【人】 タカノ[ いつだって、誰かのおすすめを。 そんな注文の仕方をしていた。 それは、通う頻度が変わっても、 多分変わらなかったと思う。ただ、 ] この前食べたピザ、美味しかったんだ 誰が作ったんだろう? [ 事前に『今から行きます』とか、 『20時頃に、行くね』とか。送れる日は送ったし 仕事の内容的に今なら寄れる、だとか思えば ふらりと、寄る日もあった。 君の手が空いていれば、なにか作ってと ごく自然に頼むこともあったけど、 近くにいたのが他の誰かでも、同じように 注文はしたし、迷惑になるほど長居はせずに さくっと帰宅することもあった。 ] (116) 2023/03/07(Tue) 17:07:32 |
【人】 タカノ そう、贅沢なんだよ。 その日何があったとかも、明日何があるとかも 何も考えないで、ぼんやりするんだ。 時々、ああ、鳥が飛び立っていったな 水が跳ねたな、魚かな とか その場で起きたことだけ、目の前を通り過ぎて 行く感じで。 [ 人のざわめきのない世界の良さを語る。 話している相手の後ろに、その景色を夢想しながら。 バイク、いいですね。>>55と彼が言う。 ] 乗ってみる?後ろ。 機会があれば。 [ それこそ、夢みたいなことを口にすることもあった。 二つ返事で了承されるようなことは、 ないだろう、と思ったゆえに、冗談の延長のように。 だからこそ、気軽にそう言えた。 ] (117) 2023/03/07(Tue) 17:07:48 |
【人】 タカノ[ 一日中、連絡を取り合わないと不安になる そんな人もいるらしい。話でしか聞いたことはないが。 彼とのやり取りは、増えたとしても、 一日一回程度じゃないだろうか。 今までも気づけば返事が来ている、 こちらも気づけば返事をする、負担にならない程度に。 会いたくなれば、行けば良いのだから。 送った後で、やっちまったと頭を抱え 現実を受け入れるため、もう一度 そのメッセージを読み直そうとしてスマホを手に取り ] (118) 2023/03/07(Tue) 17:08:03 |
【人】 タカノ ぅわっ [ 落とした。拾った。 メッセージの後方、相手がそれを確認したことが 読み取れる、既読の文字。 ] ごめんなさい。 [ その謝罪は、スマホに向けて。 ――ベッドサイドのチェスト上に、スマホを置き 床に正座し、という他人が見たら、 面白すぎる姿にて。 どれくらいそうしていたか。 ] ……え [ 答え、ぽひゅん、とちょっとマヌケな音が、 耳に届くまで。 ] (119) 2023/03/07(Tue) 17:08:34 |
【人】 タカノ えぇぇ………、いいの [ そのいくつかの候補、噛み合ったら どうするのだ。そんな気軽に、教えてしまって 全日抑えられたらどうするの。 迷いに迷って、そこから一時間くらいして ] 『ありがとう、調整する。』 [ とだけ返した。一時間も経てばリアルタイムな やり取りとは言えないだろうが、 それでも今までよりはずっと 早いレスポンスになっただろう。* ] (121) 2023/03/07(Tue) 17:09:26 |
【人】 タカノ―― 過日、玲羅先輩と ―― [ 指南してくださる先輩方の反応は様々。 笑う先輩、呆れる先輩、苦笑いを浮かべる先輩。 そんな感じだっただろうか。 真面目な顔して、 "ものすごく真剣に取り組んでいるのですが、向いてないですね" と言った事もあった。 ] そーね、リメイクされる程根強い人気の ある作品もあるしね。 [ 熱々のピザを頬張り>>2:486 カクテルを傾ける彼女の姿は、まさに ふくふくとした顔で笑う女性の理想像、そのもの だったように思える。 微笑ましい、愛らしい、そう思うのは嘘じゃない。 そういう姿を見るのは好きだ。 ] (122) 2023/03/07(Tue) 17:10:19 |
【人】 タカノ うん、俺が持っててもなかなか行けないし 出来たものは貰えるらしいし、 材料もあっちで用意してくれるみたいだから [ 半笑いに何かしらの反応があれば ] や、人に言うのは出来るくせになって 言うは易く行うは難し、を実感して (124) 2023/03/07(Tue) 17:11:10 |
