたので、 一度確認したほうがいいかな……と思いご連絡したものとなります。 お時間・お手間いただきましたが、改めてよろしくお願いいたします。 (-133) 2022/08/13(Sat) 19:06:56 |
【神】 デッドヘッド ヴェネリオ【ノッテアジト】 時間通りにきた男は珍しく酒が入っていない様子で。 いつにもまして不健康さが際立っていて、知らせを聞いた時の彼はいっそう機嫌が悪くしていたそうな。 「そうかい」 新しい報告は少ない。 男にも伝えてやるような事件はひとつたりともなく。 部下たちを眺め、席をたつのはほぼ誰もいなくなってからだった。 一度不自然に視線をやった先は小柄な女。 値踏みをするように送った視線の理由は、 思い当たることがなければ覚えはないのだろう。 (G16) 2022/08/13(Sat) 19:18:24 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>47 ストレガ 「だから外では飲食をしないようにしているわ。」 「ファミリーから貰うものだけ、受け取ってる。」 "同じファミリーなのだから毒を盛るわけがない"という楽観的な考えなのか、 あるいはまったく別の考えがあるのか。 氷のように動かぬ表情には、何一つも読み取れる要素はなく。 猫を可愛さで好いているわけでない女は、 可愛げのない言葉を気にした様子もなく。 「そう。」 「威力を下げる改造は、威力をあげるよりも 随分簡単なことに思えるけれど。」 ゆるりと分解されたそれを眺めたまま、 まるで疑うような言葉を、疑心の見えぬ声で紡ぐ。 「誰かからの依頼かしら。」 何故この銃が此処にあるか、という問いかけだ。 (49) 2022/08/13(Sat) 19:24:58 |
【独】 暗殺屋 レヴィアファミリーから毒を盛られたのなら、快く飲みましょう。 私がいない方が、安心できるという事でしょう? 私、ファミリーの事が大事だもの。 (-134) 2022/08/13(Sat) 19:28:42 |
【秘】 花で語るは ソニー → 情報屋 ロッシ街行く人間、人混みですれ違うものの歩容。 ひとつひとつの中から、誰に目をつけるべきかを選別する。 されど相手がどんな人間であるのか、疑いだけで引き金を引くことは出来ない。 だから、狙いを定めるのはまずその人間がどういうことをする立場にあるのか、 己でも情報として確実に握れている相手だ。 本当は、探すべきはソレではないのを知っている。 自分が追いかけるべきは、仇か或いはそれを討った第三者であるのに。 何に対して解消されないわだかまりをぶつけるべきなのか、わからないでいる。 覚えた顔、覚えた声。歩む背中を追うように、彼の姿を追っていく。 /* お疲れ様です。樹木子です。 セットしている役職行動についての連絡に参りました。 2日目夜の監視対象に、『マウロ』をセットしております。 不都合等々ありましたらご連絡ください。 お手数ですが、よろしくお願いいたします。 (-135) 2022/08/13(Sat) 19:31:00 |
【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド「おいしいです〜!」 上品なあなたと違い、大げさに頬に手を当てて。 んん〜!なんて声を漏らしながら、頬を緩めている。 もちろん、エスプレッソで甘さを緩めることも忘れずに。 「これ、とっても気に入りました、アベルさん! わたし好きな味です!お口がしあわせ〜」 (-136) 2022/08/13(Sat) 19:35:08 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>49 レヴィア 「外食不可?そりゃ凄いね。ジャンクフードも チェーンのピッツァも食わない、健康そうで何よりだよ」 普段の食生活がわかるような言葉と共にため息。 難儀な奴、と呟いた。 「簡単ねえ。ナイフを折るのは簡単でも、 ナイフを使えるように錆びさせるのは手間だろうよ。 狙撃の正確性を損なわず威力を下げるのは面倒さ」 言いながら、バラバラのそれらに視線をやる。 「これはあたいの趣味。……つーのは半分冗談。 ただ、あたいが買い付けたってのは本当。 ボス殺しを疑ってんならその答えはNOだって言っとく」 こちらもまるきりいつもと同じ顔、いつもと同じ声。 弁明もなし、返答と結論だけが返った。 (50) 2022/08/13(Sat) 19:56:13 |
【鳴】 翠眼 ヴェルデ少年にはきっと欠落があって、けれど、最初からないものを『ない』と気付くことは難しい。 だから、年相応の楽しみをよく知らないままここまで来てしまった。 少年はついと視線を上げ、あなたを見た。 ああ、気を遣わせた。それはわかる。 それでも、どういう顔をすればいいのかわからない。 あなたが何か買い与えようとするときも、これは決まって同じ顔をする。 媚と身体を売るのなら、甘えればいいものを。 「……ん」 「あんまり食べないけど、嫌いじゃない」 「いいよ、行こう」 どうしたって、口が巧くないのだ。 (=4) 2022/08/13(Sat) 19:58:03 |