【人】 タカノ 出来るといーね、デート。 [ そう返した。 自分と彼女の、この"多少"気心知れた友人の距離では 彼女の転機になった恋>>69の話や、 心無い自分勝手な欲望の塊から受けた仕打ち>>71 浴びた言葉>>73までは、知ることは出来なかったし 聞くこともきっとなかっただろう。 ただ十七歳、まだまだアイドルとしては 成長期。下世話なことを言えば、売り時であった 彼女がふつうの女の子>>0:11を選んだこと また今彼女はそのふつうの女の子として 彼女たちと同じように悩み、恋をしていること。 それらは知れる。知ればほんの少し、 声援ではなく、背を押せるなら、嬉しかった。 ] (125) 2023/03/07(Tue) 17:12:14 |
【人】 厨房担当 ゲイザーツユリん、―――おかえり! [栗花落の素性を察した今でも、店の中で呼び掛ける名前はあくまでこのあだ名。 あの春人を演じる「セロ」であっても、これまでの「ツユリん」と変わらず接しようという、そんな呼び方で迎え入れた。] (130) 2023/03/07(Tue) 17:43:07 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それから差し出された小さな紙袋に、きょとりと瞬くも] そっか、ツユリんもお仕事慌ただしそうですもんね。 フライングでも全然嬉しいです! ありがと、ツユリん。 [この程度であれば、「セロ」だとも声優だとも、芸能人だとも解らない言い回しになるだろう、と。] で、これ今見ちゃっても……ってそれどころじゃないな今! 帰ってから見てみます〜。 [ 勤務中だと気遣われた手前にこの態である。 軽めの紙袋越しに伝うのは、お菓子かな?と察せられる程度の、雪玉かこぶしを思わず丸い膨らみ。 そして、少しの厚みと手ごたえを感じさせる、ひとひらの紙のような感触。] (131) 2023/03/07(Tue) 17:43:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー( ……アレのチケット? いや考えすぎかな……いやマジでそうならなおのことここで見たら不味いな……色々…… )[こう考えながらも、期待故に、ちょっとにやにやとしてしまった笑みが零れてしまう。 紙袋の中に本当に、あの『ラスト・サタデー』の監督の最新作にして、セロの出演作である映画の招待券が入っていることを知るのは、もう少しだけ後の話。] (132) 2023/03/07(Tue) 17:44:40 |
【墓】 グルメライター ヤワタ僕は出来ない約束はしない主義なんだ。 [これは「かわいい」を控え目に、というお願いに対してだけれど。>>+13 これまでやこれから自分が結ぶ約束は、「できる」と確信しているものだという意味も籠っている。] 諦めて。 多分これ控え目になる日は来ないから。 [けらけらと笑う。 揶揄っている訳ではない。] ああでも、誰か周りにいたら我慢しなきゃいけないな。 そんな可愛い顔、僕以外に見せたくない。 (+22) 2023/03/07(Tue) 17:54:21 |
【墓】 グルメライター ヤワタ[我慢なんて出来るだろうか。 まだまだ知らないことはたくさんあって、知る度に「可愛い」が勝手に口から零れてしまうくらい、既に真白でいっぱいなのに。 ――ほらまた。>>+14 肯定するだけじゃなくて、恥ずかしがりながらちゃんと「自分も」と伝えてくれるところが、自分は――] この手が僕の幸せをつくってくれるんだよなぁ。 特に大きい方じゃない僕の手でも包めるくらいの大きさで、いつも。 ふふ、あったかい。 あったまり過ぎて手汗かいたらごめんね? [予防線を張っておくのを忘れない。 既にじわりと滲みそうなのを止める術は持っていない。] (+23) 2023/03/07(Tue) 17:54:43 |