【人】 piacere ラウラ【街中】 >>41 ツィオ様 「…真面目……、」 何かを考えるようにエメラルドにも似た貴方の双眸を見つめる。 少しして、首が小さく傾いて、ひとつ頷いた。 何かに納得する仕草ではあるが、今の流れから何に納得したのかなど理解はし難い。 「…マウロ様は、ツィオ様とリカルド様がお好きですから。 それに……。………、…いえ、わかり ました」 言葉の途中、伝えようとしたそれは飲み込んで。 これといって好みなものや食べたいものがあるわけではないが、素直に頷いて誘いに乗ることにした。 (51) 2022/08/13(Sat) 20:20:59 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【バー:アマラント】>>44>>45 マキアート 「えぇ、まぁ……なかなかこういった行事に参加する機会はなくて」 仕事一筋で生きてきたこの10年は、自らの意思でそうしてきたとは言え一度も行こうと思わなかった。 おかげで今の自分の地位があるのだが、青春なんて言葉は知らずに大人になったといっても過言ではないだろう。 とっくに冷めきってる酒を傾けながら、指摘されたことについては否定しようもなく頷いていた。 「心理状態を……、へぇ。 酒にもそういう言葉があるとは……まるで宝石や花みたいですね。 確かに商売をしてると感情に流されると損をしますから、いくらでも調節はしてますが」 それが天賦の才かは、わからないが。 いやしかし、この男と話していると、時々相手が本当にマフィアだったのか怪しく思うことがある。 それくらい警戒なく近づいてくることに対してのある種の恐れのようなものかもしれない。 「なるほど、ピッツァは俺も好きな食べ物なのでそれにしましょう。 ついでにあまり甘くないカクテル……あぁ、じゃあスプモーニをお願いします」 目の前にいる店員のソムリエに注文をいれ、やはり甘さを緩和してくてとりあえず水を飲んだ。 ピザが届けば、教えてくれた例にとピザを1枚進呈するだろう。 (52) 2022/08/13(Sat) 20:22:27 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー愛想のない男は、人様の為の言葉を持たない。 けれど、決して自分や所属の不利益になるような事はしない。 それさえ同じ相手となら、関係は少なくとも悪化する事は無い。 ぱたぱたと忙しなく動く手振りや表情を随分と下に見遣って、 花の綻ぶような笑顔にはやはり何処か荒んだ笑みを返した。 親切に視線を合わせる為に腰を折りこそしないが、 あなたが不用意な事さえしなければ、海に蹴り落とす事は無い。 陰気な男からは、今は不吉さを感じさせるような臭いはしない。 柔らかな生花と対照的な、何処か退廃的な煙草の臭いだけだ。 「ソニー・アモリーノ。良い名前ですね、花屋のソニー。」 「俺は死んだ奴を悼みはするが、花には疎くてね。 選ぶ時はいつも店員に任せきりだ。 あんたが今みたいに親切に対応してくれるんなら、 そのうち顔を出す事にしますよ。」 ただの花屋として握手を求めるなら、 それに応えないのは、それこそ無用な波風を立てるというもの。 けれど無闇矢鱈と勘繰るような事をしないだけであって、 その実まるきり信用し切る事もできはしないという事は 恐らくはきっと、お互い様というものだろう。 何処まで本気かわからない言葉を返し、こちらも手を差し出す。 黒くそれなりに厚みのある手袋に覆われた手は、 互いに害を及ぼさない距離を保った今の関係を表すようだった。 (-137) 2022/08/13(Sat) 20:23:21 |
【秘】 piacere ラウラ → 狡兎 ツィオそして、促された道を歩こうと1歩踏み出した後。 ──貴方に身を寄せて、囁くように言の葉を紡ぐ。 女の双眸は真っ直ぐに、貴方に向いている。 思うほど、女は真面目とは言えない。 貴方が本当の意味で望むなら………。 「…たのしければいつでも、お付き合い致します」 ここで両腕を貴方の首に伸ばし、抱き着く方が雰囲気としては良かったのかもしれないが。 街中で恋仲のように触れ合うのはあまり良くないだろうと判断した。 「……ラウラは、ツィオ様がお好きです よ」 その好きの形がどういったものかはともかく……。 次の瞬間には寄せた身を離し、何を食べるのがいいかと辺りに視線を向けるだろう。 (-138) 2022/08/13(Sat) 20:23:24 |
【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア「そう。そうか、はは。そりゃあよかった」 くつくつと喉を鳴らして笑い、あなたの頭をくしゃ、と撫でる。 年相応に喜ぶ姿を見て、持ってきて正解だったなと内心思いつつ。 「しあわせならこれ以上ないな。残りはやるよ。 大切に食べてやってくれ」 「俺は職場でいくらでも食べられるからなあ!羨ましいだろ」 勿論冗談なのだが。あなたの頬をつん、とつついた。 (-139) 2022/08/13(Sat) 20:25:28 |
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