【墓】 グルメライター ヤワタ僕ができるだけ長く一緒にいたいからだよ。 登山が好きだから歩くのは全然苦じゃないの。 ああそう、車も仕事で必要だから持ってるんだけど。 次、仕事で終電逃した〜って時は呼んでよ。 駆けつけさせて。 [ぎゅっと手を握った。 今まで夜に一人で彼女が歩いている時に何かが起きなくて良かった。] そうそう、勿体ぶる訳じゃないけど、 仕事の話は後でね。 藤棚は咲きそろったらまた見に来よう。 夏になったら小学校がひまわりの鉢植えずらーって並べるし、 秋は老人会の人が焼き芋焼いてお裾分けくれたりもする。 この冬に大人げなく中学生と雪合戦して負けたから次は別の楽しみ方考えてるとこ。 (+24) 2023/03/07(Tue) 17:55:31 |
【墓】 グルメライター ヤワタ[公園に着くまでの会話は、浮かれているからか自分の方が饒舌だった。 尤もいつもお喋りだから、目立たなかったかもしれないが。 彼女のスカートが好きだというのがバレて指摘されたら照れて少し唇を尖らせて。>>+15] スカートだけじゃなくて、その如何にも女の子って感じのデザインのブラウスも、モコモコの上も好みだよ。 [と白状した。 それを彼女が着ているから余計好きになりそう、とも。] (+25) 2023/03/07(Tue) 17:55:49 |
【墓】 グルメライター ヤワタ[ベンチに並んで座っても、繋いだ手は解かないまま。>>+18 荷物を下ろして、タンブラーは横に置いて。 彼女が気持ちを整えるのを待つ。] ホントに嬉しかったからね。 僕も改めて、ありがとう。 [改めて礼を言われれば、礼を返す>>+5 前置きをする彼女の瞳をしっかり見つめて「うん」と返した。] 全部聞かせて。 順番もマシロちゃんが話したいようにで大丈夫。 [「初めて」。 あんなに仲の良いうさぎ達にも話さなかった、話せなかったこと。 知りたいと踏み込んだ覚悟は繋いだ手にもう片方の手を重ねさせる。] (+26) 2023/03/07(Tue) 17:56:05 |
【墓】 グルメライター ヤワタ――うん。 [それから始まった打ち明け話。 最初は彼女の家庭環境から。>>+16 料理を始めたきっかけを知ると「へえ」と眉を上げ、自分の記憶にもある店の話題に店主の笑顔を思い出しては目を細めた。>>+17 小学生の真白が悪戦苦闘をして料理を作る様子を想像して、茶化す言葉には「うんうん」と頷いた。] ――っ、 [ああそれなのに。 想像だけで可愛さいじらしさに頬が緩んでしまうのに、彼女のやさしい気持ちのこもった料理は。 話の腰を折りたくなくて堪えたが、上向いていた唇は下がり、眉根に皺が寄る。] (+27) 2023/03/07(Tue) 17:56:27 |
【墓】 グルメライター ヤワタは?! え。[だが、母の日のエピソードは、それよりもなお悲しい記憶だった。>>+18 堪え切れずに険のある声が零れ、聞いた内容を反芻した。 彼女がお菓子を作るのに勇気が必要だった理由。 技術的に全く問題がないのに、「迷惑」と口にして恐れてしまう理由。 (なんだそれ。なんだよ。) 荒れましたね、なんてさらっと言う彼女の笑顔がいつも通りで、「数年」を折り畳むことにした彼女の苦労を思う。 生まれ変わるつもりで白うさぎとなって、たくさんの料理で人を笑顔にしながら、彼女はずっと高校1年生の自分を背負っていたのだ。>>+19] っ、 [僕は、と思わず口を挟みそうになったが話はまだ終わっていなかった。>>+20 彼女が「恨んでいない」と言ったところで自分はもう今後彼女の母親を許せはしない。 「いつかもし」なんて聞いたら、そのポジションは自分にと身を乗り出して、今度は間違いようのない言葉で自分の想いを告げようとした。 恐る恐る見上げてくる瞳を見つめて口を開きかけ、] (+28) 2023/03/07(Tue) 17:57:54 |
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